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独立行政法人
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大塚HDと日本スポーツ振興センター、スポーツ医・科学の振興・国際競技力強化のための共同プロジェクトを始動
スポーツ医・科学の振興・国際競技力の更なる強化に向けた共同研究 「JSCハイパフォーマンスセンター Total Conditioning Research Project」が始動 ・日本スポーツ振興センターと大塚ホールディングスは、スポーツ医・科学の振興・国際競技力強化のための共同プロジェクト「JSCハイパフォーマンスセンター Total Conditioning Research Project」をスタート ・2016年から4年間で得られた研究等の成果を元に、スポーツコンディショニングに関するガイドライン等を策定し2020年以降、国民の健康維持・増進に向けた啓発活動に応用 ・本プロジェクトでは、トップアスリートのパフォーマンス維持・向上、トップオブトップの競技レ...
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ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ、うつ病関連バイオマーカー測定試薬キット(β版)を提供
うつ病関連バイオマーカー測定試薬キット(β版)の提供開始に関するお知らせ 当社が開発を進めておりました、血中のリン酸エタノールアミン(以下、「PEA」)を測定するための研究試薬キット(β版)が完成し、フィールドテストを目的とした提供を開始することといたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。 記 1.PEA測定試薬キット開発の経緯 当社は、独立行政法人国立精神・神経医療研究センターおよび医療法人社団行基会 理事長 川村則行医師との共同研究により、大うつ病性障害(以下、「うつ病」)の血液バイオマーカー(PEA)を発見しました。PEAは、健康者に比べてうつ病患者で低値を示すこと...
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JR東海、中央新幹線建設で独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構に申請書を提出
独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構法施行令に基づく申請書の提出について 平成28年11月15日に「独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構法の一部を改正する法律」(以下、「改正のための法律」という。)の公布並びに「独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構法施行令及び国土交通省組織令の一部を改正する政令」(以下、「改正のための政令」という。)が閣議決定されたことを受け、本日の取締役会において、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構法施行令(以下、「機構法施行令」という。)に基づき、「中央新幹線の建設に係る貸付金借入申請書(以下、「申請書」という。)」を独立行...
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九大とUR九州支社、箱崎キャンパス跡地南エリアで共同事業をスタート
箱崎キャンパス跡地のまちづくり 〜九州大学とUR都市機構が南エリアで共同事業をスタート〜 国立大学法人九州大学(以下「九州大学」)は、箱崎キャンパス跡地(以下「跡地」)及びその周辺の一体的なまちづくりについて、福岡市と連携して取り組んでおります。 本日、九州大学と独立行政法人都市再生機構(以下「UR都市機構」)は、跡地南エリアにおいて共同事業をスタートすることとしました。 記 1 目的 九州大学とUR都市機構は、福岡市と相互に連携・協力して、跡地及びその周辺の一体的なまちづくりと早期の土地利用転換を推進するとともに、跡地の魅力を高め、地域拠点に相応しい都市機能の導入と良好...
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田中貴金属ジュエリー、オリジナル純金素材で音色の美しさを実現の「純金製仏鈴」を発売
貴金属の老舗 GINZA TANAKA 田中貴金属が開発したオリジナル純金素材(ロイヤルピュアゴールド)で 音色の美しさと品質の良さを実現! 新作 純金製仏鈴を10月1日(土)より販売開始 *商品画像は添付の関連資料を参照 1892年に創業した貴金属の老舗GINZA TANAKA(田中貴金属ジュエリー株式会社 本社:中央区銀座、代表取締役社長執行役員:田中 和和(まさかず)、以下 GINZA TANAKA)は、主力商品の一つである、仏具・仏鈴(おりん)の新作として、田中貴金属工業が開発したオリジナルの硬化純金「ロイヤルピュアゴールド(RPG)」を採用した新作の純金製仏鈴2.5寸(純金300g/税込参考価格:3,055,000...
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第一生命、国際協力機構(JICA)が発行する「ソーシャルボンド」へ23億円投資
国際協力機構(JICA)が発行する「ソーシャルボンド」への 投資について 第一生命保険株式会社(社長:渡邉光一郎 以下「当社」)は、独立行政法人国際協力機構(JICA)が発行する国内市場初の「ソーシャルボンド(※)」23億円の投資を決定しました。 ※「ソーシャルボンド」は、社会開発に資する事業を資金使途とする債券で、国際資本市場協会(International Capital Market Association:ICMA)が定義する「ソーシャルボンド」の特性に従った債券である旨、国内発行体として初めてセカンド・オピニオンを取得しています(セカンド・オピニオン発行者:株式会社日本総合研究所 創発戦略センター) JICAは、開発途上国に対して...
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アズジェント、ネットワークを迷宮化する“illusive”に防御機能など追加
ネットワークを迷宮化する“illusive”、ランサムウェアに対応 Deceptionテクノロジーにより暗号化を防止 セキュリティ及び運用管理ソリューションの提供を主業務とする株式会社アズジェント(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:杉本隆洋(◇)、JASDAQ:4288、以下、アズジェント)が販売する「illusive Deceptions Everywhere」(イリューシブ ディセプションズ エブリウェア、以下 illusive)に新機能として、ランサムウェアの検知、防御機能が追加されました。 ◇社長名の正式表記は添付の関連資料を参照 サイバー攻撃の被害は年々増加しています。近年では、情報窃取を目的とした攻撃に加え、身代金の支払いを目的とし...
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東京電力HD、「スリランカ国 電力マスタープラン策定プロジェクト」のコンサルティング活動を開始
スリランカ国における「電力マスタープラン策定プロジェクト」の実施について 東京電力ホールディングス株式会社、東京電力パワーグリッド株式会社および東電設計株式会社の3社は、独立行政法人国際協力機構(以下、JICA)が計画する「スリランカ国 電力マスタープラン(長期基本計画)策定プロジェクト(2016年7月〜2017年7月予定)」を受託し、本日、コンサルティング活動を開始しました。 スリランカは、近年の経済成長に伴い、電力消費量が年約4%で増加しており、電源の多様化や、ピーク負荷対応のための電源(揚水発電など)の確保、送配電損失率の改善による電力供給信頼度の向上などが喫緊の課題と...
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エース、ナナメ引きができるスーツケース「プロテカ フリーウォーカー」の限定柄を発売
日本製トラベルバッグブランド「PROTECA(プロテカ)」 ナナメ引きができるスーツケース『フリーウォーカー』より 数量限定柄が登場します。 [2016年8月上旬より販売開始] バッグ&ラゲージメーカーのエース株式会社(本社:東京・渋谷区 代表取締役社長:森下宏明 以下、 エース)は、国産スー ツケースブランド「プロテカ」より、ナナメ引き(2輪タテ走行)が可能なハードケース「プロテカ フリーウォーカー」から数量限定「ヘリンボーングレー」を2016年8月上旬より直営店をはじめ、全国有名百貨店、専門店にて順次販売することを発表致します。 ◆なぜ〈ナナメ引き〉ができるスーツケース生まれたのか? ...
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ホンダ、軽乗用車「N−WGN/N−WGN Custom」を一部改良し発売
軽乗用車「N−WGN/N−WGN Custom(エヌ ワゴン/エヌ ワゴン カスタム)」を一部改良し発売 Hondaは、軽自動車として初めて(※1)新・安全性能総合評価で最高評価となる「5つ星」(※2)を獲得し、Honda独創の「センタータンクレイアウト」を活かした広い室内空間や使い勝手の良さなど、幅広い層のお客様から好評を得ている「N−WGN(エヌ ワゴン)」と、上質かつ個性的な専用デザインが特長の「N−WGN Custom(エヌ ワゴン カスタム)」を一部改良し、6月10日(金)に発売します。 今回、N−WGNにボディーと同色でメッキ仕上げとしたコンビネーショングリルと、落ち着いた雰囲気を演出するブラウン×ベージュの内装色...
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シダックスグループ、ブラジル・リオの現地サポート拠点での食事提供業務を受託
総合サービス企業 シダックスグループ ブラジル・リオデジャネイロに現地サポート拠点として設置されるハイパフォーマンスサポート・センターでの食事提供業務を受託 〜これまでのアスリートへの食事提供の実績を活かし、「食」の面からサポート〜 総合サービス企業シダックスグループの事業子会社で、全国の企業や学校、病院、高齢者施設などで、給食事業や外食レストランの運営を行うシダックスフードサービス株式会社(東京都渋谷区:代表取締役社長 河本 茂樹 以下:シダックスフードサービス)は、ブラジル連邦共和国・リオデジャネイロ州に独立行政法人日本スポーツ振興センター(理事長:大東和美 以下「JSC」...
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プロロジス、千葉県印西市に「プロロジスパーク千葉ニュータウン」を竣工
プロロジス、千葉県印西市にて マルチテナント型施設 「プロロジスパーク千葉ニュータウン」の竣工式を挙行 〜庫内でアパレルEC向けフルフィルメントサービスを提供する新たな取り組みも〜 ※参考画像は添付の関連資料を参照 物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(日本本社:東京都千代田区丸の内)は、本日、マルチテナント型施設「プロロジスパーク千葉ニュータウン」の竣工式を千葉県印西市の敷地内にて執り行った。 竣工式には、株式会社アッカ・インターナショナル 代表取締役 加藤大和 社長、同施設への入居が決定している名糖運輸株式会社 取締役 若田部(わかたべ...
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NTTと東京電機大、レーザー光源でマイクロ波・ミリ波発生装置の雑音を100分の1に低減
光のものさしであるレーザー光源を用いて、マイクロ波・ミリ波発生装置の雑音を100分の1に低減 〜高精度なマイクロ波・ミリ波を用いた高速・大容量無線通信に向けて〜 日本電信電話株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:鵜浦博夫、以下 NTT)と東京電機大学(東京都足立区、学長:安田浩)は、線スペクトルが等しい間隔で並んだレーザー光源であり、光のものさしになることが知られている光周波数コム(※1)を用いて、マイクロ波・ミリ波発生装置の雑音を従来の100分の1に低減することに成功しました。本研究では、光周波数コムをマイクロ波・ミリ波発生装置の雑音の高感度検出器として利用し、その雑音を...
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ホンダ、軽乗用車「N−WGN/N−WGN Custom」をホームページで先行公開
軽乗用車「N−WGN/N−WGN Custom(エヌ ワゴン/エヌ ワゴン カスタム)」をホームページで先行公開 Hondaは、2016年6月上旬の発売を予定している、「N−WGN/N−WGN Custom(エヌ ワゴン/エヌ ワゴン カスタム)」に関する情報を、本日、Hondaホームページで先行公開しました。 N−WGNは、軽自動車で初めて(※1)新・安全性能総合評価で最高評価となる「5つ星」(※2)を獲得。また、Honda独創の「センタータンクレイアウト」を活かした広い室内空間などにより、幅広い層のお客様から好評を得ています。 今回のN−WGN/N−WGN Customでは、フロントグリルを中心にエクステリアデザインを変更し、ボディーカラーには新...
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情報処理推進機構、「企業のCISOやCSIRTに関する実態調査 2016」を発表
情報セキュリティに対する経営者の関与、組織的な取り組みについて日・米・欧で比較調査 〜日・米・欧でCSIRT(*1)設置率に差異はないが、日本ではCSIRTに対する満足度が欧米の3分の1〜 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:富田 達夫)は、「企業のCISOやCSIRTに関する実態調査 2016」を2016年5月10日(火)に公開しました。 URL: https://www.ipa.go.jp/security/fy27/reports/ciso-csirt/ 昨年12月に経済産業省とIPAが共同で策定した、“サイバーセキュリティ経営ガイドライン”が公開されました。このガイドラインでは組織の情報セキュリティ対策の推進には経営層の主体的な関与が必要と指摘しています。 IPAで...
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産総研、棒状やリボン状に形状制御されたナノ炭素材料の新しい合成法を開発
棒状やリボン状に形状制御されたナノ炭素材料の新しい合成法を開発 −高効率で量産可能な製造方法を開発− ■ポイント ・配位高分子からカーボンナノロッドとグラフェンナノリボンを合成 ・極めて高い効率で大きなスケールでの生産が可能に ・次世代のキャパシターの電極材料など、高効率なエネルギー貯蔵・変換への寄与に期待 ■概要 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)電池技術研究部門( https://unit.aist.go.jp/riecen/ )【研究部門長 谷本 一美】エネルギー材料研究グループ 徐 強 上級主任研究員とプラディープ パッチファルJSPS特別研究員らは、配位高分子を原...
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バスクリン、大人のおむつかぶれに対する入浴液の改善効果について調査結果を発表
大人のおむつかぶれに対する入浴液の改善効果について 〜日本薬学会第136年会で報告〜 株式会社バスクリン(本社:東京都千代田区 社長:古賀和則)は、独立行政法人国立病院機構 大牟田病院と、「大人のおむつかぶれに対する入浴液の改善効果について」共同研究を行い、ビタミンB6、イソプロピルメチルフェノール、ホホバ油等を配合した入浴液が大人のおむつかぶれの予防に期待できることを、日本薬学会第136年会で報告しました。 記 【背景】 現在、高齢者におけるおむつ利用者も多く、今後もさらに増えると考えられています。 一方、高齢者の皮膚は、乾燥しやすい傾向にあるため炎症も起きやすいと考え...
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ヤマトHD、URと多摩市連携しくらしのサポートサービスを提供開始
多摩ニュータウンのコミュニティ拠点を活用したくらしのサポートサービスを提供開始 ヤマトホールディングス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山内雅喜)は、独立行政法人都市再生機構(本社:神奈川県横浜市中区、理事長:上西郁夫、以下「UR都市機構」という。)と多摩市(市長:阿部裕行)と連携し、国土交通省の「地域を支える持続可能な物流ネットワークの構築に関するモデル事業」の成果として、多摩ニュータウンにお住まいの方々の生活をより豊かにすることを目指すくらしのサポートサービスを4月28日より開始いたします。この取り組みは、UR都市機構の団地内に新たに設置する拠点を活用して、地域...
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岡山大学における共同研究拠点の開設に関するお知らせ 当社はこの度、国立大学法人岡山大学大学院医歯薬学総合科学研究科産学官連携センター・おかやまメディカルイノベーションセンター(OMIC)に、オンコリスバイオファーマ岡山研究センターを共同研究拠点として開設する運びとなりましたのでお知らせいたします。 当社は設立以来、岡山大学大学院医歯薬学総合科学研究科と共同研究契約を締結し、藤原俊義教授(消化器外科学)と腫瘍溶解ウイルスの臨床応用に関する共同研究を行って参りました。オンコリスバイオファーマ岡山研究センターは、がん細胞検出用の腫瘍溶解ウイルスであるテロメスキャン(R)(OBP−401)お...
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東京電力HD、「ベトナム国 配電設備計画システム普及促進事業」の業務開始
「ベトナム国 配電設備計画システム普及促進事業」の業務開始について 東京電力ホールディングス株式会社は、THEパワーグリッドソリューション株式会社(※1)(以下、THE)とともに、独立行政法人 国際協力機構(以下、JICA)の「開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業」の募集に対し、「ベトナム国 配電設備計画システム普及促進事業」を応札して採択されていましたが、本日、ベトナム国ハノイ市を供給エリアとするハノイ配電公社(※2)(以下、HPC)に対する事業活動を開始いたしました。 本事業は、東京電力パワーグリッド株式会社(以下、東京電力PG)が保有する停電時間削減に向けた配電系統の...
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東北大、永久スピンらせん状態と逆永久スピンらせん状態間の電気的制御に成功
永久スピンらせん状態と逆永久スピンらせん状態間の電気的制御に成功 〜次世代省電力・高速演算スピンデバイスの実現へ期待〜 【概要】 国立大学法人東北大学大学院工学研究科 吉住 孝平博士前期課程学生(現 トヨタ株式会社)、好田 誠准教授、新田 淳作教授らの研究グループは、半導体量子井戸の精密な構造設計により、スピン演算素子に必要な永久スピンらせん状態(※1)と逆永久スピンらせん状態(※2)間の電界制御に成功しました。これら二種類の永久スピンらせん状態間を電界制御することにより、半導体中の電子スピンの情報を長時間・長距離保持することが可能となり、かつ正確に情報伝達することが可能とな...
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NEC、アンゴラとブラジルを結ぶ南大西洋横断光海底ケーブルの建設開始
NEC、世界初の南大西洋横断光海底ケーブルの建設を開始 〜アフリカ・アンゴラと南米・ブラジルを接続〜 NECは、アンゴラケーブルズ社(Angola Cables,SA、注1)と締結したアンゴラとブラジルを結ぶ大容量光海底ケーブル敷設プロジェクト「SACS(South Atlantic Cable System、サックス)」の建設を開始しました。本海底ケーブルの稼働開始時期は2018年中旬の予定です。 「SACS」は、アフリカ大陸と南米大陸間を結ぶ南大西洋を横断する世界初(注2)の光海底ケーブルシステムであり、NECにとっても大西洋で初めて手掛けるプロジェクトです。本海底ケーブルは、アンゴラのルアンダ(Luanda)とブラジルのフォルタレザ(Fortaleza)を結...
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肺線維症治療に向けた核酸医薬を開発 1.発表者: 加藤 一希(東京大学理学系研究科生物科学専攻 博士課程3年(当時)) 池田 寿子(株式会社リボミック) 西増 弘志(東京大学理学系研究科生物科学専攻 助教) 石谷 隆一郎(東京大学理学系研究科生物科学専攻 准教授) 中村 義一(株式会社リボミック) 青木 淳賢(東北大学大学院薬学研究科分子細胞生化学分野 教授) 濡木 理(東京大学理学系研究科生物科学専攻 教授) 2.発表のポイント: ◆肺線維症(注1)の原因であるタンパク質オートタキシン(ATX)を阻害する核酸アプタマー(注2)を開発した。 ◆ATX−核酸アプタマー複合体の立...
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産総研、ヒトの神経細胞の発生を調節するタンパク質の機能を発見
ヒトの神経細胞の発生を調節するタンパク質の機能を発見 −ヒトに特徴的な機構の存在を示唆− ■ポイント ・ヒト胎児脳の神経細胞の発生にLSD1と呼ばれる酵素が重要な役割を果たすことを発見 ・LSD1の神経発達における役割がヒトに特徴的である可能性を示唆 ・失われた脳機能を回復させるための効率的な神経細胞の供給への貢献に期待 ■概要 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)バイオメディカル研究部門( https://unit.aist.go.jp/bmd/ )【研究部門長 近江谷 克裕】脳機能調節因子研究グループ 平野 和己 研究員と波平 昌一 研究グループ長は、遺伝子の情報の読み取...
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富士通オプティカルコンポーネンツ、CFP2 ACOトランシーバーの量産出荷開始
100G超光ネットワーク用小型プラガブルタイプのCFP2 ACOトランシーバの量産出荷開始 〜100超光通信装置の高機能化、高密度実装、低消費電力を実現〜 当社は、毎秒100ギガビット(以下100G)超光ネットワーク用として、OIF(注1)CFP2 ACO(注2)Class 1/Class 2へ準拠し、100G DP−QPSK、及び200G DP−16QAM変調方式に対応した、小型、低消費電力なプラガブルタイプのCFP2 ACOトランシーバの量産体制を確立し、Class 1へ準拠した製品を2016年度第1四半期より、またClass 2へ準拠した製品を2016年度第2四半期より量産出荷を開始します。 本製品を適用することにより、メトロネットワーク(...
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癌細胞の浸潤や転移に関わる細胞運動の仕組みを解明 ○概要 九州大学大学院理学研究院の池ノ内順一准教授らの研究グループは、癌細胞の浸潤や転移に関わるブレブ(Bleb)と呼ばれる細胞膜の突起構造の形成に関わる分子メカニズムを明らかにすることに成功しました。 悪性度の高い癌細胞は浸潤や転移を起こします。このような癌細胞の運動様式として、ブレブと呼ばれる細胞膜の突起構造の形成が重要であることが近年の研究で明らかになってきました。ブレブの形成メカニズムの解明は、癌細胞の浸潤や転移を抑制する新たな治療法の開発に繋がることが期待できます。 本研究成果は、2016年3月14日(月)午後3時(米...
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慶應義塾とPMDA、レギュラトリーサイエンス振興などで包括的連携協定を締結
学校法人慶應義塾と独立行政法人医薬品医療機器総合機構が 包括的連携協定を締結 学校法人慶應義塾(塾長:清家篤、東京都港区)と独立行政法人医薬品医療機器総合機構(理事長:近藤達也、東京都千代田区、以下 PMDA)は、わが国のレギュラトリーサイエンスの振興に資することを目的として、2016年3月11日付で包括的連携協定を締結しました。 慶應義塾は、総合学塾として、教育、研究、医療、社会貢献、国際連携などの分野でさまざまな取り組みを行っており、特に医学部では基礎・臨床一体型医学・医療の実現に取組んでいます。また、薬学部では豊かな人間性と高い専門性をもつ、優れた薬剤師、薬学研究者の養成...
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NTTと東北大、スピン演算素子の実現につながる電子スピンの長距離輸送に成功
スピン演算素子の実現につながる電子スピンの長距離輸送に成功 〜外部電界を用いて電子スピンの向きを長時間保持〜 日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鵜浦博夫、以下 NTT)と国立大学法人東北大学(宮城県仙台市、総長:里見 進、以下 東北大学)は、スピンの向きが長時間保持されるように構造設計した化合物半導体量子井戸(※1)を用いることで、これまで難しかった外部電界による電子スピン(※2)の長距離輸送に世界で初めて成功しました。本技術を用いることで、半導体中の電子スピンの向きをより安定に操作することが可能となり、量子コンピュータ(※3)や電界効果型スピントラン...
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丸紅、バングラデシュの電源開発公社向け複合火力発電所建設請負契約に調印
バングラデシュの電源開発公社向け、同国最大級の複合火力発電所建設請負契約の件 丸紅株式会社(以下「丸紅」)が、バングラデシュ電源開発公社(Bangladesh Power Development Board、以下「BPDB」)と締結した、総出力約400MW(40万キロワット)のビビヤナ3複合火力発電所建設請負契約に対し、株式会社国際協力銀行(以下「JBIC」)のバイヤーズ・クレジット(輸出金融)が供与されることとなり、2016年2月29日にJBICとBPDBの間で融資契約が調印されました。 本融資は、株式会社三菱東京UFJ銀行(以下「BTMU」)との協調融資によるもので、協調融資総額は約308億円、BTMUの融資部分に対しては、独立行政法人日本貿易保...
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日本海洋掘削、「ちきゅう」によるメタンハイドレート事前掘削作業を受注
「ちきゅう」によるメタンハイドレート事前掘削作業受注のお知らせ 当社は、以下の通り日本メタンハイドレート調査株式会社(注1)との間で国立研究開発法人 海洋研究開発機構所有のドリルシップ「ちきゅう」を使用するメタンハイドレート事前掘削作業(注2)に関する契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。 1. 掘削工事契約の概要 (1)契約先:日本メタンハイドレート調査株式会社 (2)操業海域:愛知県・三重県沖(第二渥美海丘) (3)作業坑数:5坑 (4)作業開始時期:平成28年5月初旬(予定) (5)作業料金建て:日割作業料率方式 (6)契約締結日:平成28年2月15日 ...
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産総研、染色体の大規模構造変異を高精度に検出できるアルゴリズムを開発
染色体の大規模構造変異を高精度に検出できるアルゴリズムを開発 −細胞のがん化の原因究明とがんの早期発見につながることへ期待− ■ポイント ・超並列DNAシーケンサーで得られる正常およびがん細胞ゲノム配列のビッグデータを高速・高精度に比較 ・がん化した組織中のがん細胞の比率が低くても、がん細胞中の構造変異を高精度に検出可能 ・がん細胞に特有のDNA変化を早期に検出し、的確な治療法を選択することが可能になることを期待 ■概要 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という) 創薬基盤研究部門【研究部門長 織田 雅直】 ゲノム機能情報研究グループ 瀬々 ...
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富士重工、スバルの運転支援システム アイサイト搭載車の事故件数調査結果を発表
スバル アイサイト搭載車の事故件数調査結果について 〜搭載車は非搭載車比、約6割減〜 富士重工業は、2010年度から2014年度に日本国内で販売したスバル車の人身事故件数について調査した結果、運転支援システム アイサイト搭載車(*1)は非搭載車に対し、1万台当たり件数で、車両同士の追突事故では約8割減、対歩行者事故では約5割減、調査対象全体では約6割減であることが分かりました。 本調査は富士重工業が、公益財団法人 交通事故総合分析センター(ITARDA(*2))のデータを基に独自算出したもので、2010年度から2014年度に日本国内で販売したスバル車のうち、アイサイト搭載可能モデ...
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環境細菌から進化する共生細菌 −日本列島の野外昆虫集団でとらえた共生進化過程− ■ポイント ・日本本土と南西諸島の害虫チャバネアオカメムシ集団では腸内共生細菌が異なることを発見 ・南西諸島には培養可能な共生細菌や潜在的に共生能力をもつ環境細菌が存在 ・共生の起源と進化の理解や、害虫の環境適応機構の理解とその制御への貢献の可能性 ■概要 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)生物プロセス研究部門【研究部門長 田村 具博】 深津 武馬 首席研究員(兼)生物共生進化機構研究グループ 研究グループ長、細川 貴弘 元産総研特別研究員(現 九...
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株式会社秋田銀行と業務提携!! 〜東北地区で初のアライアンス〜 企業経営を支援する次世代経営コンサルタント集団である株式会社フォーバル(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:中島 將典)は、株式会社秋田銀行(本店:秋田県秋田市、取締役頭取:湊屋 隆夫)との間で、株式会社秋田銀行のお客様の海外進出支援を目的とする業務提携を本日締結しました。 近年、日本では少子高齢化が進み、今後人口減少に直面する国内だけでビジネスを行っていても、十分な成長機会を享受することは難しくなってきています。また、製造拠点の海外移転やアジアマーケットの急成長といった要因から、大企業だけでなく中小企業のASEAN...
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産総研など、生きた細胞内における外来DNA分解の可視化に成功
生きた細胞内における外来DNA分解の可視化に成功 −細胞が外来遺伝子から体を守るしくみ− ○ポイント ・顕微鏡画像からDNAの分解を1分子レベルで時空間的に解析する技術を開発 ・外来DNAを分解する活性が細胞の種類によって異なっていることを発見 ・遺伝子治療・核酸医薬等の分子機序に基づいた創薬への貢献に期待 ○概要 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)バイオメディカル研究部門【研究部門長 近江谷 克裕】バイオアナリティカル研究グループ 佐々木 章 研究員と、国立大学法人 北海道大学【総長 山口 佳三】先端生命科学研究院 金城 政孝 教授ら、...
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日産自、軽乗用車「日産デイズ ルークス」の特別仕様車「Vセレクション」を発売
「日産デイズ ルークス」の特別仕様車「Vセレクション」を発売 日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス ゴーン)は3日、「日産デイズ ルークス」に特別仕様車「Vセレクション」を設定し、同日より全国一斉に発売すると発表しました。 ※製品画像・参考画像は添付の関連資料を参照 「日産デイズ ルークス」は、日産らしいスタイルやデザインの良さに加えスーパーハイトワゴンのユーザーから要望の高い、広さと使い勝手を両立したパッケージングを実現し、さらに便利なオートスライドドアを採用するなど、お客さまから大変好評を得ています。また、同車の「エマージェンシーブレーキ」搭載...
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救急ヘリ病院ネットワークなど、救急自動通報システム(D−Call Net)の試験運用を開始
ドクターヘリの早期出動判断を行う、救急自動通報システム(D−Call Net)の試験運用を開始 認定NPO法人救急ヘリ病院ネットワーク(所在地:東京都千代田区 理事長:篠田伸夫 以下、HEM−Net)は、トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市 社長:豊田章男 以下、トヨタ)、本田技研工業株式会社(本社:東京都港区 社長:八郷隆弘 以下、ホンダ)、株式会社日本緊急通報サービス(本社:東京都港区 社長:倉田潤 以下、日本緊急通報サービス)と共同で、ドクターヘリやドクターカーの出動を早期判断する救急自動通報システム(以下、D−Call Net)の試験運用を本年11月30日より開始する。 D−Call Netは、交通事故...
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月桂冠、全国新酒鑑評会の「金賞受賞酒 大吟醸」を数量限定発売
今年の全国新酒鑑評会で出品全蔵が「金賞」受賞 月桂冠「金賞受賞酒 大吟醸」を数量限定発売 *商品画像は添付の関連資料を参照 今年5月に開催された全国新酒鑑評会(独立行政法人酒類総合研究所と日本酒造組合中央会との共催)で、月桂冠株式会社から出品した昭和蔵・内蔵・大手一号蔵・大手二号蔵の4蔵全てが「金賞」を受賞しました。その受賞酒を「金賞受賞酒 大吟醸」(720mLびん)として商品化し、11月2日(当社出荷開始)から、3,600本に限定して全国で発売します。酒造好適米「山田錦」を精米歩合35%(玄米の65%分を削り取る)まで磨き、米の中心部を使って、低温でじっくり発酵させるなど、...
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日立、琵琶湖の排水機場向け「ドクタークラウド/巡回・点検支援システム」を受注
琵琶湖の排水機場向けに、カメラ付きヘッドマウントディスプレイと AR(拡張現実)技術を用いたクラウド型機器保守・設備管理サービス 「Doctor Cloud/巡回・点検支援システム」を受注 迅速な大雨対策と現場作業者のヒューマンエラー抑制・安全性向上を支援 株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、独立行政法人水資源機構(理事長:甲村 謙友)琵琶湖開発総合管理所から、大雨の際の排水機場の運転操作や不具合対応を支援するため、本年9月2日から販売開始した、カメラ付きヘッドマウントディスプレイとAR(Augmented Reality:拡張現実)技術を用いたクラウド型機器保守・設備管理サ...
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東芝、スペイン・マドリッド州で可搬式蓄電池システムの実証実験を開始
スペイン・マドリッド州で可搬式蓄電池システムの実証実験を開始 電力大手ガス・ナチュラル・フェノーサ社と共同実証 *参考画像は添付の関連資料を参照 実証実験で使用する可搬式蓄電池システム 当社は、スペイン・マドリッド州のアルカラ・デ・エナレス市において、スペインの電力大手ガス・ナチュラル・フェノーサ社(以下、GNF社)と共同で、GNF社の商用電力系統を使用した蓄電池システムの実証実験を本日開始しました。 本実証実験は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「安全・低コスト大規模蓄電システム技術開発」に採択された「系統安定化用の低コスト高出力蓄電システムの...
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マグロの持続可能な利用を資源保護と完全養殖で目指す! キハダ稚魚の海面生簀での飼育成功 〜JST、JICAの支援を受けた地球規模課題対応国際科学技術協力のパナマでの研究成果〜 ■ポイント ・近畿大学がJSTとJICAの支援を受けて行うキハダ養殖の研究成果 ・世界で初めてキハダを卵から幼魚まで飼育することに成功 ・現在は再び陸上生簀に戻し、海面生簀よりも管理が容易な環境で2年後の完全養殖を目指す ・得られた科学的知見と飼育技術は、今後キハダの天然資源予測に用いられることで、熱帯・亜熱帯の途上国や海洋島嶼国の持続的な漁業への貢献が期待され、日本のマグロ類資源の持続的利用への努力の国際的な大きなアピ...
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ダイキン、寒冷地向け高効率ビル用マルチエアコン「VRV H」シリーズを発売
低外気温時の暖房能力向上と、業界トップの省エネ性を実現 寒冷地向け高効率ビル用マルチエアコン『VRV H』シリーズを新発売 ダイキン工業株式会社は、低外気温時の暖房能力と省エネ性を向上させた寒冷地向け高効率ビル用マルチエアコン『VRV H』シリーズ(22.4kW〜95.0kW 全11機種)を2016年2月1日より発売します。 近年、省エネ意識の高まりから、燃焼暖房が主流であった寒冷地でもエアコンの採用が増加しており、エアコンの暖房性能の向上が一層求められています。また、ビルの消費エネルギーのうち約5割(※1)を空調が占めており、さらなる省エネ性の向上が求められています。 本製品は、低外気...
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ロックオンとジャックス子会社、後払い決済サービス「アトディーネ」提供などで業務提携
株式会社ロックオン、ジャックス・ペイメント・ソリューションズ株式会社と業務提携。 ジャックスグループが提供する後払い決済「アトディーネ」をEC−CUBEに標準搭載。 株式会社ロックオン(本社:大阪府大阪市 代表取締役社長:岩田 進、以下ロックオン)は、株式会社ジャックスの子会社であるジャックス・ペイメント・ソリューションズ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:柳原 功、以下ジャックス・ペイメント・ソリューションズ)と業務提携し、ジャックス・ペイメント・ソリューションズが運営する後払い決済サービス「アトディーネ」を、ロックオンが運営する国内No.1ECオープンソース「EC−CUBE」(※1)の...
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東北大、酸化ストレス防御因子が鎌状赤血球症の炎症と組織障害の改善を解明
鎌状赤血球症の創薬標的を同定 ‐酸化ストレス防御因子が鎌状赤血球症の炎症および組織障害を改善する‐ 【研究概要】 東北大学大学院医学系研究科の鈴木 未来子(すずきみきこ)講師(ラジオアイソトープセンター)、Nadine Keleku−Lukwete(ナディーン ケレク ルクウェテ)大学院博士課程学生、山本 雅之(やまもとまさゆき)教授(兼東北メディカル・メガバンク機構機構長)らのグループは、酸化ストレス防御因子Nrf2を活性化することによって、鎌状赤血球症の炎症と組織障害が改善することを解明しました。鎌状赤血球症は、世界で最も患者数の多い遺伝性疾患のひとつですが、認可されている治療薬は1種類しかなく、ま...
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特別企画:人手不足に対する企業の動向調査 「飲食店」での人手不足、非正社員で7割超 〜正社員でも小売業やサービス業で人手不足強まる〜 ■はじめに 景気回復が緩やかに続き、リーマン・ショックによる不況で急落した有効求人倍率は年々増加しているなか、8月に解禁された採用活動も活発になるなど、企業において人材の獲得競争が依然続いている。また、独立行政法人労働政策研究・研修機構が2014年5月に発表した労働力需給の将来推計(◇1)によれば、経済成長と労働参加が適切に進まない場合、2030年には労働力人口が最大で約872万人減少すると予測しており、将来的な「人材」の減少・不足を懸念する見...
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ミャンマー国有鉄道からの鉄道保安機材の受注について 丸紅株式会社(以下、「丸紅」)は、2015年8月1日にミャンマー国有鉄道(以下、「ミャンマー国鉄」)と「鉄道中央監視システム及び保安機材整備プロジェクト」(以下、「本プロジェクト」)における鉄道保安機材一式納入に関する契約を締結(*)しました。丸紅は株式会社京三製作所の製造する鉄道保安機材をミャンマー国鉄向けに納入します。 本プロジェクトは、独立行政法人国際協力機構(JICA)による無償資金協力により資金が供与されているものです。丸紅が納入する鉄道保安機材はヤンゴン中央駅及びパズンダン駅に敷設され、2016年7月末の納入完了...
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リチウムなどの軽元素を原子レベルで可視化 〜軽元素を一つ一つ直接「見る」技術を開発〜 ■ポイント ○リチウムなど電子顕微鏡観察が困難であった軽元素を可視化する新手法。 ○カーボンナノチューブやフラーレンに軽元素を閉じ込め、電子線によるダメージを軽減。 ○二次電池の化学反応プロセス中のリチウム原子の分析に期待。 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)ナノ材料研究部門【研究部門長 佐々木 毅】末永 和知 首席研究員と同部門 電子顕微鏡グループ 千賀 亮典 研究員は、低加速電子顕微鏡(注1)を用いて、リチウムを含む軽元素(注2)を原子...
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IPA、4月〜6月のコンピューターウイルス・不正アクセスの届出状況など発表
コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況 [2015年第2四半期(4月〜6月)] スマートフォン向けワンクリック請求の相談が348件と過去最多に IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)は、2015年第2四半期(4月〜6月)のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出(*1)および相談の状況をまとめました。 1.コンピュータウイルス届出状況(ウイルスおよび不正プログラム検出状況) 2015年第2四半期のウイルス届出件数は772件(前四半期比 約17.6%減)でした。ウイルス検出数は13,683個(前四半期比 約70.2%増)、不正プログラム検出...
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産総研、環境計測に適した超高速・高精度なガス検出・同定法を開発
環境計測に適した超高速・高精度なガス検出・同定法を開発 −複数のガスがリアルタイムで分析可能に− <ポイント> ・光のものさし「光コム」を2台用いた分光装置により、高速・高精度にガスを検出・同定 ・最も広い波長域でガスによる光吸収が測定可能で、複数のガスが共存する環境に適応 ・環境ガスの分析、内燃機関の評価、呼気分析など幅広い応用に期待 <概要> 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)物理計測標準研究部門【研究部門長 中村 安宏】周波数計測研究グループ 大久保 章 研究員、稲場 肇 研究グループ長は、環境計測に適した高速で高精度の...
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シャープ、IT機能一体化した16型「ITテレビモニター」を神戸労災病院に368台納入
テレビやインターネット、ビデオレンタル(VODサービス)などの利用料金を専用ICカードで決済 神戸労災病院に、ITテレビモニターを大量納入 シャープは、タッチパネル対応16型液晶テレビにネットサービスなどのIT機能を一体化した「ITテレビモニター」368台を、独立行政法人 労働者健康福祉機構 神戸労災病院(所在地:兵庫県神戸市、以下:神戸労災病院)に納入しました。 本機は、ネットサービスや業務用システムと連携し納入先ごとにカスタマイズが可能なソリューション型テレビで、病室のベッドサイドに設置されています。患者の方は、見やすい位置にモニターを移動しテレビやインターネット、ビデオレンタル(VOD...
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島津製作所、医療機器登録の高速液体クロマトグラフィ分析装置を発売
クラスI 医療機器登録の高速液体クロマトグラフィ分析装置 「Nexera LC−MS/MS システム」「Prominence LC−MS/MS システム」を発売 ※構成例は添付の関連資料を参照 島津製作所はこのたび、「医薬品医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(略称:医薬品医療機器等法,旧 薬事法)に対応した高速液体クロマトグラフィ分析装置「Nexera LC−MS/MS システム」と「Prominence LC−MS/MS システム」の販売を開始します。クラスI 医療機器として6月29日に独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)への届出および登録が完了しました。 質量分析装置(MS)は、医薬、バイオ、食品、環境など、多成分一斉分...
