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生命科学
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NEC、先進AI技術を活用し医薬品開発で新薬候補物質発見・実用化を支援する創薬事業を開始
NEC、先進AI技術を活用した創薬事業に参入 〜がん治療用ワクチンの開発・実用化を推進する新会社を設立〜 NECは、ヘルスケア事業強化の一環として、NEC独自の先進AI(人工知能)技術を活用し医薬品開発で重要な新薬候補物質を発見するとともに実用化を支援する創薬事業を開始します。 NECは本事業の開始にあたり、NECが発見したがん治療用ペプチド(注1)ワクチンの開発・実用化を推進する新会社「サイトリミック株式会社」(以下、サイトリミック、注2)を設立しました。またNECとサイトリミックは本日、株式会社ファストトラックイニシアティブ(注3)、SMBCベンチャーキャピタル株式会社(注4)、NECキャピタルソリューション...
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アフリカツメガエルの複雑なゲノムを解読: 脊椎動物への進化の原動力「全ゲノム重複」の謎に迫る ■発表のポイント ◆2種類の祖先種が異種交配して「全ゲノムが重複」したとされるアフリカツメガエル。その複雑なゲノムの全構造を明らかにした。これにより、ついに全ての主要モデル生物のゲノム情報が出揃った。 ◆祖先種から受け継いだ2種類のゲノム(サブゲノム)を特定することに成功し、約1800万年前の「全ゲノム重複」の後に、ゲノムがどのように進化したかを初めて明らかにした。 ◆本ゲノム情報は、生命科学の発展に多大な貢献をするだけではなく、約5億年前に脊椎動物が誕生する過程で起きたとされる「...
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ネコに腎不全が多発する原因を究明 ―ネコではAIMが急性腎不全治癒に機能していない― 1.発表者: 宮崎 徹(東京大学大学院医学系研究科 附属疾患生命工学センター分子病態医科学部門 教授) 2.発表のポイント: ◆血液中のタンパク質AIM(apoptosis inhibitor of macrophage;CD5Lとも呼ばれる)は急性腎不全を治癒させる機能を持つ(注1:過去の主な文献1−6)が、ネコAIMは急性腎不全時に機能せず、そのためにネコでは正常な治癒・回復が障害されていることを見出した。 ◆ネコ型AIMに起因する急性腎不全の治癒障害は、AIMタンパク質の投与によって治療できた。 ◆本研究は、これまで謎であった、ネコで高頻度に腎不...
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東大、制限酵素が目的配列を探索する際の新規なメカニズムを解明
制限酵素が目的配列を探索する際の新規なメカニズム 1.発表者: 王 徳龍(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 博士課程2年) 宮園 健一(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任助教) 田之倉 優(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 教授) 2.発表のポイント: ◆DNAグリコシラーゼ活性によって作用する制限酵素R.PabIが、認識配列でない二本鎖DNAと結合した状態の立体構造を決定しました。 ◆R.PabIが二本鎖DNA上で形成するリング状の構造は、効率的なDNA分解に必要であることを明らかにしました。 ◆生命現象の根幹となる、DNA結合タンパク質による...
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キッコーマン、東大大学院 農学生命科学研究科にキッコーマン寄付講座「醸造微生物学講座」を開設
東京大学大学院 農学生命科学研究科に、 キッコーマン寄付講座「醸造微生物学講座」が開設 キッコーマン株式会社が寄付を行い、10月1日に東京大学大学院農学生命科学研究科にキッコーマン寄付講座「醸造微生物学講座」が開設されます。本寄付講座では、日本の伝統技術である「醸造・発酵」技術に不可欠な「醸造微生物」に関する基礎研究を行い、技術力の向上と研究成果の社会還元、次世代を担う研究者の育成に貢献することを目的としています。 キッコーマン株式会社は、しょうゆの品質や生産性を向上するために、しょうゆづくりに欠かせない「醸造微生物」の研究について長年にわたり取り組んでまいりました。また...
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三菱化学株式会社による日本化成株式会社の株式交換による 完全子会社化に関するお知らせ 株式会社三菱ケミカルホールディングス(本店:東京都千代田区、社長:越智 仁、以下「三菱ケミカルホールディングス」といいます。)の完全子会社である三菱化学株式会社(本店:東京都千代田区、社長:石塚 博昭、以下「三菱化学」といいます。)及び同社の連結子会社である日本化成株式会社(本店:福島県いわき市、社長:村田 光司、以下「日本化成」といいます。)は、本日付の両社の取締役会決議に基づき、三菱化学を株式交換完全親会社、日本化成を株式交換完全子会社とし、三菱ケミカルホールディングスの普通株式を対価...
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急性肺障害の悪化因子を発見 1.発表者 小林 幸司(東京大学大学院農学生命科学研究科応用動物科学専攻 当時 博士課程4年) 堀上 大貴(東京大学大学院農学生命科学研究科応用動物科学専攻 博士課程1年) 大森 啓介(東京大学大学院農学生命科学研究科応用動物科学専攻 博士課程2年) 中村 達朗(東京大学大学院農学生命科学研究科応用動物科学専攻 特任助教) 山崎 愛里沙(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 修士課程2年) 前田 真吾(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 特任助教) 村田 幸久(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 ...
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新潟大、新たな細胞内遺伝子制御システムを発見し構造基盤を解明
新たな細胞内遺伝子制御システムの 発見と構造基盤の解明 光合成細菌のArgonaute(RsAgo)と呼ばれるタンパク質がRNAの配列情報を使ってDNAに結合し、DNA機能を抑制することを初めて立証し、その仕組みを分子・原子分解能レベルで解明しました。遺伝子ノックアウト法、RNA干渉(RNAi)に続く新しい遺伝子解析技術として基礎生命科学や先端医療研究への活用・展開が期待されます。 【本研究成果のポイント】 ・RNAをガイド分子として、相補的DNAの機能を抑制する新型遺伝子制御システムを発見 ・標的DNAが結合したRsAgo・ガイドRNA複合体の立体構造を解明 ・RsAgoタンパク質の核酸結合・認識メカニズムを解明 ・新しい遺伝子解析技術...
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東大、密集した多数の神経細胞の活動を同時に測定する自動画像解析技術を開発
密集した多数の神経細胞の活動を同時に測定する自動画像解析技術を開発 1.発表者: 豊島 有(東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 助教) 飯野 雄一(東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 教授) 2.発表のポイント: ◆立体画像中に密に存在する細胞を見落としなく高精度に検出する新しい手法を考案した。 ◆この手法を応用することで、立体動画中のすべての神経細胞の活動を自動的に測定できるようになった。 ◆神経科学に限らず、見落としのない細胞検出や追跡が必要な生命科学の研究全般が促進されることが期待される。 3.発表概要: 神経細胞は脳の中で互いに結合して信号をやり...
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アトピー性皮膚炎モデルの原因遺伝子を解明 −JAK阻害剤または保湿剤でアトピー性皮膚炎を予防− ■要旨 理化学研究所(理研)統合生命医科学研究センター疾患遺伝研究チームの吉田尚弘チームリーダー(研究当時)、安田琢和研究員(研究当時)らの共同研究グループ(※)は、遺伝子変異誘導によりアトピー性皮膚炎モデルマウス(Spadeマウス)を開発し、このモデルマウスにおけるアトピー性皮膚炎発症のメカニズムを解明し、発症の予防方法を発見しました。 アトピー性皮膚炎は、日本を含めた先進国の乳幼児でよくみられる炎症性皮膚疾患であり、遺伝要因と環境要因の複合によって発症すると考えられています。共同研究グ...
