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微細加工した絶縁体表面で電子の蓄積の観察に成功 ―最先端電磁場計測法である電子線ホログラフィーで可視化― 東北大学大学院生の築田直也(現:株式会社不二越)、多元物質科学研究所の進藤大輔教授(理化学研究所創発物性科学研究センターチームリーダー)と理化学研究所の新津甲大特別研究員らの研究グループは、各種の絶縁体にイオンビームによる微細加工を施して形態を制御し、電子線照射により帯電した絶縁体試料表面で、放出された2次電子(1)の蓄積を、電子線ホログラフィー(2)により可視化することに成功しました。 本研究成果は、日本顕微鏡学会 第72回学術講演会,仙台,(2016.6.14−20...
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世界最高速の分子判別法を開発 〜再生医療、がん診断、バイオ医薬品、バイオ燃料の研究を加速〜 1.発表者: 井手口拓郎(東京大学大学院理学系研究科附属スペクトル化学研究センター 助教) 合田圭介(東京大学大学院理学系研究科化学専攻 教授) 2.発表のポイント: ◆分子の種類を光で判別する手法(ラマン分光法)は、計測に時間がかかるという問題があった。 ◆これまでの最速手法に対して20倍以上高速に計測する手法を開発した。 ◆膨大な細胞集団から単一の細胞を迅速・正確に探し出す計測手法として用いることにより、再生医療、がん診断、バイオ医薬品、バイオ燃料などの研究を加速させることが期...
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アナログ・デバイセズ、24ビット・データ・アクイジションSoCシリーズ3品種を発表
アナログ・デバイセズ、24ビット・データ・アクイジションSoCシリーズ 「AD7770」「AD7771」「AD7779」を発表 スマートグリッド送配電機器の監視および保護の性能を向上 アナログ・デバイセズ社(NASDAQ:ADI)は本日、スマートグリッド・システム内の送配電管理に使用する、保護、監視、および電力品質測定機器の性能を改善するために設計された、24ビット・データ・アクイジション・システム・オン・チップ(SoC)シリーズの3品種「AD7770」、「AD7771」、「AD7779」を発表しました。AD7770は、従来よりも高性能かつ小さなフォーム・ファクタの保護リレーが実現可能です。AD7771は、電力品質...
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産総研、環境計測に適した超高速・高精度なガス検出・同定法を開発
環境計測に適した超高速・高精度なガス検出・同定法を開発 −複数のガスがリアルタイムで分析可能に− <ポイント> ・光のものさし「光コム」を2台用いた分光装置により、高速・高精度にガスを検出・同定 ・最も広い波長域でガスによる光吸収が測定可能で、複数のガスが共存する環境に適応 ・環境ガスの分析、内燃機関の評価、呼気分析など幅広い応用に期待 <概要> 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)物理計測標準研究部門【研究部門長 中村 安宏】周波数計測研究グループ 大久保 章 研究員、稲場 肇 研究グループ長は、環境計測に適した高速で高精度の...
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日本TI、高速データ収集向けに3倍の速度を提供する高統合SoCを発表
日本TI、デジタル・フロントエンドやJESD204Bインターフェイスを内蔵、高速データ収集向けに3倍の速度を提供する高統合SoCを発表 FPGAの代替機能に対して最適化されたTIの『66AK2L06』は、ソフトウェアによる動作設定が可能、コストと消費電力を最大で50パーセント削減しながら、市場を創出する高性能を提供 高速のデータ生成とデータ収集機能が必要な市場では、高性能が最重要の要件です。 日本テキサス・インスツルメンツは、A/Dコンバータ、D/Aコンバータやアナログ・フロントエンド(AFE)への直接接続を簡単に実現する、高統合のKeyStone(TM)『66AK2L06』( http://www.tij.co.jp/lsds/ti_ja/dsp/keystone_arm/66ak2lx/overview.page?DCM...
