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プロトン
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千葉大など、変動する光環境から身を守る植物のメカニズムを解明
変動する光環境から身を守る植物のメカニズムを解明 〜植物の生産性を向上させる技術開発に貢献〜 ■ポイント ・直射日光による強光や曇天による弱光など野外の光強度は不安定だが、「変動する光環境ストレス」に対する植物の光合成応答のメカニズムは解明されていない。 ・光合成の電子伝達に関わる2つのサイクリック経路が、変動する光環境での光合成応答に重要な役割を果たすことを明らかにした。 ・野外の変動光環境に対する光合成の調節メカニズムを解明して、植物の生産性向上の技術開発に貢献する。 JST戦略的創造研究推進事業において、千葉大学 環境健康フィールド科学センターの矢守 航 助教らは、光合...
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京大など、「活性水素」を利用した新しい酸窒化物の合成法を開発
“活性水素”を利用した新しい酸窒化物の合成法の開発 竹入史隆 京都大学大学院工学研究科博士後期課程学生、矢島健 同特定助教(現、東京大学助教)、小林洋治 同講師、陰山洋 同教授らは、マイナス電荷をもつ水素イオン(ヒドリド)の高い活性を利用した酸窒化物の新しい合成法の開発に成功しました。本研究成果は、英国科学誌「ネイチャーケミストリー(Nature Chemistry)」誌(ロンドン時間10月19日電子版)で公開されました。 <概要> 現在、陶器、電子部品など身の回りでつかわれているセラミックス材料は、酸素イオン(O2-)からなる酸化物です。近年、酸素イオンと窒素イオン(N3-)の両方を含む酸窒化物(...
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九大と東京ガス、燃料電池の効率を飛躍的に高める革新技術の理論設計に成功
80%を超える“超高効率発電”に向けて −燃料電池の効率を飛躍的に高める革新技術の理論設計に成功!− ■概要 九州大学次世代燃料電池産学連携研究センター(NEXT−FC)/大学院工学研究院の佐々木一成主幹教授、松崎良雄客員教授、立川雄也特任助教らの研究グループは、東京ガス株式会社基盤技術部との共同研究で、高効率発電を特長とする固体酸化物形燃料電池(SOFC)(※1)の発電効率をさらに飛躍的に向上させる革新技術の理論設計に成功しました。 SOFCの2つ以上のセルスタック(※2)を燃料の上流から下流へ燃料の流れに沿って多段に配置した構成において、固体電解質内部の電荷担体(イオン)を従来の酸化物イオ...
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アストラゼネカ、プロトンポンプ阻害薬「ネキシウム」の用法・用量を追加申請
アストラゼネカのプロトンポンプ阻害薬「ネキシウム(R)」 用法・用量の追加申請 〜難治性逆流性食道炎に治療選択肢〜 アストラゼネカ株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:ガブリエル・ベルチ)は、プロトンポンプ阻害薬(以下、PPI)である「ネキシウム(R)カプセル10mgおよび20mg」(一般名:エソメプラゾールマグネシウム水和物、以下ネキシウム(R))について、標準量のPPI治療で効果が不十分な成人の難治性逆流性食道炎に対して「1回20mgを1日2回、さらに8週間経口投与」の用法・用量の追加に関する、承認事項一部変更承認申請を行いました。 PPIは、優れた酸分泌抑制効果により、逆流性食道炎を含む酸関...
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アストラゼネカ、プロトンポンプ阻害剤「ネキシウム」など小児への適応拡大で臨床試験開始
アストラゼネカのプロトンポンプ阻害剤「ネキシウム(R)」 小児への適応拡大に関する臨床試験開始 アストラゼネカ株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:ガブリエル・ベルチ)は、プロトンポンプ阻害剤(以下、PPI)「ネキシウム(R)カプセル」および「エソメプラゾールマグネシウム水和物」懸濁液用顆粒剤の2剤型について、小児における胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎などの胃酸関連疾患の適応拡大を目的とした臨床試験を開始いたしました。 本試験では、1〜14歳までの小児を対象に、ネキシウム(R)カプセルおよびエソメプラゾールマグネシウム水和物の懸濁液用顆粒剤10mg、および20mgの安全性、薬物動態...