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オリックスとドーワテクノス、産業用ロボットの販売・導入支援で業務提携
オリックスとドーワテクノス 産業用ロボットの販売・導入支援で業務提携 〜製造業の最適な生産ライン構築をサポート〜 オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)と産業用設備の総合技術商社である株式会社ドーワテクノス(本社:福岡県北九州市、社長:小野 裕和)は、このたび、安川電機製品を中心とした産業用ロボットなどのFA(ファクトリー・オートメーション)システムの販売および導入支援について業務提携しましたのでお知らせします。 本提携では、産業用ロボット導入を検討する製造メーカーに対し、両社によって“診断から販売・施工・保守まで”のサービスを総合的にご提供することを目的とし...
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アズジェント、公的機関向け「セキュリティ・プラス 自動遮断・設計/設定サービス」を提供開始
アズジェント、公的機関向けに緊急時の情報資産流出を防ぐ 「セキュリティ・プラス 自動遮断・設計/設定サービス」の提供開始 セキュリティ及び運用管理ソリューションの提供を主業務とする株式会社アズジェント(代表取締役社長:杉本隆洋(◇) 所在地:東京都中央区 以下、アズジェント)は、公的機関向けに緊急時の情報資産の流出被害を防ぐ、「セキュリティ・プラス(※1)自動遮断・設計/設定サービス」の提供を開始いたします。 ◇社長名の正式表記は添付の関連資料を参照 【背景】 公的機関を狙う高度標的型攻撃が頻発している昨今、パブリック・セーフティの根幹に位置する政府や地方自治体、独立行政...
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NTT東西、時報サービス「117」の「うるう秒」調整を7月1日に実施
時報サービス「117」の「うるう秒」調整の実施について NTT東日本およびNTT西日本(以下、NTT東西)は、時報サービス「117」において2015年7月1日(水)に「うるう秒」の調整を行います。 1.概要 日本標準時の維持・通報を実施している独立行政法人 情報通信研究機構が、2015年7月1日(水)に「うるう秒」の調整を行うことに伴い、NTT東西の時報サービス「117」においても「うるう秒」の調整を実施します。なお、1972年7月1日に第1回の「うるう秒」の調整を行い、今回で26回目の実施となります。(前回のうるう秒の調整は、2012年7月1日に実施しました)。 2.調整方法 NTT東西の...
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都市再生機構とNTT都市開発、大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業の新築工事が着工
大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事着工のお知らせ 代表施行者独立行政法人都市再生機構(以下、都市再生機構)、共同施行者NTT都市開発株式会社は、「大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物」につき、平成27年5月15日、新築工事に着手しますのでお知らせ致します。 ■施設建築物の概要 所在:東京都千代田区大手町二丁目1番17から34 用途:事務所、店舗、カンファレンス、地域冷暖房施設、駐車場等 敷地面積:約19,900m2 延床面積: 約354,000m2 (A棟:約202,000m2 B棟:約152,000m2) 建物構造:鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート...
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富士重工、レヴォーグなどが2014年度「新・安全性能総合評価 ファイブスター賞」を受賞
スバル レヴォーグ、WRX、レガシィ、フォレスターが 2014年度「新・安全性能総合評価 ファイブスター賞」を受賞 このたび、国土交通省と独立行政法人 自動車事故対策機構(NASVA(*1))が実施した、自動車の安全性能を比較評価する2014年度自動車アセスメント(JNCAP(*2))において、レヴォーグ、WRX、レガシィ、フォレスターが最高の評価である5つ星を獲得し、「新・安全性能総合評価ファイブスター賞(JNCAPファイブスター賞)」を受賞しました。 同賞は、2011年度のレガシィ、2012年度のレガシィ、インプレッサに続いての受賞となります。 また、2014年度より開始された自動ブレーキなどの...
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国際石油開発帝石、アラブ首長国連邦アブダビ首長国陸上ADCO鉱区の権益を取得
アラブ首長国連邦アブダビ首長国陸上 ADCO鉱区の権益取得について 国際石油開発帝石株式会社(以下、当社)は、子会社のジャパン石油開発株式会社(以下、JODCO)を通じて、アブダビ首長国(以下、同国)陸上のADCO鉱区(以下、本鉱区)に係る入札に参加しました。このたび、当社は本鉱区の5%の参加権益を取得し、2015年1月1日からの40年間を契約期間とする利権契約を同国政府及びアブダビ国営石油会社(以下、ADNOC)と締結いたしましたので、お知らせいたします。 本鉱区の権益取得は、昨年当社が公表した同国海上の上部ザクム油田の権益期限延長(*1)に続き、同国との関係深化を象徴するものと認識しております...
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コニカミノルタ、蛍光ナノ粒子による検出技術を用いた病理標本作製サービスを開始
独自のナノテクノロジーで開発した蛍光ナノ粒子による検出技術を用いた 病理標本作製サービスを開始 コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、この度、創薬研究分野を対象とした蛍光ナノ粒子による病理標本作製サービスの提供を日本市場にて2015年7月から開始します。 ■技術の概要 医療、ライフサイエンスの分野で細胞イメージングや生体イメージングの研究開発に利用され、注目されている蛍光検出技術の一分野として、有機蛍光色素を用いた検出技術がありますが、従来の有機蛍光色素を用いた場合には、1)褪色する、輝度が低い、2)感度や定量性が低い、と...
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大日本印刷、ナノレベルの超微細加工を施した細胞培養プレートを開発
理化学研究所と再生医療での効率的な細胞培養の共同研究 ナノレベルの超微細加工を施した細胞培養プレートを開発 大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、独立行政法人理化学研究所と共同で、細胞培養プレート上の細胞の分化(*1)状態を識別する再生医療分野の技術確立に向けた共同研究を実施しており、ナノレベル(*2)の微細加工技術を利用した細胞培養プレートの開発に成功しました。この成功により、細胞にダメージを与えず容易に分離することが可能となり、再生医療に係わる細胞の品質と安全性の向上が期待されます。 *1 各細胞が臓器や骨、筋肉などの役...
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富士重工、インプレッサやフォレスターなどの特別仕様車「Proud Edition」シリーズを発表
スバル 特別仕様車「Proud Edition」シリーズを発表 〜アイサイト搭載車の予防安全性能アセスメント最高ランク獲得を記念〜 富士重工業は、インプレッサ、SUBARU XV、フォレスターに特別仕様車「Proud Edition」シリーズを設定し、インプレッサ、SUBARU XVを本日4月14日、SUBARU XV HYBRID、フォレスターを6月1日にそれぞれ発売します。 「Proud Edition」シリーズは、予防安全性能アセスメント(*1)において、アイサイトを搭載したすべての評価対象車が、最高ランクのJNCAP(*2)「先進安全車プラス(ASV+(*3))」を獲得したことを記念した特別仕様車です。 スバルならではの高い安全性能に加えて、より質感や使い勝手...
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JX日鉱日石エネルギーなど、マレーシア・サバ州沖深海R鉱区で原油を発見
マレーシア・サバ州沖深海R 鉱区における原油の発見について 当社(社長:三宅 俊作)が出資するJX日鉱日石サバ深海石油開発株式会社(社長:和佐田 演愼、以下「JXサバ深海」)は、2012年に取得したマレーシア・サバ州沖深海R鉱区(以下「本鉱区」)において、オペレーター(操業管理会社)として探鉱活動を推進しており、このたび、ベスタリ構造において原油を発見しましたので、お知らせいたします。 今回の発見は、義務井3坑のうち1坑目において、複数の油層の存在を確認したものであり、その厚さは合計で約70mとなります。今後、詳細な評価作業を行い、埋蔵量を確認していく予定です。 本鉱区は、マレー...
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水素社会の実現に向けた取り組みの強化について 府中事業所内に水素エネルギー研究開発センターを開所 ※参考画像は添付の関連資料を参照 水素エネルギー研究開発センター 当社グループは、再生可能エネルギーによる発電システム、水電解装置、燃料電池などグループ内の水素関連技術を融合した水素ソリューションの開発および実証実験を進め、水素社会の実現に向けた取り組みを強化します。今後、水素関連事業の拡大を図り、当社グループとして2020年度には、水素関連事業で売上高1,000億円を目指します。この取り組みの一環として、本日府中事業所内に水素エネルギー開発センターを開所しました。 当社...
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東大など、自己免疫疾患に伴う骨粗しょう症のしくみの一端を解明
抗体が骨を壊す ―自己免疫疾患に伴う骨粗しょう症のしくみの一端を解明― 1.発表者: 高柳 広(東京大学大学院医学系研究科 病因・病理学専攻 免疫学講座 免疫学 教授) 古賀 貴子(東京大学大学院医学系研究科 病因・病理学専攻 免疫学講座 免疫学 特任助教) 2.発表のポイント: ◆抗体(IgG)が抗原と結合してできる免疫複合体(注1)が破骨細胞を増やして骨を壊す、という抗体の新たな役割をマウスにおいて発見しました。 ◆炎症に伴い免疫複合体が増えることと、免疫複合体に対する受容体(Fcγ受容体)の感受性が高まることが、骨が減る原因となることがわかりました。 ◆自己免疫疾患や炎症性...
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NICT、大規模Web情報分析システム「WISDOM X」をWeb上に試験公開
大規模Web情報分析システム「WISDOM X(ウィズダム エックス)」をWeb上に試験公開 【ポイント】 ■10億件以上のWebページの情報を用いて、自然な質問文に回答する情報分析システムを公開 ■「なに?」「なぜ?」「どうなる?」などの質問の種類に適した回答、更に意外な回答も発見 ■利用者に質問を提案するなど、新しいWeb検索の概念により、“気づき”を利用者に提供 独立行政法人 情報通信研究機構(NICT、理事長:坂内 正夫)は、ユニバーサルコミュニケーション研究所において開発を行っている大規模Web情報分析システム「WISDOM X」を、3月31日(火)からWeb上に試験公開します。 WISDOM Xは、従来型の検索エン...
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農研機構、ダイズやコムギ等のDNAマーカー育種の利用促進に向け情報を一元化
ダイズやコムギ等のDNAマーカー育種の利用促進に向け情報を一元化 −作物の品種改良の効率化に貢献− [ポイント] ・新たにダイズ、コムギ、果樹類、野菜類、工芸作物、飼料作物類及び花き類のDNAマーカー情報を一元化してウェブページで公開 ・作物の品種改良の現場でのDNAマーカーの利用を促進 1.農研機構と生物研が連携して運営するバーチャル組織「作物ゲノム育種研究センター」は、DNAマーカーの開発状況の把握を容易にし、育種関係者による作物のDNAマーカー育種の利用を促進するため、この度ダイズ、コムギ、果樹類、野菜類、工芸作物、飼料作物類及び花き類のDNAマーカーについて、標的とする形質や活用するポイン...
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JTBグループ、「専門性」を学ぶなど中学生・高校生向け海外現地留学プログラムを発売
〜JTBは“トビタテ!留学JAPAN”を支援しています〜 地球倶楽部事業部 西日本留学センター 「関西空港から飛び出そう! 中学生・高校生に この夏体験してほしい英語+αプログラム」 3月27日(金)12時 発売 JTBグループでSIT(Special Interest Tour/目的型旅行)に特化したJTBガイアレック(東京都豊島区、代表取締役社長:堀江伸也)は、海外留学を専門に取扱う、地球倶楽部事業部 西日本留学センター(大阪府大阪市)の新商品として、「関西空港から飛び出そう! 中学生・高校生にこの夏体験してほしい英語+αプログラム」を、3月27日(金)に発売します。 文部科学省は、グローバル人材の育成政策の一環として、...
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エスビー食品、農研機構との共同研究で生鮮ハーブの抗酸化能の時期別変動を確認
(独)農研機構 食品総合研究所−エスビー食品(株) 共同研究 生鮮ハーブの抗酸化能における時期別変動を確認 エスビー食品(株)(本社:東京日本橋、社長:山崎雅也)では、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所との共同研究により、国産ハーブ8種に関してORAC(oxygen radical absorbance capacity)法を用いて収穫時期による抗酸化能の変動解析、およびポリフェノール含量の測定を行いました。この研究結果を、日本農芸化学会2015年度大会(2015.3.26〜29、於:岡山大学)で、食品総合研究所より発表いたします。 ■研究の背景と目的 ハーブ類にはポリフェノールをはじめとする...
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日産自、超小型モビリティ認定制度活用の居住者向けカーシェアリングを神奈川・左近山地域で試行導入
日産自動車、超小型モビリティ認定制度を活用した 左近山地域の居住者向けカーシェアリングを試行導入 日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン、以下「日産」)は、23日、独立行政法人都市再生機構東日本賃貸住宅本部(本社:神奈川県横浜市中区、理事長:上西 郁夫、以下「UR」)と共に、神奈川県が国土交通省関東運輸局に申請した超小型モビリティ認定制度による居住者向けのカーシェアリングを左近山団地(横浜市旭区)周辺地域にて試行導入すると発表しました。 今回の試行導入では、郊外型大規模住宅団地やその周辺地域の活性化、また公共交通機関を補完する新たな身近な乗り物と...
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凸版印刷、フレキシブル電子ペーパーを活用したレール型電子棚札を開発
凸版印刷、フレキシブル電子ペーパーを活用したレール型電子棚札を開発 〜プリンテッドエレクトロニクス技術とカラーフィルタ技術を融合した次世代電子棚札〜 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、プリンテッドエレクトロニクス技術(※1)を活用し、フレキシブル薄膜トランジスタ(TFT)を実現する印刷プロセス技術を確立。薄く、軽く、かつ曲げることができるフレキシブル電子ペーパーを開発しました。さらに今回、カラーフィルタ技術を活用しフレキシブル電子ペーパーの部分的なカラー化(以下 エリアカラー)を実現。 このフレキシブル電子ペーパーを活用し、「...
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NICT、Android対応の聴障者支援アプリ「こえとら」サービスがフィートから提供開始
聴障者支援アプリ“こえとら”がAndroidにも対応、機能も充実 〜iOSでもAndroidでも、隣にいても離れていても、文字と音声で簡単にコミュニケーション〜 独立行政法人情報通信研究機構(NICT、理事長:坂内 正夫)は、NICTの研究成果である聴障者支援アプリ“こえとら”を株式会社フィート(代表取締役社長: 小林 照二)に技術移転しました。 2月25日(水)から株式会社フィートは“こえとら”のサービスの提供を開始しました。 “こえとら”は、NICTの高精度音声認識技術及び高品質音声合成技術*1を用いて開発したものです。これまでiOSアプリとして公開実験し、聾ろう学校や企業等のご協力の下、改良を重ねてきました。...
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NTTデータ経営研究所、「東日本大震災発生後の企業の事業継続に係る意識調査(第3回)」を実施
東日本大震災発生後の企業の事業継続に係る意識調査(第3回) 3.11から4年、BCP策定は停滞段階に 自社だけでの事業計画策定に限界 〜実質的な事業継続性担保のためにも、企業間連携を視野に入れた解決策が望まれる〜 株式会社NTTデータ経営研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:佐々木 康志)は、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本良江)が提供する「NTTコム リサーチ」登録モニターを対象に、このたび「東日本大震災発生後の企業の事業継続に係る意識調査(第3回)」を実施しました。 2011年3月11日に発生した東日本大震災...
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理研、カルシウム枯渇の指標となる多層化した小胞体膜構造を発見
筋肉を動かすカルシウムは筋肉を作る指令役も担う −カルシウム枯渇の指標となる多層化した小胞体膜構造を発見− <要旨> 理化学研究所(理研)中野生体膜研究室の中西慶子 元協力研究員(現 理研小林脂質生物学研究室協力研究員)、森島信裕 元専任研究員(現 理研小林脂質生物学研究室専任研究員)らの研究チームは、マウスの筋芽細胞内の小胞体[1]と呼ばれる細胞小器官[2]を観察し、小胞体内カルシウム濃度の低下が骨格筋形成前に起こり、筋分化のシグナルとして働くことを見いだしました。 哺乳類の骨格筋[3]は筋繊維細胞の束で構成されています。筋繊維細胞は、数多くの筋芽細胞が繰り返し細胞融合を...
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「情報セキュリティ10大脅威2015」を発表 〜オンラインバンキングやクレジットカードの不正利用や内部不正の脅威が上位に浮上〜 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)は、2014年において社会的影響が大きかった情報セキュリティ上の脅威から「10大脅威執筆者会」の投票によりトップ10を選出し、「情報セキュリティ10大脅威2015」として2月6日からIPAのウェブサイトで公開しました。 URL: http://www.ipa.go.jp/security/vuln/10threats2015.html 「情報セキュリティ10大脅威 2015」は、2014年に発生した情報セキュリティの事故・事件のうち、社会的に影響が大きかったと考えられる...
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RNAポリメラーゼの働きを切り替えるメカニズムを解明 −転写制御の基本原理解明へ重要な一歩− <要旨> 理化学研究所(理研)横山構造生物学研究室の横山茂之上席研究員、ライフサイエンス技術基盤研究センター超分子構造解析研究チームの関根俊一チームリーダー、村山祐子特別研究員らの研究チーム(※)は、遺伝子の転写を担う酵素「RNAポリメラーゼ[1]」が、転写の状況に応じて機能を変化させる時の、具体的な構造変化やそれを制御するメカニズムを解明しました。 RNAポリメラーゼは、巨大なタンパク質複合体で、DNA上を移動しながらその塩基配列をコピーしてRNAを合成する、転写の役割を担っています。DNAからRNAへの転...
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NICT、宅内無線ネットワーク用Wi−SUN認証規格の無線機の実装に成功
宅内無線ネットワーク用Wi−SUN認証規格に準拠した無線機の実装に成功 【ポイント】 ■宅内無線ネットワークに不可欠な複数家電対応・中継機能付き無線機を世界で初めて実装 ■IEEE802標準規格とWi−SUN認証規格に準拠する無線機の社会展開を促進 ■電力消費の見える化や家電等の動作制御によって、エネルギー消費の削減が可能に 独立行政法人情報通信研究機構(NICT、理事長:坂内正夫)は、Wi−SUNアライアンス(*1)が策定するHAN(Home Area Network)用Wi−SUNプロファイル(*1)の無線機の実装に世界で初めて成功しました。今般、Wi−SUNアライアンスは、HEMS(Home Energy Management System)(*2)コントローラと家電等を...
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日産自、「エマージェンシーブレーキ」(自動ブレーキ)の搭載車種を拡大
日産自動車、「エマージェンシーブレーキ」(自動ブレーキ)の搭載車種を拡大 −2015年度中に、ほぼ全てのカテゴリーへの搭載を完了− 日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は23日、「エマージェンシーブレーキ(※1)」(自動ブレーキ)の採用車種を拡大し、2015年度中に、日本で発売している電気自動車、商用車を含むほぼ全てのカテゴリーに搭載を完了すると発表しました。 「エマージェンシーブレーキ」は、日産のセーフティシールドコンセプトのもと開発し、現在、「スカイライン」、「エクストレイル」、「セレナ」、「ノート」、「日産デイズ」、「日産デイズルー...
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理研、コケ植物の光化学系I複合体の集光アンテナ調節機構を解明
コケ植物の光化学系I複合体の集光アンテナ調節機構を解明 −植物の進化と光合成調節との関連を示唆− <要旨> 理化学研究所(理研)光量子工学研究領域ライブセル分子イメージング研究チームの岩井優和客員研究員(科学技術振興機構(JST)さきがけ研究者)、中野明彦チームリーダーらの共同研究グループ(※)は、コケ植物の光合成反応を担う光化学系タンパク質[1]の解析を行い、コケ植物特有の「集光アンテナ調節機構」を解明しました。 光合成反応は、植物の葉緑体で行われる化学反応で、自然環境の維持と物質生産という重要な役割を担っています。光合成反応に関わる光化学系Iと光化学系II[2]は、葉緑体のチラコ...
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東大、「弾性表面波計測デバイス」など4つのセンサ・デバイスを国際学会MEMS2015で発表
4つのセンサ・デバイスを国際学会MEMS2015で発表 東京大学IRT研究機構がポルトガル、エストリルにて 1.発表者:東京大学IRT 研究機構 下山 勲 教授 2.発表のポイント: ◆微小量の液滴(3μL、直径1.8mm)の正確な粘度測定に成功 ◆気圧センサの感度を大幅に向上し、1cmの精度で高度計測を実現 ◆マスク表面に柔軟な湿度センサを形成し、口内湿度の計測に成功。口内湿度管理によるインフルエンザの予防に。 ◆マイクロピエゾ抵抗型片持ち梁を用いた弾性表面波計測に成功 3.発表概要: 東京大学IRT研究機構(IRT、(*1))の下山勲教授らは、2015年1月18日から22日にかけてポルトガル エス...
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今治造船と新日鉄住金、船舶の安全性を高める次世代型居住区と鋼板をダブル搭載
船舶の安心・安全に貢献する鋼板と上部構造をダブル搭載 −「NSafe(R)−Hull(エヌセーフ ハル)」と「エアロ・シタデル」− 今治造船株式会社(代表取締役社長 檜垣幸人、以下「今治造船」)は、今年10月に竣工予定の206,600載貨重量トン型ばら積み運搬船に、次世代型居住区「エアロ・シタデル」と、新日鐵住金株式会社(代表取締役社長 進藤孝生、以下「新日鉄住金」)が開発した高延性造船用鋼板「NSafe(R)−Hull(エヌセーフ ハル)」をダブル装備することとしました。海賊から船員を守る居住区の安全性に加え、船体の衝突安全性に優れた鋼板を適用することで、さらなる安全・安心な航海に貢献して参ります。 ...
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日立など、伊豆大島の電力系統でハイブリッド大規模蓄電システムの実証試験開始
伊豆大島の電力系統でハイブリッド大規模蓄電システムの実証試験開始に合意 株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)と日立化成株式会社(執行役社長:田中 一行/以下、日立化成)のグループ会社である新神戸電機株式会社(*1)(取締役社長:小西 真/以下、新神戸電機)は、2011年より独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)の助成事業「安全・低コスト大規模ハイブリッド型蓄電システム技術開発」に取り組んできました。 このたび、日立と新神戸電機は、東京電力株式会社(代表執行役社長:廣瀬 直己/以下、東京電力)と、東京電力管内にある東京都伊豆大島の...
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ATRとNTTなど、ネットワーク型ブレイン・マシン・インタフェース(BMI)の技術開発に成功
日常生活の支援を可能とする ネットワーク型ブレイン・マシン・インタフェース(BMI)の技術開発に成功 〜脳を見まもる生活環境支援の実現〜 株式会社国際電気通信基礎技術研究所(本社:京都府相楽郡精華町、代表取締役社長:平田 康夫、以下ATR)、日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鵜浦 博夫、以下 NTT)、株式会社島津製作所(本社:京都府京都市中京区、代表取締役社長:中本 晃、以下 島津製作所)、積水ハウス株式会社(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役社長:阿部 俊則、以下 積水ハウス)、学校法人慶應義塾(本部:東京都港区、塾長:清家 篤、以下 慶應義塾大学)は、共同...
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チタン酸ストロンチウム基板の表面電子状態を解明 −酸化物エレクトロニクスの高性能化に一歩前進− 東北大学原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)の濱田幾太郎助教(現独立行政法人物質・材料研究機構(NIMS)MANA研究者)と一杉太郎准教授の研究グループは、清水亮太日本学術振興会特別研究員らと共同で、超高分解能顕微鏡観察と第一原理計算の併用により、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)単結晶表面の表面電子状態の解明に初めて成功し、電子密度の空間分布がエネルギーに依存して変化していることを明らかにしました。 チタン酸ストロンチウムを始めとした金属酸化物は、微細加工の限界に達しつつあるシリコンに代わるエ...
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富士電機、SiCハイブリッドモジュールを適用した大容量インバーターを発売
新製品 −SiCハイブリッドモジュールを適用した大容量インバータの発売について 富士電機株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、大容量インバータ「FRENIC−VGシリーズ スタックタイプ(690V系列)」に、SiCハイブリッドモジュールを適用した新製品をラインアップしますので、お知らせいたします。 1.背景 当社は、経営方針に掲げる「エネルギー関連事業」の拡大に向け、コア技術であるパワー半導体、パワーエレクトロニクスを駆使した競争力のある製品開発に取り組んでおり、なかでも、高耐圧・低損失化を実現するSiCパワー半導体の開発と、これを搭載したパワエレ機器の製品化に注力していま...
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九大と東大など、光の任意の偏光状態を磁性体に書き込み・読み出すことに成功
光の任意の偏光状態を磁性体に書き込み・読み出すことに成功 <概要> 九州大学 大学院理学研究院の佐藤 琢哉 准教授と東京大学 生産技術研究所の志村 努 教授、飯田 隆吾 博士(研究当時大学院生)は、フリードリッヒ・アレクサンダー大学エアランゲン・ニュルンベルグ(ドイツ)の樋口 卓也 博士、チューリッヒ工科大学(スイス)のマンフレッド・フィービッヒ 教授と共同で、光パルス(※1)の任意の偏光状態(※2)を磁性体の磁化振動モード(※3)として転写し、それらを情報媒体として書き込むことに成功しました。また、時間的に遅れて照射された別の光パルスを用いて磁化振動モードを読み取り、元の...
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中部電力、「ミャンマー国地方主要都市配電網改善事業準備調査」業務を受託
「ミャンマー国地方主要都市配電網改善事業準備調査」の受託について 当社は、本日、日本工営株式会社と共同で、独立行政法人国際協力機構(JICA)から「ミャンマー国地方主要都市配電網改善事業準備調査」業務を受託いたしました。 日本政府は、ミャンマー国に対して、官民を挙げて同国のインフラ整備や人材育成を支援することを表明しており、本調査は、ミャンマー国の地方主要都市配電網の整備に資する調査を実施するものです。 当社は昨年、ヤンゴン都市圏において同様の調査を実施しており、これらの経験と知見を生かすことで、本調査においてもミャンマー国のインフラ整備に役立つものと考えております。 今後...
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ドワンゴ、2016年度の新卒入社試験でも「受験料制度」を実施
2016年度ドワンゴ新卒入社試験における「受験料制度」について 株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:荒木隆司)では、本当に入社したい人材に集まっていただくために2015年の新卒入社試験よりエントリー時の「受験料制度」を導入、実施して参りました。本制度の2015年度における実施状況等を踏まえ、2016年度の新卒入社試験における「受験料制度」を以下の要領にて実施いたします。 <<「受験料制度」実施にむけて>> 現在の新卒学生の就職活動では、インターネット上の就職活動支援サイトを利用することが当たり前となっています。これらの就職活動支援サイトでは新卒採用をお...
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NICT、他者動作の予測と自己動作の生成には共通した脳内プロセスが関与など解明
下手な人を見たら、自分も下手になったエキスパート 〜他者動作の予測と自己動作の生成には共通した脳内プロセスが関与することを解明〜 【ポイント】 ■他者の動作を予測する場合と自分が同じ動作を行う場合に共通した脳内プロセスが関与していることを解明 ■他者の動作の結果を予測できるように学習すると、共通した脳内プロセスが変化し、自分の動作にも影響が及ぶ ■他者の動作を予測する能力と自分の運動能力の向上を導くリハビリやトレーニング方法の開発に応用可能 独立行政法人情報通信研究機構(NICT、理事長:坂内正夫)は、フランス国立科学研究センターと共同で、他者の動作を予測することと、自分の動作...
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産総研とニコン、目盛り誤差1ナノメートル以下のリニアエンコーダーを実現
目盛り誤差1ナノメートル以下のリニアエンコーダーを実現 −半導体素子や光学素子の加工精度の向上に貢献− ■ポイント■ ・目盛の誤差が1nm以下の「超高精度なものさし」を実現 ・光の干渉を利用して目盛の微小な誤差を評価 ・精密・微細加工技術の精度を向上させ、半導体素子の高集積化などに貢献 ■概要■ 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)計測標準研究部門【研究部門長 千葉 光一】長さ計測科 ナノスケール標準研究室 堀 泰明 主任研究員、権太 聡 研究室長、長さ標準研究室 尾藤 洋一 研究室長と、株式会社ニコン【社長 牛田 一雄】(以下「ニコ...
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東大など、粘菌の「集まれ!」の合図への応答にはダイオードのような整流作用が働いていることを解明
粘菌の「集まれ!」の合図への応答には ダイオードのような整流作用が働いている。 1.発表者: 澤井 哲(東京大学 大学院総合文化研究科広域科学専攻 准教授) 中島昭彦(東京大学 大学院総合文化研究科広域科学専攻 複雑系生命システム研究センター 特任助教) 2.発表のポイント: ◆細胞性粘菌が細胞間を波のように伝播する誘引物質を合図に集まる性質により、理論上、去りゆく波にも反応して元居た場所へ戻っていってしまう「走化性パラドクス」が生じる。 ◆2つの新技術の開発(微小流路内の高精度な層流制御技術、細胞内反応の定量的測定技術の開発)と理論モデルの検証によって、「走化性パラドクス...
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シャープ、暗闇でカラー撮影が可能な監視用赤外線カラー暗視カメラを法人向けに販売
業界初(※1) 暗闇(0ルクス)でのカラー撮影を実現 監視用赤外線カラー暗視カメラを開発・発売 シャープは、業界で初めて(※1)、暗闇(0ルクス)の環境下でカラー撮影が可能な監視用赤外線カラー暗視カメラ<LZ0P420A>を開発、監視カメラシステムメーカー(※2)など法人向けに販売します。 本製品には、独立行政法人 産業技術総合研究所(産総研)と当社が共同開発した赤外線カラー暗視撮影用撮像素子(CCD)(※3)を搭載。近赤外光を照射することで、業界で初めて(※1)暗闇(0ルクス)でのカラー撮影を可能にしました。また、高精細(1280×720画素)で滑らかな画像(30fps)が撮影できるほ...
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慶大と理研、X線自由電子レーザーを用いた非結晶粒子構造研究のソフトを実用化
X線自由電子レーザーを用いた非結晶粒子構造研究のための 新しい解析理論の構築と実用化 −SACLAの効率的利用を目指して− 慶應義塾大学(塾長 清家篤)と独立行政法人理化学研究所(理事長 野依良治)は共同で、X線自由電子レーザーを用いた非結晶粒子のコヒーレントX線回折イメージング実験でしばしば遭遇する、従来手法では解析困難な回折パターンについて、解析を可能とする理論を独自に構築し、計算機実験でその有効性を確かめながらソフトウェアとして実用化しました。 1.本研究成果のポイント ・コヒーレントX線回折イメージングにおける新しい非結晶粒子構造解析理論の構築 ・従来法では困難であった回...
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IPA、7月〜9月のコンピューターウイルス・不正アクセスの届出状況など発表
コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況 [2014年第3四半期(7月〜9月)] 不正なウェブサイトに移動させる“Redirect”(リダイレクト)の検出数が前期比約67%増 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)は、2014年第3四半期(7月〜9月)のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出(*1)状況および相談状況をまとめました。 URL: https://www.ipa.go.jp/security/txt/2014/q3outline.html 1.コンピュータウイルスおよび不正プログラムの検出数 2014年第3四半期のウイルス検出数は19,648個(前期比112%)、不正プログラムは98,345個(前期比133%)...
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GSユアサグループ、高性能リチウムイオン電池が「ひまわり8号」とロケットに搭載
H−IIAロケット25号機と静止気象衛星「ひまわり8号」に ジーエス・ユアサテクノロジー製の高性能リチウムイオン電池を搭載 2014年10月7日に、三菱重工業株式会社(取締役社長:宮永俊一、本社:東京都港区)殿および独立行政法人宇宙航空研究開発機構(理事長:奥村直樹、本社:東京都調布市。以下、JAXA)殿により種子島宇宙センターから打ち上げられたH−IIAロケット25号機と、同ロケットに搭載されていた三菱電機株式会社(執行役社長:柵山正樹、本社:東京都千代田区)製の静止気象衛星「ひまわり8号」には、GSユアサグループの株式会社ジーエス・ユアサテクノロジー(社長:関口昌秀、本社:京都府福知山市...
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日立ソリューションズ、情報漏洩リスクを軽減する「内部不正防止ソリューション」を提供
企業内からの情報漏洩リスクを軽減する「内部不正防止ソリューション」を提供開始 内部不正防止に特化した現状分析と「秘文」による対策で情報の漏洩を防止 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:佐久間 嘉一郎/以下、日立ソリューションズ)は、企業が取り扱う個人情報や業務情報などの重要な情報が、従業員や関連会社、委託先など内部から不正に漏洩するリスクを軽減する「内部不正防止ソリューション」を、10月23日から提供開始します。 本ソリューションは、各企業で実施している現状のセキュリティ対策が効果的に運用されているか、対策に漏れはないかなどを明確にします。その上で...
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無汗症患者の原因遺伝子を発見 −IP3受容体が機能しないと発汗できない− <ポイント> ・2型イノシトール三リン酸(IP3)受容体が発症に関わるヒト疾患を発見 ・カルシウムチャネル形成領域での点変異がIP3受容体の機能を阻害 ・IP3受容体の活性を制御することによる無汗症や多汗症の治療法確立に期待 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、先天性無汗症[1]の原因遺伝子が2型イノシトール三リン酸(IP3)受容体[2]を発現する遺伝子であることを明らかにしました。これは、理研脳科学総合研究センター(利根川進センター長)発生神経生物研究チームの御子柴克彦チームリーダー、久恒智博研究員と、ス...
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ダイキン、年間運転効率を大幅に向上したビル用マルチエアコン「VRV X」シリーズを発売
ビル用マルチエアコン 「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)」を目指し、年間運転効率を大幅に向上 ビル用マルチエアコン『VRV X』シリーズを新発売 ダイキン工業株式会社は、建物全体のエネルギー消費を正味ゼロにするネット・ゼロ・エネルギー・ビル(以下、ZEB)(※1)の実現に向けて、年間運転効率を大幅に向上したビル用マルチエアコン『VRV X』シリーズ(22.4kW〜118.0kW 全18機種)を2015年3月2日より発売します。 本商品は、低負荷時の運転効率を大幅に向上した新型スクロール圧縮機と、負荷に合わせて全自動で冷媒温度をコントロールする新しい冷媒制御で、年間の消費電力量を大幅に削減し...
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CTC、材料研究などで有用なナノ材料開発向け独自解析ソフトを開発
CTC、ナノ材料開発を支援する解析サービスを開始 自社独自の解析ソフトウェアで設計時間を短縮 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は、レアアースやレアメタルの代替材料の探索や温室効果ガスの削減に向けた材料研究等で有用な、ナノ材料開発向けの独自解析ソフトウェアを開発しました。新規材料の開発をトータルに支援するサービスの提供を本日から開始します。材料メーカー、企業・大学の研究部門、国や自治体の研究機関向けに提供し、3年後に関連製品を含めて10億円の売上を目指します。 ■ナノ材料開発における現状 複数の元素の組み合わせとその...
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JICAと大和証券など、個人投資家を対象とした「JICA債」発行について
リテール向け「JICA債」発行について 独立行政法人国際協力機構(JICA)(理事長:田中明彦)は、主に個人投資家を対象とした「JICA債」(国際協力機構債券(国内財投機関債))の発行を行います。JICAは2008年12月に初めて機関投資家向け財投機関債を発行して以来、「有償資金協力」における資金調達として、定期的に債券を発行してきております。個人投資家等を対象とした債券は、2011年12月に初めて発行して以来、今年で4回目となります。 また、今回の「JICA債」発行にかかる共同主幹事につき、以下のとおり指名致しました。 国際協力機構債券:大和証券株式会社(事務主幹事) ...
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グリーンブルー、養豚場から出る悪臭・汚水問題を低コストで低減させるシステムを開発
ナノテクを駆使して目指すは“養豚経営革命” 画期的技術の融合で、養豚場から出る悪臭・汚水問題を低コストで解決 アンモニアガスを自動連続サンプリング、微細気泡で糞尿を浄化・再利用 環境汚染に関する調査・分析・モニタリングサービスを展開するグリーンブルー株式会社(本社:横浜市神奈川区、東京都大田区、代表取締役社長:谷 學)は、株式会社富喜製作所(本社:埼玉県熊谷市、代表取締役社長:佐藤貴代)と共同で、現在社会問題化している養豚施設から発生する悪臭や汚水を、低コストで大幅に低減させる画期的システムを開発いたしました。 同システムは、当社が開発した温室効果ガス等を連続で自動サンプリ...
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三菱電機と東北大、無線通信用「5GHz/60GHz帯デュアルバンド対応Si−CMOS受信RFIC」を開発
信頼性が高く、高速な無線通信の実現に貢献 無線通信用「5GHz/60GHz帯デュアルバンド対応Si−CMOS受信RFIC」を開発 三菱電機株式会社と国立大学法人 東北大学は、長距離通信が可能なマイクロ波帯(5GHz)(※1)と超高速通信が可能なミリ波帯(60GHz)(※2)の受信回路を、低コストなSi−CMOSで1チップ化した「5GHz/60GHz帯デュアルバンド対応Si−CMOS受信RFIC」を開発しました。 複数の無線規格に対応し、切り替え可能にすることで、安定した通信環境と高速な無線通信の実現に貢献します。 ※1:建物などで通信経路の見通しがつかない場合でも、長距離通信が可能。無線LANなどに用いられる。 ※2:通信を妨げる障...
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理研と電通大など、X線自由電子レーザー施設を使いX線可飽和吸収の観測に成功
X線可飽和吸収を世界で初めて観測 −SACLAの世界最強X線レーザーが切り拓く新たな世界− <ポイント> ・X線の強度を高めると、物質がどんどん透明に ・世界最高強度のX線レーザーにより初めて実現 ・アト秒X線光学の開拓に向けて大きな飛躍 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)と電気通信大学(福田喬学長)は、X線自由電子レーザー(XFEL:X−ray Free Electron Laser)施設「SACLA」[1]を使い、X線可飽和吸収[2]の観測に成功しました。これは、電気通信大学の米田仁紀教授、理研放射光科学総合研究センター(石川哲也センター長)ビームライン研究開発グループの矢橋牧名グループディレクター、高輝度光科学...
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二酸化炭素からポリウレタン原料を効率的に合成 −環境に調和したポリウレタン製造プロセスが実現可能に− <ポイント> ・二酸化炭素を用いてポリウレタンの原料を合成する新しい反応プロセス ・二酸化炭素とアミン、スズアルコキシド化合物との反応で芳香族ウレタンが高収率で生成 ・猛毒のホスゲンを使わない、環境に調和したポリウレタン製造プロセスの実現に期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)触媒化学融合研究センター( http://irc3.aist.go.jp/ )【研究センター長 佐藤 一彦】触媒固定化設計チーム 崔 準哲 主任研究員、安田 弘之 研究チーム長...