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ATR、サントリーグローバルイノベーションセンター、Karydo TherapeutiX、化合物の生体作用に関する共同研究を開始 〜食品素材の“真の効果”の見える化を目指して〜 この度、株式会社国際電気通信基礎技術研究所(京都府精華町、代表取締役社長 平田康夫、以下、「ATR」)、サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社(東京都港区、代表取締役社長 平島隆行、以下、「SIC」)、Karydo TherapeutiX株式会社(東京都千代田区、代表取締役 佐藤匠徳、以下、「KTX」)は、「D−iOrgans テクノロジーを用いた、化合物の生体内での作用研究」に関する共同研究を開始します。これにより、ATRはiOrgans テクノロジーのヒト疾患診断・予...
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オリンパス、共焦点レーザー走査型顕微鏡「FV3000」シリーズ2機種を発売
生命現象を高速かつ正確に捉え、高精細な画像を実現 共焦点レーザー走査型顕微鏡FV3000シリーズを新発売 オリンパス株式会社(社長:笹宏行)は、科学事業の新製品として、生命現象を高速かつ正確に捉え、高精細な画像を実現する共焦点レーザー走査型顕微鏡「FV3000」「FV3000RS」の2機種を、2016年7月から世界で順次発売します。 共焦点レーザー走査型顕微鏡は、蛍光色素を導入したサンプルをレーザー光で走査(スキャン)しながらサンプルから発する微弱な蛍光を検出することで、細胞内の微細な構造を高コントラストな立体画像として得ることができます。当社は、共焦点レーザー走査型顕微鏡と多光子励...
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東大、「磁気スキルミオン」の磁場をリアルタイムに可視化することに成功
「磁気スキルミオン」の磁場をリアルタイムで可視化 −ナノスケールの磁気構造観察に新展開− 1.発表者: 柴田直哉(東京大学大学院工学系研究科附属総合研究機構 准教授) 松元隆夫(東京大学大学院工学系研究科附属総合研究機構 特任研究員) 2.発表のポイント: ◆走査型透過電子顕微鏡法(STEM、注1)と独自開発の分割型検出器(注2)により電子線が磁場によって曲げられる効果を高精度に計測し、磁気スキルミオン(注3)の内部磁場をナノスケールでリアルタイムに可視化することに成功した。 ◆本研究手法により、磁気スキルミオン結晶の界面領域に大きさや形状の異なるスキルミオンが形成されることが...
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クオリカプス、ブラジルの医薬品・健康食品用カプセルメーカーの株式を取得
ブラジルのカプセルメーカーGenix Industria Farmaceutica Ltdaの 株式取得について 株式会社生命科学インスティテュート(本社:東京都千代田区、社長:木曽誠一、以下「LSII」)グループのクオリカプス株式会社(本社:奈良県大和郡山市、社長:伊達洋二、以下「クオリカプス」)は、ブラジルの医薬品・健康食品用カプセルメーカーGenix Industria Farmaceutica Ltda.(所在地:ブラジル国ゴイアス州、CEO:Julio Tanaka、以下「Genix」)の全株式を取得し、同社を連結子会社といたしましたのでお知らせします。 クオリカプスは、株式会社三菱ケミカルホールディングス(本社:東京都千代田区、社長:越智仁)傘下でヘルスケア事業を行うLSI...
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植物の高温に対する初期応答のメカニズムを解明 −作物の高温ストレス耐性を向上させる技術開発への貢献に期待− 1. 発表者: 大濱直彦(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任研究員) 草壁 和也(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 修士課程2年;研究当時) 溝井 順哉(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 講師) 趙 慧美(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 博士課程1年) 小泉慎也(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 博士課程2年) 高橋史憲(国立研究開発法人理化学研究所 環境資源科学研究セン...
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東北大、一酸化窒素(NO)のマーカーである硝酸センサー「スヌーピー」法を開発
根粒菌タンパク質を創薬に応用 ―農学と生命科学が融合して生まれた硝酸センサー「スヌーピー」― 【概要】 東北大学大学院農学系研究科分子酵素学分野の内田隆史教授、日高將文助教、後藤愛那院生らは、これまで不可能であった動物細胞内の一酸化窒素(NO)のマーカーである硝酸・亜硝酸イオンをイメージングできる「スヌーピー(sNOOOpy)(*1)」法を開発しました。豆と共生している根粒菌のシステムを利用した方法なので、漫画「ピーナッツ(豆)」から生まれたビーグル犬キャラクターにちなんでスヌーピー法と命名されました。 血管を拡張させる働きのあるNOは、心臓発作などの循環器疾患、ED、糖尿病、脳疾患など多く...
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理研と東大、長期の乾燥による葉の黄化防止に関わる遺伝子のメカニズムを解明
長期の乾燥による葉の黄化防止に関わる遺伝子を発見 −作物の黄化制御技術の開発に応用− ■要旨 理化学研究所(理研)環境資源科学研究センター機能開発研究グループの篠崎一雄グループディレクターと、東京大学大学院農学生命科学研究科の篠崎和子教授、国際農林水産業研究センターの中島一雄プロジェクトリーダーらの共同研究グループ(※)は、長期の乾燥による植物の葉の黄化を制御する遺伝子を発見しました。 植物ホルモンのアブシジン酸(ABA)[1]は、水分不足などによる乾燥ストレス時に葉に蓄積し、植物が乾燥ストレス耐性を獲得する過程で、重要な役割を担います。一方でABAの長期処理は、葉緑素(クロロフィ...
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ニコン、共焦点レーザー顕微鏡用画像統合ソフトウェア「NIS−Elements C−ER」を発売
独自画像処理による顕微鏡画像の高解像化を実現 共焦点レーザー顕微鏡用画像統合ソフトウェア「NIS−Elements C−ER」を発売 株式会社ニコン(社長:牛田 一雄、東京都港区)は、共焦点レーザー顕微鏡で得られる画像の高解像化を実現する顕微鏡用画像統合ソフトウェアの新製品、「NIS−Elements C−ER(※)」を発売します。 従来の画像取得方法はそのままに、新開発の独自画像処理により、手軽に、高解像度の画像を提供します。 なお、本製品は、「Neuroscience 2015−Society for Neuroscience(北米神経科学会議)」(10月17日〜21日、於:米国 シカゴ)に出展します。 ※ER:Enhanced Resolutionの略 ●発売概要 商品名...
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オリンパス、生きたまま細胞観察が可能な生物顕微鏡向け新ユニットと新ソフトを発売
生きたまま細胞を観察できる生物顕微鏡「IX83」向け より効率的な観察をサポートする新ユニットと新ソフトウエアを発売 オリンパス株式会社(社長:笹 宏行)は、科学事業の新製品として、倒立型リサーチ顕微鏡「IX83」向けに、より効率的な観察をサポートする新ユニット Zドリフトコンペンセーター「IX3−ZDC2」と、生物顕微鏡用イメージングソフトウエアの新バージョン「cellSens(R)(セルセンス)V1.14」を2015年10月1日から世界で順次発売します。 倒立型リサーチ顕微鏡「IX3シリーズ(IX83、IX73、IX53)」は、生きたまま細胞を観察するライブセルイメージングに適した顕微鏡です。本体の優れた基...
