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アステラス、米社と共同開発の化合物が特発性小径線維ニューロパチーに伴う神経障害性疼痛でFDAのファストトラック指定を取得
CC8464/ASP1807 特発性小径線維ニューロパチーに伴う 神経障害性疼痛でFDAよりファストトラック指定を取得 −制度の活用により新規NaV1.7選択的遮断薬の開発促進 −米国においてCC8464/ASP1807の安全性、忍容性及び薬物動態を評価する第I相臨床試験の患者組み入れを開始 アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長CEO:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)は、Chromocell Corporation(本社:米国ニュージャージー州、以下「Chromocell社」)と共同で開発しているCC8464/ASP1807(開発コード)が、特発性小径線維ニューロパチーに伴う神経障害性疼痛を対象として米国食品医薬品局(FDA)のファスト...
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シナプス強度の調節機構を発見 −複数のシナプスはアストロサイトにより相互作用する− <要旨> 理化学研究所(理研)脳科学総合研究センター シナプス可塑性・回路制御研究チームの合田裕紀子チームリーダーらの研究チーム(※)は、ラット及びマウスを使った実験で脳内の「アストロサイト[1]」と呼ばれる細胞が、1つの神経細胞に存在する複数のシナプス[2]間の「シナプス強度[3]」のバランスを調節していることを発見しました。 脳内では数千億個の神経細胞が複雑な神経ネットワークを形成しています。神経細胞同士がつながっている部分はシナプスと呼ばれ、このシナプスを介して1つの神経細胞から次の神...
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アステラス製薬とクリノ、網膜色素変性症を適応疾患とした開発・商業化でライセンス契約を締結
網膜色素変性症における遺伝子治療薬 に関する提携のお知らせ アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)と、クリノ株式会社(本社:宮城、代表取締役社長:佐竹 典明、以下「クリノ」)は、遺伝子治療(*1)薬 AAV−mVChR1(Adeno−associated Virus−modified Volvoxchannelrhodopsin−1、アデノ随伴ウイルス−改変型ボルボックスチャネルロドプシン1)(*2)について、網膜色素変性症を適応疾患とした全世界における開発・商業化のライセンス契約を締結しましたのでお知らせします。 網膜色素変性症は、進行性の夜盲、視野狭窄、視力低下を主徴とし、やがて色覚の喪失、失明...
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レアメタル・ナノ粒子の光で脳細胞を活性化 近赤外光信号によるオン・オフ制御の実現 【研究概要】 東北大学大学院生命科学研究科の八尾寛教授らの研究グループは、ラット脳の神経細胞活動のオンオフを近赤外光(*1)により制御することに成功しました。光感受性機能タンパク質を神経細胞に作らせ、光のオン・オフで神経細胞の活動をコントロールする技術は、光遺伝学(オプトジェネティクス)とよばれ、生きている動物の狙った神経細胞の活動だけを、自由自在に変化させることができ、脳機能研究に大きな革新をもたらしてきました。しかし可視光は生体組織において吸収され、減衰してしまうため、脳の中まで信号を送るこ...
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アステラス製薬、米社と神経障害性疼痛や他の疼痛の新しい治療薬開発で提携
Chromocell社との新規神経障害性疼痛治療薬に関する提携のお知らせ アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)とChromocell Corporation(本社:米国ニュージャージー州、以下「Chromocell社」)は、神経障害性疼痛および他の疼痛の新しい治療薬開発、商業化のライセンスおよび提携に関する契約を締結しましたのでお知らせします。 この度の契約締結により、アステラス製薬はChromocell社のChromovert(R)技術によって見出されたCC8464およびバックアップ開発候補化合物を全世界で開発、販売する権利を有することになります。アステラス製薬は契約一時金として、1,500万ドルを支払い...
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理研と国立循環器病研究センター、QT延長症候群の原因遺伝子の候補を発見
QT延長症候群の原因遺伝子の候補を発見 −カルモジュリン結合遺伝子が発症に関与している可能性− ■要旨 理化学研究所(理研)統合生命医科学研究センター循環器疾患研究グループの田中敏博グループディレクター、医科学数理研究グループの角田達彦グループディレクター、重水大智研究員および国立循環器病研究センターの相庭武司医長、日本医科大学の清水渉教授らによる共同研究グループは、全エクソームシークエンス解析[1]によってカルモジュリン結合遺伝子がQT延長症候群[2]の発症に関与している可能性があることを発見しました。 QT延長症候群は、突然死を引き起こす可能性がある難治性の遺伝性不整脈疾患で、...