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ダイヤモンドウエハーの低欠陥コピー技術を実証 −ダイヤモンドパワーデバイスによる省エネルギー社会実現へ道を拓く− <ポイント> ・ダイレクトウエハー化によるダイヤモンドウエハーの低欠陥コピー技術を実証 ・原理的に同等の結晶性をもつ高品質ウエハーの大量製造が可能 ・パワーエレクトロニクス用材料としての実用化による省エネルギー社会実現へ道を拓く <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)ユビキタスエネルギー研究部門( https://unit.aist.go.jp/ubiqen/ )【研究部門長 谷本 一美】ダイヤモンドデバイス化研究グループ 杢野 由明 研究グループ長、加...
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日本原子力研究開発機構と東北大など、鉄中の水素を中性子で観測することに成功
鉄に溶けた水素はどこにいる? −鉄中の水素を中性子で観測することに成功− 【発表のポイント】 ●高温高圧力下において鉄に水素が溶ける過程と鉄中に高濃度に水素が溶けた状態を、中性子を用いてそのままの状態で観察することに成功 ●鉄中の水素の存在位置が定説とは異なることを発見 ●実験的に鉄中の水素の位置や量を決定できたことにより、鉄−水素系に新しい理解をもたらし、鉄鋼材料の劣化や地球内部の状態など鉄と水素が関わる研究の進展が期待 独立行政法人日本原子力研究開発機構量子ビーム応用研究センター、J−PARCセンター及び国立大学法人東北大学金属材料研究所は、同大学原子分子材料科学高等研究機...
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自動車用の小型コネクターの評価装置を開発 −電気接点で電気が流れるメカニズムを解明− <ポイント> ・電子顕微鏡中でコネクターの接触を観察しながら、接触荷重と電気抵抗を同時に計測 ・酸化スズ膜の割れ目にスズが入り込んで良好な電気接点が作られることを確認 ・自動車ワイヤーハーネス用コネクターの小型・軽量化の新製品開発につながると期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門( https://unit.aist.go.jp/nri/index_j.html )【研究部門長 山口 智彦】ナノ光電子応用研究グループ 清水 哲夫 主任研究員は、矢崎総業株式会社【代表取締...
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NTTエレクトロニクス、20nm 100G低電力デジタルコヒーレント信号処理LSIをサンプル出荷開始
NTTエレクトロニクス社、20nm低電力コヒーレントDSPを世界初出荷 −最先端CMOS 半導体LSIで100Gコヒーレントプラガブル光トランシーバを実現− NTTエレクトロニクス株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:萩本 和男、以下 NEL)は、データセンタ間トラヒックの急伸を支える100G 波長多重(WDM)光ファイバ通信システムの本格普及に向けて、業界初となる20nm 100G低電力デジタルコヒーレント信号処理LSI(以下100G LP−DSP)のサンプル出荷を開始しました。1波長あたり毎秒100ギガビット(100Gbps)の長距離光ファイバ通信を実現するデジタルコヒーレント信号処理(DSP)機能に、送信側デジタル・...
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三菱電機、東西線妙典駅に納入の「駅舎補助電源装置」が省エネ効果を実現
鉄道車両の回生電力を活用し、駅の照明や空調・エレベーター等の省エネ化を推進 初の実運用で三菱電機「駅舎補助電源装置(S−EIV(R))」が省エネ効果を実現 三菱電機株式会社は、東京地下鉄株式会社(以下、東京メトロ)東西線妙典駅に駅舎補助電源装置(S−EIV(R))(※1)を今年6月に納入し、実運用試験をこれまで実施してきました。その結果、実運用として初めて、駅で消費される電力一日当たり約600kWhの省エネ効果(一般家庭約60世帯の消費電力に相当)を実現しましたのでお知らせします。 本件は、2013年1月に東京メトロ東西線 西船橋変電所で行った実証実験の成果を踏まえ、製品を納入したものです。 ※...
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日本列島最古の鉱床年代決定に成功 〜Re−Os法により日立鉱床の生成年代が明らかに〜 1.概要 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という)海底資源研究開発センターの野崎達生研究員、鈴木勝彦上席研究員、東京大学大学院工学系研究科の加藤泰浩教授は、レニウム−オスミウム(Re−Os)年代決定法(※1)を用いて、長い間不明であった茨城県日立鉱床(火山性塊状硫化物鉱床(※2)に分類される銅・亜鉛鉱床)の生成年代を、鉱床を構成する硫化鉱物(※3)から直接決定することに成功しました。その結果、日立鉱床の生成年代はこれまで考えられていた石炭紀前期(約3億2,320万年前〜3...
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富士通、JAXAの全球降水観測計画での観測データ処理などを担う運用系システムを構築
JAXA様の全球降水観測計画での観測データ処理などを担う 「GPM/DPRミッション運用系システム」を構築 一般向けデータ提供を開始し、地球上の水循環メカニズムの解明に貢献 当社はこのほど、独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(本社:東京都調布市、理事長:奥村 直樹、以下、JAXA)様が米国National Aeronautics and Space Administration(以下、NASA、(注1))などと共同で推進する全球降水観測計画(Global Precipitation Measurement、以下、GPM)ミッションの主要な地上システムである「GPM/DPRミッション運用系システム」を構築しました。 本システムは、2014年2月28日に打ち上げられたGPM主衛星をはじめとする複数の人工衛星(...
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東京ガスとパナソニック、「エネファーム」向け「停電時発電機能」オプション品を開発
家庭用燃料電池「エネファーム」向け 停電時に自立起動して発電可能な「停電時発電機能」オプション品の開発について 東京ガス株式会社(社長:広瀬 道明、以下、「東京ガス」)とパナソニック株式会社(社長:津賀 一宏、以下、「パナソニック」)は、このたび、停電時に家庭用燃料電池「エネファーム」(以下、「エネファーム」)が運転停止中でも、自立起動(※1)して発電し、停電時使用可能コンセント(※2)を通じて電力を家庭内に供給できる「停電時発電機能」を備えたオプション品(以下、「本製品」)を共同で開発しました(※3)。 東京ガスとパナソニックは、2014年4月に「停電時発電機能」を備え...
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三菱商事、米国ルイジアナ州の天然ガス液化事業の最終投資を決定
キャメロンLNGプロジェクトの最終投資決定 三菱商事株式会社(以下、当社)は、米国ルイジアナ州のキャメロンLNG社(以下、CLNG社)を事業主体とする天然ガス液化事業(キャメロンLNGプロジェクト)の最終投資決定を8月6日(米国ニューヨーク現地時間)に行いました。 本プロジェクトの総投資額は、約100億米ドルとなり、内74億米ドルについては、国際協力銀行及び民間金融機関との融資契約(一部につき、独立行政法人日本貿易保険による保険が付保)を同日締結しております。CLNG社は、同社が保有するキャメロンLNG輸入基地(所在地:ルイジアナ州ハックベリー)を輸出基地へと転用する為、新たに年間1,200万トン...
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極めて平坦な平面ガラス基板を開発 −超高精度な平面研磨・評価技術を実現− <ポイント> ・角度測定を利用した超高精度平面度評価装置を開発 ・装置に組み込んだ状態で世界最高水準の平面精度を実現 ・平面鏡、プリズムといった光学部品の高精度化に貢献 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)計測標準研究部門【研究部門長 千葉 光一】長さ計測科 長さ標準研究室 尾藤 洋一 研究室長、近藤 余範 主任研究員は、株式会社 テクニカル【代表取締役社長 山内 一秀】(以下「テクニカル社」という)と共同で、平面度λ/100(約6.3nm:関東平野の...
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オリックス、函館市と青森・風間浦村での地熱発電事業化に向け調査開始
地熱発電事業、函館市と青森・風間浦村で 事業化に向けた調査を開始 オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、このたび、北海道函館市および青森県下北郡風間浦村にて、地熱発電の事業化に向けた調査を開始しましたのでお知らせします。 両地域では、出力2,000kW(2MW)程度の小規模地熱発電所の建設を検討しています。このたび、地元関係者のご了承のもと、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)による地熱資源開発調査事業費助成金の採択を受け、事業性の検証のための調査を実施します。北海道函館市では地熱発電調査の第一段階となる「初期調査」を、青森県下北郡風間村では第...
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分子量のばらつきがない高分子標準物質を開発 −分子の長さがそろった人工高分子で高精度計測に貢献− <ポイント> ・長さの違う分子が集まった高分子から単一の長さの分子だけを分別採取する技術を開発 ・ポリエチレングリコールの23量体だけからなる標準物質の供給をスタート ・高分子材料の分子量測定やナノ粒子サイズの計測の高精度化に貢献 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)計測標準研究部門【研究部門長 千葉 光一】ナノ材料計測科【研究科長 藤本 俊幸】粒子計測研究室【研究室長 桜井 博】高橋 かより 主任研究員と、計量標準管理センタ...
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アズビル、国際標準に準拠した校正証明書付きの電磁流量計を販売
アズビル、国際標準に準拠した校正証明書付きの電磁流量計を販売開始 アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2−7−3 社長:曽禰寛純)は、国際標準ISO/IEC17025(※1)に準拠した校正結果であることを証明するJCSS(※2)校正証明書付き電磁流量計MagneWTM3000FLEX+(マグニュー3000フレックスプラス)を7月23日より販売開始します。現在販売しているMagneWTM3000FLEX+の主要機種に対して、新たにJCSS校正を付加して提供します。 日本の製造メーカーの海外進出に伴い、薬品・化学プラントでの微少流量計測やポンプの吐出能力性能検査などに使用される電磁流量計では、製品の品質を保証するため、国際...
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理研と京大、鉄より重い元素の起源を数値シミュレーションで解明
金やウランなどの重い元素は中性子星の合体で作られた可能性が高い −鉄より重い元素の起源を数値シミュレーションで解明− <ポイント> ・スーパーコンピューターによる中性子星合体現象の数値シミュレーション ・中性子核融合によりつくられる元素の組成が太陽系の重元素分布と合致 ・従来の研究で予想されていた中性子の割合とは大きく異なる結果に <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)と京都大学(松本紘総長)は、地球上に存在する金やウランなど鉄より重い元素が、中性子星合体[1]によってつくられたものである可能性が高いことを明らかにしました。これは、理研理論科学連携研究推進グループの...
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日立産機システム、超高効率IE4レベルを達成した「アモルファスPMモータ」を発売
超高効率IE4レベルを達成した「アモルファスPMモータ」を発売 ※製品画像は添付の関連資料を参照 株式会社日立産機システム(取締役社長:青木 優和/以下、日立産機)は、このたび、モーターの心臓部である鉄心にアモルファス金属(*1)を採用し国際電気標準会議(以下、IEC)の効率ガイドラインであるIE4(*2)を達成した、産業用の超高効率永久磁石形同期モーター「アモルファスPMモータ」を2015年1月から発売します。 本製品は、2012年に日立製作所と日立産機が開発に成功した「レアアースを用いない産業用11kW高効率永久磁石同期モーター」(*3)を製品化するものです。 ■主な特長 ・アモルフ...
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JX日鉱日石開発、米国で石炭火力発電所の排ガス活用による原油増産プロジェクトを開始
米国における石炭火力発電所の排ガス活用による原油増産プロジェクトの開始について 当社(社長:三宅俊作)は、米国子会社JX Nippon Oil Exploration(U.S.A.)Limited(社長:田邊一夫)が出資するJX Nippon Oil Exploration(EOR)Limited(*1)(社長:田邊一夫)(以下「JX EOR」という。)を通じて、米国にて、石炭火力発電所の燃焼排ガスから二酸化炭素(CO2)を回収するプラントを建設し、回収したCO2の油田への圧入により原油の増産を図るプロジェクトを開始いたしましたので、お知らせいたします。 本件は、老朽化した油田における原油生産量の飛躍的な増加と、石炭火力発電所から大気中へ排出する温暖化ガス(CO2)の低減を...
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昭和電工セラミックス、高機能光触媒「ルミレッシュ」が太陽工業のテント膜材に採用
高機能光触媒「ルミレッシュ(R)」が太陽工業の膜材に採用 昭和電工株式会社(社長:市川 秀夫)の連結子会社昭和電工セラミックス株式会社(長野県塩尻市 社長:牧 昌和)が富山工場(富山県富山市)にて開発した高機能光触媒「ルミレッシュ(R)」が、テント構造物のトップメーカーである太陽工業株式会社(会長兼社長:能村光太郎)が販売する新たなテント膜材に採用されました。今回ルミレッシュ(R)の採用が決定したのは、抗菌・抗ウイルス機能をもつ屋内用膜材「ヒカリプロテクスタイル」で、2015年1月の販売が予定されています。 ルミレッシュ(R)は、2007年〜2012年に独立行政法人 新エネルギー・産業技...
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理研、転写因子「NtcA」によりラン藻の増殖促進と代謝改変に成功
転写因子「NtcA」により、ラン藻の増殖促進と代謝改変に成功 −糖やアミノ酸などの有用物質生産の技術構築を目指す− <ポイント> ・NtcAの量の増加によりラン藻の増殖が促進 ・NtcAの量の増加により糖やアミノ酸の量が変化 ・ラン藻の代謝制御メカニズムの理解を深め、二酸化炭素を使ったものづくりを推進 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、微細藻類「ラン藻」の転写因子「NtcA[1]」の遺伝子を改変してNtcAの量を増やすことで、ラン藻の増殖を促進させるとともに、代謝の改変にも成功しました。これは、理研環境資源科学研究センター(篠崎一雄センター長)代謝システム研究チームの小山内崇研究員、...
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理研と琉球大、シロアリの後腸に共生バクテリアによる新たな代謝経路を発見
シロアリの後腸に共生バクテリアによる新たな代謝経路を発見 −シロアリのセルロース代謝経路の全体像が明らかに− <ポイント> ・NMR法を使いセルロース代謝経路を宿主から共生微生物群まで全階層で可視化 ・シロアリと腸管内微生物群、シロアリ同士の栄養交換メカニズムの一端を解明 ・複雑な環境代謝分析の技術をシロアリ共生系の解明に応用、新解析手法開発へ <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)と琉球大学(大城肇学長)は、オオシロアリに13C(※)安定同位体標識化[1]セルロースを与え、NMR(核磁気共鳴)法[2]で代謝物を網羅的に追跡することで、腸管内の共生微生物群によるセルロース代謝...
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産総研、NWSと共同で水道管の漏水箇所を高い精度で絞り込む技術を開発
水道管の漏水を学習型異音解析技術で検知 −熟練工による漏水検査の手間を5分の1に削減− <ポイント> ・漏水が疑われる箇所を学習型異音解析により高い精度で絞り込む技術 ・熟練工による検査箇所を約5分の1に減らせることを実地試験で確認 ・地方自治体や漏水率が30%を超えている東南アジア諸国での技術貢献を目指す <概要> 独立行政法人産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)情報技術研究部門( http://itri.aist-go.jp/ )【研究部門長 工藤 知宏】スマートシステム研究グループと株式会社日本ウォーターソリューション【代表取締役 深澤 純一】(以下「NWS」という)は共同で、...
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ヤマダ・エスバイエルホームなど、血流認証技術活用の次世代住宅制御システムを開発開始
住居内制御システムと血流認証技術 を融合させた、次世代システムについて 愛称:Fin−Key<フィンキー> (Finger Key System) 株式会社ヤマダ・エスバイエルホーム(本社:大阪市北区、代表取締役社長:松田 佳紀、以下ヤマダSXL)、バイオニクス株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:須下 幸三)、及び日本工学院専門学校・日本工学院八王子専門学校(学校長:千葉 茂)を設置する学校法人片柳学園(本部:東京都大田区、理事長:片柳 鴻)は、スマートハウスの更なる可能性に向け、血流認証技術を活用した業界初となる次世代住宅制御システムを、産学連携で研究、開発することに合意いたしました。 血流認証...
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日本ラッド、クルウィットが提供する対サイバー攻撃アラートサービスを販売開始
日本ラッド、対サイバー攻撃アラートサービスの提供を開始 日本ラッド株式会社(以下日本ラッド、JASDAQ上場、本社:東京都港区、代表取締役会長:大塚隆一)は、株式会社クルウィット(以下クルウィット、本社:東京都三鷹市、代表取締役:国峯泰裕)と販売代理店契約を締結し、クルウィットが提供する対サイバー攻撃アラートサービスのSiteVisor(サイトバイザー)の販売を開始しました。 SiteVisorは独立行政法人情報通信研究機構が研究開発した対サイバー攻撃アラートシステムDAEDALUS(ダイダロス)を、クルウィットが商用化して販売しています。 昨今、サイバー攻撃はその記事をメディアで見ない日がないといってもよいほど...
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産総研、ヤマトと共同で溶けたアルミニウムを加熱できる高出力ヒーターを開発
溶けたアルミニウムを加熱できる高出力ヒーターを開発 −高熱伝導セラミックフィラーを高密度充填し、ヒーター出力が5倍に− <ポイント> ・ヒーターチューブ内に熱伝導率の高いセラミックフィラーを高密度に充填する技術を確立 ・発熱体からアルミニウム溶湯までの熱伝達の向上により、ヒーターの高出力化を実現 ・鋳造産業で用いる加熱用ヒーター本数を削減でき、省エネ・低コスト化に寄与 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)先進製造プロセス研究部門( https://unit.aist.go.jp/amri/ )【研究部門長 淡野 正信】セラミック機構部材プロセス研究グループ 堀田...
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三菱日立パワーシステムズと日本特殊陶業、固体酸化物形燃料電池の円筒セルスタックの量産で業務提携
固体酸化物形燃料電池(SOFC)の円筒セルスタックで業務提携 価格競争力のある量産体制の構築を目指す 三菱日立パワーシステムズ株式会社(MHPS)と日本特殊陶業株式会社(NTK)は、固体酸化物形燃料電池(SOFC)の発電要素である円筒セルスタックの量産に向けて業務提携することで基本合意しました。両社がそれぞれ得意とする技術・ノウハウや経営資源を融合することで、価格競争力のある円筒セルスタックの量産体制の構築を目指します。 具体的には、両社の技術・ノウハウを持ち寄って円筒セルスタックの少量生産体制を構築、これをベースに本格的な量産のための生産技術を共同で確立して、2018年4月までに年産数十万...
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IHIグループとJIRCAS、「パームプランテーション事業における環境対策技術の開発」を共同研究
「パームプランテーション事業における環境対策技術の開発」に関する共同研究の締結 独立行政法人国際農林水産業研究センター(所在地:茨城県つくば市、理事長 岩永 勝、以下 JIRCAS、 http://www.jircas.affrc.go.jp/index.sjis.html )と株式会社IHI環境エンジニアリング(所在地:東京都江東区、社長:荻野 政之、以下 IKE)は、「パームプランテーション事業における環境対策技術の開発」に関する共同研究の契約を締結し、関連する処理技術の共同研究を経て、新技術開発の目処を得たので、お知らせいたします。今後は、株式会社IHIの協力を得て、事業化検討に入ることとなります。 1.背景: ・マレーシア、インドネシア、タイで...
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東芝と東芝ソリューション、フランスで住宅内エネルギーモニタリングシステムなどの実証を開始
フランス・リヨン市で住宅内エネルギーモニタリングシステムおよび コミュニティマネジメントシステムの実証を開始 株式会社東芝と東芝ソリューション株式会社は、経済産業省の補助により独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が行う「フランス・リヨン再開発地域におけるスマートコミュニティ実証事業(以下、本実証事業)」において、住宅内エネルギーモニタリングシステムとコミュニティマネジメントシステム(以下、CMS)の実証を開始します。 今回の実証では、リヨン市再開発地域内にある既存の公営住宅施設において、分電盤や水道メーター、ガスメーターに計測ユニットを設置し、宅内の電気、水、...
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CTC、NEDOの「電力系統出力変動対応技術研究開発事業」に参加
CTC、「電力系統出力変動対応技術研究開発事業」に参加 再生可能エネルギーの予測技術や出力制御技術を高度化し、需給運用の手法の確立を目指す 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構が公募する「電力系統出力変動対応技術研究開発事業」(以下:本事業)の委託事業者として、本日採択を受けました。本事業は、2030年頃の再生可能エネルギーの電力系統への大量導入を見据え、電力品質や系統運用上の技術的な課題とその解決策を明らかにすることを目的としており、再委託先を含めた14法人とともに20...
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JFLA子会社、大吟醸酒「金紋ねのひ 金賞受賞酒」を数量限定発売
〜全国新酒鑑評会 9年連続金賞受賞で、記録更新〜 盛田『金紋ねのひ 金賞受賞酒』を数量限定発売 ジャパン・フード&リカー・アライアンス株式会社(以下 JFLA)の事業子会社である盛田株式会社(本社:愛知県名古屋市/代表取締役社長:杉山茂、以下 盛田)は、数量限定商品として『金紋ねのひ 金賞受賞酒』を2014年6月11日(水)より発売いたします。 ・商品画像などは添付の関連資料を参照 ■名古屋国税局管内(愛知、岐阜、静岡、三重)の金賞連続受賞記録更新 この度発売する『金紋ねのひ 金賞受賞酒』は、2014年5月に行われた平成25酒造年度全国新酒鑑評会(*)にて『金紋ねのひ』が金賞を...
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理研、神経細胞で働くmRNAを網羅的に同定する新しい手法を確立
神経細胞で働くmRNAを網羅的に同定する新しい手法を確立 −小脳の「プルキンエ細胞」の部位特異的な転写物全体の解析を実現− <ポイント> ・プルキンエ細胞で働く数千種類のmRNAを網羅的に同定 ・プルキンエ細胞の各部位特異的に発現するmRNAを分類 ・運動の学習などを担うプルキンエ細胞の働きの理解に大きく貢献 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、ラット小脳[1]のプルキンエ細胞[2]で翻訳中のmRNA[3]を、網羅的かつ細胞内部位特異的に同定する手法を確立しました。これは、理研脳科学総合研究センター(利根川進センター長)Launey研究ユニットのパスカル・ベガン研究員、トーマス・ローニー ...
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東大とDeNA、「革新的イノベーション創出プログラム」に基づき共同研究を実施
文部科学省「革新的イノベーション創出プログラム」に基づき 東京大学医科学研究所とDeNAが共同研究を実施 「ヘルスビッグデータを用いた健康長寿イノベーション」を目指す 文部科学省と独立行政法人科学技術振興機構が推進する「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」において、東京大学医科学研究所(所在地:東京都港区、所長:清野 宏)と株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:守安 功)による共同研究を含む研究開発が「ヘルスビッグデータを用いた健康長寿イノベーション」として「COI−T(トライアル)サテライト拠点」に選ばれました。 ※参考資料は添付の関連資料...
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NICT、端末のみでネットワークを構成する端末間通信ネットワークシステムを開発
端末のみでネットワークを構成する端末間通信ネットワークシステムを開発 〜バスなどが人だけでなく情報も運ぶ〜 【ポイント】 ■移動するバスを含め、端末のみでネットワークを構成する新しい形態のワイヤレスネットワークシステムを開発 ■中央制御装置が不要のため、中央制御装置の故障・停止や通信の輻輳等によるネットワークの障害が発生しない。 ■地域情報の配信・収集・共有や災害時の通信確保など地域に根ざした情報ネットワークの実現が期待 独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:坂内正夫)は、既存のインフラを用いず、端末のみでネットワークを構成する端末間通信ネットワークシステムを開発し...
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超薄板ガラスのマイクロ流体チップ内電動ポンプを開発 −さまざまな溶液に対して安定して動作− <ポイント> ・ガラスバルブを直列に並べてチップ内の液体を絞り出すように駆動 ・開発したマイクロ流体チップ内電動ポンプは実用的な性能を発揮 ・物理的・化学的に安定で、さまざまな化学・生化学システムの集積化が可能 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、超薄板ガラスの柔軟性を利用したガラス製マイクロ流体チップ内電動ポンプを開発しました。これは、理研生命システム研究センター(柳田敏雄センター長)集積バイオデバイス研究ユニットの田中陽ユニットリーダーの成果です。 ガラス製の「マ...
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住友ベークライトなど、GP組合から「グリーンフェノール開発」に組織変更
グリーンフェノール・高機能フェノール樹脂製造技術研究組合から グリーンフェノール開発株式会社への組織変更について ポイント: GP組合(組合員:住友ベークライト(株)、RITE)は、NEDO委託事業(※1)の成果である基盤技術をベースとし、自ら考案した「2段工程法」によるグリーンフェノール生成技術を確立したことで、従来の醗酵法では経済的に不可能とされてきた、糖類からのグリーンフェノール製造の展開に目途をつけることができました。これら研究成果の早期実用化を図るため、経済産業大臣へGP組合から株式会社への組織変更認可申請を行い、本日付で認可を受けました。 本日からは、新たに「グリーンフェノール...
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名大など、慢性疲労症候群モデル動物での異常な痛みを抑えることに成功
慢性疲労症候群モデル動物での異常な痛みを抑えることに成功 −脊髄内のミクログリア活性化が原因の可能性− 【ポイント】 ○慢性疲労症候群のモデル動物に筋肉の痛みや知覚異常(アロディニア)が生じることが明らかになりました。一方、この動物の末梢組織には炎症や損傷は見られません。この現象は慢性疲労症候群の患者さんで見られる原因不明の痛みとよく似ています。 ○このモデル動物では、脊髄の後角に活性化したミクログリアが増殖し集まっていることが明らかになりました。 ○ミクログリアの活性化を薬剤で抑制すると異常な痛みは抑制されました。 ○慢性疲労症候群をはじめ機能性身体症候群などで見られる原...
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電子ホログラフィー用立体表示デバイスを開発 〜アクティブ・マトリクス駆動で超多素子化が可能に〜 □NHKは、特殊なメガネをかけなくても自然な立体映像を楽しめる、電子ホログラフィーによる立体テレビの研究を進めています。電子ホログラフィーとは、空間光変調器(SLM(*1))により電子的に干渉縞を生成し、これに光を当てることで動画の立体像を表示することができる技術です。今回、電子ホログラフィーを実現するための要素技術として、干渉縞を表示するSLMの光変調素子をトランジスターで駆動する技術を開発しました。 □これまで、電子のスピンを利用した一次元配列のスピンSLM(*2)を独自に開発し、その基本...
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産総研、分子間や原子間で働く弱い凝集力を光の照射で増強など研究成果を発表
分子間や原子間で働く弱い凝集力を光の照射で増強 −有機デバイス材料などの作成・改良技術への応用に期待− <ポイント> ・光の照射によって弱い凝集力を増強できることを提案し、シミュレーションを用いて検証 ・光の照射によってプラスとマイナスの振動する電荷が発生し、電気的な引力によりヘリウム原子間の距離が短縮 ・光制御技術を用いた有機デバイス材料などの分子性結晶構築の研究開発への貢献に期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門( http://unit.aist.go.jp/nri/index_j.html )【研究部門長 山口 智彦】ナノ炭素材料シミュレーショ...
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理研と東京理科大、白血球「好塩基球」の喘息における新メカニズムを解明
白血球「好塩基球」の喘息における新メカニズムを解明 −好塩基球と自然リンパ球(NH細胞)との共同作業で喘息が起きる− <ポイント> ・ダニ抗原などシステインプロテアーゼで起こる喘息は新タイプのアレルギー反応 ・システインプロテアーゼで誘導される喘息は好塩基球が重要な働きをする ・好塩基球が産生するIL−4は自然リンパ球を活性化して喘息を起こす <要旨> 理化学研究所(野依良治理事長)は、ダニ抗原などのアレルゲン[1]で誘導される喘息(ぜんそく)が、アレルギーを起こす白血球「好塩基球[2]」から産生されるインターロイキン−4(IL−4)[3]を介した2型自然リンパ球[4](NH細胞;ナ...
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理研、河口底泥の環境代謝分析情報の統合的評価や資源探索に有効な手法を構築
河口底泥の環境分析データの統合的評価と“見える化” −微生物・有機・無機物群集のネットワーク化から未利用資源探索への期待− <ポイント> ・東北・関東の一級河川と近隣沿岸の河口底泥と水を調査 ・NMRによる河口堆積性有機物の構造情報を多面的に解析し地域特性を評価 ・河口域の未利用資源の探索と環境の変動性の評価が可能に <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、河口域底泥の有機物群や無機物群、微生物群などの一斉計測データを統合的に解析し、環境代謝分析情報の統合的評価や資源探索に有効な手法を構築しました。この手法を用い、東北・関東の5河川について河口底泥の環境分析データの“...
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赤外線カラー暗視カメラ用の撮像素子を開発 −手のひらサイズの小型カメラでカラー暗視撮影− <ポイント> ・単板方式の赤外線カラー暗視撮影を実現する撮像素子を開発 ・小型カメラでも高精細で滑らかな動画撮影が可能 ・量産による新規アプリケーションに期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門( http://unit.aist.go.jp/nri/index_j.html )【研究部門長 山口 智彦】ナノ光電子応用研究グループ 永宗 靖 主任研究員、同部門 太田 敏隆 上級主任研究員、計測フロンティア研究部門( http://unit.aist.go.jp/riif/index.html )【研究部門長 山内 幸彦...
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神経障害性疼痛の仕組みを解明 〜ミクログリアを「痛みモード」にかえる実行役を特定〜 <概要> 九州大学大学院薬学研究院薬理学分野の井上和秀主幹教授と津田誠准教授を中心とする研究グループは、神経のダメージで発症する慢性的な痛み(神経障害性疼痛)の原因タンパク質として「IRF5(*1)」を突き止めました。IRF5は、神経の損傷後に脳・脊髄の免疫細胞と呼ばれる「ミクログリア(*2)」の中だけで増え、IRF5を作り出せない遺伝子操作マウスでは痛みが弱くなっていました。さらに、研究グループは、2003年にP2X4受容体(*3)というタンパク質のミクログリアでの増加が神経障害性疼痛に重要であることを英...
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竹中工務店など、疲労耐久性を有する新合金を用いたビル用制振ダンパーを開発
世界最高峰の疲労耐久性を有する新合金を用いたビル用制振ダンパーを開発 「JPタワー名古屋」に初適用 ―長周期・長時間地震動対策に極めて有効― 株式会社竹中工務店(社長:宮下正裕)は、独立行政法人物質・材料研究機構(以下NIMS、理事長:潮田資勝)、淡路マテリア株式会社(社長:三尾堯彦)と共同で、制振ダンパーの素材として現在一般的に使われている鋼材(低降伏点鋼(※1))の疲労耐久性を約10倍に高めた新合金(特許出願済)を用いた制振ダンパーを開発しました。 本制振ダンパーは、長周期・長時間地震動などにより繰返し変形を受けても安定した性能を維持し、建物の耐震性能余裕度の向上に大きく寄与し...
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トヨタ、クラウン「ロイヤル」シリーズなどが新・安全性能総合評価で「JNCAP大賞」を受賞
トヨタ自動車、クラウン“ロイヤル”・“アスリート”シリーズが 新・安全性能総合評価で「JNCAP大賞」を受賞 トヨタ自動車(株)は、クラウン“ロイヤル”シリーズ、“アスリート”シリーズ(以下、クラウン)が、自動車の安全性能を試験・評価する平成25年度自動車アセスメント(以下、JNCAP(*1))において、平成23年度からの通算40車種中、最高得点を獲得した車種に授与される「JNCAP大賞」を受賞した。 なお、クラウンは2013年11月、平成25年度自動車アセスメント評価結果(前期分)において、過去最高得点で「JNCAPファイブスター賞」を受賞している。 ※製品画像は添付の関連資料を参照 クラウンは...
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非食用原料のセルロース系バイオプラスチックの製造エネルギーを1/10に削減し、利用展開を促進 ■ポイント ・非食用植物資源のセルロースと天然油を原料とする高機能バイオプラスチックを従来比1/10の低エネルギー(低CO2排出量)で製造できる新技術を開発。 ■概要 日本電気株式会社【代表取締役 執行役員社長 遠藤 信博】(以下、NEC)スマートエネルギー研究所 位地 正年 主席研究員とその研究グループは、非食用植物資源のセルロースを主成分に用いた高機能バイオプラスチック(以下、「セルロース系・高機能バイオプラスチック」)を、従来の1/10という低エネルギー(低CO2排出量)で合成できる...
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エーザイと筑波大、バイオマーカーを用いた炎症性腸疾患の新薬で共同開発開始
筑波大学とエーザイがバイオマーカーを用いた炎症性腸疾患の新薬開発において 産学共同開発を開始 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫、以下 エーザイ)と国立大学法人筑波大学(茨城県、学長:永田恭介、以下 筑波大学)は、独立行政法人科学技術振興機構(以下 JST)の産学共同実用化開発事業(以下 NexTEP)に採択されたプロジェクトについて、共同で開発を進めていくことを合意しましたのでお知らせいたします。NexTEPは、大学等の研究成果に基づくシーズについて、アカデミアと企業が共同開発し、実用化に結びつけるプロジェクトをJSTが支援する制度です。 今回、NexTEPで採択されたプロジェクトでは、い...
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産総研、気体試料を吹き付けるだけで分子の機能を左右する利き手を可視化
液晶を用いた気体分子のキラリティの簡便な検出法 −気体試料を吹き付けるだけで分子の機能を左右する利き手を可視化− <ポイント> ・液晶構造の変化を観察して、吹き付けた気体試料のキラリティを検知可能 ・微量の気体試料中の光学異性体の高感度な同定を常温常圧の環境下で実現 ・香料などの揮発性化学品分析や環境モニタリングへの応用に期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門【研究部門長 山口 智彦】ソフトメカニクスグループ 大園 拓哉 研究グループ長、スマートマテリアルグループ 山本 貴広 主任研究員、ソフトマタ...
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理研、植物ホルモン「サイトカイニン」の輸送を担う遺伝子を同定
植物ホルモン「サイトカイニン」の輸送を担う遺伝子を同定 −根から葉へのサイトカイニン長距離輸送の鍵遺伝子− <ポイント> ・サイトカイニンの根から地上部への輸送を支える遺伝子は「ABCG14」 ・ABCG14を介して輸送されたサイトカイニンは地上部の成長を促進する ・農産物やバイオマスの増産のための技術開発に期待 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、植物ホルモン「サイトカイニン[1]」の長距離輸送の鍵となる遺伝子「ABCG14」を同定しました。これは、理研環境資源科学研究センター(篠崎一雄センター長)生産機能研究グループの木羽隆敏研究員と榊原均グループディレクター、浦項工科大...
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ニプロなど、ヒト多能性幹細胞(ES/iPS細胞)の新たな三次元培養法に用いる培養バッグ試作品を開発
ヒト多能性幹細胞(ES/iPS細胞)の新たな三次元培養法に用いる培養バッグ試作品を開発 ―大量培養・大規模生産を可能に― ニプロ株式会社と京都大学物質−細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス、拠点長:中辻憲夫)は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の研究プロジェクト「ヒト幹細胞実用化に向けた評価基盤技術開発」(※1)のうち中辻教授が率いるチームにおいて、京都大学と日産化学工業株式会社により新たに開発された2種類の機能性ポリマーを用いたヒト多能性幹細胞(ES/iPS細胞)の三次元大量培養法(※2)に使用できる培養バッグ試作品を開発しました。この新たな三次元培養法は、高品...
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産総研など、太陽電池のエネルギー変換効率のカギは分子混合など研究成果を発表
太陽電池のエネルギー変換効率のカギは分子混合 −有機太陽電池材料のナノ構造を解明− <研究成果のポイント> ・バルクヘテロジャンクション型有機太陽電池に用いる材料の状態を、軟X線顕微鏡で調べ、ナノ分子領域内で分子が混合していることを発見しました。 ・分子混合が、有機太陽電池のエネルギー変換効率向上のカギであることを、初めて実験により示しました。 ・この発見により、より高いエネルギー変換効率の有機太陽電池の実現が期待されます。 <概要> 国立大学法人筑波大学 数理物質系 守友浩教授、櫻井岳暁准教授、独立行政法人物質・材料研究機構 太陽光発電材料ユニット 安田剛主任研究員、大学...
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日立、英国都市間高速鉄道計画向け車両追加受注と27年半の保守事業で契約締結
英国都市間高速鉄道計画向け車両の追加受注等に関する正式契約を締結 株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原敏昭/以下、日立)は、このたび、英国運輸省(DfT:Department for Transport)の都市間高速鉄道計画(IEP:Intercity Express Programme)につき、日立と英国ジョン・レイング(John Laing)社が主要株主である特別目的会社アジリティ・トレインズ(Agility Trains)社を通じ、East Coast Main Line(ECML)向け車両497両(Class800シリーズ65編成)の納入ならびに27年半に渡る保守事業の正式契約を締結しました。具体的には、2012年7月に一括受注した車両596両(92編成)のうち、既に融資契約(Financial Close)を...
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理研と阪大、「右巻き、左巻きらせん」電子雲の歪み配列の可視化に成功
「右巻き、左巻きらせん」電子雲の歪み配列の可視化に成功 −「電子軌道配列の鏡像異性」という概念を提唱し実証− <ポイント> ・らせん状に配列した電気四極子を起源とする鏡像構造を実証 ・電気四極子らせん配列の右および左巻き構造の共存状態の空間分布を観測 ・新規の光学材料などの開発に期待 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、らせん状に配列した電気四極子[1](電子雲の歪み)を起源とする鏡像構造[2](キラリティ=右手と左手の関係を持つ構造)という概念を提唱し、実証しました。これは、理研放射光科学総合研究センター(石川哲也センター長)量子秩序研究グループ 励起秩序研...
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ミサワホーム、太陽光発電システム搭載の耐震木造住宅「MJ Wood Solar Max」を発売
再生可能エネルギーの固定価格買取制度に対応 「MJ Wood Solar Max」発売 ○10kW以上の太陽光発電システムを搭載した耐震木造住宅 ○屋根一体型の太陽光発電システムを採用し、美しい外観デザインを実現 ○断熱性能を向上した高性能断熱仕様を追加し、光熱費を削減 ミサワホーム株式会社(代表取締役社長執行役員 竹中宣雄)は、“耐震木造住宅”MJ Wood(エムジェイウッド)に、10kW以上の太陽光発電システムを搭載する「MJ Wood Solar Max(エムジェイウッド ソーラーマックス)」を新たにラインナップし、4月1日に全国(沖縄県を除く)で発売します。 MJ Woodは、柱と梁、筋交いで組み立てる木造軸組工法と高強度を...