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東北大など、オゾン層破壊をもたらす大気中の塩化水素が北半球で近年増加
オゾン層破壊をもたらす大気中の塩化水素が北半球で近年増加―原因は短期的な大気循環の変動― フロン類の規制により、オゾン層破壊の元となる成層圏大気中の塩素総量は1990年後半から世界的に減少していると報告されています。 東北大学、国立環境研究所を含むベルギー他8カ国のメンバーによる研究グループは、国際的なネットワークを構成して観測を行っている(図1)フーリエ変換型赤外分光計(FTIR)(*1)を用いた地上観測および人工衛星観測により、オゾン層破壊をもたらす塩化水素(HCl)濃度が北半球下部成層圏で2007年以降増加していることを発見しました。この増加の原因は、大気モデルによるシミュレ...
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産総研、身体に負担なく何度でも血中脂質を測定できる高感度分光装置を試作
身体に負担なく何度でも血中脂質を測定できる高感度分光装置を試作 −指先を透過する光でリアルタイム血液検査− <ポイント> ・従来の1000倍以上の感度で、安全に生体透過光の分光計測が可能 ・脈波に追従できる高速性により、血中成分のリアルタイム測定が可能 ・メタボリックシンドロームといった生活習慣病の予防への貢献に期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)電子光技術研究部門( https://unit.aist.go.jp/esprit/ )【研究部門長 原市 聡】光センシンググループ 古川 祐光 主任研究員は、微弱な生体透過光を効率よく測定して、血中成分を分析できる...
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花王、自律神経の乱れと唾液成分との関連性に関する研究成果を発表
自律神経の乱れと唾液成分との関連性に関する研究 花王株式会社(社長・澤田道隆)のパーソナルヘルスケア研究所・生物科学研究所・解析科学研究所は、オーラルケアに関して、口内環境を健康に保つ唾液機能の重要性について研究しています。 更年期やストレスなどを原因として自律神経機能の乱れが起こり、のぼせ・ほてり・疲労感・イライラなどの“不定愁訴”と呼ばれるさまざまな身体的な不調が現れることが知られています。また花王はこれまでに“不定愁訴”と口腔の不調が関連することを明らかにしてきました。 (参照:ニュースリリース2010年10月20日( http://www.kao.com/jp/corp_news/2010/20101020_001.html )) こ...
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浜松ホトニクス、MOEMS対応製品開発・量産拠点の本社工場新13棟が完成
固体事業部のMOEMS対応製品開発、量産拠点 本社工場、新13棟完成 竣工式は5月14日 当社は、光半導体素子を扱う固体事業部のMOEMS技術を中心とした車載用や携帯端末機器向け光半導体素子やモジュール製品の開発と量産体制を整えるため、本社工場新13棟を建設していましたが、この度完成し、9月から稼動を開始します。竣工式は5月14日に執り行います。 <MOEMS対応製品開発の概要> 当社は、先端光技術の開発に取り組み、医療、産業、環境をはじめとする様々な分野に、光半導体素子を供給してきました。顧客や市場からは、さらなる高性能化、高機能化、小型化、低価格化の要求が高まっています。 当社では、約10...
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フリースケール、AltiVecソフトウェア・ライブラリをメンター・グラフィックスから提供開始
フリースケールのQorIQ T4240プロセッサに対応する AltiVecソフトウェア・ライブラリが登場 組込みコンピューティング・アプリケーション向けに172 GFLOPSのベクタ処理で コードの性能を高める次世代AltiVecエンジン フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区下目黒1−8−1、代表取締役社長:ディビッド M.ユーゼ)は、「QorIQ(コア・アイキュー)T4240」通信プロセッサ向けのAltiVec(アルタベック)ソフトウェア・ライブラリがメンター・グラフィックスより提供開始されたことを発表しました。次世代AltiVecエンジン上で動作するこの信号処理ライブラリは、組込みコンピューティングに...
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パナソニック、多様なセンサーネットワーク用無線対応のマルチバンド統合無線技術を開発
無線周波数を気にせず機器や設備のネット接続が可能に 多様なセンサーネットワーク用無線に対応したマルチバンド統合無線技術を開発 省電力で安定した通信の実現に貢献 【要旨】 パナソニック株式会社は、異なる通信規格の機器とも簡単にワイヤレス接続し、省電力でより安定した通信を実現するマルチバンド統合無線技術を開発しました。この技術を搭載することで、センサーネットワーク用無線[1]の全ての周波数帯域に対応し、従来のシングルバンド用無線部の30%の省電力化を実現します。これにより、人を介さずにデータをやり取りするクラウドに対応した「M2M(Machine to Machine)センサーネットワーク」[2]の普及...
