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生産技術研究所
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大阪府立大と東大など、2つの機能を併せ持つ新しい触媒材料の合成に成功
2つの機能を併せ持つ新しい触媒材料の合成に成功 公立大学法人大阪府立大学(理事長:辻洋)の研究チーム(山田幾也テニュア・トラック講師、池野豪一テニュア・トラック講師、塚崎裕文研究員、森茂生教授ら)、国立大学法人東京大学(総長:五神真)生産技術研究所の八木俊介准教授、公益財団法人高輝度光科学研究センター(理事長:土肥義治)の河口彰吾研究員、冨士ダイス株式会社(代表取締役社長:西嶋守男)の和田光平氏らは、酸素の還元・発生という2つの電気化学反応に対して優れた触媒特性を示すマンガン酸化物の合成に成功しました。酸素の還元・発生は、次世代蓄電池として開発が行われている金属・空気二次...
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東京都市大、温熱環境形成寄与率(CRI)を用いた温度予測手法を開発
快適で省エネルギーなカーエアコンを実現するための 温熱環境形成寄与率(CRI)を用いた温度予測手法の開発 東京都市大学(東京都世田谷区)永野秀明講師、東京大学生産技術研究所(東京都目黒区)加藤信介教授、自動車技術会(東京都千代田区)車室内環境技術部門委員会による研究チームは、車内環境に応じた効果的・効率的なカーエアコンの実現を目指し、温熱環境形成寄与率(CRI)(※1)を用いて、簡易に車内温度を予測できる手法を開発しました。 本成果は、10月19〜21日に開催される自動車技術会2016年秋季大会にて発表する予定です。 ■本研究のポイント ○エンジンの高効率化や電気自動車の登場により...
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東大、1万通りの異なる生化学反応条件を一度にテストできる手法を開発
1万個の小さな試験管一つ一つで生体分子反応を見てみると −試行錯誤から全数検査へ− 1.発表者: ロンドレーズ ヤニック(フランス国立科学研究センター 研究員) 藤井 輝夫(東京大学生産技術研究所 教授) 2.発表のポイント: ◆マイクロ流体デバイス(注1)技術を応用して、生体分子反応系において一度に1万通りの生化学反応を行い、最適条件を見いだすことができる新手法を開発しました。 ◆従来、生体分子反応系を最適化し、診断などに利用できるようにするには、何ヶ月、あるいは何年にも渡る試行錯誤が必要でしたが、本手法によって数日間に短縮できるようになります。 ◆今後、本研究を発展さ...
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同志社大と東大など、コウモリが超音波で行く先を“先読み”しルート選択を行うことを発見
コウモリが超音波で行く先を“先読み”し、ルート選択を行うことを発見 ■ポイント ・コウモリは飛びながら小さな昆虫を次々と捕食するが、その際の超音波によるセンシングと飛行ルートの関係はこれまで明らかではなかった。 ・コウモリが複数の獲物に注意を分散させ、またそれらを高確率で捕らえる飛行ルートを選択していることを発見した。 ・ナビゲーション研究における軌道計画法や選択的注意機構に関する研究分野においてコウモリが新しいモデル動物として有用であることが示された。将来的には高機能の飛行ドローンなど自律移動ロボット分野等への工学応用が期待される。 同志社大学研究開発推進機構の藤岡慧...
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東大、ビッグデータを活用して界面構造の決定スピードを100倍以上の高速化に成功
ビッグデータを活用して界面構造の決定スピードを100倍以上高速化! −触媒や電池の開発を加速− 1.発表者: 溝口 照康(東京大学生産技術研究所 准教授) 清原 慎(東京大学大学院工学研究科 大学院生) 小田 尋美(東京大学大学院工学研究科 大学院生) 津田 宏治(東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授) 2.発表のポイント: ◆資源探索の分野で用いられているビッグデータ(注1)活用技術を物質科学に利用し、物質の性質に決定的な役割を果たす界面(注2)の構造を高速に決定することに成功しました。 ◆物質の界面の構造を決定するにはこれまで数千〜数万回の構造緩和計算(注3)が必...