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日本製紙クレシア、超強力消臭シート採用の大人用紙おむつ「肌ケア アクティ」を発売
世界初となる「機能性セルロースナノファイバー」の実用化商品 肌へのやさしさを考えた 大人用紙おむつの新ブランド『肌ケア アクティ』新登場 日本製紙グループの日本製紙クレシア株式会社〔住所:東京都千代田区神田駿河台4−6、代表取締役社長:南里泰徳〕は、機能性セルロースナノファイバーを用いた超強力消臭シートを採用した、大人用紙おむつの新商品『肌ケア アクティ』を、10月1日より新発売します。 この超強力消臭シートは、東京大学大学院農学生命科学研究科・磯貝 明教授らが開発した、セルロースナノファイバーの製造技術を基に、日本製紙株式会社〔住所:東京都千代田区神田駿河台4−6、代表取...
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東京薬科大など、腸炎発症を引き起こすマクロファージ集団を発見
腸炎発症を引き起こすマクロファージ集団を発見 〜消化管の炎症に特化した新たな治療法開発に期待〜 [ポイント] ●腸炎発症にマクロファージ(大食細胞)の関与が想定されるが、その機能は不明だった。 ●CD169を発現する特定のマクロファージ集団が腸炎を発症させることを発見した。 ●腸炎の原因物質が明らかになり、消化管炎症に特異的な新たな治療法開発が期待される。 JST戦略的創造研究推進事業において、東京薬科大学生命科学部の浅野謙一准教授らは、腸炎を引き起こす特定のマクロファージ亜集団(注1))を発見し、その働きを抑制することで腸炎の発症を制御できることを明らかにしました。 これまで...
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細胞伸長の司令塔を配置する仕組みを解明 −細胞内の物流システムの調節に新たな知見− ■要旨 理化学研究所(理研)多細胞システム形成研究センター形態形成シグナル研究チームの林茂生チームリーダーと大谷哲久テクニカルスタッフらの国際共同研究チーム(※)は、細胞の伸長を駆動する司令塔の役割を果たす物質が伸長端に正しく配置される仕組みを解明しました。 多細胞生物の体ができる過程では、細胞はそれぞれの機能に応じてさまざまな形に変形します。その中でも細胞の伸長は比較的単純な細胞の形づくりであり、細胞の特定の部位に伸長端が作られ、細胞が一方向に成長することによって起こります。細胞の伸長を駆...
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理研と阪大、細胞分化の途中過程における細胞状態の変遷の可視化に成功
細胞の分化状態の可視化に成功 −ラマン散乱分光スペクトルによる“細胞指紋”の応用− ■要旨 理化学研究所(理研)生命システム研究センター先端バイオイメージング研究チームの市村垂生研究員、渡邉朋信チームリーダー、大阪大学免疫学フロンティア研究センターの藤田英明准教授らの共同研究チーム(※)は、ラマン散乱光[1]の分光スペクトル[2]を用いて、細胞の分化状態を非染色かつ非侵襲で識別し、細胞分化の途中過程における細胞状態の変遷を可視化することに成功しました。 正常細胞とがん細胞との識別や良質な人工多能性幹細胞(iPS細胞)[3]の仕分けなど、細胞の種類や分化状態を判断するために、近年...
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東大、発達途上にある脳が放射線で損傷を受けたときのミクログリア細胞の働きを解明
メダカで明らかにされた免疫細胞ミクログリアによる脳組織防衛システム 1.発表者 保田隆子(東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻 特任研究員) 尾田正二(東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻 准教授) 朽名夏麿(東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻 特任准教授) 相良洋(東京大学医科学研究所附属疾患プロテオミクスラボラトリー微細構造形態解析グループ 助教) 三谷啓志(東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻 教授) 2.発表のポイント ■どのような成果を出したのか 発達途上にある脳が放射線により損傷を受けたとき、ミクロ...
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オリンパス、超音波によって対象物を壊さず内部を検査する非破壊検査機器を発売
超音波によって対象物を壊さず内部を検査する非破壊検査機器 超音波探傷器の主力モデル「EPOCH650」を新発売 オリンパス株式会社(社長:笹 宏行)は、科学事業の新製品として、検査対象物の内部を破壊・分解することなく検査できる超音波探傷器の主力モデル「EPOCH(エポック)650」を、2015年5月13日に国内で発売します。 超音波探傷器は、検査対象物に超音波を入射し、超音波が反射して戻ってくる時間と強さにより、対象物内部の欠陥を見つけることができる非破壊検査機器です。工場設備やビル、橋梁(きょうりょう)などのメンテナンスにおける腐食や溶接部の検査、また航空機や自動車部品、鉄鋼の製造現...
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カーボンナノチューブ1本上で生体分子活性制御に成功 −細胞や生体分子の活性を局所的に操る新しい「ナノヒーター」を開発− <概要> 東北大学多元物質科学研究所・井上裕一助教と石島秋彦教授らは、カーボンナノチューブ1本上で生体分子モーターの運動活性を観察し、レーザー照射によって運動速度を制御する新技術を開発しました。本研究の成果は、将来的に生体分子機能メカニズムの解明や、医学的応用など汎用的な波及効果が期待されます。 本成果は米国科学誌「ACS Nano」において、2015年4月28日(米国東部時間)に公開されます。それに先立ち、速報版は既に公開されています。 <背景> カーボンナノチュ...
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理化学研究所と共同開発 超解像蛍光顕微鏡法の新技術 〜生きた細胞内の微細構造を高速で捉え、生命現象の解明促進に貢献〜 オリンパス株式会社(社長:笹 宏行)は、科学事業の新技術として、国立研究開発法人理化学研究所と共同で、画像取得時間を大幅に短縮し生きた細胞内の微細構造の観察を可能にする、超解像蛍光顕微鏡法の新技術を開発しました。 顕微鏡を使った観察では、空間分解能(くうかんぶんかいのう)(※1)という対象物を細かく観察できる能力に限界があり、一般的な光学顕微鏡の空間分解能は最大で約200nm(※2)です。超解像顕微鏡とは、この限界を超え、より微細な構造を観察できる顕微鏡です。...
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東北大と東京理科大と東京工科大、イネ葉緑体の再利用過程を解明
イネ葉緑体の再利用過程を解明 −蛍光タンパク質で視(み)るイネ体内の自食作用− 【要点】 ●イネ植物体の葉や根におけるオートファジー(自食作用)の可視化に成功 ●イネの葉緑体がちぎって壊されるオートファジー経路の存在を実証 ●イネの効率的な成長に必要な「体内栄養リサイクル」へのオートファジーの関与を示唆 【概要】 東北大学学際科学フロンティア研究所の泉正範(いずみまさのり)助教、同大学生命科学研究科の日出間純(ひでまじゅん)准教授、同大学農学研究科の石田宏幸(いしだひろゆき)准教授らと、東京理科大学理工学部の朽津和幸(くちつかずゆき)教授、東京工科大学応用生物学部の来須孝光...