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アンリツ、LTE−Advanced FDD方式対応のMG3710A用波形生成ソフトなど発売
LTE 測定ソリューション拡充 LTE−Advanced FDD基地局の評価に対応 MG3710A用波形生成ソフトウェア/MS269xA用ソフトウェアの販売を開始 アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、ベクトル信号発生器MG3710A/シグナルアナライザMS269xAシリーズのLTE測定ソリューションを拡充。新たに、第4世代移動通信システムであるLTE−Advanced FDD方式[※1]に対応したMG3710A用波形生成ソフトウェアMX370108A−001とMS269xAシリーズ用測定ソフトウェアMX269020A−001を開発。12月19日から販売いたします。 LTE信号源構成のMG3710Aに波形生成ソフトウェアをインストールすることにより、LTE−Advanced...
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理化学研究所とRIST、スーパーコンピュータ「京」の共用を開始
スーパーコンピュータ「京」9月28日から共用開始 理化学研究所(野依良治理事長)と高度情報科学技術研究機構(RIST:関昌弘理事長)は、2006年度から国家基幹技術として整備を進めてきたスーパーコンピュータ「京(けい)」(※1)を広く学術・産業分野向けに提供するため、9月28日から共用を開始します。 今後 理研とRISTは、さまざまな計算科学分野のユーザと協力しながら、「京」の持つシミュレーション精度や計算速度の飛躍的な高さを活かした世界最高水準の成果が創出されるよう取り組んでまいります。 1.経緯 「京」は、文部科学省が推進する革新的ハイパフォーマンス・コンピューティ...
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JSTなど、シリコン原子の振動を利用して周波数コムの観測に成功
シリコン原子の振動を利用して周波数コムの観測に成功 (光通信を1000倍高速化する基盤技術開発に貢献) 【概要】 国立大学法人筑波大学【学長 山田信博】数理物質系の長谷宗明准教授、国立大学法人電気通信大学【学長 梶谷 誠】大学院情報理工学研究科の桂川眞幸教授、ピッツバーグ大学物理・天文学科のHrvoje Petek教授らのグループは、原子の集団振動(格子振動:フォノン)を操作する技術を開発し、100テラヘルツ(THz=10の12乗(※)Hz)以上の極めて広い周波数帯域を持つ、全く新しい原理に基づく周波数コム(注1)(櫛の歯状に分布したスペクトル)の発生と観測に成功しました。 ...
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基礎生物学研究所、捕食者と被食者の関係性を数理モデルとして定式化することに成功
メダカは生物学的1/fゆらぎを利用してミジンコを捕らえる! 〜捕食者と被食者の関係性を数理モデルとして定式化することに成功〜 捕食性動物は、素早く動き回る獲物を正確に捕らえることができます。狩りを行うとき、捕食者は生きている被食者とその周囲のオブジェクトとの区別を、リアルタイムで行う必要がありますが、このとき捕食者は持てる感覚器を総動員して生きている獲物を認識しています。特に視覚系は多くの場合決定的な役割を果たしています。視覚を通じて、大きさ、形状、色、そして動きを識別して周囲の無関係なオブジェクトと、狩るべき獲物とをリアルタイムで区別します。例えば水棲環境において動物プラ...
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テクトロニクス、最高サンプル・レート5GS/sの絶縁ハンドヘルド・オシロスコープを発売
テクトロニクス、クラス最高性能のハンドヘルド・オシロスコープ新製品により 製品ラインアップを拡充 最高サンプル・レート5GS/sの絶縁ハンドヘルド・オシロスコープ THS3000シリーズを発表 テクトロニクス(代表取締役 米山 不器)は、本日、クラス最高性能のハンドヘルド・オシロスコープ新製品、THS3000シリーズを発表します。THS3000シリーズは、フィールドと設計/開発環境の双方において、複雑な電気回路システムのデバッグ、設置、修理やメンテナンスを行うエンジニアに最適なオシロスコープです。安全な測定を実現する絶縁入力に加え、最高周波数帯域200MHz、最高サンプル・レ...