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東大と九州工業大、海中ロボットでコバルトリッチクラストの全自動計測に成功
「海中ロボットでコバルトリッチクラストの全自動計測に成功!」 ●発表ポイント: ◆南鳥島沖合の拓洋第五海山の南東肩部において、ホバリング型自律型海中ロボット「BOSS−A」(注1、2、3)が、コバルトリッチクラスト(以下、CRCと略す。注4)賦存地帯の長距離全自動計測に世界ではじめて成功した。 ◆搭載する音響センサ(注5)と3次元画像マッピング装置(注6)により、CRCの厚みと3次元画像を人が操作することなく全自動で計測することに成功した。 ◆CRCの分布と賦存量を評価するのに有益なデータを取得した。 ◆CRCの資源開発の適性度を効率的に評価する全自動観測手法を世界に先駈けて確立した。 ●発表...
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東大、粒子間衝突の際のエネルギーの散逸が粒子の結晶化挙動に多大な影響を与えることを発見
粉体の特異な結晶化挙動 1.発表者: 田中 肇(東京大学 生産技術研究所 教授) 2.発表のポイント: ◆上下に振動させられた球形粒子の2次元系において、粒子間衝突の際のエネルギーの散逸が、この粒子の結晶化挙動に多大な影響を与える事を発見した。 ◆粒子間衝突の際のエネルギー散逸の度合いが、液体・固体転移に代表される相転移現象にどのような影響を与えるかについてはこれまで深い理解がされていなかったが、モデル系を用いて、その役割の重要性を明確な形で示した。 ◆力学的に駆動された粉体や、自ら運動する粒子系において、どのような原理に従ってさまざまなパターンが形成されるのかは十分には...
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NEC、太陽光発電による余剰電力の抑制量を適切に配分する出力制御技術を開発
NEC、太陽光発電による余剰電力の抑制量を適切に配分する出力制御技術を開発 NECは、東京大学 生産技術研究所 荻本和彦特任教授、東京農工大学 工学研究院 池上貴志准教授と共同で、電力会社やエネルギー管理サービス事業者(アグリゲータ)が発電事業者に適用する太陽光発電の出力制御技術を開発しました。 2012年7月、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度の導入により、再生可能エネルギーの電力供給の増加が見込まれています。その中で、電力の需給バランスの崩れにより起こる停電や電力品質の低下を回避するため、今後一層、精緻な需給バランスのコントロールが必要になります。複雑な気象変化の影響を...
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伊豆諸島青ヶ島の東に海底熱水鉱床を発見 〜短期間に海底熱水鉱床を発見可能な手法を開発〜 1.発表者: 浅田 昭(東京大学生産技術研究所 教授) 飯笹幸吉(東京大学生産技術研究所 特任教授) 2.発表のポイント: ◆海底堆積物サンプリングと世界最先端の合成開口インターフェロメトリソーナー(注1)による複合観測手法により、東青ヶ島カルデラ内において、中央火口丘(水深750m)に熱水鉱床域、カルデラ東部と北部に熱水活動域を発見した。 ◆本研究により開発された手法により、短期間に海底熱水鉱床を発見することが可能となる。 ◆今後、広大な海域の中から効率的に海底熱水鉱床を探査する実用的...
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構造計画研究所とニフティと東大、ストック住宅市場活性化に向け共同事業開発を開始
構造計画研究所、ニフティ、東京大学が ストック住宅市場活性化にむけた共同事業開発を開始 〜国交省「インスペクションによる住宅情報の蓄積・活用推進事業」に採択〜 株式会社構造計画研究所(本社:東京都中野区、代表取締役社長:服部 正太、以下KKE)とニフティ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:三竹 兼司、以下ニフティ)および東京大学生産技術研究所野城(やしろ)研究室(所在地:東京都目黒区、野城 智也教授、以下野城研究室)は、共同で「ストック住宅市場活性化にむけた住宅情報基盤の構築事業」を開始し、住宅情報基盤の構築および試行実験を実施します。 なお、本事業は国土交通省の「平...
