Pickup keyword
国際海事機関
-
新日鉄住金、「NSGP−1」と「NSGP−2」が船級協会より承認を取得した耐食性鋼板として同時採用
原油タンカー用高耐食性鋼板「NSGP(R)−1」および「NSGP(R)−2」がSOLAS条約改正後、 船級協会より承認を取得した耐食性鋼板として世界で初めて同時採用 新日鐵住金株式会社(以下、「当社」)の開発した原油タンカー用高耐食性鋼板「NSGP(R)−1(*1)」「NSGP(R)−2(*2)」が、この度、JXオーシャン株式会社の原油タンカー貨物タンクの底板と上甲板にSOLAS条約(*3)改正後に船級協会より承認を取得した耐食性鋼板として、世界で初めて同時採用されました。 2010年に原油タンカーにおける貨物タンクの防食措置に関するSOLAS条約が改正されたことにより、2013年以降に建造契約されるタンカーには腐食対策が義務付け...
-
川崎重工、舶用ディーゼル主機関向け複合低環境負荷システムが完成
世界初、舶用ディーゼル主機関に搭載される 複合低環境負荷システム「K−ECOS」が完成 川崎重工は、舶用ディーゼル主機関から排出される窒素酸化物(NOx)や二酸化炭素(CO2)などの大気汚染物質を複数の環境対応技術の組み合わせによって削減するシステム「K−ECOS(Kawasaki−ECO System)」を世界に先駆けて自社開発し、神戸工場(兵庫県神戸市)で完成させました。さらに、「K−ECOS」を2サイクルディーゼル機関(7S60ME−C8.2)に搭載して試運転を実施し、その性能を確認しました。 国際航海に従事する船舶からのNOx排出量は、国際海事機関(IMO)により段階的に規制されています。舶用ディーゼル機関からのNOx排出量は、2...
-
川崎重工、ノルウェーの自動車運搬船2隻向けにME−GIエンジンを受注
国内舶用主機メーカーとしてME−GIエンジンを初受注 川崎重工は、ノルウェーのユナイテッド・ヨーロピアン・カー・キャリアーズ社(UnitedEuropeanCarCarriersB.V.)が発注する3,800台積み自動車運搬船2隻向けに、舶用電子制御式ガスインジェクションディーゼル機関(ME−GIエンジン)「川崎−MANB&W8S50ME−C8.2−GI」2台を国内舶用主機メーカーとして初めて受注しました。本船は中国南通市の南通中遠川崎船舶工程有限公司(NACKS)で建造され、2016年就航の予定です。 ME−GIエンジンは、重油と天然ガスの双方に対応する2元燃料エンジンです。同エンジンは天然ガス燃料使用時に、従来型の重油焚2サイクルディーゼ...
-
船舶向け排ガス浄化装置の発売について 富士電機株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、船舶向け排ガス浄化装置を発売しますので、お知らせいたします。 1.背景 現在、世界で40,000台(船齢20年未満を対象)の船舶が運航し、年間2,000台が新たに建造されていますが、環境保護の観点から、同分野での排ガス規制強化が進められています。 国際海事機関(IMO)は、大気汚染原因物質の一つである硫黄酸化物(SOx)の排出量抑制に向け、船舶燃料の硫黄分濃度の上限を、指定海域(※)では2015年に0.1%(現在1.0%)、その他の海域では2020年もしくは2025年に0.5...
-
NOxを除去するSCR脱硝装置の効果を実船にて確認 株式会社商船三井(社長:武藤光一、本社:東京都港区)は、船舶から排出されるNOxを除去するSCR脱硝装置(Selective Catalytic Reduction:選択式触媒還元)を、自社で保有・運航する大型鉱石専用船「青葉山丸」(以下、「本船」)の発電機に搭載、ディーゼル油に対する脱硝性能が国際海事機関のNOx 3次規制(*1)に適合することを確認しました。 当社は、ヤンマー株式会社(社長:山岡健人、本社:大阪府大阪市)と協力して、2013年12月の本船竣工時より同装置の実船運用を行っており、1,000時間(SCR脱硝装置3台の総稼働時間)以上、試験を実施しています。 ECA(...