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生理学研究所、カプサイシンが引き起こす痛みの増強メカニズムを解明
カプサイシンが引き起こす痛みの増強メカニズム −TRPV1活性化はアノクタミン1の活性化を引き起こす− <内容> 唐辛子に含まれるカプサイシンが辛さ(痛み)を生じさせるメカニズムに、感覚神経にあるTRPV1(トリップ・ブイワン)というイオンチャネルの活性化が関与することは、10年以上前から広く知られています。またTRPV1と同じ感覚神経に発現しているアノクタミン1というイオンチャネルが、TRPV1とは独立して痛みを発生させることも知られています。今回、自然科学研究機構 生理学研究所(岡崎統合バイオサイエンスセンター)の高山靖規特任助教、富永真琴教授、古江秀昌准教授は、富山大学の歌大介助教との共同...
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基礎生物学研究所など、日長時間に応じてオスとメスを産み分けられる実験系の確立に成功
日長時間に応じてメスとオスの出現をコントロールできる ミジンコの誘導系の確立と、 環境依存型性決定を制御する幼若ホルモンの 生合成因子の発見 甲殻類のミジンコの仲間は、日照時間や水温などの環境の変化に応じてメスとオスの子供を産み分けることが知られています。この現象は環境依存型性決定と呼ばれます。これまでの研究で、ミジンコ類に昆虫類や甲殻類のホルモンの一種である「幼若ホルモン」を曝露すると環境条件に関係なくオスばかり産むことが報告されていましたが、実際にミジンコの生体内で幼若ホルモンが「性決定因子」として作用しているかは謎でした。今回、岡崎統合バイオサイエンスセンター/基礎生物...
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東北大と阪大、筋細胞に光照射で細胞の成長を促進し収縮能を獲得させる技術を開発
光で筋肉を再生! 〜ALSなどの難病治療に対する新たな技術として期待〜 ■本研究成果のポイント ●筋細胞に光を照射することで、細胞の成長を促進し、収縮能を獲得させる技術を開発。 ●作製された筋細胞は、光に応答して収縮運動することを発見。 ●筋萎縮性側索硬化症(ALS)など、極度の筋力低下を伴う重篤な難病患者への新たな治療技術として期待。 ■概要 東北大学大学院生命科学研究科の八尾寛教授、石塚徹講師、大阪大学大学院工学研究科の浅野豪文助教(現 東京医科歯科大学・助教/大阪大学大学院工学研究科・招へい教員)、森島圭祐教授(大阪大学臨床医工学融合研究教育センター 創成医工情報学研究部門・...
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無汗症患者の原因遺伝子を発見 −IP3受容体が機能しないと発汗できない− <ポイント> ・2型イノシトール三リン酸(IP3)受容体が発症に関わるヒト疾患を発見 ・カルシウムチャネル形成領域での点変異がIP3受容体の機能を阻害 ・IP3受容体の活性を制御することによる無汗症や多汗症の治療法確立に期待 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、先天性無汗症[1]の原因遺伝子が2型イノシトール三リン酸(IP3)受容体[2]を発現する遺伝子であることを明らかにしました。これは、理研脳科学総合研究センター(利根川進センター長)発生神経生物研究チームの御子柴克彦チームリーダー、久恒智博研究員と、ス...
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理化学研究所、1つの受容体がさまざまな刺激に応答できる仕組みの一端を解明
1つの受容体がさまざまな刺激に応答できる仕組みの一端を解明 ―感覚受容の重要な役者TRPチャネルの理解を進める一歩に― <ポイント> ・今まで知られていなかったTRPチャネルの機能制御領域の立体構造を解明 ・機能制御領域のタンパク質が束になったり離れたりして複数の刺激に柔軟に応答 ・重要な創薬の対象であるTRPチャネルの分子機能理解に貢献 <要旨> 理化学研究所(野依良治理事長)は、生体膜に存在する受容体の1つ「TRPチャネル[1]」が、たった1種類でさまざまな刺激に柔軟に応答できる仕組みの一端を解明しました。これは、理研放射光科学総合研究センター(石川哲也センター長)分子シグナリング研究...