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東大、混合物のドロップレット型相分離について新しいメカニズムを発見
ドロップレット型相分離の新しいメカニズムの発見 ■発表のポイント: ◆二つの液体を混ぜた混合物のドロップレット型(注1)の相分離について、長年信じられてきた機構に変わる新しい粗大化(注2)の機構を発見した。 ◆これまで液滴はランダムな熱運動により運動していると考えられてきたが、実は、液滴の大きさの分布を反映してそれぞれの液滴の界面張力は液滴内部で不均一であり、それにより液滴は決定論的に運動することが明らかになった(図参照)。 ◆ドロップレット型相分離は、サラダドレッシングをはじめ、自然界・工業的応用の多岐にわたる分野で見られる現象であり、その基本的なメカニズムの理解の意義...
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新品種を軸に国内産コメ事業に参入 〜最大1.5倍の収量とおいしさを両立、生産者に魅力あるコメ生産を目指す〜 豊田通商株式会社(以下、豊田通商)は、2015年から、新品種を軸に国内産コメ事業に参入いたします。本事業は、豊田通商が出資する水稲種子開発ベンチャー「株式会社水稲生産技術研究所」(以下、水稲研)が権利を持つ新品種を用いて、契約栽培からコメの販売までを一貫して行う取り組みです。 1.背景 日本では、コメ生産者の減少や高齢化により、将来的なコメ生産の継続が危惧されています。また、消費構造の変化から、需要(ユーザーが求めるコメ)と供給(生産者が作るコメ)にミスマッチが生じて...
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LIXIL、高効率太陽熱光ハイブリッドパネルシステムの実証実験で住宅総消費エネルギーの削減に成功
集熱と発電を一体化した太陽熱光ハイブリッドパネルシステムの実証実験を実施 一戸建て住宅総消費エネルギーの約80%削減に成功 〜業界最高クラスの高効率で太陽エネルギーの熱と電気への同時変換を実現〜 住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:藤森義明)は、太陽エネルギーの最適ソリューション提供事業を展開する株式会社GF技研(本社:静岡県富士市、社長:梅津健児)と共同で、変換効率の高い太陽熱利用設備と設置が容易な太陽光発電設備とが一体となった、高効率太陽熱光ハイブリッドパネルシステムの、既築住宅(※1)への設置による実証実験を2014年2月より開始...
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九大と東大など、光の任意の偏光状態を磁性体に書き込み・読み出すことに成功
光の任意の偏光状態を磁性体に書き込み・読み出すことに成功 <概要> 九州大学 大学院理学研究院の佐藤 琢哉 准教授と東京大学 生産技術研究所の志村 努 教授、飯田 隆吾 博士(研究当時大学院生)は、フリードリッヒ・アレクサンダー大学エアランゲン・ニュルンベルグ(ドイツ)の樋口 卓也 博士、チューリッヒ工科大学(スイス)のマンフレッド・フィービッヒ 教授と共同で、光パルス(※1)の任意の偏光状態(※2)を磁性体の磁化振動モード(※3)として転写し、それらを情報媒体として書き込むことに成功しました。また、時間的に遅れて照射された別の光パルスを用いて磁化振動モードを読み取り、元の...
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東大、ガラス基板上に低コストでLEDディスプレーを作製する技術を開発
「ガラス基板上に低コストでLEDディスプレーを作製する技術を開発」 ●発表のポイント: ◆安価なガラス基板上に低コストでLED(*1)ディスプレーの作製を可能とする技術を開発した。 ◆原子が不規則に並んだ(非晶質)ガラス基板上にRGBのフルカラーのLEDを実現した。 ◆LEDの製造コストが劇的に安くなり、液晶ディスプレーや有機EL(*2)にとって代わる、高性能・高信頼性のディスプレーや通信機能を備えた面発光照明などに応用されることが期待される。 ●発表概要: これまで無機半導体を用いた発光ダイオード(LED)は高価なサファイア等の単結晶基板(*3)の上に、MOCVD法(*4)とよばれる生産性の低い手法で形...