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イネの分蘖(ぶんげつ)形成を促進する遺伝子を発見 1.発表者:平野博之(東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻 教授) 田中若奈(東京大学大学院新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻日本学術振興会特別研究員) 2.発表のポイント ◆単子葉類のモデル植物イネにおいて、腋芽(注1)の形成の初期過程を制御する重要な遺伝子TAB1の機能を明らかにしました。 ◆腋芽形成の過程で、TAB1遺伝子とWOX4遺伝子の発現が入れ替わりながら、メリステム(注2)の幹細胞の維持を制御していることを明らかにしました。 ◆イネの腋芽形成は分蘖(ぶんげつ)(注3)と呼ばれ、個体増殖に相当しますので...
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オリンパス、「デジタルマイクロスコープ DSX シリーズ」3機種をモデルチェンジし発売
簡単操作と信頼性を両立する工業用顕微鏡 「デジタルマイクロスコープ DSX シリーズ」3機種をモデルチェンジ 測定精度保証などの基本性能の向上により、より効率的で正確な観察・測定をサポート オリンパス株式会社(社長:笹 宏行)は、科学事業の新製品として、簡単な操作で高精度な観察・測定からレポート作成まで一貫して行える工業用顕微鏡「デジタルマイクロスコープ DSX シリーズ」3機種(DSX510,DSX510i,DSX110)を、2015年3月2日から世界で順次発売します。工業用顕微鏡は、電子部品や金属材料など、さまざまなサンプルの観察や計測などに用いられています。「デジタルマイクロスコープ DSX ...
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生殖細胞の数で性が変わる仕組みの発見 〜生殖細胞がないと雄〜 <研究成果のポイント> ・異なる数の初期生殖細胞をもつゼブラフィッシュを作り,一定数以上の生殖細胞がなければ雌になれないことを示した。 ・卵巣分化の指標となる生殖細胞の増殖と減数分裂への移行は生殖細胞の数により決まることを示した。 <研究成果の概要> 魚類での雌と雄の決まり方は種ごとに非常に多様であることが知られています。今回の研究は,北海道大学,愛媛大学,及びシンガポールのテマセク生命科学研究所の共同で,魚類の性分化における始原生殖細胞(卵や精子のもととなる細胞)の役割を調べました。通常は30−40個であるゼブ...
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関節リウマチの進行を抑えるシグナルの発見 <発表者> 壷阪 義記(東京大学大学院農学生命科学研究科 獣医学専攻 博士課程4年;当時) 中村 達朗(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 特任助教) 村田 幸久(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 准教授) <発表のポイント> ◆関節リウマチを発症させたマウスを用いて、関節における炎症を抑えて病気の進行を抑える受容体を発見しました。 ◆この受容体を刺激すると関節の炎症を慢性化させるマクロファージの活性を抑えることが分かりました。 ◆関節リウマチは患者が多く、私達にとって非常に身近な病気でありなが...
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大和ハウスと立命館大、ガソリンスタンド跡地や工場跡地向け油汚染土壌対策工法を開発
■大和ハウス工業×立命館大学 ガソリンスタンド跡地や工場跡地向け 日本初 活性炭とバイオ(油分解菌)を組み合わせた 油汚染土壌対策工法「オイルバクット(OIL BACT)工法」を開発 大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:大野直竹、以下「大和ハウス工業」)と立命館大学(生命科学部:滋賀県草津市、総長:川口清史)の久保幹教授は、鉱物油(以下、「油」)で汚染された土壌の対策工法として、日本で初めて活性炭とバイオ(油分解菌(※1))を組み合わせた「オイルバクット(OILBACT)工法」(※2)を開発しました。 本工法は、2014年9月10日、日本材料学会において技術認証(※3)を取得しています。...
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オリンパス、観察に便利な新モード搭載の顕微鏡用デジカメ2機種を発売
顕微鏡用デジタルカメラ2機種を新発売 ライブ画像の表示速度の向上と、観察に便利な新モードを搭載 オリンパス株式会社(社長:笹 宏行)は、科学事業の新製品として、顕微鏡用デジタルカメラ「DP27」と「DP22」を、2014年10月1日から世界に順次導入し、国内では10月14日に発売します。 顕微鏡用デジタルカメラ「DP」シリーズは、生物顕微鏡および工業用顕微鏡に組み合わせて使用します。外部接続したモニター上でリアルタイムに表示させながらの観察や、観察画像の撮影・記録を簡単に行うことができ、論文や資料の作成、カンファレンスでの利用などに役立ちます。 ●発売の概要 *添付の関連資料を参...
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オリンパス、共焦点顕微鏡を応用した微細な対象物の観察を実現する超解像技術を開発
光学性能を最大限に引き出し約120nm(ナノメートル)(※1)の分解能を実現 共焦点顕微鏡を応用した超解像技術「FV−OSR」を開発 オリンパス株式会社(社長:笹宏行)は、科学事業の新技術として、生物用共焦点レーザー走査型顕微鏡「FLUOVIEW(フロービュー) FV1200」と組み合わせることで、より微細な対象物の観察を実現する超解像技術「FV−OSR(※2)」を開発しました。 ※1 1ナノメートルは100万分の1ミリメートル ※2 Olympus Super Resolution(オリンパス・スーパー・レゾリューション) 共焦点レーザー走査型顕微鏡は、ピントの合った点以外の光をカットすることで高解像度の撮像が可能な顕微鏡です...
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オリンパス、製造現場の品質管理などで活躍するハンドヘルド蛍光X線分析計を発売
リサイクル原料の選別や製造現場の品質検査で役立つ非破壊検査機器 片手で簡単に操作できる蛍光X線分析計「DELTA Element」を新発売 オリンパス株式会社(社長:笹 宏行)は、科学事業における新製品として、ステンレス、銅合金、ニッケル合金、チタン合金など各種金属材料や貴金属の成分分析を行え、製造現場の品質管理などで活躍するハンドヘルド蛍光X線分析計「DELTA Element(デルタ・エレメント)」を、2014年10月1日に発売します。 ハンドヘルド蛍光X線分析計は、測定する対象物にX線を照射し、発生した蛍光X線を感知することで対象物に含まれる成分(元素)の種類や含有量を測定する非破壊検査機器です。対象物を...
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サントリーHD子会社など、ビール香味を左右する「ホップ」のゲノム解読に成功
ビール香味を左右する「ホップ」の ゲノム解読に世界で初めて成功 ―ホップの品質評価やビール香味形成の解明に期待― サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社(社長:有代雅人、東京都港区)は、チェコホップ研究所、公益財団法人岩手生物工学研究センター、公益財団法人サントリー生命科学財団、サントリーシステムテクノロジー株式会社と共同で、世界で初めてホップのゲノムの解読に成功しました。 【研究の背景】 ホップの雌花は毬花(きゅうか)と呼ばれ、ビールの香味を左右する重要な原料としてビール醸造に使用されています。今回、よりおいしいビールづくりに役立てるとともに、ホップの品種改良...