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東大、メスマウスを誘うオスの尿臭として新規不飽和脂肪族アルコールを発見
メスマウスを誘うオスの尿臭として新規不飽和脂肪族アルコールの発見 発表者 吉川 敬一(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任研究員) 中川 弘瑛(東京大学大学院新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻 修士課程(当時)) 森 直紀(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 助教) 渡邉 秀典(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 教授) 東原 和成(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 教授) <発表のポイント> ◆どのような成果を出したのか 雄マウスの尿から発せられて、雌を惹きつける新規物質として、(Z)−5−tetra...
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ノバルティス、呼吸器感染治療薬「トービイ吸入液300mg」製造販売承認を取得
嚢胞性線維症における緑膿菌による呼吸器感染治療薬 「トービイ(R)吸入液300mg」製造販売承認を取得 ノバルティス ファーマ株式会社(代表取締役社長:三谷 宏幸)は、本日、嚢胞性線維症における緑膿菌による呼吸器感染に伴う症状改善を適応として「トービイ(R)吸入液300mg」(一般名:トブラマイシン、以下「トービイ」)の製造販売承認を取得しました。 「トービイ」は、アミノグリコシド系抗生物質であるトブラマイシンの吸入用製剤です。 ネブライザーとコンプレッサーを用いて1日2回28日間噴霧吸入し、その後28日間の休薬を1サイクルとして投与を繰り返します。本剤は、吸入によって効...
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理化学研究所、てんかんモデルマウスで自閉症に似た社会性低下と記憶学習障害を発見
てんかんモデルマウスで自閉症に似た社会性低下と記憶学習障害を発見 − 自閉症の発症メカニズムの解明、治療法の開発につながる新たな知見 − ◇ポイント◇ 精神発達障害を伴う乳児難治てんかんの原因遺伝子変異を導入したマウスを解析 自閉症に似た社会性の低下や記憶学習の障害を発見 自閉症の発症メカニズムの解明、治療法の開発に寄与 理化学研究所(野依良治理事長)は、精神発達障害を伴う乳児難治てんかんの原因遺伝子変異を導入したモデルマウスが、自閉症に似た社会性の低下と記憶学習の障害を示すことを発見しました。今後、このモデルマウスを詳細に解析することで、てんかんだけでなく、自閉症の発症...
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中外製薬、遺伝子組換えヒトDNA分解酵素製剤「「プルモザイム」を販売開始
希少疾病用医薬品 遺伝子組換えヒトDNA分解酵素製剤 「プルモザイム(R)」発売について 中外製薬株式会社[本社:東京都中央区/代表取締役会長 最高経営責任者:永山 治](以下、中外製薬)は、「嚢胞性線維症における肺機能の改善」を効能・効果として2012年3月30日に製造販売承認を取得し、5月29日に薬価基準に収載された遺伝子組換えヒトデオキシリボ核酸(DNA)分解酵素製剤−販売名『プルモザイム(R)吸入液2.5mg』(以下、「プルモザイム(R)」)(有効成分:ドルナーゼ アルファ(遺伝子組換え))について、6月8日より販売を開始することをお知らせします。本剤は当該効能・効果...
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小野薬品、仏セルヴィエ社と「イバブラジン」に関するライセンス契約を締結
仏セルヴィエ社とのライセンス契約締結のお知らせ 小野薬品工業株式会社〔本社:大阪市中央区、代表取締役社長:相良暁〕(以下、当社)は、仏セルヴィエ社〔LES LABORATOIRES SERVIER:フランス、シューレーヌ市、社長:Jean−Philippe Seta〕(以下、セルヴィエ社)が安定狭心症の適応症で海外(*)で販売し、慢性心不全を対象に欧州医薬品庁(EMA)に効能追加申請中のイバブラジン(一般名)を日本で独占的に開発・商業化する権利を取得しましたので、お知らせ致します。 今回のライセンス契約締結に伴い、当社はセルヴィエ社に対し、契約一時金2,000万ユーロを支...