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オムロンヘルスケア、無線通信など可能な研究用途向け高精度活動量計を発売
無線通信や、サーバー連携も可能になった研究用高精度活動量計 オムロン 活動量計 Active style Pro HJA−750C *商品画像は添付の関連資料を参照 オムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都府向日市、代表取締役社長:宮田喜一郎)は、無線通信やサーバー連携が可能になった研究用途向けの高精度活動量計 Active style Pro HJA−750C(以下HJA−750C)を、2014年夏に発売予定です。 当社では、2008年に、独立行政法人国立健康・栄養研究所との共同で開発したアルゴリズムを搭載した研究用途向けの高精度活動量計 HJA−350ITを発売しました。これにより、通常歩行に加え、速歩やジョギングといっ...
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理研と大阪市立大、メンケス病モデルマウスで銅と銅キレーター併用の効果を確認
銅の代謝異常をPETによる動態イメージングで診断 −メンケス病モデルマウスで銅と銅キレーター併用の効果を確認 <ポイント> ・銅の放射性同位体64Cu(※1)を用いたPETにより銅の臓器分布を可視化 ・銅と銅キレーターの併用が中枢神経障害や腎障害の予防に効果 ・銅代謝異常症の治療法開発に期待 ※1の正式表記は添付の関連資料を参照 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)と大阪市立大学(西澤良記理事長兼学長)は、先天性銅代謝異常症「メンケス病[1]」の治療において、銅と銅キレーター[2]を併せて投与することが、中枢神経障害や腎障害の予防に効果がある可能性を明らかにしました。メンケス...
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理化学研究所 放射光科学総合研究センター様にて 新スーパーコンピュータシステムが稼働 X線自由電子レーザー施設SACLAの解析を加速する「PRIMEHPC FX10」 当社はこのほど、独立行政法人 理化学研究所 放射光科学総合研究センター(所在地:兵庫県佐用郡佐用町、センター長:石川 哲也、以下、理研)様より受注した新スーパーコンピュータシステムの構築を完了しました。 新システムの中核には、当社のスーパーコンピュータ「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX10(フジツウ スーパーコンピュータ プライムエイチピーシー エフエックステン」(以下、PRIMEHPC FX10)が採用され、理論演算性能90.8テラフロップス(以...
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トヨタ・矢崎総業・豊田通商、銅資源のCar to Carリサイクル技術を開発
トヨタ自動車、矢崎総業、豊田通商、世界初となる銅資源のCar to Carリサイクル技術を開発 トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は、資源枯渇が懸念される銅資源を使用したワイヤーハーネスについて、矢崎総業株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:矢崎 信二 以下、矢崎)と豊田通商株式会社(本社:愛知県名古屋市、取締役社長:加留部 淳 以下、豊田通商)並びに豊田通商取引の中部地区解体業者8社(以下、解体業者)と連携してCar to Carリサイクル技術を世界で初めて開発した。 今回開発した技術では、解体業者が取り外したワイヤーハーネスから、新品銅とほぼ同様に使用できる品質である銅純度99.96...
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バイオ分析向けの超小型蛍光検出装置を開発 −在宅やベッドサイドなど患者のそばで迅速な診断を実現するキーテクノロジー− <ポイント> ・励起光源と集積型蛍光検出センサーの実装により蛍光検出装置を従来に比べ大幅に小型化 ・面発光マイクロLEDからの光を非球面マイクロレンズによりマイクロ流路の幅以内に集光することに成功し、マイクロ流路への低散乱光照射を実現 ・患者の傍らで迅速な診断を可能とするPoint−of−Care診断、ウエアラブルデバイスの実現に寄与 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)集積マイクロシステム研究センター( https://unit.aist.go.jp/umemsm...
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理研など、SACLAの「目」である高性能X線イメージング検出器を開発
SACLAの「目」である高性能X線イメージング検出器を開発 −高い放射線耐性・電場が崩れない電荷収集・高速動作・大面積の高仕様を実現− <ポイント> ・SACLAで照らし出した世界を捉える「目」の役割を果たす ・SACLAの基幹技術となるX線イメージング検出器の開発に成功 ・CCDセンサーの先端技術を駆使、総合性能と安定性で世界最高性能 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)と高輝度光科学研究センター(土肥義治理事長)は、X線自由電子レーザー(XFEL)施設「SACLA」[1]で使用するX線イメージング検出器「マルチポートCCD検出器」の開発に成功しました。これは、理研放射光科学研究センター(石川哲也センター...
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糖鎖遺伝子「GnT−IX」が脳だけに発現する新たな仕組みを解明 −ヒストンを修飾する特定の酵素が遺伝子発現の鍵− <ポイント> ・GnT−IX遺伝子の発現を決めるヒストン修飾酵素を同定 ・修飾酵素によってヒストンが修飾を受けると特定の転写因子を呼び込む ・不明だった臓器特有の糖鎖が存在する仕組みの解明に手がかり <要旨> 理化学研究所(野依良治理事長)は、マウスの細胞を使い、糖鎖遺伝子[1]「GnT−IX」が、脳に特異的に発現する新たな仕組みを解明しました。これは、理研グローバルクラスタ システム糖鎖生物学研究グループ(谷口直之グループディレクター)疾患糖鎖研究チームの木塚康彦基礎科学特別研究...
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足りない糖鎖を補う仕組みを解明 −糖転移酵素Fut8欠損がGnT−IIIのmRNA量を増加させる− <ポイント> ・Fut8が欠損するとバイセクティングGlcNAcを含む糖鎖が増加 ・バイセクティングGlcNAcを付加する糖転移酵素GnT−IIIの活性が8倍に ・GnT−IIIの発現はWnt/β−カテニンシグナルを通じて調節される <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、糖鎖を作る糖転移酵素[1]「Fut8[2]」を欠損させた細胞では、別の糖転移酵素を発現し、活性化させることで糖鎖を補う仕組みが働くことを発見しました。これは、理研グローバル研究クラスタ(玉尾皓平クラスタ長)理研−マックスプランク連携研究センターシステム糖鎖生...
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日本SGI、海洋機構にスパコンと連携する大規模共有メモリー型システムを導入
海洋研究開発機構が地球シミュレータと連携する 大規模共有メモリー型システムの導入を決定 〜シングルシステムとして世界最大級の32TBメモリー搭載「SGI UV 2000」を中核とする地球シミュレータのプリポスト・システムを構築〜 日本SGI株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:望月学)は、独立行政法人海洋研究開発機構(所在地:神奈川県横浜市、理事長:平朝彦、以下JAMSTEC)が、JAMSTECのスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」と連携して計算処理の精度を高める新しい「プリポスト・システム」として大規模共有メモリーサーバ「SGI UV 2000」製品群を採用したことを発表します。地球シミュレータセン...
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慶大など、アクチン細胞骨格の動態が脂肪分化を誘導するメカニズムを解明
アクチン細胞骨格の動態が脂肪分化を誘導するメカニズムを解明 ―癌幹細胞の分化制御を標的とした治療法確立・治療薬開発に期待― 慶應義塾大学医学部先端医科学研究所(遺伝子制御研究部門)の信末博行(のぶすえ ひろゆき)特任助教、佐谷秀行教授らの研究チームは、日本大学生物資源科学部応用生物科学科の加野浩一郎教授らとの共同研究により、アクチン細胞骨格の動態(注1)変化が脂肪細胞への分化を誘導するという現象の分子機構について解明しました。 本研究では、『細胞は、はじめに特異的な転写因子の発現によって機能的および形態的に分化する』というこれまでの細胞生物学の常識を覆し、細胞の形態変化によ...
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産総研など、微粒子を密度差により簡便に分別できるデバイスを開発
微粒子を密度差により簡便に分別できるデバイスを開発 −デバイス内のマイクロ流路に流すだけで迅速に分別− <ポイント> ・単純な流路構成のデバイスでありながら微粒子を分別 ・対象微粒子への刺激が少なく簡便に分別することが可能 ・高品質卵子や体外受精卵などの細胞の分離・分別への貢献に期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)生産計測技術研究センター【研究センター長 坂本 満】生化学分析ソリューションチーム 宮崎 真佐也 研究チーム長と杉山 大輔 産総研特別研究員(現:(株)キューメイ研究所)らは、独立行政法人農業・食品産業技術...
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EMCジャパン、偽アプリをシャットダウンする不正モバイルアプリ対策サービスを販売開始
モバイルアプリマーケットを監視し、偽アプリをシャットダウンするRSA FraudAction不正モバイルアプリ対策サービスを販売開始 東京発,2014年2月18日− EMCジャパン株式会社(略称:EMCジャパン、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山野 修 URL: http://japan.emc.com/ )は、本日、スマートモバイルのアプリマーケットを監視し、偽アプリをシャットダウンする「RSA FraudAction(アールエスエー フロードアクション)不正モバイルアプリ対策サービス」の販売を開始しました。 スマートモバイルのアプリは、通信事業者やコンテンツプロバイダーが運営する公式マーケットと呼ばれるサービスで公開されており、スマートモバイ...
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東大、Cas9タンパク質が、標的DNAを切断する分子機構を解明
ゲノムDNAを自在に切断する"はさみ"のかたち 〜Cas9タンパク質の構造解明〜 <発表のポイント> >ゲノム編集(注1)ツールとして注目されているCas9タンパク質(注2)が、標的DNAを切断する分子機構を解明した。 >Cas9(DNA切断酵素)とガイド鎖RNA(Cas9を標的のDNA配列まで導くRNA)、および、標的DNAとの三者複合体の結晶構造を世界で初めて解明した。 >本研究の成果により、ライフサイエンス研究に幅広く貢献する新たなゲノム編集ツールの開発が期待される。 <発表概要> ゲノム編集技術は、任意のゲノムDNA配列を挿入・削除できる最新技術であり、ノックアウト動物の作製や農作物の品種改良などさまざまな...
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富士通、信州大の造水・水循環システム研究開発にスパコンを導入
信州大学、富士通のスーパーコンピュータシステムを導入 材料物性設計における原子系シミュレーションを実現 国立大学法人信州大学(所在地:長野県松本市、学長:山沢 清人、以下、信州大学)は、このほど、新たに構築する革新的な造水・水循環システムの研究開発拠点に富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本正已、以下、富士通)のスーパーコンピュータシステムを導入することを決定しました。 本システムは、PCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY RX200 S8(フジツウ サーバ プライマジー アールエックス200 エスエイト)」16台によるPCクラスタおよび、「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX10(...
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北九州市立大など、ワクチンの効果を高める新規免疫核酸医薬を開発
ワクチンの効果を高める新規免疫核酸医薬の開発に成功 <ポイント> ・安全なワクチンの開発には、自然免疫を活性化する安全なアジュバントの探索が必要。 ・マウスだけでなくサルでもインフルエンザワクチンの効果増強を確認。 ・インフルエンザなどの感染症やウイルス疾患の強力な予防薬への利用が期待。 JST課題達成型基礎研究の一環として、独立行政法人医薬基盤研究所の石井健プロジェクトリーダー(大阪大学免疫学フロンティア研究センター兼任)や小檜山康司研究員らのグループは、北九州市立大学の櫻井和朗教授のグループと共同で、インフルエンザなどの感染症に対する強力なワクチンアジュバント(免疫活性化...
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慶大と味の素、未分化iPS細胞を安価に大量培養するための汎用培地を開発
未分化ヒトiPS細胞の安価かつ高性能の大量培養培地の開発に成功 −iPS細胞を用いた再生医療の実現化に向けて− 心筋梗塞、拡張型心筋症(注1)などの重症心不全では、数億個もの心筋細胞が失われていますが、ヒトは失われた心筋細胞を元に戻す自己再生能力がありません。このため、幹細胞から心筋細胞を再生し、これを患者の心臓に移植する再生医療が注目されています。胚性幹細胞(ES細胞)(注2)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)(注3)は、神経細胞や心筋細胞などあらゆる細胞種へと分化できる能力を持つことから、再生医療の細胞源として期待されています。しかし、iPS細胞の多分化能を維持しつつ培養するには繊細な注意...
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NICT、8K非圧縮映像“さっぽろ雪まつり”の超高速伝送実験に成功
世界初、8K非圧縮映像“さっぽろ雪まつり”の超高速伝送実験に成功 【ポイント】 ・世界初の8K非圧縮映像の長距離伝送に成功。4K圧縮映像の多地点間伝送も実証 ・100Gbps回線上に複数の異なる回線品質の仮想回線を同時に構築することで実現 ・4月からJGN−X上で8K非圧縮映像やビッグデータなどの大容量データを用いる実証実験が可能に 独立行政法人 情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:坂内 正夫)は、JGN−X上にて新世代ネットワークの実現に向けた研究開発を進めています。このたび、現在開催されている“さっぽろ雪まつり”の8K/4K映像の非圧縮IP伝送を、産学との連携によるNICT主催の実証実験において...
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NECソフトと群大、人工核酸技術を利用した簡易検出センサーの開発開始
人工核酸技術を利用した簡易検出センサの開発開始 NECソフト株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員社長:古道 義成、以下NECソフト)と国立大学法人群馬大学理工学研究院分子科学部門(所在地:群馬県桐生市、研究院長:篠塚和夫、以下群馬大学)は、独立行政法人 科学技術振興機構(以下JST)の研究成果展開事業「研究成果最適展開支援プログラム(A−STEP)」の採択を受け、次世代人工核酸による簡易検出センサの技術開発に着手いたしました。 うつ病や慢性疲労症候群など、精神的ストレスによって引き起こされる疾患の増加は、大きな社会課題となっています。そのため、問診などを補助する目的で、疲労や...
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KDDI研究所、サイトのチェックをスピーディーにする個人情報検出ツールを販売開始
個人情報検出ツールの販売を開始 〜webサイト上の個人情報を楽々検出、チェック作業をスピーディーに〜 KDDI研究所は、サイトに投稿された大量のコンテンツの中から個人情報に該当する箇所を瞬時に検出し、サイト管理者の目視による除去作業の効率化を手助けする、個人情報検出ツールを開発しました。本ツールは、テキストに含まれる個人情報を自動判定するだけでなく、検出した個人情報を伏せ字に自動変換するため、目視確認作業の大幅なスピードアップが期待できます。これによりSNSや掲示板等の書き込み内容チェック作業の効率化によるコスト削減、あるいはチェック対象の規模拡大を実現できます。本ツールは2014年2月...
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古野電気、神戸大などと都市部の下水道管理支援システム構築で降雨観測試験を実施
都市部の下水道管理支援を行うシステム構築に向けた共同研究 神戸大、ベルギー・ルーヴェン大との産学連携で 降雨観測試験を今年4月から実施します 古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、古野幸男社長)はこのほど、国立大学法人神戸大学(兵庫県神戸市灘区、福田秀樹学長)の都市安全研究センター・大石 哲教授とルーヴェン・カトリック大学(ベルギー・ルーヴェン市)のパトリック ウィリアム教授(Prof.dr.ir.Patrick Willems)と共同で、ベルギー・ヘント市で今年4月から降雨観測試験を行うこととなりました。今回の共同研究では、当社の二重偏波ドップラ気象レーダー「WR−2100」を同市内に設置し、防災・減災ソ...
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磁気抵抗膜を用いたマイクロ波発振器を高性能化 −スピントルク発振器の発振周波数安定性が大幅に向上− <ポイント> ・磁気トンネル接合膜を用いたナノコンタクト型スピントルク発振素子を開発 ・発振出力の高出力化と安定化を実現し、従来の10倍近い安定性を達成 ・LSI中に組み込むことが可能なナノスケール発振器など、幅広い分野での応用に期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)ナノスピントロニクス研究センター( http://unit.aist.go.jp/src/ci/index.html )湯浅 新治 研究センター長、金属スピントロニクス研究チーム 久保田 均 研究チーム長、キヤノンア...
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秋田県能代港で低コストの洋上風況観測技術を開発 NEDO事業を受託しました 株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:白石達)と大森建設株式会社(本社:秋田県能代市、社長:大森三四郎)は、両社が持つ風況観測に関する技術により、簡易に精度良く、かつ低コストで洋上の風況を観測できる技術開発のための実験を行います。実験場所は、洋上風力発電に適した良好な風況が期待される秋田県能代港とします。 本開発は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「風力等自然エネルギー技術研究開発(洋上風力発電等技術研究開発)〔洋上風況観測技術開発〕」の共同研究先として選定され実施するも...
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三菱電機、フルSiCパワーモジュールを適用した鉄道車両用インバーター装置を製品化
3.3kV/1500A定格で大容量鉄道車両に適用可能 フルSiCパワーモジュール適用鉄道車両用インバーター装置を製品化 三菱電機株式会社は、構成部品のトランジスタとダイオードをSiC(※1)化した新開発の3.3kV/1500A定格の大容量フルSiCパワーモジュールを適用したDC1500V架線対応の鉄道車両用インバーター装置を世界で初めて製品化しました。従来のIGBT(※2)パワーモジュールやダイオードをSiC化したパワーモジュール適用装置と比較して、大幅な発生損失低減と小型・軽量化を実現します。 また、今回開発した大容量フルSiCパワーモジュールを適用することで、新幹線など大容量鉄道車両用装置の省エネ化・小型...
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東レ、高感度DNAチップ「3D−Gene」を英国ケンブリッジ大学で採用
英国ケンブリッジ大学で東レの高感度DNAチップ3D−Gene(R)が採用 〜バイオマーカー探索ツールでの海外事業展開を加速〜 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣(*)、以下「東レ」)は、この度、東レが保有する高感度DNAチップ3D−Gene(R)(※1)とこれを用いて血液からマイクロRNA(※2)を解析するための試薬、機器を欧州で販売開始しました。これらの製品は、疾患の検査・診断に役立つバイオマーカー(※3)探索に威力を発揮します。まず、英国ケンブリッジ大学の実験支援施設(=Cambridge Genomic Services(※4))でこの解析システムが採用され、3D−Gene(R)を用いた技術での受託解析が開始されています。Cambridge...
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東大、関節リウマチの炎症と骨破壊を強力に促進する新たなT細胞を同定
関節リウマチの発症の鍵となるT細胞を発見 〜免疫反応を抑制するT細胞が関節の炎症と骨破壊を促進するT細胞へ変身〜 1.発表者: 高柳 広(東京大学大学院医学系研究科 病因・病理学専攻 免疫学講座 免疫学分野 教授) 小松 紀子(東京大学大学院医学系研究科 病因・病理学専攻 免疫学講座 免疫学分野 客員研究員) 2.発表のポイント: ◆関節リウマチの炎症と骨破壊を強力に促進する新たなT細胞を同定しました。 ◆このT細胞が免疫を抑制する制御性T細胞から分化転換することを明らかにしました。 ◆新しく発見された関節リウマチ発症の鍵をにぎるT細胞は、自己免疫疾患の新しい治療法や診断マーカ...
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有機太陽電池の光電変換効率の理論限界をシミュレーション −有機太陽電池の高効率化への指針− <ポイント> ・有機太陽電池の電荷分離機構の違いを考慮して理論限界を算出 ・有機太陽電池が最も高い効率を示す光の波長を理論計算により決定 ・有機太陽電池の高効率化への指針として期待される <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門( http://unit.aist.go.jp/nri/index_j.html )【研究部門長 山口 智彦】ナノ理論グループ 関 和彦 研究グループ長、計測フロンティア研究部門( http://unit.aist.go.jp/riif/index.html )【研究部門長 山内 幸彦】ナノ顕微分...
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NEDOと日立など、ハワイでのスマートグリッド実証事業の実証サイトが運転開始
ハワイにおける日米スマートグリッド実証事業の実証サイトが始動 再生可能エネルギーの効率的な利用システムの確立へ 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(理事長:古川 一夫/以下、NEDO)および株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)、株式会社みずほ銀行(以下、みずほ銀行)、株式会社サイバーディフェンス研究所(以下、サイバーディフェンス研究所)が共同で取り組んでいる、ハワイ州マウイ島におけるスマートグリッド実証事業の実証サイトが、12月17日(現地時間)に、運転を開始しました。 本実証事業は、日米の政府間合意に基づいて実施されるもので、再生可能エネルギー...
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理化学研究所、常温有機強誘電体の分極反転を阻害する要因を発見
常温有機強誘電体の分極反転を阻害する要因を発見 −分極反転を不完全にしているのは特定の向きを持った強誘電ドメイン壁− <ポイント> ・常温有機強誘電体がもつ本来の材料特性を最大限活かす手法を実証 ・電気分極反転過程を可視化し分極反転を阻害する要因を発見 ・熱処理で阻害要因を除去すると反転可能な電気分極が5倍以上増大 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、常温有機強誘電体において、加える電圧の極性の向きに応じて電荷の偏りが反転する「電気分極の反転」を阻害している要因を発見しました。これを除去することで、反転可能な電気分極量[1]を5倍以上向上させ、本来の材料特性を...
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スピン流を高感度に検出する酸化物材料 −革新的省電力デバイスの実現へ前進− <ポイント> ・スピン流から電圧への変換効率が数十倍に ・酸化物材料の登場で金属系磁気デバイスの限界を打ち破る ・発熱を最小限に抑えた究極の省エネ技術としてのスピントロニクスへの期待 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、固体中を流れる磁気(スピン)を電圧信号に変換する材料として、イリジウムの酸化物が極めて高い機能を持つことを発見しました。これは、理研 高木(◇)磁性研究室の藤原宏平基礎科学特別研究員(現 大阪大学産業科学研究所助教)、高木英典主任研究員(東京大学大学院理学系研究科教授)...
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東大、極低消費電力回路を実現できるトンネル電流利用の新トランジスタを開発
極低消費電力回路を実現できるトンネル電流を利用した新トランジスタを開発 1.発表者: 高木信一(東京大学大学院工学系研究科 電気系工学専攻 教授) 竹中充(東京大学大学院工学系研究科 電気系工学専攻 准教授) 2.発表のポイント: ◆従来のトランジスタと比べ極めて低い0.3V程度の電圧で動作しうる、トンネル電流を用いた新しいトランジスタの開発に成功した。 ◆亜鉛を用いた新しい接合形成技術により、これまでのトランジスタとほぼ同等の構造のままで、高い性能をもつトンネル電流トランジスタを実現した。 ◆従来のトランジスタでは実現できない0.3V以下の低電圧で動作する集積回路への道を...
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産総研、14nm世代以降のフィンFETに適用できる低抵抗ソース・ドレイン形成技術を開発
信頼性を大幅に向上させた低抵抗ソース・ドレイン形成技術 −高温イオン注入技術により極薄フィン部分を低抵抗化− <ポイント> ・結晶欠陥を発生させずに極薄シリコンフィン部分への不純物イオンの注入が可能 ・不純物イオンの注入によりソース・ドレインが低抵抗化し、トランジスタの性能低下を防止 ・14nm世代以降のフィンFETにおけるソース・ドレイン形成技術の課題を解決 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)ナノエレクトロニクス研究部門( http://unit.aist.go.jp/neri/ )【研究部門長 金丸 正剛】シリコンナノデバイスグループ 水林 亘 主任研究員、昌原...
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産総研など、室温プロセスでフィルム型色素増感太陽電池の試作に成功
世界初!室温プロセスでフィルム型色素増感太陽電池の試作に成功 −有機フィルム上で、変換効率8.0%。ロール・ツー・ロール生産に目途− −「いつでもどこでも太陽電池」の実現へ− 積水化学工業株式会社(代表取締役社長:根岸修史,以下「積水化学」)のR&Dセンター(所長:上ノ山智史)は、独立行政法人産業技術総合研究所(理事長:中鉢良治,以下「産総研」)先進製造プロセス研究部門(研究部門長:淡野正信)先進コーティング技術プラットフォーム研究班の廣瀬伸吾主任研究員、明渡純首席研究員などと共同で、エアロゾルデポジション法(セラミック材料の常温高速コーティングプロセス方法,以下「AD法」)を活...
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理化学研究所、C型肝炎ウイルスが肝線維化を進行させるメカニズムを解明
C型肝炎ウイルス(HCV)が肝線維化を進行させるメカニズムを解明 −ウイルスタンパク質が宿主タンパク質に代わり線維化シグナルを活性化− <ポイント> ・HCVのNS3プロテアーゼが宿主のTGF−βと同じ役割を果たす ・NS3プロテアーゼとTGF−β受容体との結合を中和する抗体が肝線維化を抑制 ・肝線維症の発症メカニズムの理解や、新しい診断法、治療・予防法の開発に貢献 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、C型肝炎ウイルス(HCV)[1]が持つタンパク質の1つ「NS3プロテアーゼ[2]」が、宿主(肝細胞)の形質転換成長因子(TGF−β)[3]に代わって、肝臓内の結合組織を増加させるシグナルを活性化さ...
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人為的に設計・開発した生物発光酵素(ALuc) −高輝度発光標識分子として医療・環境診断への利用に期待− <ポイント> ・自然界の生物がもつ酵素ではなく、人為的に設計した遺伝子配列から作製 ・従来より約100倍も明るく、発光の持続性にも優れる ・高感度のバイオアッセイや環境計測に利用可能 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)環境管理技術研究部門( http://unit.aist.go.jp/emtech-ri/ci/ )【研究部門長 田尾 博明】計測技術研究グループ 鳥村 政基 研究グループ長、金 誠培 主任研究員は、極めて高輝度で発光持続性に優れた生物発光酵素を人為的に設計...
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約2400℃まで熱膨張を正確に計測できる装置を開発 −接触法および非接触法を同時に用い、超高温域にも対応する熱膨張計測技術− <ポイント> ・人造グラファイトなど工業用カーボン材料の熱膨張を2400℃まで正確に計測 ・高密度等方性グラファイトを用いた接触法にレーザーマイクロゲージを用いた非接触法を加えて同時に計測することで信頼性を向上 ・パワー半導体材料など超高温条件を必要とする製造技術の高度化へ貢献 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)計測フロンティア研究部門( http://unit.aist.go.jp/riif/index.html )【研究部門長 山内 幸彦】構造...
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産総研、植物系放射性セシウム汚染物の焼却灰を除染する技術を実証
植物系放射性セシウム汚染物の焼却灰を除染する技術を実証 −10トン超を焼却し、焼却灰の放射性セシウム60〜90%を抽出・固定化− <ポイント> ・適切に管理された条件下で焼却処理することにより、汚染物の重量を50分の1〜100分の1に低減 ・焼却灰に水を混ぜ、水に溶け出した放射性セシウムを独自開発の吸着剤でほぼ完全に回収 ・吸着剤は極めて少量で済み、搬送コストの削減、中間貯蔵施設のスペース節減、汚染物管理の簡易化に寄与 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門【研究部門長 山口 智彦】グリーンテクノロジー研...
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リコーなど、インドでBOP向け教育サービス事業の準備調査を実施
リコーとセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン インドでBOP向け教育サービス事業の準備調査を実施 〜JICAのBOPビジネス連携促進枠組み「協力準備調査(BOPビジネス連携促進)」に採択される〜 株式会社リコー(社長執行役員:三浦善司、以下リコー)と、世界と日本の子ども支援を行っている国際NGOである公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(理事長:上野昌也、専務理事・事務局長:千賀邦夫、以下SCJ)がパートナーシップのもとに行う、インドのBOP(*1)向け教育サービス事業の準備調査が、独立行政法人国際協力機構(JICA)のBOPビジネスを支援する枠組み「協力準備調査(BOPビジネス連携促進)(*2)」にこのたび採択...
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凸版印刷、低コストで高品質な翻訳受託サービスを開始 〜NICTと共同開発した翻訳支援システムを活用、企業のグローバル対応を支援〜 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、低コストで高品質な多言語展開を可能にする企業向け翻訳受託サービスの提供を、2013年11月下旬から開始します。 本サービスは、凸版印刷と独立行政法人情報通信研究機構(本部:東京都小金井市、理事長:坂内正夫、以下 NICT)が共同で開発した、翻訳効率を大幅に向上させる翻訳支援システム「SupporTra(サポートラ)」を用いて行うものです。「SupporTra」は、企業がすでに所有している用語集や...
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新発想の海中燃料電池システムの実海域試験に世界で初めて成功 小型で高効率、高信頼性システムの実用化にメド 三菱重工業が、独立行政法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)と共同で開発した新発想の閉鎖式燃料電池システムが、実海域で海中の観測機器へ電力を供給する試験に世界で初めて成功しました。ガス循環系に新たな構造を採用するなどして、これまでの技術的課題をクリアした小型の燃料電池システムで、この成功により、従来の蓄電池に代わって、海底設置型の観測機器や海中探査船を長時間稼働させるための海中電源として大きな役割を果たすことが期待されます。 今回、実海域試験に成功したのは固体高分子形の高効率...
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NTT、「スローライト」効果を用いて光導波路上にオンチップで集積化した量子バッファを実現
オンチップ量子バッファを世界で初めて実現 〜光子を用いた量子コンピュータのキーデバイスを創出〜 日本電信電話株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:鵜浦博夫 以下、NTT)は、光子パルスが光導波路中を進む速度が真空中の光速より大幅に遅くなる「スローライト」効果を用いて、光導波路上にオンチップで集積化した量子バッファ(※1)を世界で初めて実現しました。 本成果により、光子を相互作用させ演算操作を行う量子ゲートを構成するために必要な「光子の干渉」における光子の正確な同期を達成出来ることから、光子を基本素子とした量子コンピュータ実現に向けて大きな可能性が広がったと考えられます。 ...
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理化学研究所、ストレスに対する防御応答のバランスを保つ機構の一端を解明
ストレスに対する防御応答のバランスを保つ機構の一端を解明 −タンパク質合成を調節する「Hfq」の分子機構が明らかに− <ポイント> ・「Hfq」と有害な過酸化水素を分解する「カタラーゼ」が複合体を形成することを発見 ・Hfqの働きを制御し、ストレス応答タンパク質の合成量を調節する新規機構を発見 ・不明だったHfqが関与するタンパク質制御機構解明へ重要な知見 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、生物が持つストレスに対する防御応答のバランスを保つ機構の一端を、大腸菌を用いた実験によって発見しました。これは、理研放射光科学総合研究センター(石川哲也センター長)利用技術開拓研究部門米...
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東大など、軽水と重水における水素結合の違いを高感度で検出することに成功
軽水と重水の綱引き −水素結合の違いを高感度で検出− 1.発表者: 原田慈久(東京大学物性研究所附属極限コヒーレント光科学研究センター 軌道放射物性研究施設・東京大学放射光連携研究機構 准教授) 丹羽秀治(東京大学物性研究所附属極限コヒーレント光科学研究センター 軌道放射物性研究施設・東京大学放射光連携研究機構 特任研究員) 徳島 高(※)(理化学研究所放射光科学総合研究センター 技師) 堀川裕加(理化学研究所放射光科学総合研究センター 基礎科学特別研究員) 辛 埴(東京大学物性研究所附属極限コヒーレント光科学研究センター 軌道放射物性研究施設・東京大学放射光連携研究機構...
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理化学研究所、ゴルジ体内のタンパク質輸送を制御する分子機構の一端を解明
ゴルジ体内のタンパク質輸送を制御する分子機構の一端を解明 −新開発の顕微鏡システムによりRab GTPアーゼの転換機構を証明− <ポイント> ・新しい高感度共焦点顕微鏡システムを開発 ・複数のRab GTPアーゼ間の転換機構を解明 ・ゴルジ体の成熟を担う分子機構の解明につながる <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、酵母を使い、細胞小器官のゴルジ体[1]でのタンパク質輸送を制御する分子機構の一端を解明しました。これは、理研光量子工学研究領域(緑川克美領域長)ライブセル分子イメージング研究チームの中野明彦チームリーダー、須田恭之研究員らの研究チームの成果です。 ヒトや酵母を含む...
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日本エンタープライズ、入札情報提供サービスを運営するズノーと業務連携
株式会社ズノーとの業務連携に関するお知らせ 日本エンタープライズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:植田 勝典)は、リバースオークションにおいて、入札情報提供サービス『入札王』を運営する株式会社ズノー(本社:東京都港区、代表取締役社長 高瀬(*)真尚)と、業務連携を行うことになりましたので、お知らせいたします。 *社長名の正式表記は添付の関連資料を参照 記 1.業務連携の理由 企業や教育機関(以下、バイヤー)にとって、少しでも物品等の調達コストを抑え、業務の効率化を図り、その価値を高めていくことは、課題となっております。 一般的に、効率的な物品調達の...
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世界最高出力の孤立アト秒パルスレーザーを開発 −孤立アト秒パルスの高出力化の道を開くことに成功− <ポイント> ・瞬間出力2.6ギガワット。従来法と比べ100倍以上強いアト秒パルスを実現 ・2波長合成レーザーを用いた理研独自の孤立アト秒パルス高出力化法を開発 ・今まで観測できなかった電子の動きなど超高速の物理現象の解明に前進 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、アト秒(1アト秒は100京分の1秒、10−18秒)の時間幅をもつ極短パルスの極端紫外光(XUV)を高効率かつ高強度に発生できる手法を確立し、その手法を用いて卓上サイズでギガワット(GW:1GWは100万kW)の瞬間...
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理化学研究所、統合失調症の脳内メカニズムの一端を神経回路レベルで解明
脳内ネットワークの過剰な活動が統合失調症の症状に関与 −海馬での情報処理異常が複雑な統合失調症の症状の一因だった− <ポイント> ・統合失調症の脳内メカニズムの一端を神経回路レベルで解明 ・統合失調症モデルマウスの海馬は特定の神経細胞群が過剰に活動している ・統合失調症の脳では海馬の情報がうまく伝わらない可能性 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、統合失調症の症状を示すモデルマウスを用いて、海馬[1]における記憶を担う脳内ネットワークに異常があることを発見しました。この脳内ネットワークの異常は、ヒトの統合失調症などの複雑な精神疾患の症状を起こす一因となっている...
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理化学研究所、モデル実験植物ミナトカモジグサの遺伝子構造を刷新
モデル実験植物ミナトカモジグサの遺伝子構造を9,000カ所以上刷新 −麦類研究とバイオマス植物の機能の解明に貢献− <ポイント。 ・ミナトカモジグサの完全長cDNAを大規模に解析 ・コムギ、オオムギのゲノム情報と統合し、相互比較を可能にするデータベースを公開 ・麦類およびバイオマス植物研究を加速する研究基盤を構築 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、麦類研究とバイオマス研究のモデル植物であるミナトカモジグサ(Brachypodium distachyon、ブラキポディウム)の完全長cDNA[1]を大規模に解析し、約1万種類の遺伝子に対応する完全長cDNAを同定するとともに、これまでの遺伝子構造予測を大幅...
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NEC、ビッグデータ分析を高速化する分散処理技術を開発 〜Hadoopを用いた機械学習処理を10倍以上高速化〜 NECは、ビッグデータの分析を高速化する分散処理技術を開発しました。本技術により、これまで長時間かかっていたレコメンド(注1)・価格予測・需要予測などを行うビッグデータの機械学習(注2)処理をHadoop(注3)で実行する際、従来の10倍以上高速化でき、分析結果の迅速な活用に貢献します。 現在、ビッグデータの分析は、Hadoopを主とした分散処理基盤を用いることが一般的です。しかしHadoopでは、データから規則性やパターンなどを抽出する機械学習等の複雑な処理を高速に実行することは困難でした。 データ...
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アジレント、スマートメータなどに用いられるWi−SUN規格の適合性認証用試験システムを発表
アジレント・テクノロジー、スマートメータと家庭内機器間の通信規格にも 用いられるWi−SUN規格の適合性認証用試験システムを発表 アジレント・テクノロジー株式会社(社長:梅島正明、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、スマートメータ(次世代電力量計)開発メーカ、HEMS(宅内エネルギー管理システム)機器開発メーカ、および認証試験機関向けに、「Wi−SUN ECHONET Lite規格適合性認証用試験システム」を開発中であることを発表します。 スマートメータと家庭内機器との間の通信に、国際無線標準通信規格「Wi−SUN」を用いる場合、各社から発表されるスマートメータやHEMS機器は、機器間の相互接続性の確保のため、Wi...
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理化学研究所、細胞の運命を左右する新しい分子メカニズムの一端を解明
細胞の運命を左右する新しい分子メカニズムの一端を解明 −ポリコム複合体間で起こる重合が遺伝子発現のオン・オフを調節− <ポイント> ・遺伝子制御に関わるポリコム複合体のライブイメージングに成功 ・ポリコム複合体が重合し、ポリコム構造体を形成 ・ポリコム複合体重合の制御メカニズム解明が再生医療やがん治療に貢献 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、細胞の運命を左右する新しい分子メカニズムの一端を解明しました。これは理研統合生命医科学研究センター(小安重夫センター長代行)免疫器官形成研究グループの古関明彦グループディレクター、磯野協一上級研究員(JST戦略的創造研究推進...
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NECなど、新規鉄マンガン系正極を使った次世代リチウムイオン電池を開発
エネルギー密度の次世代リチウムイオン電池を開発 〜新規鉄マンガン系正極を開発し、従来比1.7倍のエネルギー密度を実証〜 日本電気株式会社(以下、NEC)、株式会社田中化学研究所(以下、田中化学研究所)および、積水化学工業株式会社(以下、積水化学工業)は、独立行政法人産業技術総合研究所(以下、産業技術総合研究所)と共同で、新規鉄マンガン系正極を使った次世代リチウムイオン電池を開発しました。 今回開発した次世代リチウムイオン電池は、現在実用化されているマンガンスピネル系正極を使ったリチウムイオン電池(注1)の約1.7倍となる、エネルギー密度271Wh/kgを実現しました。本リチウムイオ...
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産総研、アモルファス金属酸化物の構造に単純な秩序があることを提案
アモルファス金属酸化物の構造に単純な秩序があることを提案 −絶縁膜、透明電極などの合理的設計への貢献に期待− <ポイント> ・幾何学に基づく考察と第一原理計算によりアモルファス金属酸化物の構造を系統的に解析 ・金属の種類や、金属と酸素の比率によらない共通の原子配列があることを予測 ・アモルファス金属酸化物の構造モデリングが容易になり電子デバイス材料の設計を加速 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門( http://unit.aist.go.jp/nri/index_j.html )【研究部門長 山口 智彦】非平衡材料シミュレーショングループ 西尾 憲吾 主...