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日本TI、ミッション・クリティカル市場分野向けに「TMS320C66x」マルチコアDSPを発表
日本TI、業界標準を上回る性能と浮動小数点演算機能で ミッション・クリティカル市場分野の 厳しい消費電力、精度および分解能の要件に適合する 『TMS320C66x』マルチコアDSPを発表 日本テキサス・インスツルメンツは、『TMS320C66x』DSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)を基に、業界最高の性能を提供し、ミッション・クリティカル市場分野の性能および精度の標準をさらに向上する、マルチコアDSP製品の供給を発表しました。TIの『C66x』DSPの各製品は、SDR(ソフトウェア無線)、レーダー、監視および画像処理用カメラをはじめとした様々なアプリケーションに最適であり、...
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大阪大学と名古屋大学など、元素の識別が可能な大視野・高分解能X線顕微鏡を開発
元素の識別が可能な大視野・高分解能X線顕微鏡を開発 本研究成果のポイント ・電子顕微鏡では観察の困難な厚い試料内部の電子密度分布および特定元素の分布を可視化 ・10ナノメートルから10マイクロメートルまでの空間スケールをシームレスに観察 大阪大学大学院工学研究科の高橋幸生准教授、名古屋大学大学院工学研究科の是津信行准教授、理化学研究所播磨研究所放射光科学総合研究センター(石川哲也センター長)の石川哲也主任研究員らのグループは、物質中の電子密度分布および特定元素の分布を大視野かつ高空間分解能で観察することのできるX線顕微鏡を開発しました。 ナノテクノロジーやナノサイエンス...
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アンリツ、モバイルマルチメディア放送規格「ISDB−Tmm」に対応の計測ソリューションを拡充
ISDB−Tmm計測ソリューション拡充 次世代モバイルマルチメディア放送規格「ISDB−Tmm」に対応した信号出力を実現 MS269xA/MG3700A用ISDB−Tmm波形パターンMX370084Aの販売を開始 アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、携帯端末向けのモバイルマルチメディア放送規格である「ISDB−Tmm」(注)に対応した計測ソリューションを拡充。新たに、ISDB−Tmm波形パターンMX370084Aを開発。4月25日から販売いたします。 MX370084Aは、ベクトル信号発生器MG3700AとシグナルアナライザMS269xAシリーズ用ソフトウェアです。 ...
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アンリツ、「ISDB−Tmm」対応の「MS269xA/MS2830A用解析ソフトウェア」など販売
業界初 次世代モバイルマルチメディア放送規格「ISDB−Tmm」に対応 MS269xA/MS2830A用解析ソフトウェアとMS8901A用BER測定機能の販売を開始 アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、業界で初めて、携帯端末向けのモバイルマルチメディア放送規格である「ISDB−Tmm」(注)に対応した測定機能を開発。シグナルアナライザMS269xAシリーズ/MS2830A用ISDB−Tmm解析ソフトウェアMX269037Aとデジタル放送信号アナライザMS8901A用 ISDB−Tmm BER機能拡張MS8901A−051/151の販売を1月12日から開始いたします。 ...
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米アナログ・デバイセズ、コンパクトな立方体パッケージのMEMS振動解析システム「ADIS16227」を発表
アナログ・デバイセズ、1辺が15mmのコンパクトな立方体パッケージで、業界初のMEMS振動解析システム「ADIS16227」を発表 ADIの新しいiSensor(R) MEMS加速度センサー 〜振動監視装置と組み込みプログラマブル・プロセッサが、振動の方向感知とスペクトル解析で個々の振動源の特定と分類を可能に〜 アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、本日、産業用機器向けiSensor(R)振動モニター「ADIS16227」を発表しました。ADIS16227は、産業用機器の設計者向けの自律動作が可能な完全集積振動解析ソリューションで、振動の検出、絶縁、補...