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東大、水・農業・生態系・健康分野における世界の気候変動影響評価の最新の知見を発表
水、農業、生態系、健康分野における世界の気候変動影響評価の最新の知見 ―世界13ヶ国による国際共同研究プロジェクトの成果― 1.発表者: 金 炯俊(キム ヒョンジュン、東京大学生産技術研究所 助教) 佐藤 雄亮(東京大学大学院工学系研究科 社会基盤学専攻 博士後期課程3年) 2.ポイント: ・世界13カ国合計40の研究機関が参加した国際プロジェクトによる世界初のグローバルな多分野横断型の温暖化影響評価。 ・水、農業、生態系、健康の4分野を共通の枠組みで横断的に扱った影響評価として気候変動研究分野で先駆的な試みであり、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)にも貢献。 ・地球全体...
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東大と三菱重工など、航空機などの革新的製造技術の共同研究で連携
東京大学生産技術研究所、ボーイング、三菱重工、川崎重工、富士重工 共同研究開発プロジェクトに5社が新規加入〜 2013年11月12日 東京発 東京大学生産技術研究所(以下 東大生研),ボーイング、三菱重工業、川崎重工業、富士重工業(以下 設立企業)が経済産業省と共に推進する産学官連携による製造技術に関する共同研究開発プロジェクトに、この度、新たに5社の加入が決定しました。 今回新規加入したのは、DMG森精機株式会社、オーエスジー株式会社、住友電工ハードメタル株式会社、三菱マテリアル株式会社、東レ株式会社の5社で、本日、東大生研が実施した記者会見で発表されました。 当プロジェク...
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福井大など、単一細胞のエピジェネティックな発現状態変化の追跡手法を開発
単一細胞でエピジェネティックな遺伝子の発現状態の変化を 追跡する手法を開発しその規則性と制御遺伝子を発見 <ポイント> ○エピジェネティクスは、細胞の多様性を生み出す仕組みとして近年注目されている。 ○従来エピジェネティックな変化は細胞集団で追跡していたが、今回一細胞ごとの比較に成功し、それが規則性を持って特定の遺伝子によって制御されることを発見。 ○本手法で酵母によって得られた知見をヒトに応用することで、関連遺伝子を同定し、将来的にがんをはじめとする後天性疾患の解明に期待。 JST 戦略的創造研究推進事業(さきがけ)の一環として、福井大学 大学院工学研究科の沖 昌也 准教授...
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東大、プラズマ乱流により急速に発達する磁気リコネクションを発見
プラズマ乱流により急速に発達する磁気リコネクション(磁力線のつなぎかえ現象)の発見 <発表者> 東森一晃(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 博士課程学生) 横井喜充(東京大学生産技術研究所 助教) 星野真弘(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 教授) <発表のポイント> >プラズマ乱流によって爆発的に発展する高速磁気リコネクション過程を発見した。 >新たに開発した乱流シミュレーションモデルを世界で初めて磁気リコネクション系に適用し、乱流がどのように磁気リコネクションを促進するか明らかにした。 >今後はリコネクション研究だけに留まらず、様々な宇宙プラズマ...
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NEC、ニュージーランド環境科学研究所とポータブル型DNA解析装置の共同評価を実施
NEC、ニュージーランド環境科学研究所とポータブル型DNA解析装置の共同評価を実施 NECは、DNAの抽出から解析までのプロセスを一貫して行うことができる個人識別用ポータブル型DNA解析装置(現在開発中、注1)の精度と性能について、ニュージーランド環境科学研究所(ESR:Environmental Science & Research Limited)と共同評価を実施し、高評価を得ました。 NECは昨年10月から、日本の科学警察研究所とポータブル型DNA解析装置の共同評価を行っており、今回は海外で初めての評価となります。 ポータブル型DNA解析装置は、通常個々の装置で行うDNA解析のプロセスである(1)細胞の採取、(2)DNAの抽出、(3)DNA量を増やすPCR増幅...