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理研と東大、中性の水から電子を取り出す「人工マンガン触媒」を開発
中性の水から電子を取り出す「人工マンガン触媒」を開発 −水を電子源とした燃料製造に前進− <ポイント> ・水分解反応における電子とプロトンの輸送タイミングを解析 ・プロトン受容能力が大きい塩基を利用し、電子とプロトンの輸送タイミングを最適化 ・安価なマンガン酸化物を用いて中性の水から電子を獲得することに成功 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)と東京大学(濱田純一総長)は、植物などの光合成/水分解の仕組みを利用することで、中性の水を分解して電子を取り出す「人工マンガン触媒[1]」の開発に成功しました。これは、理研環境資源科学研究センター(篠崎一雄センター長)生体機...
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武田薬品、消化性潰瘍治療剤ランソプラゾールと低用量アスピリンの配合剤「タケルダ 配合錠」を発売
消化性潰瘍治療剤ランソプラゾールと低用量アスピリンの配合剤「タケルダ(R)配合錠」の 日本における発売について 当社は、本日、アスピリン/ランソプラゾール配合剤「タケルダ(R)配合錠」(消化性潰瘍治療剤「タケプロン(R)」(一般名:ランソプラゾール)と低用量アスピリンの合剤)を日本で発売しましたのでお知らせします。本剤は、1錠中にアスピリン100mgとランソプラゾール15mgを含有する錠剤であり、低用量アスピリンとプロトンポンプ阻害薬を配合した日本初の薬剤です。 高齢化が進む日本では、脳梗塞や心筋梗塞の再発予防のために、低用量アスピリンを服用する患者さんが増加しています。一方、低用量アスピ...
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エーザイ、ヘリコバクター・ピロリ除菌用3剤組み合わせパック製剤を発売
プロトンポンプ阻害剤「パリエット(R)」を含むヘリコバクター・ピロリ除菌用3剤組み合わせパック製剤 一次除菌用「ラベキュア(R)パック400/ラベキュア(R)パック800」、二次除菌用「ラベファイン(R)パック」を 日本において新発売 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、日本において、プロトンポンプ阻害剤「パリエット(R)」(一般名:ラベプラゾールナトリウム)を含むヘリコバクター・ピロリ除菌用3剤組み合わせパック製剤を、2月14日に新発売します。 今回発売するのは、「パリエット(R)」、アモキシシリン水和物(一般名)、クラリスロマイシン(一般名)の3成分について1日服用分を1シート...
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東北大など、メタルフリーのプロトン型大容量キャパシタの開発に成功
メタルフリーのプロトン型大容量キャパシタの開発に成功 Metal−free aqueous redox−capacitor for grid energy storage <ポイント> >メタルフリーな有機分子(水素、炭素、酸素、塩素の4つの軽元素のみ)を利用したプロトン型キャパシタ >大容量と高い出力を両立 >発火の危険性が無い水溶液電解質で駆動 >10000サイクルの充放電を実現 >スマートグリッド用大規模蓄電システムとしての利用に期待 独立行政法人科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業(CREST)における研究課題「プロトン型大容量電気化学キャパシタの研究」(研究代表者東京大学先端科学技術研究センター・教授宮山勝)の一環として、東北大学...
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理化学研究所、常温有機強誘電体の分極反転を阻害する要因を発見
常温有機強誘電体の分極反転を阻害する要因を発見 −分極反転を不完全にしているのは特定の向きを持った強誘電ドメイン壁− <ポイント> ・常温有機強誘電体がもつ本来の材料特性を最大限活かす手法を実証 ・電気分極反転過程を可視化し分極反転を阻害する要因を発見 ・熱処理で阻害要因を除去すると反転可能な電気分極が5倍以上増大 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、常温有機強誘電体において、加える電圧の極性の向きに応じて電荷の偏りが反転する「電気分極の反転」を阻害している要因を発見しました。これを除去することで、反転可能な電気分極量[1]を5倍以上向上させ、本来の材料特性を...