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筋ジストロフィーの症状を再現したラットを作製−筋ジストロフィー研究に新たなモデル動物− <発表者> 中村 克行(東京大学大学院農学生命科学研究科 獣医学専攻 博士課程4年 日本学術振興会特別研究員) 藤井 渉(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 助教) 山内 啓太郎(東京大学大学院農学生命科学研究科 獣医学専攻 准教授) 西原 真杉(東京大学大学院農学生命科学研究科 獣医学専攻 教授) <発表のポイント> ◆遺伝子改変技術CRISPR/Cas法(注1)を用いてジストロフィン遺伝子に変異をもつラットの作製に成功した。 ◆このラットではヒトの筋ジストロフィーに特徴的な筋...
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カネカなど、菊花ポリフェノールによる尿酸値上昇抑制効果を分子レベルで解明
菊花ポリフェノールによる尿酸値上昇抑制効果を分子レベルで解明 −尿酸産生抑制と尿酸排泄促進を介した効果であることを確認− 株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:角倉護)は、東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 ILSI Japan 寄付講座 機能性食品ゲノミクスの阿部啓子特任教授、広島大学大学院先端物質科学研究科分子生命機能科学専攻の平田大教授と共同で、菊花ポリフェノールを含有する菊花抽出物(以下、菊花ポリフェノール)摂取によりみられる血中尿酸値の上昇抑制効果が、「尿酸産生抑制」と「尿酸排泄促進」の2つの作用によるものであることを確認しました。この研究成果は、国際学術雑誌“Bios...
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ライオンなど、「清酒酵母」に“睡眠の質”を高める効果があることを発見
「清酒酵母(※1)」に“睡眠の質”を高める効果があることを世界で初めて発見! ライオン株式会社(代表取締役社長・濱 逸夫)は、筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構・裏出 良博(うらで よしひろ)教授と共同で、“睡眠の質”の改善に関する研究に取り組み、このたび「清酒酵母」に“睡眠の質”を高める効果があることを発見しました。すなわち ・「清酒酵母」には、深い睡眠を誘発するアデノシンA2A(*)受容体の活性化能を著しく高める効果があること ・ヒトによる評価において“睡眠の質”の改善に対する客観的効果(脳波計の測定)が認められることを、世界で初めて確認しました。 本共同研究成果につ...
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京大、陸上植物の季節に依存して花を咲かせる仕組みの起源を紐解く
陸上植物の季節に依存して花を咲かせる仕組みの起源を紐解く 河内孝之 生命科学研究科教授、久保田茜 教務補佐員(元同大学院生)らの研究グループは、苔類ゼニゴケをモデル植物として、植物が季節を感知して花を咲かせる仕組みの原形が花の咲かない祖先的植物が陸上進出したときに既に確立していたことを明らかにしました。 この研究成果は、「Nature Communications」に4月22日付でオンライン掲載されました。 <研究者からのコメント> ゼニゴケというと役に立たたないイメージがありますが、陸上植物の進化における多様性や共通原理を分子レベルで研究するには素晴らしいモデル生物です。私たちの研究室では苔類ゼ...
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東大と奈良先端大など、タンパク質を細胞膜に組み込むメカニズムを解明
タンパク質を細胞膜に組み込むメカニズムを解明 −バクテリアから人まで共通した基本的な生命現象の理解− 1.発表者: 熊崎 薫(東京大学大学院理学系研究科 生物化学専攻 博士課程2年) 千葉 志信(京都産業大学総合生命科学部 准教授) 石谷 隆一郎(東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻 准教授) 塚崎 智也(奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科 准教授・JSTさきがけ研究者) 濡木 理(東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻 教授) 2.発表のポイント: ●タンパク質を細胞膜に組み込む「膜組み込みタンパク質YidC」の立体構造を世界で初めて決定しました。 ●バクテ...
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京大と浜松ホトニクス、ワット級高出力フォトニック結晶レーザーを世界に先駆けて実現
ワット級高出力フォトニック結晶レーザーを世界に先駆けて実現−世界初、面発光型レーザーにより高ビーム品質でワット級の高出力化を達成− 野田進 工学研究科教授(工学研究科光・電子理工学教育研究センター長)と浜松ホトニクス株式会社らのグループは、次世代型半導体レーザー光源とも言うべき、フォトニック結晶レーザー素子の開発を進め、狭放射角(3度以内)を維持したまま、光出力1.5ワットというワット級の室温連続動作に世界で初めて成功しました。さらに、このレーザーを用いたレンズフリーでの直接照射による燃焼デモンストレーションなど、高輝度・高出力動作の有用性を実証しました。このような高ビー...
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森永乳業、モラック乳酸菌の摂取がインフルエンザウイルス感染を軽減など研究成果を発表
モラック乳酸菌(MCC1849)による IgA産生促進作用と感染防御作用 〜日本農芸化学会2014年度大会(2014年3月27〜30日)発表内容のご報告〜 森永乳業は、東京大学大学院農学生命科学研究科八村敏志准教授との共同研究により、免疫賦活作用が期待される乳酸菌として選抜されたモラック乳酸菌(MCC1849)の摂取が、インフルエンザウイルス感染を軽減するとともに、腸管での感染防御に寄与するIgA(※1)産生を促進することをマウスを用いた試験で確認しました。これらの結果を、日本農芸化学会2014年度大会(3月27〜30日、明治大学)にて発表いたします。 <研究の背景と目的> 一部の乳酸菌や...
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東北大など、大腸菌べん毛モーターをナトリウムイオン流も利用できるように機能させることに成功
大腸菌内で機能するナノスケールの ハイブリッドエネルギー型回転モーター 【リード文】 法政大学生命科学部の曽和義幸専任講師は、名古屋大学理学研究科・本間道夫教授、東北大学多元物質科学研究所・石島秋彦教授、オックスフォード大学・リチャード・ベリー博士との共同研究により、自然界では水素イオン流のみをエネルギー源として利用する大腸菌べん毛モーターを、ナトリウムイオン流も同時に利用できる"ハイブリッドエンジン"のように機能させることに成功しました。本研究成果は米国科学誌「米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences)」のオンライン版で2014年2月17日15:...
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メダカは動きで仲間を引き寄せる メダカは「メダカの学校」と呼ばれるように、群れをつくって泳ぐことが知られています。基礎生物学研究所(神経生理学研究室)の中易知大研究員と渡辺英治准教授は、バーチャルリアリティ技術を活用した行動解析実験により、メダカは、動きによって仲間を引き寄せていることを明らかにしました。この成果により、動物行動学において重要な研究テーマの一つである群れ形成に、動きという新たな研究の視点の重要性が示されました。本研究成果は比較認知科学の専門誌Animal Cognitionに掲載されました。 [本研究の背景] 人間を含めて多くの動物は、群れや集団を作って生活しています。群れや...
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人為的に設計・開発した生物発光酵素(ALuc) −高輝度発光標識分子として医療・環境診断への利用に期待− <ポイント> ・自然界の生物がもつ酵素ではなく、人為的に設計した遺伝子配列から作製 ・従来より約100倍も明るく、発光の持続性にも優れる ・高感度のバイオアッセイや環境計測に利用可能 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)環境管理技術研究部門( http://unit.aist.go.jp/emtech-ri/ci/ )【研究部門長 田尾 博明】計測技術研究グループ 鳥村 政基 研究グループ長、金 誠培 主任研究員は、極めて高輝度で発光持続性に優れた生物発光酵素を人為的に設計...
