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基礎生物学研究所など、マウス胚の体づくりの様子を高精度で捉えることに成功
マウス胚の体づくりの様子を高精度で捉えることに成功 我々ヒトを含む動物の胚は、まず外胚葉、中胚葉、内胚葉と呼ばれる基本的な3種類の構造が作られ、これらがさらに複雑な組織を形作っていきます。基礎生物学研究所の市川壮彦研究員と野中茂紀准教授らのグループは、理化学研究所、欧州分子生物学研究所(EMBL)との共同研究により、この基本的な体の構造が作られる時期のマウス胚を、生きたまま、今までにない高時間解像度で長時間観察することに成功し、この時期の細胞移動の様子を明らかにしました。この結果は米国科学雑誌「PLoS One」電子版7月8日号に掲載されました。 [研究の背景] 受精後6.5日(ヒトでは...
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基礎生物学研究所、マウス発生の左右非対称決定に関わることが示唆されるカルシウムシグナルを発見
マウス初期胚におけるダイナミックかつ左右非対称なカルシウムシグナルを発見 〜左右非対称決定のメカニズム解明への手がかりに〜 基礎生物学研究所の野中茂紀准教授と高尾大輔研究員らは、北海道大学電子科学研究所、理化学研究所、大阪大学大学院との共同研究により、マウス発生の左右非対称決定に関わることが示唆されるカルシウムシグナルを発見しました。 マウス発生において左右が最初に決まるのは、胚表面のノードと呼ばれる部位です。かつ、この部位における細胞内カルシウムが重要であることが分かっています。しかし、肝心のノード細胞のカルシウム動態は分かっていませんでした。 本研究では、ノードを構成...