-
三菱重工と三菱化工機、船舶SOx規制対応の排ガス洗浄システムを共同開発
国産初の船舶SOx規制対応スクラバーを共同開発 C重油使用時の排ガスを低硫黄燃料レベルに浄化 三菱重工業と三菱化工機は共同で、舶用エンジンの排ガスからSOx(硫黄酸化物)を効率的に除去する排ガス洗浄システム「ハイブリッドSOxスクラバーシステム」を開発しました。2015年に指定海域で強化されるSOx排出規制に国産で初めて対応するもので、安価なC重油を使ったときの排ガスを高価な低硫黄燃料を使ったときのレベルまで浄化することができ、モジュラーデザインの採用により既存船舶への設置も容易な構造となっています。 ハイブリッドSOxスクラバーシステムは、清水を循環させる洗浄ラインと海水を取り入れて排出する洗浄ラ...
-
川崎重工、舶用ディーゼル主機における排気再循環システムを開発
舶用ディーゼル主機における排気再循環システムを開発 ―NOx3次規制をクリア― 川崎重工は、舶用ディーゼル主機における排気再循環(EGR:Exhaust Gas Recirculation)システムを開発し、EGRシステム単独ならびにEGRシステムと水エマルジョン燃料(※)との組合せの両方において、舶用ディーゼル主機の窒素酸化物(NOx)排出量を国際海事機関(IMO)の3次規制値以下に低減させることに成功しました。 EGRシステムと水エマルジョン燃料との組合せによって舶用ディーゼル主機のNOx排出量を3次規制値以下に低減可能であることを確認したのは、国内では初めてとなりま...
-
川崎重工、9000TEU型コンテナ船を開発しノルウェー船級協会から設計基本承認を取得
大型LNG燃料コンテナ船を開発 川崎重工は、液化天然ガス(LNG)を燃料とする9,000TEU型コンテナ船の開発を完了し、ノルウェー船級協会(DNV)から設計基本承認(AiP:Approval in Principle)を取得しました。 LNG燃料は、地球温暖化の原因である二酸化炭素(CO2)や酸性雨等の原因である窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)の排出量を大幅に削減する効果があり、大型貨物船の燃料として一般的に使用されている重油に代わる次世代クリーン燃料としての期待が高まっています。 今回開発したLNG燃料コンテナ船は、北米や欧州で適用されるNOxやSOxの...
-
商船三井、外航海運での温室効果ガス排出規制対応(SEEMP)で鑑定書を取得
外航海運における温室効果ガス排出規制対応(SEEMP)で世界初の鑑定書を取得 〜船舶からのCO2排出削減への取り組みで評価〜 この度、当社が既に策定・運用している「船舶エネルギー効率マネージメントプラン(SEEMP(注1))」は、モニタリング指標である「エネルギー効率運航指標(EEOI(注2))」の算出適用も含め、国際海事機関(IMO)のSEEMPガイダンスとEEOIガイドラインに従って適正に作成されていることを米国船級協会ABS(American Bureau of Shipping)に認められ、12月5日に世界で初となる鑑定書を取得しました。 当社は、2013年1月か...
-
IHIMU、環境負荷を大幅に低減する舶用LNG燃料システムを開発
環境負荷を大幅に低減する舶用LNG燃料システムの開発 〜IHI SPBタンクを用いた大型LNG燃料コンテナ船の開発完了〜 株式会社アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド(IHIMU、所在地:東京都港区、社長:蔵原 成実)は、液化天然ガス(LNG)を推進用燃料として使用することで2016年からIMO(国際海事機関)の施行が予定されているNOx,SOx排出規制レベルであるTier IIIをクリアする、環境にやさしいLNG燃料システムを開発し、その適用例として大型コンテナ船(10,000TEU)のコンセプトデザインを完了しました。 今回開発したLNG燃料システムはIHIMUの独...
-
三菱重工、300トン荷重の大型ジブクレーン設置など下関造船所の設備近代化工事を完了
下関造船所の設備近代化工事を完了、中型船舶の生産性向上へ 江浦工場の船台に300トン荷重の大型ジブクレーンを設置 三菱重工業は、下関造船所(山口県下関市)江浦工場で進めてきた設備近代化工事を完了し、6日に現地で竣工式を行った。一連の改修を締めくくる工事として、吊り上げ荷重300トンの大型ジブクレーン(※)を設置したのを機に実施したもの。これにより、下関造船所の得意機種である国内船主を中心とした内航フェリー、RORO船、高速船や特殊船など高付加価値船の生産性向上につなげ、コスト競争力の強化をはかる。 江浦工場内の船台に設置されたこの300トン大型ジブクレーンは、老朽化したク...