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東北大、空間的記憶や情動的記憶をつかさどる海馬を中心とした神経ネットワークを解明
空間的記憶や情動的記憶をつかさどる 海馬を中心とした神経ネットワークの解明 東北大学大学院生命科学研究科の飯島敏夫教授らのグループは、ニューロン(神経細胞)からニューロンへとシナプスを超えて次々に伝播する遺伝子組換えウイルスを用いて、ラットの海馬に情報を送る神経ネットワークの構造を調べました。カシューナッツのような細長い形のラット海馬体の約3分の2をなす背側の部分(背側海馬)と、残り3分の1をなす腹側の部分(腹側海馬)は近年の研究からそれぞれ、空間的記憶の形成と情動を伴う記憶の形成に強く関与すると考えられてきています。今回の研究でそれぞれの部位は、梨状皮質や内側縫線核、内側...
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東大と理化学研究所、制御性T細胞を誘導するヒトの腸内細菌の同定と培養に成功
制御性T細胞を誘導するヒトの腸内細菌の同定と培養に成功−炎症性腸疾患やアレルギー症に効果− <発表概要> 東京大学大学院新領域創成科学研究科(武田展雄研究科長)附属オーミクス情報センターの服部正平教授と理化学研究所統合生命医科学研究センター(小安重夫センター長代行)消化管恒常性研究チームの本田賢也チームリーダーらを中心とする共同研究グループ(#)は、免疫反応を抑制する働きのある制御性T細胞(Treg細胞:ティーレグ細胞)(※1)を誘導するヒトの腸内細菌の同定に世界で初めて成功しました。 今回同定されたヒト腸内細菌は、17種類のクロストリジウム属菌(※2)からなり、健康なヒトの糞便か...
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多剤排出タンパク質の阻害剤結合構造決定に初めて成功 大きな社会問題となっている多剤耐性菌感染症克服に手がかり <概要> 大阪大学産業科学研究所の山口明人特任教授らは、独立行政法人科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業CRESTの一環として、緑膿菌および大腸菌の主な多剤排出タンパク質の阻害剤との結合構造の決定に初めて成功しました。多剤排出タンパク質とその阻害剤の選択的な結合構造を明らかにすることによって、社会的に大きな問題となっている多剤耐性緑膿菌感染症を克服するため治療薬開発に道を開きました。 <成果のポイント> ◆抗生物質の発達で克服されたと思われた細菌感染症が、多剤耐...
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理化学研究所と住友化学、「研究開発のための連携に関する協定書」を締結
理化学研究所と住友化学が研究開発のための戦略的な連携協定を締結 理化学研究所(野依良治理事長)と住友化学株式会社(十倉雅和代表取締役社長)は、4月18日、次世代分野における研究成果をより早期に創出するため、「研究開発のための連携に関する協定書」を締結いたします。 理化学研究所は、わが国最大規模かつ最高水準にある自然科学の総合研究機関であり、物理学、工学、化学、生物学、生命科学など幅広い分野で先端の基礎研究課題に取り組んでいます。また、産業界のニーズを重視した連携活動を行う社会知創成事業に取り組み、知識や技術を効率良く移転する「バトンゾーン制度」(※)のもと、産業界との戦略的共同...
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東大と明大など、すい臓のないブタに健常ブタ由来のすい臓を再生することに成功
すい臓のないブタに健常ブタ由来のすい臓を再生することに成功 <ポイント> >臓器を欠損している動物に異なる動物由来の臓器を作らせることは、小型実験動物では成功しているが、大型動物ではできるのかがこれまでの課題。 >体細胞クローニング技術を用いて、すい臓欠損クローンブタを作製、胚盤胞補完技術を用いて、正常ブタ由来のすい臓を持つキメラブタの作製に成功。 >将来の再生医療にも大きく期待。 JST 課題達成型基礎研究の一環として、東京大学 医科学研究所の中内 啓光 教授とJST 戦略的創造研究推進事業 ERATO型研究「中内幹細胞制御プロジェクト」の松成 ひとみ 研究員、同プロジェクトチームの...
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京大など、ヒトiPS細胞を分化誘導させて腎臓の一部構造再現に成功
ヒトiPS細胞を用いて腎臓の一部構造を再現 前伸一 氏(iPS細胞研究所(CiRA)・日本学術振興会特別研究員)、長船健二 CiRA准教授(科学技術振興機構(JST)さきがけ、JST山中iPS細胞特別プロジェクト)らの研究グループは、ヒトiPS細胞を分化誘導させ、腎臓や生殖腺などの元となる中間中胚葉へと高効率に分化させることに成功しました。腎臓再生に向けた大きな一歩を踏み出したといえます。 腎臓の細胞のほとんどは中間中胚葉から分化するため、腎臓再生に向けて、まずヒトiPS/ES細胞から中間中胚葉へと高効率に分化させる技術の開発が必要です。研究グループはヒトのiPS/ES細胞で効率良く遺伝子の相同組み換えを起こさせる技術...
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東大、メスマウスを誘うオスの尿臭として新規不飽和脂肪族アルコールを発見
メスマウスを誘うオスの尿臭として新規不飽和脂肪族アルコールの発見 発表者 吉川 敬一(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任研究員) 中川 弘瑛(東京大学大学院新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻 修士課程(当時)) 森 直紀(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 助教) 渡邉 秀典(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 教授) 東原 和成(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 教授) <発表のポイント> ◆どのような成果を出したのか 雄マウスの尿から発せられて、雌を惹きつける新規物質として、(Z)−5−tetra...
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青山学院大など、「究極の3Dテレビ」実現に向けたホログラム材料を開発
「究極の3Dテレビ」実現に向けたホログラム材料を開発 【ポイント】 ・究極の3D画像技術であるホログラフィーで動画を再生する材料開発は課題 ・リアルタイムに画像情報を記録・再生が可能なホログラム材料を世界で初めて開発 ・立体テレビ、光コンピューター用素子、エンターテインメントでの利用が期待 JST課題達成型基礎研究の一環として、青山学院大学理工学部化学・生命科学科の阿部二朗教授、石井寛人研究員らは、リアルタイムで物体の3次元情報を記録・再生することが可能な新しいホログラム材料の開発に成功しました。 ホログラフィー(注1)は空間に自然な3D画像を作り出せる技術で、クレジッ...
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植物種子の金属蓄積に果たすリン貯蔵物質の役割を解明 【発表者】 岩井 徹(東京大学 大学院農学生命科学研究科 生圏システム学専攻 修士課程2年;当時) 高橋 美智子(宇都宮大学 大学院 農学研究科 准教授) 小田 紘士郎(東京大学 大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 博士課程1年) 寺田 靖子(高輝度光科学研究センター 主幹研究員) 吉田 薫(東京大学 大学院農学生命科学研究科 生圏システム学専攻 准教授) <発表概要> 植物は次世代の成長のために種子に大量のリンを蓄積するが、その大部分はフィチン酸(イノシトール六リン酸;図1)として蓄積する。フィチン酸は、強い...