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インドにおいて、抗がん剤「Halaven(R)」を新発売 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、このたび、当社のインド子会社であるEisaiPharmaceuticals India Pvt. Ltd. (所在地:ムンバイ市、以下 エーザイ・インド) が抗がん剤「Halaven®」(一般名:エリブリンメシル酸塩)を新発売しましたので、お知らせします。 本剤は、当社が自社創製・開発した新規抗がん剤であり、現在、日本、米国、欧州を始めとする50 カ国以上で承認を取得しています。インドにおいては、2013 年4 月、「アントラサイクリン系及びタキサン系抗がん剤を含む少なくとも2 種のがん化学療法による前治療歴のある局所進行性・転移性乳がん」に係る...
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東大、脳内の生化学物質の濃度を統合失調症の3つの異なる段階で比較して同定
統合失調症の進行を反映する脳内マーカーの開発につながる成果 ―脳内の生化学物質の濃度を統合失調症の3つの異なる段階で比較して同定― 統合失調症は、一般人口の100人に1人に近い頻度で認められ、思春期や青年期早期に出現して慢性的に進行し、日常生活や社会生活を深刻に制限します。この病気の進行を防ぐことができれば、世界中の当事者や家族、さらには社会全体に多大な利益をもたらします。その第一歩として、この病気が進行するしくみの解明やこの病気の生化学的な脳内マーカーを開発することが重要です。 東京大学大学院医学系研究科精神医学分野 准教授 山末英典、同研究科 博士課程 夏堀龍暢、同研究...
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エーザイ、プロトンポンプ阻害剤「ACIPHEX Sprinkle」が米国FDAの新薬承認を取得
プロトンポンプ阻害剤「ACIPHEX(R) Sprinkle(TM)」、米国FDAよりの新薬承認取得 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、このたび、米国子会社であるエーザイ・インクが、小児用剤形であるプロトンポンプ阻害剤「ACIPHEX(R) Sprinkle(TM)」(一般名:ラベプラゾールナトリウム、日本製品名:パリエット(R))徐放カプセル5mgおよび10mgについて、1〜11歳までの小児における12週間までの胃食道逆流症(Gastroesophageal Reflux Disease:GERD)治療の適応で米国食品医薬品局(Food and Drug Administration:FDA)より承認を取得したことを、お知らせします。本新剤形は、小児の患者様がカプセル内の顆粒を食物やミルク、フルーツジュ...
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自然科学研究機構、燃料電池の白金−コバルト合金触媒反応のリアルタイム解析に成功
燃料電池の白金−コバルト合金触媒の反応のしくみを 世界で初めてリアルタイム解析に成功 <概要> 自然科学研究機構分子科学研究所の唯美津木准教授および公益財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI)の宇留賀朋哉副主席研究員らの研究グループは、世界最先端の大型放射光施設SPring−8(*1)で、白金−コバルト合金触媒が燃料電池カソード(陽極)触媒として働くしくみをリアルタイムで捉えることに世界で初めて成功しました。燃料電池は、次世代のエネルギー源として、家庭用燃料電池「エネファーム」として普及しつつあるとともに、自動車等への実用化が進められていますが、発電性能の向上、高価な...
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NIMSとJST、空気中の物質を感知して発光する有機/金属ハイブリッドポリマーを開発
空気中の物質を鋭敏に感知して発光するフィルムを開発 〜微量物質の検出センサーや新たなディスプレイへの応用に期待〜 <概要> 1.独立行政法人物質・材料研究機構(理事長:潮田 資勝、以下NIMS)と独立行政法人科学技術振興機構(理事長:中村 道治、以下JST)は、空気中の物質を感知して発光する特性を示す有機/金属ハイブリッドポリマー(1)を開発した。この成果は、先端的共通技術部門 高分子材料ユニット 電子機能材料グループの樋口 昌芳グループリーダー、佐藤 敬博士研究員の研究によって得られた。 2.熱や電気などの外部刺激を感じて光る材料は、視覚的なヒューマンインターフェース性に優れ...
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産総研、二酸化炭素とギ酸を相互変換するエネルギー効率の高い触媒を開発
二酸化炭素とギ酸を相互変換するエネルギー効率の高い触媒を開発 −二酸化炭素を利用した水素貯蔵技術− <ポイント> ・二酸化炭素と水素からギ酸、ギ酸から二酸化炭素と水素への変換をpHで制御できる触媒 ・常温常圧の水中で二酸化炭素をギ酸に変換することが可能に ・ギ酸を分解させて燃料電池に適した高圧水素の供給が可能に <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)エネルギー技術研究部門【研究部門長 長谷川 裕夫】太陽光エネルギー変換グループ 姫田 雄一郎 主任研究員らは、アメリカ合衆国 ブルックヘブン国立研究所(以下「BNL」という)藤...