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京大と浜松ホトニクス、フォトニック結晶レーザーの実用化に成功
フォトニック結晶レーザー:世界に先駆けて実用化に成功 高出力で高ビーム品質、単一スペクトルを同時に実現 次世代型レーザー光源となるフォトニック結晶レーザー 来年春にはサンプル出荷開始予定 京都大学(大学院工学研究科電子工学専攻教授、光・電子理工学教育研究センター長、野田 進)と浜松ホトニクス株式会社(本社 浜松市中区、代表取締役社長、晝馬 明(ひるまあきら))らのグループは、高出力で高ビーム品質、単一スペクトル、ビーム広がりの抑制を同時に実現する、従来の概念を越えた次世代型レーザー光源とも言うべき、フォトニック結晶(1)レーザーの実用化に世界に先駆けて成功しました。来年春には...
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国際石油開発帝石と伊藤忠商事、ロシア・イルクーツク州の探鉱事業に参画
ロシア連邦イルクーツク州における探鉱事業への参画について 国際石油開発帝石株式会社(以下、当社)は、ロシア連邦イルクーツク州のザパドナ・ヤラクチンスキー鉱区(以下、ZY鉱区)およびボリシェチルスキー鉱区(以下、BT鉱区)で探鉱事業を推進している日本南サハ石油株式会社(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)100%出資会社。以下、JASSOC)の株式の売却について、JOGMECが実施した入札に伊藤忠商事株式会社(以下、伊藤忠)とともに参加し、JASSOCの発行済株式の一部(発行済全株式340株の内、当社42株(12.4%)、伊藤忠43株(12.6%))をそれぞれ取得しましたので、お知らせいたします。 *<鉱区ロケ...
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NIMSと東北大、約半世紀前に理論的に可能と予想された強誘電構造相転移を金属物質中に発見
約半世紀前に理論的に可能と予想された強誘電構造相転移を金属物質中に発見 <概要> 1.独立行政法人物質・材料研究機構(理事長:潮田 資勝、以下NIMS)超伝導物性ユニット強相関物質探索グループの山浦 一成主幹研究員(研究全般担当)は、オックスフォード大学物理教室のアンドリュー・ブースロイド教授(中性子線回折実験担当)と東北大学多元物質科学研究所の津田健治准教授(収束電子回折実験担当)と共同で、約半世紀前に理論的に可能と予想された構造相転移(1)を実験的に確認することに成功した。 2.強誘電性とは、結晶中の微小な電気双極子(大きさが等しく、微小な距離だけ離れた正負一対の電荷)が構...
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東北大など、アルミニウムを主原料とする新しい水素貯蔵合金の合成に成功
アルミニウムを主原料とする新しい水素貯蔵合金の合成に成功 −軽量かつ繰り返し水素吸放出可能な水素貯蔵合金の実現へのブレークスルー− 【発表のポイント】 ●Al2Cu(◇)合金の水素化反応により侵入型水素化物(Al2CuH(◇))を合成することに成功 ●水素吸収‐放出サイクルが実現可能であることから水素貯蔵合金としての実用化に期待 ●アルミニウムを主原料とする侵入型水素化物の開発研究を大きく加速 ◇「Al2Cu」「Al2CuH」の正式表記は、添付の関連資料を参照 独立行政法人日本原子力研究開発機構の研究グループは、東北大学金属材料研究所、同大学原子分子材料科学高等研究機構との共同研究により、アルミニウ...
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農業生物資源研究所など、カイコで働く約1万個の遺伝子配列解読に成功
カイコで働く約1万個の遺伝子配列解読に成功 −産業利用につながる有用遺伝子の特定が加速化− <ポイント> ・カイコで実際に働く約11,000個の遺伝子の塩基配列を解読しました。 ・本成果は、チョウ目害虫に選択的に作用する新規制御剤の開発や遺伝子組換えカイコによる有用物質生産など、産業利用への貢献が期待されます。 <概要> 1.独立行政法人農業生物資源研究所(生物研)は、中国・西南大学、独立行政法人産業技術総合研究所、および国立大学法人東京大学と共同で、カイコの様々な組織に由来する完全長cDNAライブラリ(1)を作製し、11,104種類の完全長cDNA(2)の塩基配列を解読しました。今回...
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パナソニック、独社と共同開発の家庭用燃料電池システムを来春から欧州で販売開始
欧州初(※1)の家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの販売を開始 パナソニック株式会社は、欧州の大手ボイラーメーカー、フィスマングループ(本社:ドイツ・アレンドルフ、CEO:DR.Martin Viessmann、以下、フィスマン)と、欧州市場向けの家庭用燃料電池コージェネレーションシステム(以下、燃料電池システム)を共同開発し(※2)、フィスマンの販路を活用して2014年4月よりドイツでの販売を開始します。本製品は、家庭用の固体高分子形燃料電池(PEFC)システムとして初めて(※1)、欧州で一般向けに販売されます。 欧州市場は、暖房への温水利用や、高い環境意識からコージェネレーションへの需要拡大...
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NECソフトなど、新規蛍光タンパク質を組み込んだ「光る花」の開発に成功
■光る花の研究開発に成功 ※参考写真は添付の関連資料を参照 NECソフト株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員社長:古道 義成、以下NECソフト)、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構(茨城県つくば市、理事長:堀江武)花き研究所、株式会社インプランタイノベーションズ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:高根健一(◇))、国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学(奈良県生駒市、学長:小笠原直毅)は、共同研究により、新規蛍光タンパク質を組み込んだ光るトレニア(Torenia fournieri、写真)の開発に成功いたしました。 ◇取締役名の正式表記は添付の関連資料を参照 花き市場に...
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海洋機構と理化学研究所、海底から噴出する熱水を利用した燃料電池型発電に成功
海底から噴出する熱水を利用した燃料電池型発電に成功 〜深海における自律的長期電力供給の可能性〜 1.概要 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という。)海底資源研究プロジェクトの山本正浩研究員と理化学研究所・環境資源科学研究センターの中村龍平チームリーダーらの共同グループは、沖縄トラフに人工的に作られた深海底熱水噴出孔(人工熱水噴出孔(*1)において熱水と周辺海水の電気化学的な現場測定を行いました。この結果に基づいて、熱水と海水を燃料にできる燃料電池(以下、熱水−海水燃料電池(*2)を人工熱水噴出孔に設置して、深海底での実発電に成功しました。 海底か...
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マツダ、先進安全自動車「マツダ アテンザ ASV−5」の公道実証実験を開始
マツダ、先進安全自動車「マツダ アテンザ ASV−5」の公道実証実験を開始 −第20回ITS世界会議東京2013と広島における世界初の路面電車−自動車間通信型ASVデモに参加− ※参考画像は添付の関連資料を参照 マツダ株式会社(以下、マツダ)は、先進の安全運転支援システムを搭載した「マツダ アテンザ ASV−5(エーエスブイ・ファイブ)」(*1)を開発し、産学官共同で研究・実用化が進められるITS(*2)を活用した安全運転支援システムの公道実証実験を2013年9月から開始します。また、2013年10月に開催される第20回ITS世界会議東京2013と、広島市内で行われる路面電車−自動車間通信型先進安...
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NICT、噴煙や雲の影響を受けずに地表面を観測し高速で機上画像化処理する技術など開発
わずか10分!上空9,000mからの地表面観測データを機上で即時処理・地上へ伝送 〜高分解能航空機搭載映像レーダ(Pi−SAR2)で桜島を緊急観測〜 独立行政法人 情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:坂内 正夫)は、噴煙や雲の影響を受けることなく地表面を観測することができる、高分解能航空機搭載映像レーダ(*1)(略称:Pi−SAR2)の観測データの高速機上処理技術の開発を進めてきました。このたび、平成25年8月18日に発生した桜島昭和火口での爆発的噴火に伴い、桜島周辺の緊急観測を8月20日に実施し、観測画像を直ちに気象庁を通じて火山噴火予知連絡会等関係機関に提供しました。今回の観測では...
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島津製作所など、メタボローム解析を支援する「GC/MS代謝成分データベース Ver.2」を発売
代謝物MRMデータベースを収録しトリプル四重極型に対応した世界初の新製品 「GC/MS代謝成分データベース Ver.2」を発売 −疾患・創薬評価等におけるメタボロミクス研究を支援− 島津製作所は、島根大学医学部、神戸大学医学部、京都大学物質−細胞統合システム拠点との共同研究および独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業「ヒト幹細胞産業応用促進基盤技術開発/ヒト幹細胞実用化に向けた評価基盤技術の開発」で得られた成果をもとに、当社トリプル四重極型ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS/MS)及び四重極型ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)を用いたメタボローム解析(メタボロミ...
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理化学研究所など、特定の遺伝子配列を認識して蛍光を発する「Eprobe」を開発
蛍光プローブ「Eprobe」のリアルタイムPCRへの応用 −個別化医療の進展に合わせ簡便・正確な遺伝子検査、病原体検出法の確立へ− <ポイント> ・配列特異的に蛍光を発するEprobeによるリアルタイムPCRの検出系を開発 ・1つのEprobeで遺伝子増幅の検出と遺伝子の変異検出が可能 ・複数色のEprobeを用いることにより1チューブで異なる遺伝子配列に対応 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)と理研ベンチャー[1]のダナフォーム(三谷康正代表取締役社長)は、人工核酸を利用した蛍光プローブ「Eprobe(イープローブ)(R)」とリアルタイムPCR法[2]を組み合わせることで、特定の遺伝子配列のコピー数や発現量、変異の...
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NTTとJAXA、「電気光学プローブ」を応用しイオンエンジン内のマイクロ波電界計測に成功
小惑星探査機等で使用されるイオンエンジン内のマイクロ波電界計測に 「光ファイバ」を活用した電気光学プローブを使用し、世界で初めて成功 〜マイクロ波放電式イオンエンジンの内部現象の解明により、さらなる高性能化に貢献〜 日本電信電話株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:鵜浦 博夫、以下 NTT)と、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(東京都調布市、理事長:奥村直樹、以下 JAXA)は、高精度に電界を測定する技術としてNTT が開発中の光ファイバを活用した「電気光学プローブ」※1(以下 EO プローブ)を応用し、小惑星探査機等で使用されているマイクロ波放電式イオンエンジン※2 内部のプラズマ中のマ...
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NICT、au「おはなしアシスタント」に多言語音声翻訳技術を提供
au「おはなしアシスタント」に多言語音声翻訳技術を提供 〜auがNICTの技術を採用。音声翻訳サービスを開始〜 独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:坂内 正夫)の高精度な多言語音声翻訳技術を利用したサービスが、KDDI株式会社(以下「KDDI」、代表取締役社長:田中 孝司)及び沖縄セルラー電話株式会社(以下「沖縄セルラー」、代表取締役社長:北川 洋)のAndroid(*1)スマートフォン向けアプリケーション「おはなしアシスタント」(*2)、(*3)の音声翻訳機能に採用され、2013年7月29日(月)から提供が開始されました。 「おはなしアシスタント」は、電話発信、メール作成、天気予報など...
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理化学研究所、細胞1個の遺伝子発現を網羅的に定量化する「Quartz−Seq法」を開発
細胞1個の遺伝子発現を網羅的に定量化する「Quartz−Seq法」を開発 −細胞集団に潜む細胞のゆらぎの解明へ− <ポイント> ・高感度で再現性に優れ、かつ簡便な1細胞RNAシーケンス法を開発 ・分化段階や細胞周期の違いを遺伝子発現の違いとして再現性よく検出 ・同一培養条件かつ細胞周期も同じ細胞間で遺伝子発現のゆらぎを発見 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、細胞1個が発現する遺伝子を網羅的に定量化する方法「Quartz−Seq(クオーツセック)法」を開発し、同じ種類の細胞で、かつ同じ細胞周期[1]にある細胞同士でも、細胞ごとに遺伝子発現のパターンに差があることを明らかにしました。これは...
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理化学研究所と東大、オートファジーが糖鎖の代謝に関わることを発見
オートファジーが糖鎖の代謝に関わることを発見 −正常時に働くオートファジーはリソソームの機能維持に重要− <ポイント> ・オートファジーが欠損した細胞ではシアル酸を持つ糖鎖が細胞内に蓄積 ・シアル酸を持つ糖鎖の蓄積の原因は、リソソーム上の膜タンパク質の機能変化 ・オートファジーの機能不全ががん化のメカニズムに密接に関与する可能性 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、細胞内の不要なタンパク質などを分解するオートファジーが特定の糖鎖の効率の良い代謝に関与し、リソソーム[1]と呼ばれる細胞小器官の機能維持に重要な役割を果たしていることを明らかにしました。これは、理研...
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理化学研究所など、X線を2回当てて「中空原子」を生成することに成功
X線を2回当てて「中空原子」の生成に世界で初めて成功 −量子だるま落としで2段抜き <ポイント> ・1京分の2秒弱の間に2回、X線を原子に当てることに成功 ・太陽光の1兆倍のさらに1千万倍の強さのX線で初めて見える現象 ・中空原子を利用したタンパク質構造解析への応用に期待 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)、分子科学研究所(大峯巌所長)と高輝度光科学研究センター(土肥義治理事長)は、X線自由電子レーザー(XFEL;X−ray Free Electron Laser)施設「SACLA[1]」を使い、集光して強度を上げたXFELをクリプトン[2]原子に照射して、原子核の最も内側(K殻)の軌道を回る電子2個を順番にはじ...
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東大とNTTなど、日米間でのマルチドメイン環境でプログラマブルな高機能仮想網構築に成功
世界初、プログラマブルな高機能仮想網を日米間でのマルチドメイン環境で実現 〜日米双方で新世代ネットワーク技術の実用化に向けた研究開発を加速〜 国立大学法人東京大学大学院情報学環(情報学環長:須藤 修/以下、東京大学情報学環)、日本電信電話株式会社(代表取締役社長:鵜浦 博夫/以下、NTT)、株式会社KDDI研究所(代表取締役所長:中島 康之/以下、KDDI研)、株式会社日立製作所(代表執行役 執行役社長:中西 宏明/以下、日立)、日本電気株式会社(代表取締役 執行役員社長:遠藤 信博/以下、NEC)及び富士通株式会社(代表取締役社長:山本 正已/以下、富士通)は、米国ユタ大学(The University of...
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理化学研究所、マウス生殖細胞から特徴的なエピゲノム領域を発見
マウス生殖細胞から特徴的なエピゲノム領域を発見 −従来不可能だった100個程度の細胞からのゲノム修飾解析技術を開発− <ポイント> ・超微量解析技術により生殖細胞に特有な低メチル化DNA領域を発見 ・生殖細胞に特有な遺伝子発現とエピゲノム関連の解析に有用なリソースを特定 ・細胞分化や発がんに関するエピゲノム研究を促進 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、従来では不可能だった100個程度の細胞からのDNAメチル化[1]解析を可能とする技術を開発しました。この技術を用いてマウス胎児などから得られる少数の細胞を解析したところ、生殖細胞特有な遺伝子の発現に関わる低メチル化DNA...
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新日本科学、理化学研究所とiPS 細胞など用いた眼科疾患領域細胞治療関連で共同研究
独立行政法人理化学研究所との共同研究契約の締結に関するお知らせ 株式会社新日本科学(本社:東京都中央区、社長:永田良一、以下「新日本科学」)は、このたび独立行政法人理化学研究所(本所:埼玉県和光市、理事長:野依良治、以下「理化学研究所」)と「iPS 細胞等を利用した眼科疾患領域細胞治療の実現に向けた薬効評価法の確立」に関し、約3 年間(平成28 年3 月末迄)の共同研究契約を締結しましたのでお知らせいたします。 本共同研究は、理化学研究所が独立行政法人科学技術振興機構の再生医療実現拠点ネットワークプログラムに採択されて行う事業の一環であります。 本共同研究は、理化学研究所において、再生医療開...
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新工場建設及び生産拠点等移転に関するお知らせ 当社は平成25 年7月9日開催の取締役会において、新工場の建設及び生産拠点等の移転を決定致しましたので、下記の通りお知らせ致します。 記 1.新工場建設の目的 医薬品事業及び感染管理事業における生産活動の合理化及び拡大、また、老朽化した現有生産拠点の機能刷新を目的とするものであります。 2.新工場の概要 (1) 所在地 京都府相楽郡精華町 (2) 敷地面積 敷地面積 約21,000 m2 建築面積 約9,000m2 (3) 生産品目 医薬品(『正露丸』、『セイロガン糖衣A』) 衛生管理製品(「クレベリン」シ...
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日本初 がん診断用DNAチップの開発:胃がんの腹腔洗浄細胞診断用キットの開発・体外診断薬薬事申請について 住友ベークライト株式会社(本社:東京都品川区、社長:林 茂)は、日本初のがん診断用DNAチップとして、「胃がんの腹腔洗浄細胞診断用キット」を独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)へ7月4日に体外診断薬の申請をいたしました。 このがん診断用DNAチップは、当社と、独立行政法人国立がん研究センター(理事長:堀田知光、東京都)の研究所 バイオマーカー探索支援部門(部門長:佐々木博己)と共同で開発されました。日本をはじめ東アジアに多い胃がん患者を対象に、常時行われている「細胞診*」の際に回...
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暗号プロトコルの安全性評価結果を公開 〜認証やプライバシ保護のためのプロトコルの安全性評価を推進〜 独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:坂内正夫)は、ネットワークにおける情報の暗号化、認証、情報の改ざん防止、プライバシ保護などを達成するために、暗号技術と通信のやり取りとを組み合わせた「暗号プロトコル」(*1)の技術開発を行っています。このたび、NICTは、認証やプライバシ保護に用いられる暗号プロトコルの安全性について、中立的な立場で評価し、その評価結果をICTシステムの安全な設計に役立てるための活動を開始します。その第一歩として、ISO/IEC(*2)29128に沿った暗号プ...
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多剤排出タンパク質の阻害剤結合構造決定に初めて成功 大きな社会問題となっている多剤耐性菌感染症克服に手がかり <概要> 大阪大学産業科学研究所の山口明人特任教授らは、独立行政法人科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業CRESTの一環として、緑膿菌および大腸菌の主な多剤排出タンパク質の阻害剤との結合構造の決定に初めて成功しました。多剤排出タンパク質とその阻害剤の選択的な結合構造を明らかにすることによって、社会的に大きな問題となっている多剤耐性緑膿菌感染症を克服するため治療薬開発に道を開きました。 <成果のポイント> ◆抗生物質の発達で克服されたと思われた細菌感染症が、多剤耐...
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産総研とJST、磁石の磁化の向きを電圧で効率よく制御する技術を開発
電圧による磁化制御を高効率化 −電圧駆動型の低消費電力スピントロニクス素子の開発を加速− ■ポイント■ ・鉄にホウ素を添加した材料を超薄膜化し、酸化マグネシウム絶縁層で挟んだ新しい素子構造 ・磁石の磁化の向きを電流ではなく電圧で制御 ・従来の構造と比較して約3倍の高効率化を達成 ■概要■ 独立行政法人産業技術総合研究所【理事長中鉢良治】(以下「産総研」という)ナノスピントロニクス研究センターの湯浅新治研究センター長、野崎隆行主任研究員は、磁石の磁化の向きを電圧で高効率に制御する技術を開発した。 鉄にホウ素を添加した磁石材料を超薄膜化し、酸化マグネシウムの絶縁層2層で挟み込...
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NICTなど、酸化ガリウムを用いた実用性に優れたMOSトランジスタを開発
“酸化ガリウム(Ga2O3)MOSトランジスタ”を世界で初めて実現! 〜日本発、“革新的次世代半導体パワーデバイス”の実用化に道〜 独立行政法人情報通信研究機構(理事長:坂内正夫)は、株式会社タムラ製作所(代表取締役社長:田村直樹)、株式会社光波(代表取締役社長:中島康裕)と共同で、新しいワイドギャップ半導体(*1)材料である酸化ガリウム(Ga2O3)(*2)を用いた実用性に優れたMOSトランジスタ(*3)の開発に世界に先駆けて成功しました。 Ga2O3は、そのワイドギャップに代表される材料物性から、高耐圧・低損失なパワーデバイス(*4)用途の新しい半導体材料として非常に有望です。また、酸化ガ...
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東大、スピン反転励起が可能な新色素DXで有機系太陽電池の大幅な広帯域化を実現
スピン反転励起が可能な新色素DXで有機系太陽電池の大幅な広帯域化を実現 1.発表者: 瀬川浩司(東京大学 先端科学技術研究センター 教授) 木下卓巳(東京大学 先端科学技術研究センター 特任助教) 2.発表のポイント: ◆従来の光化学の常識を覆すスピン反転励起が可能な新色素DXを合成し有機太陽電池の広帯域化に成功 ◆新色素DXをボトムセルに用いたタンデム太陽電池の開発により、有機系タンデム太陽電池におけるエネルギー変換効率の世界記録を更新 ◆新色素DXを用いた30%の変換効率を超える高効率な有機系太陽電池の実用化に道を拓くものであり、太陽光発電の低コスト化につながると期待 ◆本研究は、内閣...
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理化学研究所、ウナギが光る仕組みを解明しビリルビンの臨床検査蛍光試薬を開発
ニホンウナギから人類初のビリルビンセンサー −ウナギが光る仕組みを解明、その特性を利用して臨床検査蛍光試薬を開発− <ポイント> ・ニホンウナギの緑色蛍光タンパク質UnaGはビリルビンと結合して光る ・ビリルビンを高感度、迅速、正確に定量する試薬を開発、新生児核黄疸の予防に効果的 ・ビリルビンの抗酸化作用に注目、ヒトの健康および疾病を診断する試薬 として期待 動画: http://youtu.be/y_P1vzZwGXo <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、ニホンウナギの筋肉に存在する緑色蛍光タンパク質が、バイオマーカーとして有名なビリルビンと結合して蛍光を発する仕組みを発見しました。この成果を応用...
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凸版印刷など、大腸がんの最適抗がん剤選択に向けKRAS遺伝子変異解析システムを開発
大腸がんの最適抗がん剤選択に向け、KRAS 遺伝子変異解析システムを開発 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子 眞吾、以下 凸版印刷)と株式会社理研ジェネシス(本社:神奈川県横浜市鶴見区、代表取締役社長:塚原祐輔、以下 理研ジェネシス)は、新たにKRAS 遺伝子の体細胞変異(*1)を迅速、簡便に検出できる遺伝子解析システムを開発しました。 理研ジェネシスは、このKRAS 遺伝子変異解析システムを研究用途向けに2013年度中に販売を開始していきます。また欧州における体外診断薬販売に向けて98/79/EC 指令をクリアーし(CEマーク(*2)を貼付)、欧州でも販売する予定で...
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産総研、昆虫と細菌との共生におけるポリエステルの新たな機能を発見
昆虫と細菌との共生におけるポリエステルの新たな機能 −共生細菌のポリエステル蓄積、ストレス耐性、共生維持に予想外の関係− 【ポイント】 ・ホソヘリカメムシの腸内共生細菌は共生時にポリエステル顆粒を細胞内に蓄積 ・共生細菌のポリエステル合成能が正常な共生に必要であることを発見 ・バイオテクノロジーと微生物共生のあいだの予想外で興味深い関係への発展を期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)生物プロセス研究部門( http://unit.aist.go.jp/bpri/ )【研究部門長 鎌形 洋一】深津 武馬 首席研究員(兼)生物共生進化機構研究グループ 研究グルー...
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炎症や自己免疫疾患に関わる遺伝子の機能を解明 −転写因子Bach2がアレルギーなどを引き起こす炎症性T細胞への分化を制御− <ポイント> ・Bach2は、クローン病、セリアック病、I型糖尿病などに関連する転写因子 ・Bach2はT細胞の“活性化されやすさ”を決め、炎症性T細胞への分化を抑制 ・炎症・自己免疫疾患の予防・診断・治療法などへの手掛かりに <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、炎症や自己免疫疾患に関連する遺伝子「Bach2」が、アレルギーなどを引き起こす炎症性T細胞[1]の分化を制御する重要な遺伝子であることを明らかにしました。これは、理研統合生命医科学研究センター(小安重夫セン...
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産総研、住友精化と共同で過酸化水素を用いたニトロキシドポリマーの製造法を開発
過酸化水素を用いたニトロキシドポリマーの新たな製造法 −低環境負荷で安全な製造法− 【ポイント】 ・新たな触媒を開発したことにより反応時間を大幅に短縮 ・酸素発生量を抑制して、安全で実用的なプロセスを確立 ・安価な機能性樹脂の安定的な供給につながることを期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)触媒化学融合研究センター【研究センター長 佐藤 一彦】革新的酸化チーム 今 喜裕 主任研究員、佐藤 一彦 研究センター長らは、住友精化株式会社【社長 上田 雄介】(以下「住友精化」という)と共同で、機能性樹脂として期待されるラジカル...
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東大、生体内薬物輸送を実現するナノチューブ型分子ロボットを開発
生体内薬物輸送を実現するナノチューブ型分子ロボット 1.発表者: 相田 卓三(東京大学大学院 工学系研究科 化学生命工学専攻 教授、理化学研究所 創発物性科学研究センター 副センター長) Biswas Shuvendu(東京大学大学院 工学系研究科 化学生命工学専攻 博士課程学生) 金原 数(東北大学 多元物質科学研究所 教授) 田口 英樹(東京工業大学大学院 生命理工学研究科 生体分子機能工学専攻 教授) 丹羽 達也(東京工業大学大学院 生命理工学研究科 生体分子機能工学専攻 助教) 石井 則行(独立行政法人産業技術総合研究所 光技術研究部門 主任研究員) 片岡 一則(東京大学大学院 ...
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NTTスマイルエナジー、太陽光発電システム計測データを産総研に提供開始
クラウド活用型太陽光発電遠隔モニタリングサービス “エコめがね” 独立行政法人産業技術総合研究所へ 太陽光発電システム計測データの提供協力を開始 産総研による太陽光発電量統計データ整備計画の提携先第一号に認定 株式会社NTTスマイルエナジー(本社:大阪市中央区、代表取締役社長 谷口裕昭、以下NTTスマイルエナジー)は、独立行政法人産業技術総合研究所太陽光発電工学研究センターシステムチーム(以下 産総研)による、日本国内の太陽光発電システムの発電量統計データ整備活動に対するデータ提供提携先第一号として、“エコめがね”により計測された太陽光発電システムデータの提供を開始いたしました。 日...
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セイコーソリューションズ、2つの時刻ソースを備えた時刻配信装置を発売
SEIKOタイムサーバ 最上位モデル「Time Server TS−2850」を新発売 時刻ソースの冗長化で、より安心確実に標準時刻を提供! −1台でGPSとテレホンJJY、2つの時刻ソースを実装− セイコーソリューションズ株式会社(代表取締役社長:山本 隆章(◇)、本社:千葉市美浜区中瀬1−8、TEL:043−273−3111)は、ネットワークシステムに正確な時刻を提供する時刻配信装置「Time Serverシリーズ」の新機種「Time Server TS−2850」を開発し、6月10日より販売開始いたします。 ◇社長名の正式表記は添付の関連資料を参照 *製品画像は添付の関連資料を参照 昨今の災害対策・事業継続対策により、GPS情報の...
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日立アドバンストデジタル、太陽光発電パネル単位の故障を検知する監視システムを発売
太陽光発電パネル単位の故障を検知する 『太陽光発電パネル監視システム』を発売 −太陽光発電パネル監視システムに電力線通信技術を実用化(日本初(*1))− 株式会社日立アドバンストデジタル(代表取締役社長:藤井禎三、本社:横浜市)は、太陽光発電パネル単位で故障を検知する『太陽光発電パネル監視システム』を開発し、2013年6月3日から販売を開始いたします。 今回発売する『太陽光発電パネル監視システム』は、太陽光発電システムで使用されている個々のパネルの発電情報を収集することで故障を検知し、正確かつ遠隔で故障パネルを特定できます。世の中で主流のストリング(*2)単位の監視システム...
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NICT、米・国立科学財団と新世代ネットワーク研究の日米共同研究で連携
米国国立科学財団(NSF)とMOUを締結 新世代ネットワーク研究における日米共同研究に向けて連携 独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:坂内正夫)と米国国立科学財団(*1)(以下「NSF」、所長代行:Cora B.Marrett)は、米国時間2013年5月29日(水)、NSF本部(バージニア州アーリントン)にて、新世代ネットワーク研究における日米共同研究に向けて連携することに合意し、包括的協力覚書(MOU)の締結をいたしました。 現在、世界経済の発展や人々の生活の質の向上にとって、インターネットは重要な役割を果たしています。そして、今後更に増え続けるであろう利用者への対応や、より安全で・より使い...
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川崎重工、特殊船などの推進システムに用いる3メガワット超電導モーターを開発
オフショア船や特殊船等の推進システムに用いる3メガワット超電導モータを開発 −世界最高性能を達成− *参考画像1、2は添付の関連資料を参照 川崎重工は、オフショア船(※1)や特殊船、そしてLNG輸送船等の一般商船の推進システムとして、省エネルギー化や小型化が実現できる超電導モータの開発を進めています。 このほど、当社の神戸工場(兵庫県神戸市)において、数千トン級の中型の船舶に搭載するプロト機の性能試験を実施し、定格の3メガワットの出力を確認し、世界最高の出力密度(※2)を達成しました。この超電導モータの利用により船舶の推進に関して約20%の燃料低減が可能となります。 1.今回...
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安川電機、バイオ・メディカル分野向けに分析前処理ロボットシステムを発売
バイオ・メディカル分野向けロボットシステムを開発 −バイオ・メディカルの現場に革新的進化をもたらします− 株式会社安川電機(代表取締役会長兼社長 津田 純嗣)は、医療やバイオ研究分野における試薬や検体の分析前処理作業向けに、当社産業用ロボット(双腕ロボット)を使用したロボットシステムを開発し、2013年6月より発売します。 ※製品画像は添付の関連資料を参照 1.製品化のねらい これまで医療やバイオ研究分野においては、分析前処理作業として幾種類もの小型容器に微量の試薬や検体を分注・攪拌、分離などを行ったのち、複数の分析機器を駆使して微細な分析を行うなど、複雑かつデリケートな...
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産総研、結晶シリコン太陽電池モジュールの出力低下を伴う劣化現象の抑制技術を開発
結晶シリコン太陽電池モジュールの出力低下を伴う劣化現象の抑制技術 −酸化チタン系複合金属化合物薄膜をコーティング− 【ポイント】 ・酸化チタン系の複合金属化合物薄膜を用いて、PID現象による出力低下を抑制 ・ガラス基板への塗布・低温焼成により、低コストで簡便に製膜 ・メガソーラーなどの太陽光発電システムの大量導入とその長期信頼性向上への貢献に期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)太陽光発電工学研究センター( http://unit.aist.go.jp/rcpvt/ci/index.html )【研究センター長 仁木 栄】太陽電池モジュール信頼性評価連携研究体 増田 淳 連携研究...
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住友商事とNEC、ミャンマー向け通信インフラ構築を受注 〜無償ODAによる「通信網緊急改善計画」の契約を締結〜 住友商事株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中村 邦晴、以下「住友商事」)と日本電気株式会社(本社:東京都 港区、代表取締役 執行役員社長:遠藤 信博、以下「NEC」)はエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(代表取締役社長:有馬 彰、以下「NTTコミュニケーションズ」)とコンソーシアムを組み、ミャンマー連邦共和国(以下「ミャンマー」)の通信情報技術省と「通信網緊急改善計画」(以下「本計画」)に関し、5月14日付で契約を締結しました。 本計画は、日本政府がミャ...
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産総研と住友化学、夏季と冬季で太陽光を自動調節する省エネ調光シートを開発
夏季と冬季で太陽光を自動調節する省エネ調光シート −透明にもかかわらず夏季は直射日光を大幅にカット− ■ポイント■ ・太陽光の入射角の違いを利用して、自動で夏季は太陽光を遮り、冬季には透過させる。 ・外部の景色に対しては常に透明で、外の景色をクリアに見ることができる。 ・窓ガラスに貼るだけで自動調光作用が得られ冷暖房負荷軽減による省エネが期待される。 ■概要■ 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)と住友化学株式会社【社長 十倉 雅和】(以下「住友化学」という)は、新しい自動調光型省エネシートを開発した。これは、産総研サステナブルマテ...
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NICT、量子通信を長距離化する新しい「中継増幅技術」の実証に成功
量子を使い光信号を遠隔地点に増幅・再生 〜量子通信を長距離化する新しい「中継増幅技術」の実証に成功〜 独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:坂内正夫)は、ソウル国立大学と共同で、量子暗号などで使われる微弱な光信号を、遠く離れた地点に大きな信号として増幅して再生する新しい方法を考案し、その実証に成功しました。これは、受信側にあらかじめ大きな振幅を持つ「量子重ね合わせ状態」(*1)という特殊な光を用意しておき、そこへ送りたい光信号の情報を転写するもので、雑音の混入が避けられない従来の光増幅器とは異なり、無雑音の信号増幅が可能です。量子暗号(*2)を長距離化できるほか...
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日本新薬、デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療剤の臨床試験を開始
国産初のアンチセンス核酸医薬品として デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療剤の臨床試験開始 日本新薬は独立行政法人国立精神・神経医療研究センター(小平市、理事長:樋口輝彦、以下 国立精神・神経医療研究センター)と、2009年から共同研究を進めてきたアンチセンス核酸医薬品であるデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)治療剤(開発番号:NS−065/NCNP−01)を用いて、今年7月より、医師主導で早期探索的臨床試験を開始する予定ですのでお知らせいたします。本治療剤はジストロフィン遺伝子のエクソン53スキップを目的に開発され、本スキップに応答する変異形式を有するDMD患者さんを対象としており、強...
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ゴカイが持つ無限の再生能力の仕組みを解明 ―体節からの増殖シグナルが新たな体節形成を誘導、強力な再生能力を裏付け― <ポイント> ・釣り餌で用いられるゴカイは切断された胴部の後端から新たな体節を再生 ・胴部と尾部の境界で増殖する細胞が1列ごとに付加、5列で体節の原型が完成 ・両生類胚の発生過程で発見された相同形質誘導をゴカイの再生場面でも発見 <要旨> 理化学研究所(野依良治理事長)は、環形動物[1]ゴカイの体節[2]形成を詳細に観察し、新たな体節は隣の体節からのタンパク質が増殖のシグナルとなって作られることを発見しました。成体になった後でも既存の体節を鋳型にして新たな体節...
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NIMSとJST、原料ガスを高効率でダイヤモンドに変換する新合成技術を開発
原料ガスを高効率でダイヤモンドに変換する新合成技術 −ダイヤモンドバルク結晶の炭素同位体比で世界最高− 1.独立行政法人 物質・材料研究機構(理事長:潮田 資勝)光・電子材料ユニット(ユニット長:大橋 直樹)の寺地 徳之 主任研究員らの研究グループは、化学気相合成法(CVD)(注1)でダイヤモンドを生成する際の原料利用率を大幅に向上する新合成技術を開発しました。また、この新技術を、質量数12の炭素(12C)(※1)で同位体濃縮(注2)したダイヤモンド結晶の合成に適用し、世界最高の12C同位体比を持つダイヤモンドバルク単結晶の合成に成功しました。 2.高純度ダイヤモンドをCVD法で合成する場合...
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理化学研究所、睡眠状態を全自動で判定できる「FASTER法」を開発
睡眠状態を全自動で判定できる「FASTER法」を開発 −動物を用いた睡眠研究がより大規模で定量的に− <ポイント> ・睡眠判定に人間が介入しないことで客観性が高まる睡眠判定が可能に ・マウスの睡眠状態を90%以上の正解率で判定 ・従来法では1〜2時間要していた判定時間が10分に短縮 <要旨> 理化学研究所(野依良治理事長)は、脳波[1]と筋電図[2]を用いて睡眠覚醒状態を全自動で判定できる「FASTER(ファスター)法」を開発し、マウスを用いてその性能を実証しました。これは、理研発生・再生科学総合研究センター(竹市雅俊センター長)システムバイオロジー研究プロジェクトの上田泰己プロジェクトリ...
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理化学研究所、超薄板ガラスのバルブを作製し全てガラスでできたマイクロ流体チップを実現
超薄板ガラスのバルブを作製、全てガラス製のマイクロ流体チップ実現 −小型・高速反応でどんな溶媒・溶質中でも安定して動作− <ポイント> ・ガラスだけで作製したバルブで流体をオン/オフ ・曲げても割れにくく、溶媒とも反応しない超薄板ガラスを採用 ・物理的・化学的に安定で、さまざまな化学・生化学のプロセス集積化が可能 <要旨> 理化学研究所(野依良治理事長)は、ガラス基板に刻まれたマイクロ流路内に、柔軟性のある超薄板ガラス製バルブ(弁)を組み込むことに成功し、全てガラスでできたマイクロ流体チップを実現しました。これは、理研生命システム研究センター(柳田敏雄センター長)集積バイオ...
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旭化成ホームズとNICT、電波を使った防犯・見守りシステムの共同研究を開始
旭化成ホームズと情報通信研究機構が 電波を使った新原理の防犯・見守りシステムの共同研究を開始 〜旭化成ホームズ内に「センシングライフ研究会」を発足〜 旭化成ホームズ株式会社(社長:平居 正仁、以下「旭化成ホームズ」)と独立行政法人 情報通信研究機構(理事長:坂内 正夫、以下「NICT」)は、NICTが開発した「電波を使った人の動き・侵入検知システム」について戸建住宅・集合住宅への導入の可能性を検証し、その技術を活用したサービスの提供を目指すために共同研究を開始します。それに伴い、本日付で旭化成ホームズ内に「センシングライフ研究会」を発足します。 近年、我が国では高齢者を家族に持つ世帯...
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理化学研究所、白血病再発の主原因「白血病幹細胞」を標的とした低分子化合物を同定
白血病再発の主原因「白血病幹細胞」を標的とした低分子化合物を同定 −急性骨髄性白血病に対する生体内での効果をマウスで確認− <ポイント> ・白血病幹細胞が発現する分子を狙った低分子化合物の効果を白血病ヒト化マウスで確認 ・従来の抗がん剤が効きにくいFlt3遺伝子異常を持った悪性度の高い症例に有効 ・低分子化合物の単剤投与により患者由来の白血病幹細胞と白血病細胞をほぼ死滅 http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=wJn3vSppPUI <要旨> 理化学研究所(野依良治理事長)は、ヒトの白血病状態を再現した白血病ヒト化マウス[1]を用いて、従来の抗がん剤が効きにくい白血病幹細胞を含め、ヒト白血...