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東大など、生殖行動におけるメスの脳とオスの脳の違いをメダカで発見
生殖行動における、メスの脳とオスの脳の違いをメダカで発見 〜メスだけが性ホルモンの影響を受ける脳の部位〜 <発表者> 平木 十和子(東京大学 大学院農学生命科学研究科 水圏生物科学専攻 博士課程1年) 竹内 研生(東京大学 大学院農学生命科学研究科 水圏生物科学専攻 博士課程1年) 妻木 孝泰(東京大学 大学院農学生命科学研究科 水圏生物科学専攻 修士課程2年;当時) 善方 文太郎(東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 博士課程2年) 神田 真司(東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 特任助教) 岡 良隆(東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 教授) 長...
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アカゲザルにおける味覚関連遺伝子群の発現様式を解明 [発表者] 石丸 喜朗(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻・特任助教) 阿部 美樹(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻・修士課程学生(当時)) 朝倉 富子(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻・特任教授) 今井 啓雄(京都大学霊長類研究所分子生理部門・准教授) 阿部 啓子(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻・特任教授) <発表のポイント> ◆どのような成果を出したのか ヒト近縁種であるアカゲザルにおいて、味覚受容体等がどのように発現しているかを詳細に解析し、これま...
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理化学研究所と慶大、ヒトの血液から簡単に「体内時刻」を調べる手法を確立
ヒトの血液から簡単に「体内時刻」を調べる手法を確立 −採取した血液から体内時刻のズレを検出可能に− ◇ポイント◇ ・ヒトの血液中で、24時間周期で増減する代謝産物を複数同定 ・「分子時刻表」を作り、被験者の血液の代謝産物と照合して体内時刻を推定 ・体内時計が関わる障害の診断や、治療法の評価への応用が期待 理化学研究所(野依良治理事長)と慶應義塾大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市、冨田勝所長)は、ヒトの生体内で24時間周期を刻む体内時計(※1)が示す「体内時刻」を、採取した血液から簡単に測定する方法を開発しました。これは、理研発生・再生科学総合研究センター(竹市雅俊センタ...
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JSTと東京薬科大など、微生物が互いに電子をやり取りする未知の「電気共生」を発見
微生物が互いに電子をやり取りする未知の「電気共生」を発見 <ポイント> ・微生物は金属微粒子を「電線」にして電子を流し、お互いに助け合っている ・導電性酸化鉄の添加で共生的代謝(酸化還元)が10倍以上促進することを発見 ・微生物燃料電池やバイオガスプロセスの高効率化に期待 JST 課題達成型基礎研究の一環として、JST 戦略的創造研究推進事業 ERATO型研究「橋本光エネルギー変換システムプロジェクト」(研究総括:橋本 和仁)の加藤 創一郎 研究員(現 産業技術総合研究所 研究員)と渡邉 一哉 グループリーダー(現 東京薬科大学 教授)は、微生物が導電性金属粒子を通して...
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富士フイルム、メッシュコラーゲンが表皮細胞の増殖を促進していることを解明
メッシュコラーゲン(IV型コラーゲン)の細胞賦活効果を発見 世界で初めて(※1)メッシュコラーゲン(※2)基底膜層を持つ新たな皮膚モデルの開発に成功 富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆*)は、肌の基底膜層に存在するメッシュコラーゲン(※2)が正常な状態だと、肌の表皮細胞が増殖して表皮層が厚くなることを見出しました(図1)。この結果から、メッシュコラーゲンを正常な状態に維持することで、加齢による肌の厚みの低下で生じるハリ、弾力の減少を防ぐことが期待されます。 *社長名の正式表記は添付の関連資料を参照 さらに、当社は東京大学阿部 啓子名誉教授/ 特任教授との共同研究により...
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東大、菌類を対象にしたヌクレオソーム位置取りの保存性と多様性を確認
東京大学 農学生命科学研究科 研究成果 菌類におけるヌクレオソーム位置取りの保存性と多様性 Conservation and diversity of nucleosome positioning in fungi <発表者> 西田洋巳(東京大学大学院農学生命科学研究科 アグリバイオインフォマティクス教育研究ユニット 特任准教授) 近藤伸二(理化学研究所 上級研究員) 松本貴嗣(東京農業大学 研究員) 鈴木穣(東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授) 吉川博文(東京農業大学 教授) Todd D.Taylor(理化学研究所 チームリーダー) 杉山純多(テクノスルガ・ラ...
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東大、細菌における新規酸化ストレス防御機構の発見と解析など研究成果を発表
細菌における新規酸化ストレス防御機構の発見と解析 <発表者> 佐藤由也(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命工学専攻 博士課程2年) 亀谷将文(富山県立大学 生物工学研究センター 研究員、独立行政法人 日本学術振興会特別研究員DC;当時) 伏信進矢(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命工学専攻 准教授) 若木高善(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命工学専攻 教授) 新井博之(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命工学専攻 助教) 石井正治(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命工学専攻 准教授) 五十嵐泰夫(東京大学大学院農学生命科学研究科 ...
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東大、海水魚の鰓の塩類細胞からカリウムが排出されることを示しその分子メカニズムを解明
海水魚の鰓(エラ)からセシウムが排出される [発表者] 金子豊二(東京大学大学院農学生命科学研究科 水圏生物科学専攻 教授) 渡邊壮一(東京大学大学院農学生命科学研究科 水圏生物科学専攻 助教) 古川史也(東京大学大学院農学生命科学研究科 水圏生物科学専攻 博士課程2年) <発表のポイント> ・海水魚の鰓(エラ)の塩類細胞からカリウム(K+)が排出されることを示し、その分子メカニズムを解明しました。 ・セシウム(Cs+)とルビジウム(Rb+)がK+排出経路を介して塩類細胞から排出されることを明らかにしました。 ・海水魚の鰓からCs+が能動的に排出されることが世界で初めて...
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東北大、光を皮膚で知覚する「スーパー感覚」を持った遺伝子組換えラットの作製に成功
皮膚で光を知覚する!? (チャネルロドプシン遺伝子組換えラットのスーパー感覚) 東北大学大学院生命科学研究科の八尾寛教授らの研究グループは、単細胞緑藻類クラミドモナスの光受容タンパク質の一つ、チャネルロドプシン2(*1)をゲノムに組み込んだトランスジェニックラット(*2)において、触覚や深部感覚を掌る大型の後根神経節細胞(*3)でチャネルロドプシン2が作られていることを見出しました。また、皮膚の触覚受容器の神経終末にもチャネルロドプシン2が分布していました。その結果、このラットでは、足裏に照射した青色LED光を触覚として知覚する「スーパー感覚」が作り出されていました。この研...
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コーセー、広い波長域の紫外線を防御する効果を付与した日やけ止め化粧料を開発
コーセー、”ブロードスペクトラム日やけ止め化粧料”を開発 光線過敏症患者の疾患予防に対する有用性を実証 株式会社コーセー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林 一俊)は、従来より広い波長域で高い紫外線防止効果を持つ”ブロードスペクトラム(幅広い紫外線吸収スペクトルをもつ)日やけ止め化粧料”を開発しました。この日やけ止め料を、研究用製剤として京都大学大学院医学研究科皮膚生命科学講座皮膚科学分野を中心とした研究グループに提供したところ、同研究グループにより実施された臨床試験の結果から、光線過敏症患者の疾患予防に対する有用性が実証されました。 この研究成果については同研究グル...