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理化学研究所、好気呼吸酵素に備わっているプロトンポンプの原型にあたる構造を発見
プロトンの通り道から呼吸酵素の起源にせまる 一立体構造比較から呼吸酵素の分子進化を推測可能に− ◇ポイント◇ ・嫌気呼吸に関わる一酸化窒素還元酵素の一種「qNOR」の立体構造を新たに解明 ・嫌気呼吸酵素には、好気呼吸酵素が持つプロトンポンプの原型にあたる構造が存在 ・分子進化を模倣した人工分子の設計指針の可能性 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、嫌気呼吸を行う好熱性細菌が持つ一酸化窒素還元酵素(qNOR)(※1)の立体構造解析を行い、好気呼吸酵素に備わっているプロトンポンプ(※2)の原型にあたる構造を発見しました。この発見は、呼吸酵素が数十億年かけて培ってきた...
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京大、水素原子の連続リレー移動反応の直接観察と微視的機構を確立
もっとも軽い元素である水素原子(プロトン)の連続リレー移動反応の直接観察と微視的機構を世界で初めて確立 水素結合を介してプロトンが伝わる様子を観察し、そのメカニズムを解明することに、奥山弘 理学研究科准教授、上羽弘 富山大学理工学部教授らのグループが成功しました。この研究成果は、物質科学の国際専門誌で最も権威あるNature Materials(ネーチャー・マテリアル)にオンライン速報として11月28日(日本時間)に公開されました。 研究の背景と概要 物質中におけるプロトン(水素イオン、H+)の移動は化学、生物学において重要な役割を果たしている。特に水素結合系におけるプロ...
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豊田中央研究所、太陽光エネルギーを利用して水とCO2から有機物を合成する人工光合成の実証に成功
人工光合成の実証に初めて成功 ―太陽光を利用して水とCO2から有機物を合成― トヨタグループの株式会社豊田中央研究所(愛知県長久手町、所長 斎藤卓)は、太陽光エネルギーを利用し、水とCO2のみを原料にして有機物を合成する人工光合成の実証に、世界で初めて成功しました。 近年、CO2排出による地球温暖化問題、および化石燃料の枯渇による代替エネルギー問題を抜本的に解決できる手段の一つとして、人工光合成の実現に対する関心が高くなっています。しかし、従来の技術では、 ・犠牲薬と呼ばれる有機物を添加する ・太陽光には含まれない波長域の紫外線を利用する ・外部から電気エネルギーを加え...
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エーザイ、FDAから「アシフェックス エクステンド・リリース・カプセル50mg」の審査完了報告通知を受領
プロトンポンプ阻害剤 「アシフェックス(R) エクステンド・リリース・カプセル50mg」 米国FDAより審査完了報告通知を受領 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、米国子会社であるエーザイ・インクが、2月1日(現地時間)、「びらん性逆流性食道炎(Gastroesophageal Reflux Disease:GERD)の治癒・長期治癒維持・症状解消」および「非びらん性GERDに伴う昼間・夜間胸やけ等の症状の治療」を適応症として、承認申請審査中の、自社創製のプロトンポンプ阻害剤「アシフェックス(R)(日本名:パリエット(R)、一般名:ラベプラゾール・ナトリウム...
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エーザイ、プロトンポンプ阻害剤「パリエット」の逆流性食道炎に関する用法・用量の追加承認を取得
プロトンポンプ阻害剤「パリエット(R)」 従来のプロトンポンプ阻害剤の治療で効果不十分な逆流性食道炎に関する1日2回投与の用法・用量の追加承認を取得 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、このたび、プロトンポンプ阻害剤「パリエット(R)」(一般名:ラベプラゾールナトリウム)について、従来のプロトンポンプ阻害剤の治療で効果不十分な逆流性食道炎に関する1回10mg1日2回投与および1回20mg1日2回投与の日本における用法・用量の追加承認を取得しました。 逆流性食道炎は、胃酸の逆流によって食道粘膜に傷害が生じ、胸やけ、のどの違和感、(あいき)、胃が重苦しい、おな...