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産総研、リソグラフィーパターンを反映できる回路特性解析システムを開発
リソグラフィーパターンを反映できる回路特性解析システムを開発 −次世代大規模集積回路の設計に貢献− 【ポイント】 ・リソグラフィーシミュレーション結果などから、パターンの詳細形状を反映した回路特性解析が可能 ・フィンFET特有のSRAM回路のパターン形状の影響を解明 ・製造プロセス〜回路特性を一貫してシミュレーションすることでLSIの製造工程を最適化 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)ナノエレクトロニクス研究部門( http://unit.aist.go.jp/neri/ )【研究部門長 金丸 正剛】ナノスケール計測・プロセス技術研究グループ 福田 浩一 主任研究員らは、...
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熊谷組、IHIなどと共同で自走式放射線2次元分布測定システムを開発
プラスチックシンチレーションファイバー(PSF)を用いた 自走式放射線2次元分布測定システムの開発 株式会社熊谷組(取締役社長 大田弘)は、株式会社IHI(代表取締役社長 斎藤保 本社:東京都江東区)、IHI建機株式会社(取締役社長 齋藤道夫 本社:神奈川県横浜市)と共同で、放射性物質で汚染された地表面の放射線分布を建設機械に搭載した放射線測定器で面的に計測するシステムを開発しました。この計測システムを使用することにより、除染作業の効率化を果たしました。 1.背景 従来の放射線計測システムでは、人力で放射線を格子点で測定するため、大面積の測定に多大な時間を要していました。また、格...
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理化学研究所と東大、21番目のアミノ酸「セレノシステイン」の合成メカニズムを解明
21番目のアミノ酸「セレノシステイン(Sec)」の合成メカニズムを解明 −星形の超巨大複合体がSec合成を一度に成し遂げる− <ポイント> ・Secの合成に必要な酵素「SelA」の立体構造を決定 ・星形の巨大タンパク質「SelA」の4つのサブユニットが異なる作業を担いSecを合成 ・セレン(Se)の自在な導入によるスーパー酵素の創生などへ期待 <要旨> 理化学研究所(野依良治理事長)と東京大学(濱田純一総長)は、バクテリアにおける「21番目のアミノ酸[1]」と呼ばれるセレノシステイン(Sec)の合成メカニズムを解明しました。これは、理研生命分子システム基盤研究領域の横山茂之領域長(横山茂之領域長、現:横山構造生...
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理化学研究所など、ブラックホールに落ち込む最後の1/100秒を解明
ブラックホールに落ち込む最後の1/100秒の解明へ −ガスが最後に放つ高エネルギーX線を初めて捉えた!− <ポイント> ・「すざく」衛星に搭載した硬X線検出器で10億度超の高温ガスを測定 ・高温ガスがブラックホールに消える瞬間、急激に加熱されることを発見 ・ブラックホール存在の直接証明に一歩前進。次期衛星で更なる飛躍へ <要旨> 理化学研究所(野依良治理事長)、京都大学、日本大学、東京大学は、代表的なブラックホール天体である「はくちょう座X−1」[1]をX線観測衛星「すざく」[2]で観測し、ブラックホールに高温ガス[3]が落ち込む最後の100分の1秒[4]に、10億度以上にまで急...
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LIXIL、市中解体アルミサッシを再びサッシとして利用する「サッシtoサッシ」の技術を開発
NEDO助成事業のアルミサッシ循環利用めざし 市中解体アルミサッシの「サッシ to サッシ」高度選別技術を確立 〜早稲田大学、アーステクニカ、ポニー工業、阪和興業、LIXILで共同研究〜 住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:藤森義明)は、環境活動と市中アルミリサイクル材の品質保証をめざし、早稲田大学理工学術院(所在地:東京都新宿区、院長:山川宏)、株式会社アーステクニカ(本社:東京都千代田区、社長:浜口正記)、ポニー工業株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:横野泰和)、阪和興業株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:古川弘成)の1大学3社と共同で、建替え...
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産総研、光照射によるめっき薄膜の密着性向上法とパターニング法を開発
光照射によるめっき薄膜の密着性向上法とパターニング法の開発 −新しい微細金属パターンの形成技術− 【ポイント】 ・プラスチック基板上のめっき膜にパルス光を照射するだけで密着性が向上 ・マイクロ秒単位の短時間で大面積(A4サイズ)の処理が可能 ・フォトマスク上から光照射することで、めっきした金属薄膜のパターニングが可能 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門【研究部門長 山口 智彦】ナノシステム計測グループ 堀内 伸 上級主任研究員らは、無電解めっきによりプラスチック基材上に形成した金属薄膜に高強度のパルス...
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NICTとニッパツ、“英語特許文”の高精度「自動翻訳ソフトウェア」を共同開発
“英語特許文”の高精度「自動翻訳ソフトウェア」を開発 〜NICTとニッパツが特許向け英日翻訳技術を共同開発し、5月にサービス開始〜 独立行政法人 情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原 秀夫)と日本発明資料株式会社(以下「ニッパツ」、代表:森 紀二)は、共同で、“英語の特許文献(特許や実用新案など)”を日本語に自動的に翻訳する「自動翻訳ソフトウェア」を開発しました。本技術では、従来技術に比べて、大幅に翻訳誤りを削減しました。 平成25年5月に、ニッパツが、この英日自動翻訳ソフトウェアを活用したサービスを開始します。 【背景】 近年、海外で増加している特許の侵害・訴訟リスク(...
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NICTとKDDI研、生残設備を最大限活用した"暫定光ネットワーク"を構築
災害時に頼りになる!生残設備を最大限活用した"暫定光ネットワーク"を構築 〜製造ベンダが異なる装置のネットワークを統合制御管理〜 独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原秀夫)と株式会社KDDI研究所(以下「KDDI研」、代表取締役所長:中島康之)は、東日本大震災の教訓を踏まえ、災害時に素早く簡単に"暫定光ネットワーク"を構築するために、製造ベンダが異なる光通信装置を統合的に制御管理するシステムを開発し、光パス(*1)の設計・制御の実証実験を行いました。本技術が実用化されれば、災害で設備が損壊した場合でも、損壊を免れた地域の設備を利用して暫定的な光ネットワークの...
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住友生命、国立がん研究センターとがんに関する情報提供について包括的連携協定を締結
〜国立がん研究センターとがん情報の普及啓発に向けた 包括的連携に関する協定を締結〜 住友生命保険相互会社(社長 佐藤 義雄)は、独立行政法人国立がん研究センター(理事長 堀田 知光)とがんに関する情報提供について包括的連携協定を締結しました。国民の死亡原因の第一位であるがんの罹患率や死亡率の低減を目指して、相互に連携、協力し「国民に対する正しいがんに関する情報の提供やがんに対する意識の向上」に取り組んでまいります。 がんは今や国民病であり、2人に1人が何らかのがんにかかる時代となっている身近な疾患ですが、生活習慣を改善することでがんを予防し、定期的にがん検診を受診すること...
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日立、協和発酵キリンの新安全性情報管理システムを構築 Oracle Argus Safety Japan 6.0を用いた国内製薬企業初の定期報告を実施 株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、協和発酵キリン株式会社(代表取締役社長:花井 陳雄/以下、協和発酵キリン)が製造・販売する医薬品の安全性に関する情報管理をグローバルで一元管理し、各国の規制当局に対して迅速に信頼性の高い安全管理情報を報告することを目的とした新安全性情報管理システム(以下、本システム)を構築し、このたび、本格稼働を開始しました。 本システムは、グローバルでの医薬品関連の安全性管理に関する各種報告に対応したオラク...
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三井住友建設など、「放射能汚染草木類の安定・減容化システム」の公開実証試験を実施
"放射能汚染草木類の安定・減容化システム"を開発、実証試験を実施 ―除染除去物(草木類)の安定・減容化技術を確立― 三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号 社長 則久 芳行)は、大沼林産工業株式会社(福島県伊達市霊山町掛田字段居62番5号 社長 大沼貞生)、株式会社三富工業(静岡県富士市桑崎441番 社長 田中穂積)と共同で、除染作業において発生する草木類を効果的に安定・減容化する"放射能汚染草木類の安定・減容化システム"の公開実証試験を実施しました。この実証試験により、処分が必要な汚染草木類等を99%以上減容化し、放射性セシウムが溶出、飛散しにくい安定...
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東北大と原子力機構、ペロブスカイト型水素化物の形成過程を解明
環境にやさしい<水素>を利用した新たな機能材料の開発指針を得る − ペロブスカイト型水素化物の形成過程を解明 − 【発表のポイント】 ●ペロブスカイト構造を持つ新しい水素化物(LiNiH3)を高温高圧下の水素化反応によって合成。その形成過程を高輝度放射光X線回折測定でその場観察し、形成機構を解明した。 ●ペロブスカイト型水素化物は水素貯蔵材料としての機能に加えて、ペロブカイト型酸化物と同様に、超伝導などの多様な物性・機能性を示すものと期待されているが、合成の報告は限られていた。 ●形成機構の解明により、ペロブスカイト型水素化物の設計・開発指針が得られ、今後の材料開発研究が大いに加速...
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宝酒造、飲みきりサイズの『松竹梅白壁蔵「澪」スパークリング清酒』を通販限定発売
〜 初めての方にもおすすめ!小容量の飲みきりサイズが登場 〜 松竹梅白壁蔵「澪」スパークリング清酒 150ml 新発売 *商品画像は添付の関連資料を参照 宝酒造株式会社は、“松竹梅白壁蔵「澪」スパークリング清酒(*1)”150mlを3月19日(火)より全国の百貨店、料飲店、当社オンラインショップ「宝こだわり酒蔵」(*2)等の通販ルート限定で新発売します。 *1 松竹梅白壁蔵「澪」スパークリング清酒: http://shirakabegura-mio.jp/index.html *2 オンラインショップ「宝こだわり酒蔵」: http://shop.takara.co.jp/shop/c/c10/ “松竹梅白壁蔵「澪」スパークリング清酒”は、米と米麹に由来するほんのり甘い味わい...
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日本ユニシスとANA、ANAデジタルコンテンツサービスを国内14空港のラウンジへ拡大
日本ユニシスとANAは、 ANAデジタルコンテンツサービスを国内14空港のラウンジへと拡大します 日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:黒川 茂、以下 日本ユニシス)と、全日本空輸株式会社(本社:東京都港区、社長:伊東 信一郎、以下 ANA)は、伊丹空港のANAラウンジで提供している雑誌・ニュースを中心としたデジタルコンテンツサービスを、3月13日から、ANAの国内線・国際線が就航する全国14空港の空港ラウンジへと拡大します。 また利用ラウンジの拡大に合わせ、日本経済新聞(電子版)など56種類のコンテンツを増やします。ご利用いただける場所と、ご覧いただけるコンテンツの両方を充実させ、...
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理化学研究所、植物のリン欠乏ストレスを緩和する新しい糖脂質を発見
植物のリン欠乏ストレスを緩和する新しい糖脂質を発見 −リンが欠乏しても収量が減少しない強い作物の生育に道− ◇ポイント◇ ・脂質メタボローム解析により、リン欠乏を補う植物糖脂質「グルクロン酸脂質」を発見 ・グルクロン酸脂質の生合成に必須な遺伝子「SQD2遺伝子」を発見 ・イネにもグルクロン酸脂質を発見、多様な植物でのリン欠乏ストレス緩和機能を示唆 理化学研究所(野依良治理事長)は、リンが不足した環境でも植物の生育を維持する糖脂質「グルクロン酸脂質(※1)」を発見し、その生合成に必須な「SQD2遺伝子」を同定しました。これは、理研植物科学研究センター(篠崎一雄センター長)メタボローム機...
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日本初、沖合における着床式洋上風力発電が銚子沖に完成 太平洋の大きな波やうねりを克服し、海面高さ100mを超える風車と風況観測タワーを設置 鹿島(社長:中村満義)は、千葉県銚子沖約3kmの海上に建設を進めていた日本で初めての着床式洋上風力発電設備を完成させました。 この事業は、台風や地震などの日本の厳しい自然環境に適用できる洋上風力発電技術確立を目的とした独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による洋上における風力発電の実証研究です。洋上風力発電システムとして風車をNEDOと東京電力の共同事業で、洋上風況観測システムとして観測タワーをNEDOから委託を受けた東京電力と東京大...
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大鵬薬品、新規抗悪性腫瘍剤「TAS−102」の製造販売承認を申請
新規抗悪性腫瘍剤「TAS−102」製造販売承認申請に関するお知らせ 大鵬薬品工業株式会社(本社:東京、代表取締役社長:小林 将之)は、2013年2月26日、経口ヌクレオシド系抗悪性腫瘍剤「TAS−102」(トリフルリジン(FTD)とチピラシル塩酸塩(TPI)の配合剤)について、「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌」の適応症で、厚生労働省に製造販売承認申請を行いましたのでお知らせします。 今回の承認申請は、日本の20施設で行われた国内第II相臨床試験(10040030試験)の結果に基づき行いました。本試験はフッ化ピリミジン系薬剤、イリノテカンおよびオキサリプラチンを含む2レジメン以上の標...
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大日本印刷など、複製困難な人工DNAを含有した偽造防止向け印刷用インキを開発
複製困難な人工DNAを含有した偽造防止向け印刷用インキを開発 セキュリティー製品に対する高度な真贋判定を実現 独立行政法人理化学研究所のベンチャー企業であるタグシクス・バイオ株式会社(本社:神奈川 社長:平尾一郎 資本金:1.6億円)と大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、模倣が極めて困難な人工DNA(デオキシリボ核酸)を含有した偽造防止効果の高い印刷用インキを開発しました。この人工DNA含有インキは、第三者による模倣がほぼ不可能であり、高度な真贋判定を実現するため、紙幣や金券など、強固なセキュリティーが求められる高付加価値印刷物の偽造防...
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積水化成品、「融雪パネルヒーター」を東北新幹線の「新青森駅」などに提供
「融雪パネルヒーター」が東北新幹線の駅・車庫屋根に採用 (新青森駅、七戸十和田駅など、青森地区において採用) 積水化成品工業株式会社(本社:大阪市北区西天満2−4−4 社長:小野惠造)は、PTCセラミックスヒーターの技術を活かした融雪パネルを開発し、東北新幹線の延伸施設、「新青森駅」「七戸十和田駅」などの駅、車庫の屋根軒先に採用されました。 1.採用に至る経緯 東北新幹線 延伸駅の融雪方法について、より効果的な融雪システムが求められていました。2003年から独立行政法人・鉄道運輸機構、公益財団法人・鉄道総合技術研究所と共同での基礎試験を開始し、2005年からは試験場所を青森(...
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JAXAと日本医師会、「きずな」を用いた災害医療支援活動の利用実証実験を実施
超高速インターネット衛星「きずな」を用いた災害医療支援活動に おける利用実証実験に関する協定締結について このたび、社団法人日本医師会(日本医師会)および独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、大規模災害発生時の災害対策における超高速インターネット衛星「きずな」の活用方法を検討し、災害医療支援活動への適用に関する実験を共同で実施することを目的として、協定を締結いたしました。 今後、両者で協力し合って実証実験を重ね、次の大規模災害において、有効な支援活動を行えるよう努めてまいります。 東日本大震災(平成23年3月11日)おいて、日本医師会では、被災県医師会との間でTV会議を...
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理化学研究所、沖縄科学技術大学院大学とヒューマン・ブレイン・プロジェクトに参加
日本の研究機関がヒューマン・ブレイン・プロジェクトに参画 この度、沖縄科学技術大学院大学(ジョナサン・ドーファン学長、以下OIST)と独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長、以下理研)が、欧州委員会により選定された未来および発展期にある技術(FET)プログラムの2大プロジェクトのひとつであるヒューマン・ブレイン・プロジェクト(HBP)に参加することが決定いたしました。本プロジェクトには、国際分野で活躍する科学者らが集結し、「人間の脳の働きを解明」するといった現代の科学において最も重要な課題に取り組みます。 欧州及び各国の80を超える研究機関が共同で進めるヒューマン・ブレイン・プロジ...
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産総研、フレキシブルなカーボンナノチューブ透明導電フィルムを開発
フレキシブルなカーボンナノチューブ透明導電フィルム −酸化インジウムスズ(ITO)膜を代替する材料に− 【ポイント】 ・室温・大気中で成膜できる溶液プロセスで透明導電フィルムを作製 ・世界最高レベルの透明性と導電性を示し、耐屈曲性、耐衝撃性に優れ、折りたたみも可能 ・タッチパネル、太陽電池、有機ELディスプレイなど幅広い応用に期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)電子光技術研究部門【研究部門長 原市 聡】メゾ構造制御グループ Kim Yeji 協力研究員(日本学術振興会特別研究員 RPD)、阿澄 玲子 研究グループ長、近松 真之 主任研...
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IPA、2012年のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況と相談受付状況を発表
コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談受付状況【2012年年間】 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)は、2012年年間のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出(※1)状況および相談受付状況をまとめました。 URL: http://www.ipa.go.jp/security/txt/2013/2012outline.html 1.コンピュータウイルス届出状況 2012年の届出件数は10,351件(内、感染被害届出は7件)と、2011年の12,036件から約14%の減少となりました。また、2012年の年間検出数は249,940個と、2011年の278,935個から約10%の減少となりました。 ウイルス別届出件数...
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日本オラクル、次期政府統計共同利用システムに「Oracle Exadata」など提供
オラクルのテクノロジー製品が 次期政府統計共同利用システムに採用 〜「Oracle Exadata」やデータベースのセキュリティ製品などの採用で、 高い信頼性とセキュリティに加え、事業継続を支える新しいIT基盤の構築を目指す〜 日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は、独立行政法人統計センター(所在地:東京都新宿区若松町、理事長 戸谷 好秀、以下 統計センター)が構築する次期「政府統計共同利用システム」の新しいIT基盤として「Oracle Exadata」を含むオラクルのテクノロジー製品が採用されたことを発表します。 統計センターは、各府省情報化統括責任者...
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ユニ・チャーム、就寝時にマスクの装着で子どもの喘息症状などを5割低減させることを実証
ユニ・チャーム、病院共同で小児喘息研究 子どもの就寝時マスク装着によって、喘息の悪化を5割低減! 〜第62回日本アレルギー学会秋季学術大会(2012年11月30日)にて発表〜 ユニ・チャーム株式会社は、小児科のアレルギー専門医(てらだアレルギーこどもクリニック・国立病院機構三重病院・徳田ファミリークリニック・監修:大阪歯科大学)と協力して、外来通院中の喘息の子どもを対象に就寝時にマスクを装着する効果について研究を行いました。この結果、「就寝時にマスクを装着することで、子どもの喘息症状と喘息による治療などを5割低減させる」ことを実証いたしました。この研究成果を、2012年11月...
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パーソナルメディア、Windows8のUnicode IVSに対応の「超漢字検索 IVS強化版」を発売
Windows 8のUnicode IVSに対応した 「超漢字検索 IVS強化版」を新発売 − 検索した異体字をWordやExcelに貼り込み可能 − ソフトウェアメーカーのパーソナルメディア株式会社(代表取締役:松為彰、本社:東京、電話:03−5759−8303、資本金 1,000万円)は、約18万字(*1)の漢字や文字から目的の文字をすばやく検索できる「超漢字検索」に、Unicode IVS(*2)への対応機能などを追加した「超漢字検索 IVS強化版」の開発に成功し、2013年2月1日より自治体、官公庁、行政機関および一般企業などの法人向けにご提供を開始します。また、12月12日(水)〜14日(金)に東京ミッドタウンで開催され...
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千代田化工建設、サウジアラビア排水再生システム実証事業で設計・調達など受託
サウジアラビア排水再生システム実証事業向け 設計・調達・建設助勢および実証フォローアップ業務の受託 千代田化工建設株式会社(本社:横浜市 社長:久保田 隆)は、先に独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とサウジアラビア工業用地公団(MODON)が合意した、サウジアラビア王国における膜技術を用いた省エネ型排水再生システム技術実証事業(本事業)に関し、NEDOより各種業務(本業務)の委託を受けましたのでお知らせします。 1.委託元:新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 2.受託業務内容:ダンマン(*1)第1工業団地で発生する排水を再生利用する実証設備の設計・調達・...
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古河電工と産総研、高い導電率を有するポリマーフリーカーボンナノチューブ線の作製に成功
湿式紡糸法により高い導電率を有するポリマーフリーカーボンナノチューブ線の作製に成功 当社は独立行政法人産業技術総合研究所(以下、産総研)との共同研究にて、湿式紡糸法(注1)を用い、世界で最も高い導電率を有するポリマーフリーの高密度カーボンナノチューブ(以下、CNT)線を作製することに成功しました。 当社は産総研との共同研究で、CNT分散液の作製条件と凝固液の種類の検討を行った結果、特定の条件下では、凝固液としてポリマーが含有していない有機溶剤を用いてもCNT線ができることを発見しました。このCNT線は絶縁体であるポリマー成分が含まれていないことより、凝固液としてポリマーを用いる従来の湿式...
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シャープ、化合物3接合型太陽電池セルで変換効率37.7%を達成
化合物3接合型太陽電池セルで記録を更新 太陽電池セルで世界最高変換効率(※1)37.7%(※2)を達成 *製品画像は添付の関連資料を参照 シャープは、3つの光吸収層を積み重ねた化合物3接合型太陽電池セルで、世界最高変換効率(※1)となる37.7%(※2)を達成しました。 本件は、NEDO(※3)の「革新的太陽光発電技術研究開発」テーマの一環として開発に取り組んだ結果、産業技術総合研究所(AIST)において、世界最高変換効率(※1)を更新する測定結果が確認されたものです。 化合物太陽電池セルは、インジウムやガリウムなど、2種類以上の元素からなる化合物を材料とした光吸収層を持つ変換効...
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地熱発電事業に関するお知らせ 当社は、平成19年6月に「地熱発電の取り組みに関するお知らせ」において、当社が保有する『メディポリス指宿』(鹿児島県指宿市)の敷地内で地熱発電の事業化に向けた調査・検討を行う旨のお知らせをいたしました。その後、調査の結果、十分な熱量を有する地熱貯留層が存在することが確認されたため、発電事業を目的とした子会社(株式会社メディポリスエナジー)を設立、当該子会社によって、地熱発電の事業性について検討してまいりました。 今回、鹿児島県環境審議会温泉部会による地熱発電事業の操業に向けた生産井および還元井の掘削許可(「事業用井戸」に転用、以下同じ)を申請...
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新日鉄住金ソリューションズなど、アルツハイマー病超早期診断など実現の開発・実証プロジェクトを開始
新日鉄住金ソリューションズ、東京大学などと共に 「脳画像・臨床・ITの融合によるアルツハイマー病超早期診断と先制医療の実現」 の開発・実証プロジェクトを開始 新日鉄住金ソリューションズ株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:謝敷宗敬、以下 新日鉄住金ソリューションズ)は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託の下、東京大学、新潟大学、独立行政法人国立精神・神経医療研究センター、独立行政法人国立長寿医療研究センター、バイオテクノロジー開発技術研究組合と共に、「脳画像・臨床・ITの融合によるアルツハイマー病超早期診断と先制医療の実現」の開発・実証...
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日立、NICTの「宇宙天気予報」に活用するスーパーコンピュータシステムを納入
情報通信研究機構(NICT)が「宇宙天気予報」に活用する スーパーコンピュータシステムを刷新し稼働開始 日立のスーパーテクニカルサーバ「SR16000 モデルM1」を採用 株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、このたび、科学技術計算分野向けスーパーテクニカルサーバ「SR16000 モデルM1」を中核とするスーパーコンピュータシステム(以下、新システム)を独立行政法人情報通信研究機構(理事長 宮原 秀夫/以下、NICT)に納入し、11月1日から稼働を開始しました。 今回稼働した新システムは、太陽の活動によって発生する地球周辺の磁気圏の乱れや宇宙放射線を予...
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大和証券と野村証券など、リテール向け「JICA債」の発行概要を発表
リテール向け「JICA債」の発行概要のお知らせ 独立行政法人国際協力機構(JICA)(理事長:田中 明彦)は、主に個人投資家を対象とした「JICA 債」(国際協力機構債券(財投機関債))の発行に関連し、発行概要を以下の通りお知らせいたします。今回の債券発行により調達した資金については、JICA の有償資金協力業務に充当する予定です。なお、利率は平成24 年12 月7 日に決定する予定となっております。 発行概要 銘 柄 第16 回国際協力機構債券 発行額 100 億円 年 限 6 年 条件決定予定日 平成24 年12 月7 日 申込期間 平成24 年12 月10 日〜25 日 利 率 仮条件 年 0.20%〜0.60...
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昆虫が植物の性質を改変し、究極の「巣ごもり」生活を実現 −完全閉鎖型の虫こぶ内のアブラムシ集団存続の謎を解明− <ポイント> ・植物組織からなる虫こぶがアブラムシの液体排泄物を吸収除去するという生物機能を発見 ・昆虫が植物の形態や生理状態を変化させて生存に有利な生息環境を実現 ・外部要因による植物機能の操作機構の理解に光を当てる新しい知見 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)生物プロセス研究部門【研究部門長 鎌形 洋一】生物共生進化機構研究グループ 沓掛 磨也子 研究員、深津 武馬 研究グループ長らは、ある種のアブラムシが...
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日本マイクロソフト、Office製品上で異体字の取り扱いを可能にするアドインソフトを提供
『Unicode IVS Add−in for Microsoft Office』を提供 〜 自治体などにおける『異体字(外字)』を含むデータの保全・活用が容易に 〜 日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区、代表執行役 社長:樋口 泰行)は、Word、Excel、PowerPointなどのマイクロソフト製品上でUnicode IVD (UTS#37)(注1)に対応した異体字の取り扱いを可能にするアドイン『Unicode IVS Add−in for Microsoft Office(以下IVS Add−in)』の提供を開始します。主に人名・地名など異体字を含んだデータ...
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ウナギの幼生の食性を解明 〜ウナギの幼生は何を食べているのか?〜 ※参考画像は、添付の関連資料を参照 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という。)の海洋・極限環境生物圏領域大河内直彦プログラムディレクターと、東京大学大気海洋研究所の塚本勝巳教授、マイク・ミラー研究員は共同で、これまで知られていなかった天然環境中におけるウナギの幼生「レプトセファルス」(※1 以下、「ウナギレプトセファルス」という。)の食性について、JAMSTECが2009年に開発したアミノ酸の窒素同位体比を用いた手法(※2)を応用し、正確な栄養段階(※3)を推定しました。 ...
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コメのカドミウム汚染をなくす遺伝子を発見 <発表者> 石川 覚(独立行政法人農業環境技術研究所土壌環境研究領域 主任研究員) 石丸 泰寛(東北大学大学院理学研究科化学専攻 助教、東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻 特任研究員;当時) 倉俣 正人(独立行政法人農業環境技術研究所土壌環境研究領域 農環研特別研究員) 安部 匡(独立行政法人農業環境技術研究所土壌環境研究領域 農環研特別研究員) 井倉 将人(独立行政法人農業環境技術研究所土壌環境研究領域任期付研究員、同上農環研特別研究員;当時) 瀬野浦武志(石川県立大学生物資源工学研究所特任研究員、東京大学大学院農学...
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住友商事、カザフスタンにおけるレアアース製造合弁会社の工場を開所
カザフスタンにおけるレアアース製造合弁会社の工場開所式開催について 住友商事株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:中村邦晴、以下「住友商事」)は、カザフスタンの国営原子力公社カザトンプロム(本社:カザフスタン共和国アルマティ市、社長:ウラディミール・シュコルニク)と2010年5月にJV"SUMMIT ATOM RARE EARTH COMPANY"LLP(以下「サレコ」)を設立し、ウラン鉱石残渣を活用したレアアース回収事業の準備を進めてまいりましたが、11月2日にステプノゴルスク市内の同社工場において開所式を開催致しました。 今回、サレコが生産を開始するのはレア...
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作動中のリチウムイオン電池ナノ界面を世界で初めて観察 〜蓄電池の劣化原因解明へ〜 高松大郊 産官学連携本部特定研究員、小山幸典 同特定准教授、折笠有基 人間・環境学研究科助教、荒井創 産官学連携本部特定教授らの研究グループは、本学と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が共同で推進している革新型蓄電池先端科学基礎研究事業(RISINGプロジェクト:プロジェクトリーダー 小久見善八 産官学連携本部特任教授)の一環で、リチウムイオン電池に用いられる電極最表面における挙動の、電池作動条件下でのその場観察に世界で初めて成功し、蓄電池劣化の初期過程を明らかにしました。 本...
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伊藤忠商事、スマホとICタグを使った「災害対応傷病者情報管理システム」を販売
「災害対応傷病者情報管理システム」の販売を開始 伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)は、スマートフォンとICタグを利用した新しい災害対応システムの販売を開始いたします。本システムではトリアージタグと呼ばれる従来の紙製のカルテに代わり、ICタグを利用した「電子カルテ」を使用することで災害時の効果的な傷病者治療を実現いたします。 災害時の医療活動では、多数の傷病者情報(容態、人数)を迅速・正確に把握することが必要でありながら、従来の紙カルテは、破損する等で情報伝達が不十分で適切な対応ができない場合もありました。今回、その問題を...
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伊藤忠商事、ウクライナの市営地下鉄公団向け地下鉄車両用機器の納入契約を締結
ウクライナ国キエフ市営地下鉄公団向け地下鉄車両用機器の納入契約を締結 −日本政府からの温室効果ガス排出枠購入代金を使用する初のウクライナ向け鉄道案件− 伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)は、ウクライナの大手鉄道車両メーカーであるクリュコフ社(Kryukovsky Railway Car Building Works、所在地:ウクライナ国クレメンチュック市、社長:Mr. Evgeniy Khvorost、以下「クリュコフ」)との間で、三菱電機株式会社、富士電機株式会社など日本製機器を中心とした地下鉄車両95両分の電気品及びブレ...
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アステラス製薬、産総研と「顧みられない熱帯病」のための抗寄生原虫薬の創薬共同研究契約を締結
アステラス製薬:産総研と「顧みられない熱帯病」の治療のための 抗寄生原虫薬の創薬共同研究を開始 − Fragment Evolution法を活用した創薬共同研究 − アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)は、本日、独立行政法人産業技術総合研究所(所在地:東京、理事長:野間口 有、以下「産総研」)と「顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Diseases)、以下「NTDs」」(1)のための抗寄生原虫薬の効率的探索を目的に創薬共同研究契約を締結しましたので、お知らせします。 NTDsは、主に発展途上国の熱帯地域におい...
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NIMSと理化学研究所、ディスプレイの制御に必要な金属酸化膜トランジスタを開発
ディスプレイの制御に必要な金属酸化膜トランジスタの開発に成功 〜スマートフォンの電池持続向上やテレビの高精細化を可能にする次世代デバイス〜 NIMS 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点の塚越 一仁 主任研究者らは、独立行政法人理化学研究所ナノサイエンス研究施設と共同で、従来にない原子材料構成による金属酸化膜トランジスタの開発に成功しました。 <概要> 1.独立行政法人物質・材料研究機構(理事長:潮田 資勝)国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(拠点長:青野 正和)の塚越 一仁 主任研究者、生田目 俊秀 統括マネジャーらは、独立行政法人理化学研究所ナノサイエンス研究施設 柳沢...
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アレルギー性鼻炎治療剤「Z−207」の開発中止について 当社は、独立行政法人科学技術振興機構(以下、JST)の「独創的シーズ展開事業」の平成17年度(第2回)開発課題の委託を受け、アレルギー性鼻炎治療剤「Z−207」の開発を進めてまいりました。 このたび、当社が開発を受託しておりました本剤の第II相臨床試験結果をJSTに報告し、JSTの評価結果に基づき、当社は本剤の開発を中止することといたしましたのでお知らせいたします。 なお、本件による業績予想への影響はありません。 以上
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東大とNECなど、一枚のシート上で電子機器の無線通信と給電を実現する技術を開発
世界初、一枚のシート上で電子機器の無線通信と給電を実現する技術を開発 〜机にパソコンを置くだけで、安全かつ高効率な伝送を実現〜 国立大学法人東京大学、日本電気株式会社、NECエンジニアリング株式会社、株式会社セルクロス、帝人株式会社の研究グループは、独立行政法人情報通信研究機構の支援を得て、電子機器の無線LAN通信と電力供給を、一枚のシート上で実現する技術を開発しました。 本技術は、伝送シート近傍に閉じ込められた電磁波を、電子機器に装着した専用の部品(カプラ)で受けて、通信と給電を実現するものです。これにより、伝送シート上の場所を選ばすに、電子機器にマイクロ波帯の電磁波を...
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リテール向け「JICA債」発行について 独立行政法人国際協力機構(JICA)(理事長:田中 明彦)は、主に個人投資家を対象とした「JICA債」(国際協力機構債券(財投機関債))の発行を行います。JICAは平成20年12月に初めて機関投資家向け財投機関債を発行して以来、「有償資金協力」における資金調達として、定期的に機関投資家向け債券を発行してきており、個人投資家等を対象とした債券発行は昨年度に引き続き2回目となります。 また、今回の「JICA債」発行にかかる引受主幹事につき、以下のとおり指名致しました。 国際協力機構債券:大和証券株式会社(事務主幹事) ...
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テックファーム、身体が不自由な障害者の生活を支援するAndroidアプリを開発
スマフォがリモコンの役目、障害者の生活支援 障害者向けAndroidアプリ「At−Scan」「At−Switch」開発 〜寝たきりでも表示画面を見ながら手元のスマフォでリモコン操作が可能〜 2013年初めにGoogle Playで配信予定 慶大と産学共同プロジェクト製品化第二弾 テックファーム株式会社(以下、テックファーム、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:千原信悟)は、身体が不自由な障害者の生活を支援する2つのAndroid端末向けアプリ「At−Scan(有料版・無料版)」(エーティースキャン)、「At−Switch」(エーティースイッチ)を開発、2013年初めにGoog...
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ポリマー上でシリコンの性能を超えるトランジスタを作製 −ポストシリコン材料のバックエンド集積化技術− <ポイント> ・シリコン基板上に安価な耐熱性ポリマーを用いて高性能化合物半導体層を転写 ・ポリマーに接合した化合物半導体層を使って400℃以下の低温でシリコンの性能を超えるトランジスタを作製 ・ポストシリコン材料とシリコン大規模集積回路を融合した高性能・多機能デバイスの開発を期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ナノエレクトロニクス研究部門【研究部門長 金丸 正剛】新材料・機能インテグレーショングループ 前田 辰郎 主...
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超小型テラヘルツ波プローブの開発に成功 〜非破壊・非接触での検査・測定がペン型プローブにより、飛躍的に向上!〜 独立行政法人 情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原 秀夫)は、スタック電子株式会社(代表取締役 社長:渡辺 勝博)と共同で、テラヘルツ波(*1)技術分野において、超小型テラヘルツ波プローブの開発に世界で初めて成功しました。この小型プローブの開発により、従来に比べて、テラヘルツ波検出システムの大幅な小型化を実現しました。本プローブの実用化により、これまで測定環境が整備された実験室で行われていた測定から、作業現場へ持ち運んでの測定や今まで測定ができなかった...
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古河電工、大容量光通信対応のマルチコアファイバ用光増幅器を開発
大容量光通信に対応するマルチコアファイバ用光増幅器を開発 〜7コアの光ファイバに一括励起で増幅し、大幅な省電力化を実現〜 当社は7つの光信号を同時に入力可能な光ファイバ(MCF)(注1)用のマルチコアエルビウム添加光ファイバ増幅器(MC−EDFA)(注2)を開発しました。さらに、当社の光ファイバの接続機構及び増幅技術によって、一括励起型のMC−EDFAを開発し、大幅な光増幅器の省電力化を実現しました。 この研究の一部は、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)の高度通信・放送研究開発委託研究、「革新的光ファイバ技術の研究開発」(H22−H24)および「革新的光通信インフラ...
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産総研と昭和電工、高性能触媒による高効率で高純度なエポキシ樹脂原料の合成法を開発
電子機器の長期信頼性に貢献するエポキシ樹脂の製造技術 −過酸化水素を用いた酸化技術によるクリーンな合成法− ■ポイント■ ・高性能触媒により、高効率で高純度なエポキシ樹脂原料の合成法を開発 ・塩素を使わないため、半導体封止材用途に有利なエポキシ樹脂製造を実現 ・長期信頼性の高い半導体基板の開発に寄与 ■概要■ 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)環境化学技術研究部門【研究部門長 柳下 宏】精密有機反応制御第3グループ 今 喜裕 研究員、精密有機反応制御グループ 清水 政男 主任研究員、企画本部 佐藤 一彦 総括企画主幹らは、昭和電...
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JOGMEC、カナダのブリティッシュ・コロンビア州でのシェールガス開発事業を資産買収出資対象に採択
国際石油開発帝石及び日揮のカナダ ブリティッシュ・コロンビア州における シェールガス開発事業に係る資産買収出資採択について JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野 博文)は、国際石油開発帝石株式会社及び日揮株式会社が共同で設立したカナダ法人INPEX Gas British Columbia Ltd.(以下「IGBC」)を通じて実施するカナダ ブリティッシュ・コロンビア州でのシェールガス開発事業について、資産買収出資対象として採択しました。 IGBCは、カナダの石油・天然ガス開発会社ネクセンがブリティッシュ・コロンビア州北東部のホーンリバー、コルドバ及びリアードの各...
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日立建機、人の両腕のように複雑な作業にも対応できる双腕仕様機「アスタコNEO」を発売
−油圧ショベルの歴史を変える、ロボット化への挑戦!− 日立建機、双腕仕様機アスタコNEOを発売 日立建機株式会社(社長:辻本 雄一)は、双腕仕様機ZX135TF−3(呼称:アスタコNEO〔ネオ〕)を9月14日から発売します。 アスタコNEOは、ベースとなる13t級油圧ショベルと同等のパワーを持つ主腕と、それを補助する副腕の組み合わせにより、単に2つのアタッチメントを同時に使用できるだけでなく、主腕でつかんだ対象物を副腕で切るなど、人の両腕のように、より複雑な作業にも対応することができ、まさに、油圧ショベルの歴史を変えるロボット化への挑戦といえます。この双腕仕様機を使用する...
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IPA、8月のコンピューターウイルス・不正アクセスの届出状況を発表
コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況【2012年8月分】 〜情報を抜き取るスマートフォンアプリに注意!〜 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)は、2012年8月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況をまとめました。 URL: http://www.ipa.go.jp/security/txt/2012/09outline.html ■「情報を抜き取るスマートフォンアプリに注意!」について 2012年8月は、スマートフォン(Android OS)の電話帳の中身を窃取する不正なアプリケーション(以下、アプリ)の情報が多く見受けられました。これは悪意を持った攻撃者が、不正なアプリをダウンロードさせるリンク先が書...