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東大とJST、立体細胞組織構築の材料となる細胞ファイバーを開発
細胞の「ひも」が織りなす新しい医療 ―立体細胞組織構築の材料となる細胞ファイバーを開発― 【ポイント】 ◆どのような成果を出したのか 様々な種類の細胞を直径約100マイクロメートル(0.1ミリメートル)、長さメートル級のファイバー状細胞組織に構築する方法を開発し、これを用いた細胞組織構築法と移植医療への応用可能性を示した。 ◆新規性(何が新しいのか) 「ひも」のように自在に操作が可能なファイバー状の細胞組織を実現したこと。これを利用して、血管、筋肉、神経などのファイバー状の組織の形成や、複雑な立体細胞組織構造体を構築する手法を確立したこと。細胞ファイバーを用いて、取り...
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松谷化学、香川大と共同で希少糖「D−アロース」の寿命延長効果の研究結果を発表
香川大学、松谷化学工業が共同で 希少糖「D−アロース」の寿命延長(アンチエイジング)効果の研究結果を発表 線虫の平均寿命が20%延長 でん粉加工と機能性食品素材の総合メーカー 松谷化学工業株式会社(本社:兵庫県伊丹市 代表取締役社長:松谷晴世 以下、松谷)は、このたび香川大学(香川県木田郡三木町)農学部 佐藤正資教授、香川大学希少糖研究センター 何森健特任教授と当社研究所の希少糖(レアシュガー)研究チームの共同研究で、希少糖の一種であり、ノンカロリーと推定される「D−アロース」が、線虫を用いた実験によって平均20パーセントの寿命延長効果(アンチエイジング効果)があることを確認し...
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東大と神戸製鋼、乗降位置可変型ホーム柵「どこでも柵」のフィールド試験を実施
鉄道駅に設置する乗降位置可変型ホーム柵「どこでも柵(R)」のフィールド試験実施について 1.発表者: 東京大学 生産技術研究所 先進モビリティ研究センター 須田 義大(センター長、教授)株式会社神戸製鋼所 都市システム部 営業室 飯塚 義和(室長) 2.発表ポイント: 東京大学生産技術研究所と株式会社神戸製鋼所が共同で開発を進めてきた、「どこでも柵(R)」が、平成25年度にフィールド試験を実施する。 3.発表内容: 東京大学生産技術研究所と株式会社神戸製鋼所は、共同で開発を行っている「どこでも柵(R)」について、この度、西武鉄道株式会社の協力を得て実際に運行している駅プラットホームに...
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NEC、電気自動車などに搭載の蓄電池を使った次世代デマンドレスポンス技術を開発
電気自動車やプラグインハイブリッド車に搭載された蓄電池を用いた、 次世代デマンドレスポンス技術を開発 NECは、東京大学生産技術研究所 荻本和彦 特任教授と共同で、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)に搭載された蓄電池を、電力の需給バランス調整に活用するデマンドレスポンス(DR、注)技術を開発しました。 昨今、持続可能なエネルギーシステム実現のために、太陽光や風力などの再生可能エネルギーの普及が推進されています。しかし、再生可能エネルギーのうち、天候に依存する自然エネルギーによる発電は、発電量に合わせて需給バランスを調整する必要があります。現在は主に、火力発電の発電...
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東大、複雑疾病の早期診断などを可能にする動的ネットワークバイオマーカーの有効性を証明
複雑疾病の早期診断や病態悪化の予兆検出を可能にする、 新しい動的ネットワークバイオマーカー理論 1.発表者: 劉 鋭 Rui Liu(科学技術振興機構 合原最先端数理モデルプロジェクト 研究員/東京大学 生産技術研究所 民間等共同研究員) 陳 洛南 Luonan Chen(東京大学 生産技術研究所 客員教授/Chinese Academy of Sciences,Professor) 合原 一幸 Kazuyuki Aihara(東京大学 生産技術研究所 教授) 2.発表ポイント (1)疾病の早期診断や病態悪化の予兆検出を可能とする「動的ネットワークバイオマーカー(DNB:Dynamical Network Biomarker)(注1)」理論(図1)を実際に活用する数学的手法を提案するとともに...