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浜松ホトニクス、性能向上で幅広い蛍光観察に対応する科学計測用CMOSカメラを発売
感度・解像度・読み出し速度を大幅に改善 幅広い蛍光観察に対応するデジタルカメラ 科学計測用CMOSカメラ「ORCA‐Flash4.0」を新発売 当社は、従来の科学計測用CMOSカメラに比べて、より高感度、高解像度、高速読み出し、低ノイズ、高ダイナミックレンジなどを実現した、デジタルカメラ「ORCA‐Flash4.0(オルカ・フラッシュ4.0)」を、生命科学分野などの用途に国内外の大学や研究機関のバイオ・物理研究者などに向けて12月1日から発売します。 なお、本製品は、12月7日(水)からパシフィコ横浜(横浜市西区)で開催される「国際画像機器展2011」と12月13日(火)か...
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東大、超好熱性古細菌の酵素が変身しながら2つの反応を触媒する様子を解明
2種類の化学反応を触媒する酵素が「変身」する姿を世界で初めてとらえた 【発表者】 伏信 進矢(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命工学専攻 准教授) 西増 弘志(東京大学大学院理学系研究科 生物化学専攻 特任助教) 服部 大紀(東京大学農学部 生命化学・工学専修 4年;当時) 宋 賢珍(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命工学専攻 博士課程2年) 若木 高善(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命工学専攻 教授) <発表概要> 本研究科の若木高善(わかぎ たかよし)教授、伏信進矢(ふしのぶ しんや)准教授らと、本学大学院理学系研究科の西増弘志(にします ...
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東北大学、血管内皮増殖因子受容体のわずかな発現量の差が持続的な血管新生を誘導するメカニズムを発見
血管内皮増殖因子受容体のわずかな発現量の差が持続的な血管新生を誘導するメカニズムの発見 〜動脈硬化性疾患の新たな治療法開発への期待〜 <概 要> 東北大学病院がんセンター・大内憲明 センター長(教授)、同病院・濱田庸医員、同医学系研究科・権田幸祐 講師らの研究グループは、血管新生の仕組みを世界最高精度で解析できる光学装置を開発し、独自の虚血モデルマウスを使って、分子レベルで超高精度な生体観察を行いました。その結果、血管内皮増殖因子受容体のわずかな発現量の差が持続的な血管新生を誘導するメカニズムの発見に成功しました。これは従来の概念とは異なる血管新生の仕組みの発見であり、動脈硬...
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GEヘルスケア・ジャパン、ジャイロス社製微量イムノアッセイプラットフォームを日本で独占販売
ジャイロスとGEヘルスケア・ジャパン ジャイロス社製微量イムノアッセイプラットフォームの 日本国内独占販売契約を締結 GEヘルスケア・ジャパンのライフサイエンス統括本部が 同プラットフォームを国内のバイオ医薬品・ワクチンメーカーに独占供給 イムノアッセイ装置の小型化・自動化を可能にしたマイクロフルイディクス技術の利用において世界的なリーダーであるジャイロス社(本社:スウェーデン・ウプサラ、CEO:エリック・ウォールデン)と、GEヘルスケアグループの世界中核拠点の1つであるGEヘルスケア・ジャパン株式会社(本社:東京都日野市、社長:川上潤)は本日、ジャイロス社の微量イムノアッセイ...
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「鉄栄養に関わるフェノール類分泌トランスポーターの発見」 1.発表者: 西澤 直子(石川県立大学生物資源工学研究所 教授、 東京大学大学院農学生命科学研究科 農学国際専攻 特任教授) バシル クーラム(東京大学大学院農学生命科学研究科 農学国際専攻 特任研究員) 石丸 泰寛(東北大学大学院理学研究科化学専攻 助教、東京大学大学院 農学生命科学研究科 農学国際専攻 特任研究員;当時) 2.発表概要: フェノール類を分泌するためのトランスポーター(注1)を、高等生物では初めてイネから単離しました。イネがフェノール類によって細胞壁などに沈着した...
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細胞分裂装置が形成される新たなしくみを解明 線虫胚の分子イメージング解析から発見 <概要> 細胞が分裂する際には「紡錘体」とよばれる細胞内装置のはたらきによって遺伝情報の担い手である染色体が娘細胞に均等に分配されます。今回、東北大学大学院生命科学研究科 杉本亜砂子教授と理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 戸谷美夏研究員らは線虫胚をモデル系とした分子イメージング解析から、オーロラA (Aurora A)というタンパク質が紡錘体の主要な構成成分である微小管を安定化することが紡錘体形成に重要であることを見いだしました。この発見は癌治療法の開発にもつながると期待されます。...
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理化学研究所、亜鉛トランスポーター複合体による亜鉛要求性酵素の活性化機構を解明
亜鉛トランスポーター複合体による亜鉛要求性酵素の活性化機構を解明 −亜鉛トランスポーターにタンパク質を安定化させる新たな機能− ◇ポイント◇ ・亜鉛トランスポーターは、亜鉛要求性酵素の安定化と活性化の2段階で制御 ・亜鉛トランスポーターが、タンパク質の安定性を制御していることを初めて発見 ・低フォスファターゼ症などの治療方法の開発などに大きく貢献 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、生命活動に必須なミネラルの1つである亜鉛を細胞内に輸送する亜鉛トランスポーター(※1)が、タンパク質を細胞内分解から防ぎ、安定化させる機能を持つことを明らかにしました。これは理研分子...
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東大、土壌中の鉄を溶かして吸収するためのムギネ酸類分泌トランスポーターを発見
土壌中の鉄を溶かして吸収するための ムギネ酸類分泌トランスポーターの発見 発表者:西澤 直子(東京大学大学院農学生命科学研究科 農学国際専攻 特任教授、 石川県立大学生物資源工学研究所 教授) 野副 朋子(東京大学大学院農学生命科学研究科 農学国際専攻 研究員) 長坂 征治(東洋大学生命科学部生命科学科 准教授、 東京大学大学院農学生命科学研究科 農学国際専攻 研究員;当時) <発表概要> 鉄は呼吸など生命活動に不可欠なミネラルです。イネ科植物は「ムギネ酸類」を根から分泌し土壌中の鉄を溶かして吸収します。私達...
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東大、天然ウナギ卵31粒を西マリアナ海嶺南端部で採集することに成功
人類が初めて目にした天然ウナギ卵 ―ウナギ産卵場2000年の謎を解く― 【発表者】 塚本 勝巳(東京大学大気海洋研究所 海洋生命科学部門 教授) 大竹 二雄(東京大学大気海洋研究所 附属国際海洋沿岸研究センター長・教授) 黒木 洋明(独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所 浅海増殖部 浅海生態系研究室主任研究員) 田中 秀樹(独立行政法人水産総合研究センター養殖研究所 生産技術部繁殖研究グループ長) 【発表要旨】 2008年より共同でウナギ産卵場調査に取り組んできた東京大学海洋研究所(現 東京大学大気海洋研究所)と水産総合研究センターは、海洋研究開発機構の学術研究...