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楽天銀行、住宅ローン借り入れまでの期間に利用できる「つなぎローン」を取り扱い開始
楽天銀行 つなぎローン新商品をリリース インターネット専業銀行の楽天銀行株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:永田 俊一、以下「楽天銀行」)は、楽天銀行で住宅ローンをご利用されるお客さまを対象として、土地購入資金や、建物の建築資金を住宅ローンのお借り入れまでの期間にご利用いただける「つなぎローン」の取扱いを開始いたします。 楽天銀行では、2012年9月1日から、現在申込受付中の「独立行政法人住宅金融支援機構による住宅融資保険付きのつなぎローン」に代わって、以下の通り新たに「つなぎローン」の取扱いを開始いたします。 ■新「つなぎローン」商品概要 商品名:つなぎロー...
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産総研など、ネット上の楽曲を自動解析する音楽鑑賞サービス「Songle」を一般公開
インターネット上の楽曲の中身を自動解析する音楽鑑賞システム − 誰でも利用できる能動的音楽鑑賞サービス「Songle」を一般公開 − ■ ポイント ■ ・インターネット上の音楽コンテンツをより能動的で豊かに鑑賞できるサービスを開始する ・自動解析された楽曲の中身を可視化して楽しみながら、サビ出し機能で効率的に鑑賞できる ・ユーザーが自動解析の誤りを訂正できるインタフェースにより、サービス品質が向上する ■ 概 要 ■ 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)情報技術研究部門【研究部門長 伊藤 智】後藤 真孝 上席研究員 兼 メディアイン...
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大林組など3社、和歌山下津港海岸で直立浮上式防波堤築造工事の現地工事に着手
和歌山下津港海岸で直立浮上式防波堤の現地工事に着手 〜 津波時にのみ防波堤が浮上する世界初の技術を導入 〜 株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:白石 達)、東亜建設工業株式会社(以下「東亜建設」本社:東京都新宿区、社長:松尾 正臣)、および三菱重工鉄構エンジニアリング株式会社(以下「MBE」本社:広島市中区、社長:東 完夫 ※三菱重工業100%出資)は10月初旬、和歌山下津港海岸の海南地区において、3社共同で受注した直立浮上式防波堤築造工事の現地工事に着手します。 直立浮上式防波堤は、津波来襲時に素早く浮上して港内・沿岸部の防災・減災に貢献することができる世界初の可動...
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強磁性ナノコンタクト素子によるミリ波発振 −ナノスケールの電流制御型発振素子を理論提案− 【ポイント】 ・産総研開発のシミュレーターを用いて強磁性ナノコンタクトの理論解析を実施 ・直流電流の値を変化させて5〜140GHzの範囲で発振周波数を制御可能 ・次世代無線通信技術やセンサー技術に用いられるマイクロ波、ミリ波の発信素子の実現に期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ナノスピントロニクス研究センター【研究センター長 湯浅 新治】理論チーム 今村 裕志 研究チーム長、荒井 礼子 産総研特別研究員は、強磁性ナノコンタクト...
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産総研など、素子内の電荷の振る舞いを分子レベルで計測することに成功
発光している有機EL素子内部の状態を計測・評価 −動作中の封止された有機EL素子内の分子を初めて評価可能に− <ポイント> ・有機EL素子を発光させながら素子内部の特定の有機層界面の情報を選択的に非破壊で測定 ・先端計測技術であるレーザー分光測定法と有機EL素子の作製・評価技術を融合 ・有機エレクトロニクスデバイスの特性向上や劣化解析のための非破壊分析にも応用 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門【研究部門長 八瀬 清志】ナノシステム計測グループ 宮前 孝行 主任研究員、フレキシブルエレクトロニクス研究...
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石油資源開発、米テキサス州シェールオイル開発プロジェクトに参入
米国テキサス州シェールオイル開発プロジェクトへの参入について 石油資源開発株式会社(以下、当社)は、米国テキサス州のシェールオイル開発プロジェクト(以下、本プロジェクト)に参入すべく、本日、子会社であるJAPEX (U.S.)社を通じて、米国の石油会社(以下、米社)との間で、約27千エーカー(約1億926万m2)の鉱区の権益5%を取得すること等を定めた売買契約を締結しましたので、お知らせします。 当社は米国におけるシェールオイル案件への参入を目指してきました。本プロジェクトは、油分が豊富で生産性の高い優良地域での案件であり、当社が初めて取り組むオイルシェール案件として知...
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東北大、環境ストレスに対応するセンサータンパク質の分解制御機構を解明
酸化ストレス・センサータンパク質の分解機構を解明 (タンパク質分解による恒常性の維持) 東北大学大学院医学系研究科医化学分野の山本雅之教授らは、公益財団法人東京都医学総合研究所の小松雅明副参事研究員の研究グループとともに、活性酸素種や毒物などのセンサーであるKeap1がオートファジー(*1)機構により分解されていることを発見しました。今回の研究成果は、生体のストレス応答を担うKeap1−Nrf2制御システム(*2)の主要因子であるKeap1とNrf2が、それぞれプロテアソーム系(*3)とオートファジー系という異なるメカニズムによる分解を受けていることを示すものであり、ストレ...
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産総研など、金属酸化物中の電子相関効果を解明し理論モデルを導出
金属酸化物デバイス材料の新機能探索に新たな指針 −金属酸化物における電子同士の避け合いの効果を解明− <ポイント> ・放射光を利用した光電子分光実験により、金属酸化物中の電子同士の避け合いの効果が明らかに ・電子同士の避け合いの効果を定量化するための理論モデルを初めて導出 ・新しい機能を有した金属酸化物デバイス材料の探索に新たな指針 <概要> 国立大学法人 広島大学【学長 浅原利正】放射光科学研究センター【センター長 谷口雅樹】(以下「HiSOR」という)の岩澤英明助教、島田賢也教授、独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口有】電子光技術研究部門【研究部門長 原市...
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東芝ソリューションと東海大、組み込みソフト開発技術者の中級教育プログラムを開発
東芝ソリューション、東海大学との産学連携による 組込みソフトウェア技術者教育プログラムを拡充 〜 組込みソフトウェア開発技術者中級教育プログラムを開発、社外向けの教育サービスとしても提供 〜 東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:河井信三 以下、東芝ソリューション)は、東海大学(神奈川県平塚市、学長:高野二郎*)との産学連携による組込みソフトウェア開発者向け教育プログラムを拡充し、EmbeddedAcademy(※1)(エンベデットアカデミー、以下EA)中級コースの教育プログラムを開発したことを発表します。 *東海大学学長の正式漢字表記は添付の関連資料を...
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産総研など、0.1nmより短波長のX線自由電子レーザー光強度を初めて測定
0.1nmより短波長のX線自由電子レーザー光強度を初めて測定 −国際的な計測基準での測定で標準供給と校正が可能に− <ポイント> ・エネルギー密度が極めて高い世界最短波長のX線自由電子レーザー用に極低温放射計を新規開発して測定 ・校正されたオンラインビームモニターで、実験中の光強度をリアルタイムで提供 ・ライフサイエンスやナノテクノロジー分野での研究の基盤技術としての活用を期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)計測標準研究部門【研究部門長 千葉 光一】量子放射科 加藤 昌弘 研究員、田中 隆弘 研究員、齋藤 則生 研...
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米アボット社など、慢性便秘症処方箋医薬品「アミティーザ」の日本での製造販売承認を取得
スキャンポ社、アボット社、日本におけるアミティーザ(R)の製造販売承認を発表 日本初の慢性便秘症に対する処方箋医薬品として認可 【2012年7月5日、米国メリーランド州ベセスダおよびイリノイ州アボットパーク】 スキャンポファーマシューティカルズ社(NASDAQ:SCMP、以下スキャンポ)とアボット社(NYSE:ABT)は、スキャンポ社の日本における100%出資子会社である株式会社スキャンポファーマが、慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)治療のための処方箋医薬品としてアミティーザ(R)(一般名ルビプロストン)の製造販売承認を厚生労働省から得ましたことを、本日発表いたしました...
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東芝、中国錦州市とスマートコミュニティプロジェクトに関する覚書を締結
中国錦州市のスマートコミュニティプロジェクトへの技術協力に関する覚書締結について 当社は、中国遼寧省錦州市と、同市において計画されるスマートコミュニティプロジェクトに関して、当社が技術協力を行う旨の覚書を締結しました。今後、両者にて具体的な協力関係に関する協議を行っていきます。 錦州市では、「新しいエネルギー利用、及び省エネ環境保護のモデル都市」の推進を目的として、複数のスマートコミュニティ構築プロジェクトが計画されています。 当社は、今回の錦州市との合意のもと、同市で計画されるスマートコミュニティプロジェクトに対して、国内外のさまざまなプロジェクトで培ったスマートコミ...
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水産総合研究センター、経済性も兼ね備えたタイラギ垂下養殖技術を開発
経済性も兼ね備えたタイラギ垂下養殖技術の開発に成功 ・タイラギを収容する容器の改良、ロープ式養殖法の導入など養殖の大規模化と低コスト化を備えた技術開発に成功 ・既に漁業者が実証試験に取り組み、2〜3ヵ月の養殖で平均生残率60%以上、貝柱の平均重量が2.1倍になるなど実績を上げつつあります。 有明海の水産重要種であるタイラギはハボウキガイ科に属する大型二枚貝で、西日本の内湾砂泥域に広く生息しています。特に有明海では古くから漁獲量が多く、有数のタイラギ生産海域でした。本種の資源量は減少が顕著となり、かつて優良漁場だった諫早湾での潜水器漁業は、1993年以来中断した状況にあります...
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NICTと富士通、UWB測位システムとスマホを組み合わせた視覚障がい者歩行支援技術を開発
UWB測位システムとスマートフォンによる「視覚障がい者歩行支援システム」の技術開発 〜屋内の位置情報をリアルタイムで測定/特定し、目標地点まで音声で案内〜 独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原 秀夫)と富士通株式会社(以下「富士通」、代表取締役社長:山本 正已)は共同で、「UWB(*1)測位システム」と「スマートフォン」を組み合わせた「視覚障がい者歩行支援システム」の技術を開発しました。このシステムは、GPSを利用できない屋内でも位置情報をリアルタイムに特定し、目的の場所への方向や距離を音声で案内し、視覚障がい者の歩行を支援します。 今回開発した「...
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理化学研究所、ヒトの脳が他人の価値観を学ぶ脳機能を科学的に解明
君は君、我は我なり、他人の価値観を学ぶ脳機能の解明 − 人はどうして、多様な価値観を持つ他人に対応できるのか? − ◇ポイント◇ ・fMRI実験により、他人の価値観を理解する脳の仕組みを世界で初めて解明 ・対人関係障害疾患の解明や社会性を備えたロボットの開発などへの貢献が期待 理化学研究所脳科学総合研究センターの中原裕之チームリーダー、鈴木真介客員研究員らは、fMRI実験(※1)で計測された脳活動を意思決定の脳計算モデル(※2)で解析することで、ヒトの脳が、「他人のココロのシミュレーション(※3)による学習」と「他人の行動観察による学習」を統合して、他人の価値観を学ぶこと...
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NECと東北大、身近な熱源にコーティングして発電できる新原理の熱電変換素子を開発
NECと東北大、身近な熱源から発電できる新原理の素子を開発 〜 電子機器や自動車などへの適用に向けて 〜 NECと東北大学は、身の回りにある熱から発電する熱電変換素子(注1)において、新原理「スピンゼーベック効果」(注2)を用いて、発熱部分にコーティングすることで利用できる新しい素子を開発しました。 本素子は、家庭や工場、電子機器や自動車などの様々な発熱部分に形成できます。これにより、社会に広く存在する大量の廃熱を電気として有効利用できるようになるとともに、廃熱からの発電を身近に利用できるようになります。 社会の中では、様々な場所で熱が大量に発生していますが、その多くは...
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島津製作所、微量な血漿中の放射能濃度測定システム「μFmPC」を発売
小動物用PETによる薬物動態解析や薬力学的評価に強力な支援ツール 微量血漿中放射能濃度測定システム「μFmPC」を発売 − 世界初! マウスに対する血漿中放射能濃度時間曲線の測定を実現 − 〔島津 微量血漿中放射能濃度測定システム「μFmPC」 CD−Well、解析ソフト〕 ※画像は添付の関連資料「添付画像」を参照 島津製作所は、PETを用いたマウス等の小動物による薬物動態解析や薬力学的評価を支援するツールである微量血漿中放射能濃度測定システム「μFmPC」を、6月末に発売する予定です。 本製品では、円盤形の遠心ディスク(CD−Well)に配列された36本の微小流路に小動...
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日立、研究者向け情報公開システム「ReaD&Researchmap」にPaaSサービスを提供
日立、科学技術振興機構と国立情報学研究所が運営する 国内最大級の研究者向け情報公開システム「ReaD&Researchmap」 のシステム基盤に、PaaSサービスを提供 株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、このたび、独立行政法人科学技術振興機構(理事長:中村 道治/以下、JST)ならびに国立情報学研究所(所長:坂内 正夫/以下、NII)が運営する、約22万人におよぶ国内最大級の研究者総覧データベースで、研究者が研究業績や所属などの情報を登録・公開するためのシステム「ReaD&Researchmap(リードアンドリサーチマップ)」(以下、R&Rシステム...
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IPA、5月のコンピューターウイルス・不正アクセスの届出状況を発表
コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況【2012年5月分】 〜ソフトウェアの自動更新の利用について〜 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)は、2012年5月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況をまとめました。 URL: http://www.ipa.go.jp/security/txt/2012/06outline.html ■「ソフトウェアの自動更新を利用しましょう!」について 昨今、よく使われるウイルス感染の手口としてドライブ・バイ・ダウンロード攻撃(*1)があります。これは、OSやアプリケーションなどのソフトウェアが最新のバージョンではないパソコンの利用者が、ウイルスや不正プログラムを感染させる仕掛...
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日立、情報処理推進機構の文字情報基盤実証実験Webサイトをクラウドで構築
日立がIPAの文字情報基盤実証実験Webサイトをクラウドで構築 約6万文字の「IPAmj 明朝フォント」が使える環境をゲームや名刺作りで体験する 「漢字に触れてみよう−文字情報基盤プロモーションサイト−」を6月4日から公開 株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、独立行政法人情報処理推進機構(理事長:藤江 一正/以下、IPA)の文字情報基盤実証実験Webサイトの構築、運用、公開後の技術検証に関する業務を受託し、このたび、2012年6月4日から2013年1月31日までの約8ヵ月間、「漢字に触れてみよう−文字情報基盤プロモーションサイト−」(以下、本実験サイ...
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北陸先端科学技術大学院大、シリセンの構造と電子状態の関係を解明
世界で初めてシリセンの構造と性質の関係を実験から解明 −グラフェンでは難しいバンドギャップの導入が可能− 北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)(学長・片山 卓也、石川県能美市)マテリアルサイエンス研究科のアントワーヌ・フロランス助教、ライナー・フリードライン准教授、尾崎泰助准教授、高村由起子准教授らは、世界で初めて「シリセン(Silicene)」をシリコンウェハー上に作製し、その構造と電子状態との関係を解明することに成功しました。 シリセンは、原子一層分の厚みしかない、究極に薄いケイ素(Si)の二次元的な結晶です。1994年に日本人研究者によってシリセンの安定な構造を...
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ゴールドウイン、セレクトショップ「Saturday in the park」限定のインナーシャツを発売
ココロとカラダを楽しく整えるスポーティーライフスタイルセレクトショップ Saturday in the park(サタディ・イン・ザ・パーク)から、働く女性にこの夏おすすめの、 毎日着たくなるショップ限定インナーシャツ『my favorite シリーズ』発売開始 株式会社ゴールドウイン(本社:東京都渋谷区/社長:西田明男/東証一部:コード番号8111)が展開する、スポーティーライフスタイルセレクトショップ「Saturday in the park(サタディ・イン・ザ・パーク)は、汗のニオイを消臭する高機能アンダーウエア『MXP(エムエックスピー)』との共同開発によるショップ限...
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中部電力など、ラオスの電力セクターのガバナンス機能向上支援プロジェクトを受注
「ラオス国電力セクターガバナンス機能向上に向けた技術支援プロジェクト」の受託について 当社は、本日、電源開発株式会社と共同で、独立行政法人国際協力機構(JICA)から「ラオス国電力セクターガバナンス機能向上に向けた技術支援プロジェクト」業務を受託いたしました。 本プロジェクトは、2012年5月から2013年6月までの約13ヶ月間の予定で、ラオスの電力セクター(注1)のガバナンス機能の向上を支援することを目的に行うものです。今後、社員を現地へ派遣し、同電力セクターに対する技術支援を行い、プロジェクトを進めてまいります。 当社は、現在もラオスで電力セクター事業管理能力強化プ...
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NIMSとJST、空気中の物質を感知して発光する有機/金属ハイブリッドポリマーを開発
空気中の物質を鋭敏に感知して発光するフィルムを開発 〜微量物質の検出センサーや新たなディスプレイへの応用に期待〜 <概要> 1.独立行政法人物質・材料研究機構(理事長:潮田 資勝、以下NIMS)と独立行政法人科学技術振興機構(理事長:中村 道治、以下JST)は、空気中の物質を感知して発光する特性を示す有機/金属ハイブリッドポリマー(1)を開発した。この成果は、先端的共通技術部門 高分子材料ユニット 電子機能材料グループの樋口 昌芳グループリーダー、佐藤 敬博士研究員の研究によって得られた。 2.熱や電気などの外部刺激を感じて光る材料は、視覚的なヒューマンインターフェース性に優れ...
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NHK、自然な立体動画を表示できる電子ホログラフィー用デバイスを開発
電子ホログラフィー用デバイスを開発 〜世界最小の画素ピッチで、視域角の広い立体表示が可能に〜 NHKでは、特殊なメガネをかけなくても、自然な立体映像を見ることができる立体テレビの研究開発を進めています。このたび、国立大学法人長岡技術科学大学と共同で、世界最小となる画素ピッチ1μmの超高精細な空間光変調器(*1)を開発し、あたかもそこに物体があるかのような自然な立体動画を表示できる電子ホログラフィーの実現に向けて大きく前進しました。 電子ホログラフィーでは視域角(立体像を鑑賞できる範囲)の拡大が重要な課題となっています。視域角を広くするためには、空間光変調器の画素ピッチを細か...
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常盤薬品、酵素分解牡蠣ペプチドが疲労の軽減に有効であることを確認
ノエビアグループの常盤薬品工業は、 酵素分解牡蠣ペプチドが疲労に対し有効である事を見出しました。 『第66回 日本栄養・食糧学会大会(東北大学)発表』 <概 要> ノエビアグループの常盤薬品工業株式会社(東京都中央区、社長:中野 正隆)は、長崎県立大大学院・人間健康科学研究科(田中 一成 教授)と、共同研究を行っております。 これまでの共同研究において、肝障害(※1)および脂質代謝に、酵素分解牡蠣ペプチド(※2)が及ぼす影響について研究し、急性肝障害や慢性肝障害に対して抑制効果のあることや、中性脂肪低減効果のあることを見出してきました(第63回、第64回、第65回の『日本栄...
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中部電力、2000MPa級の強い電磁力に耐える次世代超電導コイルを開発
次世代超電導コイル開発に成功−世界最高強度の電磁力に耐えるコイルの実現− 超電導技術は、電気抵抗を発生させることがなく、損失なしで大容量の電流や強磁場を取り扱うことができるため、電力分野において大変魅力的な技術です。当社は現在、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から「イットリウム系超電導電力機器技術開発」のうち、電気をコイルに貯蔵する超電導電力貯蔵装置(SMES)の開発(注1)を受託し、次世代超電導コイルの開発を進めております。 本開発では、超電導線材にイットリウム系化合物(注2)を用いることで、従来の金属系超電導SMESより、コンパクトでエネル...
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東北大など、「小児呼吸器感染症の病因解析・疫学に基づく予防・制御に関する研究」を開始
研究プロジェクト:「地球規模課題対応国際科学技術協力」 「小児呼吸器感染症の病因解析・疫学に基づく予防・制御に関する研究」の開始 東北大学大学院医学系研究科とフィリピン熱帯医学研究所はフィリピンのパラワン島とビリラン島において「小児呼吸器感染症の病因解析・疫学に基づく予防・制御に関する研究」を正式に開始することになりました。 この研究プロジェクトは、独立行政法人科学技術振興機構(JST)と独立行政法人国際協力機構(JICA)が共同で実施している、地球規模課題解決のために日本と開発途上国の研究者が共同で研究を行う研究プログラムとして創設された地球規模課題対応国際科学技術協力...
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日立ソリューションズ、北米向けにエンドポイントセキュリティ製品を販売
日立ソリューションズがグローバルなセキュリティ市場に本格参入 セキュリティ製品「Credeon」の第一弾は世界で初めて共同認証されたフルディスク暗号化 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:林 雅博/以下、日立ソリューションズ)は、北米向けにPCを保護するエンドポイントセキュリティ製品「Credeon Endpoint Encryption」の販売を4月30日から開始します。本製品は、情報漏洩を包括的に防止する「Credeon」シリーズの第一弾であり、グローバル市場で求められる導入や管理のしやすさに対応したPCのフルディスク暗号化製品です。また、その...
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〜 総本山仁和寺(にんなじ) 御室桜(おむろざくら)研究プロジェクト 〜 “泣き桜”の組織培養による苗木増殖に成功 四十九世門跡在任時に新品種発見の可能性から“揚道桜(ようどうざくら)”と命名 総本山仁和寺(住職:南 揚道 京都市右京区 以下、仁和寺)の境内中門をくぐると左手に広がる“名勝御室桜”は、株立ちで人の背丈ほどまでにしか成長しないため、目の高さで花が咲くという特徴があります。美しい京都の春の最後を彩る遅咲きの桜として、その名が知られており、UNESCO(国際連合教育科学文化機関 本部:パリ)の世界文化遺産に「古都京都の文化財」としても登録されています。 その中でも...
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日立、日立産機と共同でレアアースを用いない産業用11kW高効率永久磁石同期モーターを開発
レアアースを用いない産業用11kW高効率永久磁石同期モーターを開発 従来のモーター体格以下でIE4クラスの高効率規格を実現 株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、このたび、株式会社日立産機システム(取締役社長:青木 優和/以下、日立産機)と共同で、モーターの心臓部である鉄心に鉄基アモルファス金属(*1)を採用することで、レアアース(ネオジウム、ディスプロシウム)を含んだ磁石を用いない、11kW高効率永久磁石同期モーターを開発しました。 日立と日立産機は、2008年にレアアースを用いないモーターの基礎技術を確立していましたが、さらなる大容量化と高効率化...
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病原体はいかにして宿主の行動を操るのか:昆虫のウイルスを用いたアプローチ 【発表者】 勝間 進(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 准教授) 小谷野 泰枝(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 修士課程2年;当時) 姜 媛瓊(独立行政法人理化学研究所 松本分子昆虫学研究室 専任研究員;当時) 國生 龍平(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 博士課程1年) Shizuo George Kamita(University of California Davis,Research staff) 嶋田 透(東京大学大学院...
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東大、植物細胞が水を吸収した時の応答を制御するタンパク質を発見
植物の浸透圧応答の新奇制御因子を発見 【発表者】 ・津釜大侑 (東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 博士課程3年、独立行政法人 日本学術振興会 特別研究員DC1) ・柳参奎 (中国東北林業大学 教授) ・高野哲夫 (東京大学アジア生物資源環境研究センター 准教授) <発表概要> 植物細胞が水を吸収した時の応答を制御するタンパク質を発見しました。植物を水に浸けると、細胞内におけるこのタンパク質の存在部位が変化し、これにより吸水時の応答が誘起されることがわかりました。 <発表内容> 水は全生物に必須であり、移動能力を持たない植物も、乾燥や降雨など...
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理化学研究所、喫煙によって慢性閉塞性肺気腫の発症が早まるメカニズムを解明
喫煙によって慢性閉塞性肺気腫の発症が早まるメカニズムを解明 −コアフコース糖鎖の減少による肺胞破壊をマウスを用いて確認− ◇ポイント◇ ・喫煙がコアフコース糖鎖を作り出す酵素「Fut8」の合成・活性を低下 ・コアフコース糖鎖の減少がタンパク質分解酵素の過剰活性化による肺胞破壊を引き起こす ・COPDの予防、早期診断、治療薬の開発の知見として期待 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、喫煙によりコアフコース糖鎖(※1)の修飾が阻害されることで肺胞壁が破壊され、慢性閉塞性肺気腫(COPD)の発症が早まることを明らかにしました。これは、理研基幹研究所(玉尾皓平所長)ケミ...
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東大、細菌における新規酸化ストレス防御機構の発見と解析など研究成果を発表
細菌における新規酸化ストレス防御機構の発見と解析 <発表者> 佐藤由也(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命工学専攻 博士課程2年) 亀谷将文(富山県立大学 生物工学研究センター 研究員、独立行政法人 日本学術振興会特別研究員DC;当時) 伏信進矢(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命工学専攻 准教授) 若木高善(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命工学専攻 教授) 新井博之(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命工学専攻 助教) 石井正治(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命工学専攻 准教授) 五十嵐泰夫(東京大学大学院農学生命科学研究科 ...
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理化学研究所、グリア細胞の一種「アストロサイト」の突起が独立して働く仕組みの一端を発見
アストロサイトの細胞膜の「仕切り」がシグナルの発生場所を決める −グリア細胞の一種「アストロサイト」の突起が独立して働く仕組みの一端が明らかに− ◇ポイント◇ ・新しい実験手法で1つのアストロサイトの詳細なCa2+シグナルの観察が可能に ・アストロサイトの機能をつかさどるCa2+シグナルは突起から始まる ・アルツハイマー病、てんかんなどの脳疾患に新たな治療ターゲットを提示 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、Ca2+シグナル(※1)によって脳内の神経伝達と血管収縮の調節を行う細胞「アストロサイト(※2)」が、放射状に伸びる突起部分だけにより多くCa2+シグナルを...
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産総研、遺伝子発現の促進と抑制の両方を行う機能性RNA(U7 RNA)を発見
二つの相反する制御機能を担う機能性RNAを発見 −RNAがDNA複製の周期に応じて遺伝子発現の促進と抑制の両方を行う− ■ポイント ・同一のRNAが遺伝子発現の促進と抑制を巧みに使い分ける ・遺伝子発現抑制に必要なタンパク質を同定した ・RNAを利用した創薬開発につながる <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)バイオメディシナル情報研究センター【研究センター長 嶋田 一夫】機能性RNA工学チーム 廣瀬 哲郎 研究チーム長、細胞システム制御解析チーム 夏目 徹 研究チーム長らは、ヒト細胞核中のU7核内低分子RNA(U7 RN...
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理化学研究所とJST、ヘビー級ケトン「ゲルマノン」の合成・単離に成功
ヘビー級ケトン「ゲルマノン」の合成・単離に初めて成功 −電荷が分かれた構造は分子の結合論・反応論の総合的理解に貢献− 本研究成果のポイント ○ケトンの炭素をゲルマニウムに置換したヘビー級ケトン「ゲルマノン」を初めて合成 ○ケトンとは反応しない二酸化炭素が、ゲルマノンとは反応して環状化合物を生成 ○新しい化学反応・触媒反応の開拓と新たな機能性物質デザインの可能性を開く 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、安定な有機化合物であるケトン(※1)の炭素原子をゲルマニウム(Ge)に置換したヘビー級ケトン「ゲルマノン」の合成・単離に初めて成功し、ケトンにはない反応性を見いだしまし...
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ゴールドウイン、機能素材「マキシフレッシュプラス」採用のアンダーウエア「MXP」の新製品を発表
= 国際宇宙ステーションで着用テストされた下着の技術を応用 = 汗のニオイ・加齢臭を消臭する機能素材「マキシフレッシュプラス」を使用した『MXP』 スーパークールビズに対応した、2012年春夏の新製品について 株式会社ゴールドウイン(本社:東京都渋谷区/社長:西田明男/東証一部:コード番号8111)は、着るだけで汗のニオイ・加齢臭を消臭する機能素材「マキシフレッシュプラス」を採用したアンダーウエア『MXP(エムエックスピー)』の2012年春夏の新製品を発表いたします。 当ブランドは、2010年2月に発売を開始したもので、当社と独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、株...
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富士フイルム、マンモグラフィの画像を立体視できる画像診断システムを発売
世界初(※1)!マンモグラフィ画像を3D表示する画像診断システム 乳腺構造や病変部が判別しやすく、医師の読影をサポート 「リアル3D マンモグラフィ」 新発売 富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)(*)は、高精細なマンモグラフィの画像を立体視できる画期的な画像診断システム「リアル3D マンモグラフィ」(以下3D マンモグラフィ)を、富士フイルムメディカル株式会社(社長:平井 治郎)を通じて、平成24年3月26日より発売します。 「3D マンモグラフィ」を当社のDR方式(※2)乳がん検査用デジタルX線撮影装置「AMULET f(アミュレット エフ)」(※3)と組み合わせるこ...
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京大など、室温付近の広い温度範囲で電圧による磁力のスイッチが可能に
室温付近の広い温度範囲で電圧による磁力のスイッチが可能に 小野輝男 化学研究所教授、小林研介 同准教授、千葉大地 同助教、島村一利 同大学院生、河口真志 同大学院生、小野新平 電力中央研究所主任研究員、独立行政法人科学技術振興機構(JST)、日本電気株式会社(NEC)の共同研究チームは、金属磁石の磁力を室温付近の100度程度の広い温度範囲にわたって電気的にスイッチすることに成功しました。 昨年、同チームの一部は、代表的な磁性金属であるコバルトの超薄膜に、固体絶縁膜を介して電圧を加えて、コバルト表面の電子濃度を変化させることで磁石の性質をもつ強磁性状態と磁石の性質をもたない常磁性状態を室温でオン...
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NICT、ネットワークの認証・暗号化を強化した「ネットワークスイッチ」を開発
世界初!量子鍵配送とリンクした「ネットワークスイッチ」の開発に成功 〜ネットワーク内外からの不正アクセス(なりすまし攻撃)に耐性〜 独立行政法人 情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原 秀夫)の量子ICT研究室、セキュリティ基盤研究室及び情報システム室は、完全秘匿通信を可能にする量子鍵配送(*1)システムの中継スイッチに、情報理論上“安全な鍵(共通乱数)”を与え、ネットワークの認証・暗号化において世界最高レベルの安全性を持つ「ネットワークスイッチ」(*2)を開発しました。本技術の開発により、ネットワーク間の通信を暗号化するプロトコル(TCP/IP(*3))の安全性...
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産総研、微細な溝に閉じ込めた液晶が作り出す新たな配向構造を発見
微細な溝に閉じ込めた液晶が作り出す新たな配向構造 −溝の方向に沿って左右に折れ曲がるジグザグ状の欠陥構造− <ポイント> ・しわ状の微細な溝にネマチック液晶を閉じ込めると周期的な配向構造を形成 ・配向構造の周期的な特異点にシリカ微粒子を捕捉し、周期的に配列することが可能 ・微小物体のパターニングや捕捉操作、光学素子への応用展開に期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門【研究部門長 八瀬 清志】ソフトメカニクスグループ 大園 拓哉 研究グループ長とソフトマターモデリンググループ【研究グループ長 米谷 慎...
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コニカミノルタ、ガラス研磨材用の酸化セリウムのリサイクル技術を開発
ガラス研磨用酸化セリウムのリサイクル技術を開発 コニカミノルタホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、社長: 松崎 正年(*)、以下 コニカミノルタ)では、このたび、ガラス研磨材として使用される酸化セリウムのリサイクル技術の開発に成功いたしました。 *社長名の正式表記は添付の関連資料を参照 酸化セリウムはガラスの精密研磨用の材料として活用されていますが、特定産出国への依存度が高いことから供給制限とそれに伴う価格上昇が問題となっております。また、地球環境を保護し、持続可能な社会の実現に貢献するという観点からも、希少金属(レアアース含む)など限りある資源の有効活用が求...
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IPA、米NISTと暗号モジュール試験及び認証制度の共同認証を合意
IPAと米国NIST、暗号モジュール試験及び認証制度の共同認証で合意 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)と米国NIST(National Institute of Standards and Technology、国立標準技術研究所)は、それぞれの機関で実施している暗号モジュール試験及び認証制度について、両制度間で共同認証を行うことの基本的な合意に達しました。 暗号技術を利用した情報セキュリティ製品やシステムの安全性を確保するためには、暗号アルゴリズム(暗号化をするための手順)をハードウェア、ソフトウェア等で実現している暗号モジュール(*1)の安...
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世界初!中国水域で大型クラゲの幼体を発見 〜出現予測の高度化に向けて前進〜 ・2011年5月に東シナ海から黄海にかけての中国の排他的経済水域内において大型クラゲの分布調査を中国水産科学研究院東海水産研究所に委託して実施 ・長江河口の外側の水域と江蘇省の沖合において、傘の直径約2mmの大型クラゲの幼体5個体を発見 独立行政法人水産総合研究センターは,水産庁補助事業「大型クラゲ国際共同調査事業」の一環として,中華人民共和国農業部漁業局および中国水産科学研究院の協力を得て,2011年5月に東シナ海から黄海にかけての中国の排他的経済水域内において、大型クラゲ(Nemopilem...
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積水ハウスなど、東京都北区に多世代交流型賃貸マンション「マストライフ古河庭園」を竣工
東京都北区に“子育て支援住宅”と“高齢者向け住宅”の複合居住物件 多世代交流型賃貸マンション「マストライフ古河庭園」竣工 積水ハウス株式会社(本社:大阪市北区、社長:阿部 俊則、以下「積水ハウス」)と、積和不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:田村 實、以下「積和不動産」)が東京都北区において開発中の、子育て世帯と高齢者世帯が同じ敷地内で居住する多世代交流型賃貸マンション「マストライフ古河庭園」が、2012年3月1日(木)竣工します。 ※建物外観は、添付の関連資料を参照 「マストライフ古河庭園」は同一建物内に、子育て支援住宅66戸とサービス付き高齢者向け住宅(アクティ...
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サイバーエージェント・ベンチャーズ、インキュベーションオフィスを開設し投資活動を強化
サイバーエージェント・ベンチャーズ、 日本最大規模のインキュベーションオフィスを開設 〜スタートアップベンチャー特化ファンドを20億円に増額、投資活動を強化〜 株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:藤田晋、東証マザーズ上場:4751)の連結子会社で、投資育成事業を展開する株式会社サイバーエージェント・ベンチャーズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:田島聡一)は、2012年2月22日、東京都港区赤坂に日本最大規模(※1)となるインキュベーションオフィス「Startup Base Camp」を開設すると同時に、国内のスタートアップベンチャーに特...
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富士ゼロックス、公文書の情報公開システム運用をクラウドサービスで提供
公文書の情報公開システム運用をクラウドサービスで提供 国立大学法人向け「公文書管理法対応ソリューション」の一環として2月から提供開始 富士フイルムグループの富士ゼロックス株式会社(東京都港区、代表取締役社長:山本 忠人)は、「公文書等の管理に関する法律(*)」(通称:公文書管理法)に対応した文書管理ソリューションの一環として、インターネット上で法人文書ファイルの公開機能や検索機能をクラウドで提供する「情報公開システム運用サービス」を2月から提供開始しました。 [富士ゼロックスが提供する国立大学法人向け公文書法対応ソリューション] 2011年度から施行された公文書管理法によ...
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D2C、アプリやコンテンツ開発事業拡大などでユビキタスエンターテインメントに出資
株式会社ユビキタスエンターテインメントへの出資について 〜ゲーム開発コンテスト「9leap(ナインリープ)」の運営やHTML5サービス、ソーシャルゲーム開発などで協業〜 株式会社ディーツー コミュニケーションズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:宝珠山 卓志、以下D2C)は、株式会社ユビキタスエンターテインメント(本社:東京都文京区、代表取締役社長 兼 CEO:清水 亮、以下 UEI)への出資を決定し、本日、2月9日に払込を完了いたしました。それにより、D2Cは、UEIの新株発行による第三者割当増資を受け、同社株式の約0.9%に当たる400株を取得しました。 D2CとUEIは、昨年より、青少年プログラマ育成を目指したスマートフォン向け...
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神奈川県立がんセンター向け重粒子線治療装置の受注について 当社は、地方独立行政法人神奈川県立病院機構 神奈川県立がんセンター(以下、神奈川県立がんセンター)と重粒子線治療装置の製造請負契約を締結しました。当社が製造する装置一式は、神奈川県立がんセンター内に設置予定の重粒子線治療施設「i−ROCK」(※注)に納品予定で、契約金額は約74億5千万円です。 重粒子線治療は、炭素イオンを光の速さの70%まで加速してがん細胞に照射する放射線治療です。体の深いところにあるがんにピンポイントで照射できるため、周りの正常な細胞を傷つけにくく、他の放射線治療と比べてがんを殺傷する能力が強い...
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海洋研究開発機構と宇宙航空研究開発機構との 連携協力協定の締結 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏、以下JAMSTEC)と独立行政法人宇宙航空研究開発機構(理事長 立川敬二、以下JAXA)は、海洋・宇宙連携を進め、包括的な連携協力を効果的に実施することを目的として、平成24年2月6日、連携協力協定を締結しました。 JAMSTEC とJAXA は、これまで地球フロンティア研究システムの共同運営*1 や地球シミュレータの共同開発*2 など、地球環境分野をはじめとする協力関係を築いてきました。両機構は、本協定に基づき、相互の研究開発能力及び人材等を活かし、これまで行ってきた地球環境分野や通信技術分野におけ...
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NICTなど、7月1日に日本標準時に「うるう秒」の挿入を実施
「うるう秒」挿入のお知らせ −今年の7月1日は1秒長い日となります− 平成24年(2012年)7月1日(日)に3年半ぶりとなる「うるう秒」の調整が行われます。日本の標準時の維持・通報を実施している独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原 秀夫)は、日本標準時に「うるう秒」の挿入を実施する予定です。 【今回のうるう秒の調整】 平成24年(2012年)7月1日(日) 午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に 「8時59分60秒」を挿入します。 <「うるう秒」の調整の実施> 「うるう秒」の調整は、地球の回転の観測を行う国際機関である「国際地球回転・...