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ローソン、電気使用量を約30%削減できる省エネルギー実験店舗をオープン
東京大学生産技術研究所と共同開発した設備を導入 過去最大の店舗電気使用量約30%を削減 最新省エネルギー実験店舗オープン 株式会社ローソン(本社:東京都品川区、代表取締役社長CEO:新浪剛史)は、2012年12月7日(金)に自然の力を活用した省エネルギー実験店舗を神奈川県海老名市にオープンいたします。ローソンは、2008年5月から東京大学生産技術研究所(野城研究室・馬郡研究室)と共同で、省エネ店舗の実験を行っています。今回オープンする店舗には、共同開発した最新の環境配慮設備を導入しており、店舗全体の電気使用量を2010年度対比で約30%削減できます。これは過去最大の削減率となりま...
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日仏連携拠点「Next PVオフィス」開所についてお知らせ 東京大学先端科学技術研究センター(以下、先端研:中野義昭所長)は、フランスよりRoget GENET研究・高等教育省局長ほか政府関係者およびフランス国立科学研究センター(CNRS)からの訪問団を迎え、10月5日(金)、日仏連携拠点「Next PVオフィス」開所式を先端研内の環境エネルギー研究棟内で催行しました。 開所式の冒頭、GENET局長よりお祝いの言葉が述べられ、清水孝雄理事・副学長、Mme. Minh−ha PHAM−DELEGUE欧州研究・国際協力局長、中野義昭先端研所長および中埜良昭生産技術研究所所長か...
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川崎重工と三菱重工など、ボーイングと製造技術に関する共同研究を開始
ボーイング、三菱重工、川崎重工、富士重工 〜東京大学生産技術研究所と製造技術に関わる共同研究を開始〜 2012年6月28日 東京発 ボーイングと日本における航空機製造主要パートナーである三菱重工業、川崎重工業、富士重工業(以下 参加企業)は本日、東京大学生産技術研究所(以下 東大生研)と製造技術に関する共同研究を開始することを発表しました。また、それと共に、産学連携の新たな枠組みであるコンソーシアムの設立に向けた協議を実施することにも合意、覚書を締結しました。 開始を決定した本共同研究は、2012年より東大生研‘の下で開始し、当初はチタニウム、アルミニウム、複合材の切削加...
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東京大学生産技術研究所など、医薬品候補化合物とタンパク質の相互作用解析の高分解能化に成功
―スパコンを用いたフラグメント分子軌道法による超高速計算― 医薬品候補化合物とタンパク質の相互作用解析の高分解能化に成功 東京大学生産技術研究所を拠点として行われている「文部科学省次世代IT基盤構築のための研究開発“イノベーション基盤シミュレーションソフトウェアの研究開発”」(代表者:加藤千幸教授)では「バイオ分子相互作用シミュレーターの研究開発」の下でフラグメント分子軌道(FMO)法(注1)計算システムABINIT−MP/BioStationの開発整備を進めてきました。今回、立教大学理学部の望月祐志教授とみずほ情報総研株式会社の福澤薫チーフコンサルタントらの研究グループは...
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ブリヂストン、高い静粛性と運動性能を追求した低燃費タイヤ「REGNO GR−XT」を発売
REGNO発売30年「REGNO(レグノ) GR−XT(ジーアール・エックスティー)」新発売 −グレートバランスのさらなる進化。REGNO初の低燃費タイヤ[※1]− 株式会社ブリヂストン(社長 荒川 詔四)は、発売30年を迎えるREGNOシリーズの新商品として、高い静粛性と運動性能を追求しながら、低燃費性能を向上させた「REGNO GR−XT」を2011年2月1日より順次発売致します。発売サイズは50シリーズから70シリーズまでの全30サイズです。 今回発売する「REGNO GR−XT」は、東京大学 生産技術研究所 応用音響工学研究室との共同研究により、様々な路面での音の...