-
IHI子会社、NOx3次規制に対応した環境対応技術の実船試験を完了
IMO NOx3次規制に対応した環境対応技術の実船試験が完了 〜舶用ディーゼルエンジンに脱硝装置を搭載し,80%のNOx削減を実現〜 IHIの子会社である新潟原動機株式会社(以下NPS,社長:馬場五郎,現住所:東京都中央区)は,このたび,国際海事機関(IMO)が2016年1月から施行予定のNOx3次規制(1次規制の80%のNOx削減)に対応した環境対応技術の実船試験を終えました。今回の実船試験では,就航中の貨物船の主機関(出力1,491kW)に舶用SCR(選択接触還元法)脱硝装置(*)を搭載し,実際の就航条件下において,脱硝率と耐久性の評価を行い,NOx3次規制で定められて...
-
燃費15%向上のエコLNG船を日本郵船から受注 高熱効率の新型蒸気タービン機関「UST」を初搭載 三菱重工業は、燃料消費量の大幅な節約を実現した液化天然ガス(LNG)運搬船を、日本郵船株式会社から受注した。蒸気を再度加熱利用することで熱エネルギー効率を高めた新型蒸気タービン機関「MHI Ultra Steam Turbine Plant」(UST:再熱舶用推進蒸気タービン)を初めて主機として採用したのが特長で、燃費が従来の蒸気タービン機関に比べ約15%向上する。完成・引き渡しは2014年の予定となっている。 このエコLNG船は全長288m、幅49m、深さ26.8m、総トン...
-
商船三井、CO2排出量削減の取り組み「船舶エネルギー効率マネージメントプラン」を運用開始
船舶エネルギー効率マネージメントプラン(SEEMP)を策定し、タンカー船隊にて運用開始 〜船舶からのCO2排出量削減への取り組み〜 当社は、船舶の運航において、安全運航および運航スケジュールを確保しながらもCO2排出量削減のために最も効率的な運航方法(減速、海流・気象を考慮した最適ルート選定、適切なメンテナンスなど)をとるように、「船舶エネルギー効率マネージメントプラン(SEEMP:Ship Energy Efficiency Management Plan)」を策定し、運用を開始しました。 まずは本年1月1日から当社油送船部門のインハウス船舶管理会社であるMOL Tan...
-
川崎汽船、運航中の大型石炭船へのバラスト水処理装置搭載実験を実施
運航中大型石炭船へのバラスト水処理装置搭載実験 川崎汽船株式会社は、財団法人日本海事協会(NK)の「業界要望による共同研究」のスキームにより同協会の研究支援を受け、株式会社アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド(IHIMU)、JFEエンジニアリング株式会社(JFEエンジ)、株式会社エス・イー・エー創研(SEA創研)と共同で、当社が運航中の大型石炭運搬船の機関室内を改造し、処理能力3,500m3/hの大型バラスト水処理装置を搭載する実験プロジェクトを実施する事と致しました。改造する実験船は主に豪州より日本向けに石炭を輸送するばら積運搬船で、バラスト水処理装置はJFEエンジ製...
-
パテント・リザルト、バラスト水処理技術に関する特許総合力ランキングを発表
バラスト水処理技術、特許総合力トップ3は三井造船、日立製作所、三菱重工業 経営分析、競合調査、特許分析の株式会社パテント・リザルトはこのほど、バラスト水処理技術について、参入企業に関する調査結果をまとめました。バラスト水とは、主に貨物船において、積荷を降ろした際に重しとしてバランスを取るために使用する水のことですが、荷物積載時には排出されるため、港周辺の生態系に悪影響を与えるなどの問題が指摘されています。そこで、国際海事機関(IMO)は「バラスト水管理条約」を採択し、将来的には全ての船舶にバラスト水処理装置の搭載が義務付けられました。この動向は造船会社などを中心に、大きな...