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三菱重工など3社、「スペインにおけるスマートコミュニティ実証事業」を開始
「スペインにおけるスマートコミュニティ実証事業」の開始について EV普及に対応した次世代交通インフラ構築などの実証事業を実施 三菱重工業株式会社(以下、三菱重工業)、株式会社日立製作所(以下、日立)および三菱商事株式会社(以下、三菱商事)は、このたび、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が行う「スペインにおけるスマートコミュニティ実証事業」(以下、本実証事業)の委託先に選定されました。今回の選定は、3社が2011年3月から10月末まで実施した事前調査の結果に基づき、行われたものです。本実証事業は、スペイン南部のアンダルシア州マラガ市で推進されているスマ...
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エルピーダメモリなど、新メモリ(高速不揮発性抵抗変化型メモリ、ReRAM)の開発に成功
新メモリ(高速不揮発性抵抗変化型メモリ、ReRAM)の 開発に成功 〜64Mビット メモリセルアレイ動作を確認〜 ※参考画像は添付の関連資料を参照 エルピーダメモリ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長兼CEO:坂本幸雄 以下、エルピーダ)は、このたび、次世代新メモリの一種である高速不揮発性抵抗変化型メモリ(ReRAM)の開発に初めて成功いたしました。回路線幅が50nm(ナノメートル、※注1)の製造技術プロセスを用いた試作品で、ReRAMでは世界最高レベルの大容量となる64M(メガ、※注2)ビットのメモリセルアレイ動作を確認したものです。なお、本開発は、NEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)と...
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理化学研究所、埼玉大と5社の民間企業で「新世代塗布型電子デバイス技術研究組合」を設立
理研と埼玉大学、初の「技術研究組合」を設立 −環境にやさしい有機薄膜太陽電池の実用化に向けスクラム− ◇ポイント◇ ・理研と埼玉大を中心に、5社の民間企業と共同 ・静電塗布法を利用して、薄膜太陽電池に有用な有機材料や製造装置を開発 ・水性有機半導体コロイドの薄膜形成技術を開発し、新世代塗布型電子デバイスに応用 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)と国立大学法人埼玉大学(上井喜彦学長)は、2012年1月24日、黒金化成株式会社、FLOX株式会社、有限会社VCADソリューソンズら5社と共同で、「新世代塗布型電子デバイス技術研究組合」を設立します。理研や埼玉大学が保有する...
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富士通、ICTシステムの安定稼働を支援する「Quality−shaping」に基づくサービス提供を開始
ICTシステムの安定稼働を支援する品質ソリューション体系「Quality−shaping」を確立 システムライフサイクル全体に対し、「品質」の維持・向上を支援するサービス群を提供 当社は、このほど、お客様のICTシステムの安定稼働を支援する品質ソリューション体系「Quality−shaping(クオリティ・シェイピング)」を確立しました。これに基づき、2012年4月よりサービスを提供開始します。 「Quality−shaping」では、お客様が利用中のシステムについて、運用リスクの診断から始まり、計画、要件定義・設計、製造、テストに至るまでのシステムライフサイクル全体に対...
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NICTなど、酸化ガリウム(Ga2O3)単結晶基板を用いた電界効果型トランジスターを開発
“酸化ガリウム(Ga2O3)トランジスタ”を世界で初めて実現! 〜省エネルギー問題の解決に向けた“次世代パワーデバイス”候補に名乗り〜 独立行政法人情報通信研究機構(理事長:宮原 秀夫)は、株式会社タムラ製作所(代表取締役社長:田村 直樹)、株式会社光波(代表取締役社長:中島 康裕)と共同で、新しいワイドギャップ半導体(*1)材料である酸化ガリウム(Ga2O3)(*2)単結晶基板を用いた電界効果型トランジスタ(FET)(*3)を開発し、その世界初の動作実証に成功しました。 酸化ガリウムは、そのワイドギャップに代表される材料物性から、高耐圧・低損失なパワーデバイス(*4)用途...
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NICT、話した内容をその場で翻訳できる多言語音声翻訳アプリを成田国際空港向けにカスタマイズ
NICTの多言語音声翻訳アプリの技術が成田国際空港のサービスに 〜しゃべった内容をその場で翻訳! 旅行会話用スマートフォンアプリを実用化〜 独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原 秀夫)の自動音声翻訳技術を応用した一般旅行者向けサービスが、12月26日(月)から成田国際空港で開始されました。同サービスは、昨年8月から無料公開中のスマートフォン用音声翻訳アプリ“VoiceTra”を成田国際空港向けにカスタマイズしたもので、同空港に関連する施設名などを正しく翻訳できるよう強化されています。 【背景】 NICTでは、言葉の壁の克服を目指して、政府が推進する社...
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NIMSとJST、新たな高機能性材料メソポーラス・プルシアンブルーの合成に成功
新たな高機能性材料メソポーラス・プルシアンブルーの合成に成功 〜表面積の増大によるセシウム吸着性能の向上〜 <概要> 1 独立行政法人 物質・材料研究機構(理事長:潮田 資勝、以下NIMS)は、無数のナノ細孔(メソポーラス)をプルシアンブルー(1)の結晶構造体中に形成させることに成功した。この研究成果は、NIMS 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(拠点長:青野 正和)の山内 悠輔 独立研究者・Hu Ming 博士研究員らによって得られた。 2 プルシアンブルーは、ゼオライト(2)などの天然鉱物とならび高いセシウム(3)吸着能を有している。これまで、プルシアンブルーの吸着能向...
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バンダイ、プラモデル「1/48 有人潜水調査船しんかい6500」を発売
日本が世界に誇る有人潜水調査船を1/48スケールのプラモデルで再現 『1/48 有人潜水調査船しんかい6500』 2012年1月8日(日)発売 “知の魅力”を伝える理工系プラモ『Exploring Lab.』シリーズ第2弾 海洋と深海のロマンをあなたのお手元に 株式会社バンダイ(社長:上野和典、本社:東京都台東区)は、“知の魅力”を伝える理工系プラモデルシリーズ『Exploring Lab.(エクスプローリング・ラボ)』の第2弾として『1/48 有人潜水調査船しんかい6500』(5,040円/税込)を2012年1月8日(日)に発売します。 『1/48 有人潜水調査船しんかい65...
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NTTなど、100Gbps及び40Gbps光通信のプラグアンドプレイを超高速で実現
世界初、100Gbps及び40Gbps光通信のプラグアンドプレイを超高速で実現 〜デジタルコヒーレント光伝送による超高速自動設定技術を 敷設ファイバ環境下で実証〜 日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三浦 惺、以下 NTT)とNTTコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:有馬 彰、以下 NTT Com)は既存の光ファイバを用いた実運用環境下で、NTTが開発した100Gbps及び40Gbps(1Gbpsは毎秒10億ビット容量)の超高速信号の自動設定を50ミリ秒(1ミリ秒は1秒の1000分の1)以下に短縮できるプラグアンドプ...
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理化学研究所、DNA修復酵素「MutL」の機能制御に必要な重要箇所を発見
DNA修復酵素「MutL」の機能制御に必要な重要箇所を発見 ―遺伝性のがんであるリンチ症候群の発症メカニズム解明に新たな知見― ◇ポイント◇ ・MutLが担う損傷したDNAを切断する機能の制御機構に必要な重要箇所を発見 ・MutLの制御機構解明によって遺伝性のがんであるリンチ症候群発症の原因が判明 ・DNAの損傷を修復するミスマッチ修復系のメカニズム解明に新たな知見 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、DNAの損傷を修復して細胞ががんになることを防ぐ酵素「MutL」の、機能制御に重要な箇所を新しく発見しました。これは、理研放射光科学総合研究センター(石川哲也セン...
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免疫生物研究所、アルツハイマー病研究用「APP770測定キット」を販売
新しいアルツハイマー病研究用、「APP770測定キット」の販売開始について 当社は、明日より開催の認知症学会に合わせ、独立行政法人理化学研究所と共同開発を行ってまいりました新製品、「ヒト血管内皮由来のアミロイド前駆体タンパク質770(以下「APP770」という)測定キット」の販売を平成23年11月21日より行いますのでお知らせいたします。 【概要】 世界の認知症患者数は2010年時点で3,560万人に達すると推定されていますが、認知症全体の60%以上を占めると言われているアルツハイマー型認知症(以下「アルツハイマー病」という)は、最も代表的な認知症疾患です。このアルツハイ...
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双日と古河とDOWA、カナダ・ジブラルタル銅・モリブデン鉱山を拡張
双日、古河機械金属、DOWAメタルマイン カナダ・ジブラルタル銅・モリブデン鉱山を拡張 双日株式会社(本社:東京都港区、社長:加瀬豊、以下双日)、古河機械金属株式会社(本社:東京都千代田区、社長:相馬信義、以下古河)、DOWAホールディングス株式会社(東京都千代田区、社長:山田政雄)の子会社であるDOWAメタルマイン(本社:東京都千代田区、社長:山崎信男、以下DOWA)の3社は、カナダ鉱山会社タセコマインズ社(Taseko Mines Ltd.)と共同で保有するジブラルタル(Gibraltar)銅・モリブデン鉱山の1.6倍の拡張を決定しました。 2012年末までに工事を完...
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理化学研究所とアステラス製薬、「アルツハイマー病の解明と新規創薬標的の探索」で共同研究開始
「アルツハイマー病の解明と新規創薬標的の探索」で共同研究開始 理研脳科学総合研究センターとアステラス製薬が早期創薬開発を目指し戦略的提携 独立行政法人理化学研究所(理事長:野依良治)とアステラス製薬株式会社(社長:畑中好彦、以下「アステラス製薬」)は、「アルツハイマー病の発症機構の解明と新規創薬標的の探索」を目的とする5年間の共同研究契約を締結しましたので、お知らせします。 社会的課題であるアルツハイマー病の克服に向けて、理研脳科学総合研究センター(理研BSI、センター長:利根川進)の基礎研究とアステラス製薬の創薬研究という双方の研究基盤を活かして相乗効果を上げ、画期的な新...
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NICT、東北地方太平洋沖地震後に震源付近で波紋状に広がる大気波動を観測
東北地方太平洋沖地震後、高度300km上空に現れた波紋状の波 〜大気の波が電離圏まで到達〜 独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原 秀夫)は、2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震発生の約7分後から数時間にかけて、高度300km付近の電離圏(*1)に、震源付近から波紋状に広がる大気波動を観測しました。この現象は、国土地理院のGPS受信機網とNICTの電波観測網により明らかになったもので、地震後に、震源付近の海面で励起された大気の波が電離圏まで到達したものと考えられます。 このような地震後の電離圏内の大気の波について、現象の全体像を高い分解能かつ広...
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SAITECと理化学研究所、埼玉県酒造組合との共同研究で吟醸酒用の新しい酵母を開発
重イオンビーム照射を利用した吟醸酒用の新しい酵母の開発 ―香り高い華やかな清酒を製造― 埼玉県産業技術総合センター(以下「SAITEC」)と独立行政法人理化学研究所(以下「理研」)は、埼玉県酒造組合(以下「組合」)との共同研究により吟醸酒用の新しい酵母を開発しました。 ●重イオンビーム変異誘発技術(※1)を用いて新たな清酒酵母を開発した。 ●理研仁科加速器研究開発センターが開発した「重イオンビーム変異誘発技術」は、他の変異方法と比べてより安定(性質が定着しやすい)した変異株が期待出来る。 ●新酵母により、華やかな香りで酸度の小さい軽快な味の清酒ができた。 ●初の理研ブランド清酒...
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セイコークロック、省エネソーラー電波置時計「SOLAR+ ムーブメント」を発売
130年の歴史に加わる新スタイル 省エネソーラー電波置時計 新発売 セイコークロック株式会社(本社:東京都江東区 代表取締役社長:久良木博史)は、人と環境に優しいSEIKO SOLAR+ (セイコー ソーラープラス)シリーズで初めてとなる置時計を、2011年10月下旬より全国で発売いたします。 職人の丁寧な加工による上質なアクリル枠に、省エネ設計の薄型ソーラー電波ムーブメントを搭載。 130年の歴史の新たな1ページとなるクロックのカタチです。 商品の特長 ●環境に配慮した薄型ソーラー電波ムーブメントを搭載 創業以来130年の間に培ってきた技術の結晶である薄型ソーラー電波...
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理化学研究所、モノマーを高度に立体制御した共重合体の合成に成功
複数の異なるモノマーの精密共重合を希土類重合触媒の組み合わせで実現 −幅広い高性能高分子材料の開発に新しい道を拓く− ◇ポイント◇ ●2つの異なるモノマーを高度に立体制御できる新触媒系の構築に成功 ●スチレン、イソプレン、ブタジエンをそれぞれ立体制御した三元共重合体を初めて実現 ●従来の触媒では合成困難な新しい高分子材料の開発に期待 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、高分子材料を構成する基本単位物質(モノマー)であるスチレンとイソプレン、ブタジエンそれぞれに対して、高い選択性を示す2種類の希土類(※1)重合触媒とチェーンシャトリング(※2)試剤を組み合わせ、全...
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JOGMEC、JX日鉱日石開発がマレーシア陸上で推進する石油等の探鉱事業に出資
JX日鉱日石開発(株)のマレーシア陸上における 石油等の探鉱事業への出資採択について 〜同社のマレーシアにおける資産拡大に寄与〜 独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC 理事長:河野 博文)は、JX日鉱日石開発(株)(代表取締役社長:古関 信 氏)が子会社を通じてマレーシア陸上で推進する石油等の探鉱事業について、75%出資案件として採択しました。 同社は、平成19年12月、マレーシア国営石油会社ペトロナスと生産分与契約を締結し、オペレーターとして、サラワク州陸上SK333鉱区の権益75%を取得しました。本年9月には、本格的な探鉱作業の開始に伴い、本プロ...
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産総研と大和製罐、高い酸素ガスバリア性を持つ透明フィルムを開発
微小な傷なら自己修復する酸素ガスバリアフィルム −粘土を用いた食品包装材の実用化へ− <ポイント> ●粘土とプラスチックからなるガスバリア層を塗布した透明フィルム ●柔軟で自己修復性も持つため、くしゃくしゃにしても酸素ガスバリア性を従来品よりも長く維持 ●袋状に加工したり表面に文字を印刷したりすることが容易で、食品包装用フィルムなどに有望 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)コンパクト化学システム研究センター【研究センター長 花岡 隆昌】先進機能材料チーム 蛯名 武雄 研究チーム長らは、大和製罐株式会社【代表取締役社長 山...
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産総研、チタンに匹敵する熱伝導率の単層CNT/CF/ゴム複合材料を開発
チタン並みの熱伝導率をもつ単層カーボンナノチューブ/炭素繊維/ゴム複合材料 −軽くて薄く、柔らかい放熱材料の実現に道− <ポイント> ・網目状の高純度の単層カーボンナノチューブと炭素繊維をゴムに分散させ、熱伝導率25W/mKを達成 ・分散量を約20%と抑えたことにより、ゴムとしてのフレキシブル性を保持 ・同程度の熱伝導性をもつ他の複合材料に比べて大幅に軽量化 <概 要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ナノチューブ応用研究センター【研究センター長 飯島 澄男】畠 賢治 上席研究員 兼 スーパーグロースCNTチーム 研究チーム長 、技術...
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富士ソフトとJAMSTEC、独立行政法人向けワークフローシステムを販売
独立行政法人向けワークフローシステムの販売開始について 富士ソフト株式会社(本社:神奈川県横浜市/代表取締役社長:坂下 智保)は、独立行政法人 海洋研究開発機構<以下 JAMSTEC(ジャムステック)>が販売権を保有するワークフローシステム(勤怠・旅費・文書管理)についてJAMSTECと販売契約を締結し、富士ソフトが10月5日(水)より販売を開始致しますのでお知らせします。 独立行政法人は、民間企業と比較して勤務形態や職種が多岐に亘り、従来のワークフローシステムでは勤怠管理などの処理が十分に対応しきれないため、本システムは、独立行政法人通則法、国家公務員法に則した勤務形態...
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JSTと京都大学、金属磁石の磁力を室温で電気的にスイッチすることに成功
室温で電圧による磁力のスイッチに成功 −スピンデバイスの電気的制御手法に新たな道− JST 課題達成型基礎研究の一環として、京都大学 化学研究所の千葉 大地 助教は、金属磁石の磁力を室温で電気的にスイッチすることに世界で初めて成功しました。 磁性体のキャリア濃度を電気的に制御してその性質を制御する研究は、これまで主に磁性半導体(注1)などを用いて行われてきました。ごく最近、磁性金属においても同手法を用いて磁化方向の電圧制御などが報告されるようになってきましたが、磁石の性質そのものを電気的にオンオフさせることは難しいと考えられてきました。 今回、代表的な強磁性遷移金属であ...
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東北大学、血管内皮増殖因子受容体のわずかな発現量の差が持続的な血管新生を誘導するメカニズムを発見
血管内皮増殖因子受容体のわずかな発現量の差が持続的な血管新生を誘導するメカニズムの発見 〜動脈硬化性疾患の新たな治療法開発への期待〜 <概 要> 東北大学病院がんセンター・大内憲明 センター長(教授)、同病院・濱田庸医員、同医学系研究科・権田幸祐 講師らの研究グループは、血管新生の仕組みを世界最高精度で解析できる光学装置を開発し、独自の虚血モデルマウスを使って、分子レベルで超高精度な生体観察を行いました。その結果、血管内皮増殖因子受容体のわずかな発現量の差が持続的な血管新生を誘導するメカニズムの発見に成功しました。これは従来の概念とは異なる血管新生の仕組みの発見であり、動脈硬...
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伊藤忠商事、米国のリチウムイオン電池用高純度炭酸リチウム製造事業に参画
米国におけるリチウムイオン電池用高純度炭酸リチウム製造事業に参画 伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)は、2010年6月に出資した米国シンボル マテリアルズ社(本社:カリフォルニア州、最高経営責任者Luka Erceg、以下「シンボル」)を通じ、リチウムイオン電池(以下「LiB」)用の高純度炭酸リチウム製造事業に参画いたします。 シンボルは2011年10月より量産を開始し、年産約500トンの高純度炭酸リチウムを製造し、安定供給する計画です。 高純度炭酸リチウムは、LiBの主要部材である電解液に使用される電解質(LiPF6)...
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東大とJST、単一電子を周囲の電子から孤立させて移送・検出する技術を開発
世界で初めて単一電子を周囲の電子から孤立させて移送・検出する技術を開発 ―固体物理学者の長年の夢である単一電子単位での干渉・散乱実験の実現と量子情報の長距離伝送へ― 東京大学大学院工学系研究科の樽茶清悟教授と山本倫久助教らの研究グループは、文部科学省科学研究費補助金(新学術領域研究)「量子サイバネティクス」(領域代表者:独立行政法人理化学研究所基幹研究所 巨視的量子コヒーレンス研究チーム 蔡兆申 チームリーダー)、JST国際科学技術共同研究推進事業(戦略的国際共同研究プログラム)「トポロジカルエレクトロニクス」などの研究の一環として、単一電子を周囲の電子から隔離したまま長距...
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日立、次世代高速光インタコネクト向け低消費電力・小型光送信器を開発
次世代高速光インタコネクト向け低消費電力・小型光送信器を開発 通信距離100mで従来比2.5倍の毎秒25ギガビットによるデータ伝送に成功 株式会社日立製作所(執行役社長:中西宏明/以下、日立)は、このたび、データセンタに設置したサーバやストレージなどのIT装置間や装置内の配線を光通信化する、次世代高速光インタコネクト向け低消費電力・小型光送信器を開発しました。本送信器とすでに開発済みの受信器を用いた伝送実験を実施した結果、通信距離100mで従来比2.5倍の毎秒25ギガビットによるデータ伝送に成功しました。また、毎秒1ギガビット当たり9mWの低消費電力で動作可能なことも確認し...
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理化学研究所と岡山大学、樹状細胞ががんやウイルス抗原を取り込み抗原提示する仕組みを解明
タンパク質の折り畳みを助ける「Hsp90」が免疫機構でも機能を発揮 −樹状細胞ががんやウイルス抗原を取り込み、抗原提示する仕組みを解明− ◇ポイント◇ 樹状細胞が抗原を貪食し、キラーT細胞へ提示するには分子シャペロンHsp90が必須 Hsp90がエンドソーム内の抗原を細胞質へ引き出し、抗原提示させる がん、ウイルス、自己免疫の病態制御・治療への手がかり 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)と国立大学法人岡山大学(森田潔学長)は、抗原提示細胞の1つである樹状細胞(※1)が、抗原破壊の役割をもつキラーT細胞(※2)へ抗原を提示するためには、タンパク質の折り畳みを...
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理化学研究所、水素吸蔵材料「多金属ヒドリド(H−)クラスター」の合成と構造解析に成功
水素の挙動を観察できる新たな水素吸蔵材料の合成と構造解析に成功 −異種多金属ヒドリドクラスターのX線構造解析で、水素の吸着・放出を直接観察− ◇ポイント◇ ・希土類金属とd−ブロック遷移金属を含む異種多金属ヒドリドクラスターを合成 ・固体と水素が反応する様子や、取り込んだ水素の位置を初めて解明 ・高効率な水素の吸着・放出を実現する水素吸蔵材料開発への新しいアプローチ 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、希土類金属(※1)とd−ブロック遷移金属(※2)という異なる金属を組み合わせた、新しいタイプの水素吸蔵材料「多金属ヒドリド(H−)クラスター(※3)」の合成と構造...
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産総研、室温で高いリチウムイオン伝導性を示すセラミック電解質シートを開発
次世代蓄電池用セラミック電解質シート −高いリチウムイオン伝導率を示す柔軟で薄い大面積シート− <ポイント> ・耐水性・熱安定性が高く、室温で1×10−3 S/cmのリチウムイオン伝導率を実現 ・従来品に比べて製造エネルギーを大幅に低減 ・次世代蓄電池として期待されるリチウム−空気電池開発を加速する可能性 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)先進製造プロセス研究部門【研究部門長 村山 宣光】機能集積モジュール化研究グループ 濱本 孝一 研究員および藤代 芳伸 研究グループ長は、室温で高いリチウムイオン伝導性を示す、セラミッ...
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帝人化成、放射線が当たると発光するプラスチック「シンチレックス」を販売開始
放射線測定器の低コスト化を実現 放射線が当たると発光するプラスチックを発売 帝人化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:酒井 和幸)は、本年9月下旬より、京都大学と放射線医学総合研究所と共同開発した、放射線が当たると発光する放射線蛍光プラスチック「シンチレックス」の販売を開始します。 〔「シンチレックス」の発光試験〕 ※画像は添付の関連資料を参照 1.「シンチレックス」とは (1)放射線蛍光プラスチック「シンチレックス」は、国立大学法人 京都大学原子炉実験所(大阪府泉南郡熊取町、所長:森山 裕丈)、独立行政法人 放射線医学総合研究所(千葉県千葉市、理事長:米倉 義晴)と...
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理化学研究所、藻類が作り出す代謝物の局在・移動を単一細胞内で確認
藻類が作り出す代謝物の局在・移動を単一細胞内で初めて確認 −藻類「オーストラリアシャジクモ」の巨大単一細胞を用いてメタボローム解析− ◇ポイント◇ ・光や温度の変化により、代謝物が単一細胞内のどこに局在し、どう移動するかを観察 ・安定同位体を用いて、代謝物が細胞内小器官間を移動する様子を直接確認 ・植物を利用した有用物質生産の効率化につながる新知見を提供 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、20cm以上にもなる巨大な単一細胞である「オーストラリアシャジクモ(※1)」の節間細胞(※1)を解析し、アミノ酸や有機酸、糖リン酸などの代謝物(※2)の局在・移動を初めて確認しまし...
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IPA、8月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況を発表
コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況【2011年8月分】 〜銀行口座を狙うウイルスに注意を〜 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)セキュリティセンターは、2011年8月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況をまとめました。 URL: http://www.ipa.go.jp/security/txt/2011/09outline.html ■「 あなたの銀行口座も狙われている!?」について 2011年6月から7月にかけて、インターネットバンキングでの不正利用事件が発生しています。警察に約10の金融機関から被害相談や届出が出されていると報道されるなど、事態の深刻さを受け、IPAでも8月に緊急対策情報((※...
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NICT、「世界科学データシステム」構築に向けた国際プログラム事務局に選定
全世界的な科学データシステムの構築に向けて 〜国際科学会議(ICSU)の世界で唯一の国際プログラム事務局として選定〜 独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原秀夫)は、各国科学アカデミー等の取りまとめ組織である国際科学会議(*1)(ICSU)において、「世界科学データシステム」(*2)構築のための国際プログラム事務局(*3)として、世界で唯一選定されました。また、NICTは、同事務局の業務に関する覚書を国際科学会議と締結しました。 この「世界科学データシステム」には、全世界から約100箇所の研究機関が参画予定であり、これまで難しかった「全世界での科学デー...
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「地球温暖化対策技術普及等推進事業」の開始 〜NEDOが公募した地球温暖化防止に資する技術普及案件の採択に関するお知らせ〜 双日株式会社(本社:東京都港区 社長:加瀬豊)と月島機械株式会社(本社:東京都中央区 社長:山田和彦)は共同で、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)より、「インドネシア共和国におけるスチームチューブドライヤ(STD)乾燥システムによる低品位炭火力発電所の効率改善プロジェクトの案件組成調査」(*1)に関する事業採択の通知を受け、当該調査を開始いたしましたのでお知らせいたします。 インドネシアでは旺盛な電力需要を賄うために、自...
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富士通、公団体向け内部情報統合ソリューションを独立行政法人向けに販売開始
公団体向け内部情報統合ソリューション「IPKNOWLEDGE」を独立行政法人向けに販売開始 財務会計、人事給与、庶務事務、文書管理などのシステムを一元化し、業務効率向上を実現 当社はこのほど、1,000システムを超える導入実績を持つ公団体向け内部情報統合ソリューション「IPKNOWLEDGE(アイピーナレッジ)」を、独立行政法人(注1)向けに拡充・強化し、販売開始します。 新たに提供するソリューションは、財務会計、人事給与、庶務事務、文書管理、旅費管理など、独立行政法人の内部業務で生じるさまざまな情報を一元管理するものです。人事異動、機構改革、予算管理、制度改正などにあた...
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IDC Japan、4〜6月の国内サーバー市場動向の調査結果を発表
2011年第2四半期 国内サーバー市場動向を発表 ・市場規模は、前年同期比プラス35.4%の1,282億円。出荷台数は、同プラス65.9%の19万5千台。「京」コンピュータで、出荷金額・台数ともに大幅増 ・首位は富士通。IBM、HP、NECが続く。富士通は「京」が貢献 ・x86サーバーは、情報サービス業向けの出荷が好調 IT専門調査会社IDC Japan株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役:竹内正人)は、2011年第2四半期(4〜6月)の国内サーバー市場動向を発表しました。これによると、2011年第2四半期の国内サーバー市場規模は1,282億...
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NICT、スマートメータシステムを活用した放射線量監視の実証に成功
スマートメータシステムを活用した放射線量監視の実証に成功 〜SUN標準化ドラフト準拠の無線方式を適用。省電力動作による長期間監視も視野に〜 独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原 秀夫)は、線量計(*1)をスマートメータ(*2)の無線機と接続し、継続的に常時、放射線量を測定し、その測定値の時間的な変化を収集・表示することに世界で初めて成功しました。また、本実験により、放射線量の高い地域における、人の立入りを抑えた放射線量監視の一形態を実証しました。 スマートユーティリティネットワーク(*3)(以下「SUN」)の標準化ドラフトに準拠した当該無線機は、電源...
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産総研、大日精化などと共同でプルシアンブルーを利用して多様な形態のセシウム吸着材を開発
プルシアンブルーを利用して多様な形態のセシウム吸着材を開発 −汚染水や土壌などさまざまな環境に適用可能− <ポイント> ●安価な顔料であるプルシアンブルーを利用し、優れたセシウム吸着能力を持つ吸着材を開発 ●用途に応じて、布状、液状、ビーズ状など多様な形態のセシウム吸着材が使用可能に ●放射性物質漏洩事故などにおける環境中の放射性セシウムの除去に期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門【研究部門長 八瀬 清志】グリーンテクノロジー研究グループ 川本 徹 研究グループ長、田中 寿 主任研究員、北島 明...
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NICT、標準電波送信所の改修作業と定期保守に伴う停波日と停波時間を発表
標準電波送信所の改修作業及び定期保守に伴う停波のお知らせ 独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原 秀夫)は、法律(※)に基づき、標準電波を発射し、標準時を通報する業務を実施しています。標準電波は、福島県の「おおたかどや山標準電波送信所」と、佐賀県と福岡県の県境に位置する「はがね山標準電波送信所」から送信されています。この標準電波を受信して正確な標準時を表示する電波時計は、広く普及し、活用されています。 NICTは、高い信頼性で標準電波送信業務を実施するために、標準電波送信施設の定期保守を毎年行っています。今年は、おおたかどや山標準電波送信所においては...
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日本総研など9社、「マレーシアにおけるグリーンタウンシップ構想実現のための基礎調査」を受託
NEDO公募「マレーシアにおけるグリーンタウンシップ構想実現のための基礎調査」の受託について 株式会社日本総合研究所、北九州市/アジア低炭素化センター、清水建設株式会社、株式会社東芝、豊田通商株式会社、日本アイ・ビー・エム株式会社、日本電気株式会社、株式会社三井住友銀行および株式会社明電舎は、独立行政法人新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)が公募した「マレーシアにおけるグリーンタウンシップ構想実現のための基礎調査」(※1)に共同提案を行い、受託が決定しました。 本調査では、マレーシア国ナジブ首相が推進する、同国プトラジャヤおよびサイバージャヤ(※2)両都市のグリー...
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産総研、単層カーボンナノチューブの孤立分散状態と凝集状態を容易に制御できる分散剤を開発
単層カーボンナノチューブの分散状態を光で制御する新技術 −分散状態と凝集状態を容易に制御できる分散剤を開発− <ポイント> ・分散剤の分子構造を検討し、光照射による構造変化を利用して分散能制御を実現 ・紫外光照射によって光反応を起こすため、選択的に分散剤を取り除くことができる ・カーボンナノチューブを基材とするさまざまな材料への適用が期待される <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門【研究部門長 八瀬 清志】スマートマテリアルグループ 吉田 勝 研究グループ長、松澤 洋子 研究員は、分子構造を検討し、紫...
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理化学研究所、糖転移酵素「GnT−IX」が脳だけに存在する仕組みを解明
糖転移酵素「GnT−IX」が脳だけに存在する仕組みを解明 −ヒストンの活性化がGnT−IX遺伝子発現を制御− ◇ポイント◇ ・脳での特異的な発現はGnT−IX遺伝子周辺のヒストンの活性化に依存 ・ヒストンの活性化がGnT−IX遺伝子発現を促す転写因子を呼び込む ・臓器、組織、細胞で糖鎖の構造が異なる理由の解明に手掛かり 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、糖転移酵素(※1)の1つ「GnT−IX」の遺伝子「GnT−IX遺伝子」が脳だけで発現する仕組みの解明に挑み、この遺伝子近傍に存在するヒストン(※2)の活性化が重要であることを発見しました。これは、理研基幹研究所(玉...
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理化学研究所、2型糖尿病に関わるグルコース輸送体「GLUT4」上の糖鎖の機能を解明
2型糖尿病に関わるグルコース輸送体「GLUT4」上の糖鎖の機能を解明 −たった1つのN型糖鎖がインスリンに応答した血糖値調節を左右する− ◇ポイント◇ ・N型糖鎖の付加がインスリンに応答するグルコース輸送体の「品質管理」に重要 ・N型糖鎖の構造は、GLUT4が正しい経路で細胞膜へ輸送されるための「目印」 ・血糖値を調節する仕組みや糖尿病発症に糖鎖が果たす役割の解明に期待 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、2型糖尿病に関わるグルコース輸送体「GLUT4」上のN型糖鎖(※1)が、タンパク質の安定性とインスリンへの正しい応答に重要であることを初めて発見しました。これは、理...
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テックファーム、言語などが不自由なユーザー向けにTwitter投稿用iPadアプリを開発
〜手指や言語が不自由な障害者のITコミュニケーションを支援〜 「ふっ」と吹く息で文字を選択・入力 障害者向けTwitter投稿用iPadアプリ『息鳥』を開発 本日よりApp Storeにて無料配信開始 テックファーム株式会社(以下、テックファーム、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:千原信悟)は、手指や言語が不自由な障害者でもTwitterを楽しめるTwitter投稿用iPadアプリ『息鳥(いきどり)』を開発、本日より米Apple社が運営する『App Store』にて無料で配信を開始します。 iPadアプリ『息鳥』は、文字板(キーボード画面)上のカーソル移動に従って専用マイク...
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JFEエンジニアリングなど、岩手県八幡平の地熱発電事業化検討に関する協定を締結
岩手県八幡平・地熱発電事業化検討に関する協定の締結について このたび、岩手県八幡平市(市長:田村正彦)、日本重化学工業株式会社(本社:東京都中央区、社長:道林孝司、以下「日本重化学」)、地熱エンジニアリング株式会社(本社:岩手県岩手郡滝沢村、社長:小関正弘、以下「地熱エンジ」)およびJFEエンジニアリング株式会社(本社:東京都千代田区、社長:岸本純幸、以下「JFEエンジ」)の四者は、岩手県八幡平市八幡平御在所地域(松尾八幡平地域)における地熱発電の事業化検討に合意し、協定を締結いたしました。 当地域は、全国でも有数の地熱地帯です。四者は、これまでに独立行政法人新エネルギー...
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産総研、固定砥粒方式でスライスした多結晶シリコン基板の表面テクスチャー形成技術を開発
多結晶シリコン太陽電池の新しい作製方法 −固定砥粒方式でスライスした基板を用いた低コスト表面テクスチャー形成技術− ポイント サンドブラスト処理と酸エッチング処理の組み合わせにより低反射率基板を作製 異なるスライス条件でも、最適な表面テクスチャー構造を形成できる 多結晶シリコン太陽電池の低価格化に期待 概要 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)太陽光発電工学研究センター【研究センター長 近藤 道雄】実用化加速チーム 高遠 秀尚 主任研究員、坂田 功 研究チーム長は、株式会社 ノリタケカンパニーリミテド【代表取締役 種村 均...
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産総研、熱エネルギーをスピンに変換する新現象「ゼーベック・スピントンネル効果」を発見
ゼーベック・スピントンネル効果を発見 −温度差だけで電子スピン情報がシリコンに伝わる新現象− <ポイント> ・電子スピンが持つデジタル情報を加熱によってシリコン中に入力することに成功 ・スピントロニクス技術とシリコンLSI技術を融合させた、電流を用いない新しいスピン注入法 ・シリコンLSI中に生じる廃熱を再利用する新しいグリーンITが原理的に実現可能 <概 要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ナノスピントロニクス研究センター 湯浅 新治 研究センター長、半導体スピントロニクスチーム Ron Jansen 招聘研究員、齋藤 秀和...
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理化学研究所、背骨を持たない脊椎動物「ヌタウナギ」に背骨の痕跡を発見
背骨を持たない脊椎動物「ヌタウナギ」に背骨の痕跡を発見 −脊椎骨の形成メカニズムの進化について新しい仮説を提唱− 本研究成果のポイント ○複数の異なる発生段階のヌタウナギ胚を用いて遺伝子レベルで初解析 ○ヌタウナギ類の背骨を作り出す発生学的仕組みは基本的にヒトと同じ ○背骨の進化過程に関して、動物学の教科書を覆す新しい仮説を提唱 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、「背骨を持たない脊椎動物」として動物学の教科書の中で紹介されてきたヌタウナギ類から背骨の痕跡を発見し、これまで語られてきた「背骨の進化過程」を覆す新しい仮説を導き出しました。これは理研発生・再生科学総...
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日経BPコンサルティング、「首都圏 災害拠点病院Webサイト ユーザビリティ調査2011」の結果を発表
日経BPコンサルティング調べ ―「首都圏 災害拠点病院Webサイト ユーザビリティ調査2011」― 「障害者への配慮」で低さが目立つ 低視力の人向けに文字コントラストを確保しているサイトはわずか8% 株式会社日経BPコンサルティング(東京都港区)は、首都圏にあるすべての災害拠点病院を対象に、病院Webサイトのユーザビリティとアクセシビリティを評価した「首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)災害拠点病院Webサイト ユーザビリティ調査2011」の結果をまとめた。評価ランキングで目を引く点は、神奈川県の市立病院が健闘していること。上位10サイトに、茅ヶ崎市立病院(ランキング1位)、藤...
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理化学研究所、免疫応答開始に必要な免疫シナプスを形成するメカニズムを発見
免疫応答開始に必要な免疫シナプスを形成するメカニズムを発見 −微小管を伝う分子モーターのダイニンが免疫センサーを運び、細胞活性化を調節− ◇ポイント◇ ・ダイニンがT細胞受容体のミクロクラスターを運び、免疫シナプスを形成 ・ダイニンによるT細胞受容体の運搬によって、T細胞の活性化を負に制御 ・ダイニンは細胞表面に沿って分子複合体を免疫シナプス中心へけん引 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、T細胞の免疫応答を開始するために必要な免疫シナプス(※1)が、微小管(※2)を足場とする分子モーター(※3)「ダイニン」によるT細胞受容体の運搬で形成されることを明らかにしま...
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理化学研究所と富士通、京速コンピュータ「京」の性能がTOP500リストで世界1位を獲得
京速コンピュータ「京」が世界1位に −世界最高性能8.162ペタフロップスを達成し、TOP500リストで首位獲得− 独立行政法人理化学研究所(理事長 野依良治、以下「理研」)と富士通株式会社(代表取締役社長 山本正已、以下「富士通」)は、共同で開発中の京速コンピュータ「京(けい)」(注1)の性能で、第26回国際スーパーコンピューティング会議ISC’11(ドイツ・ハンブルク開催)にて本日発表された第37回TOP500リストにおいて、第1位を獲得しました。 今回、TOP500リストに登録した「京」のシステムは、現在整備途中段階のもので、672筐体(CPU数68,544個)の構...
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富士フイルム、産総研と共同で高い耐熱性・絶縁性両立の「フレキシブルCIGS太陽電池用基板」を開発
太陽電池の軽量化・高効率化を実現可能に! 高い耐熱性・絶縁性を両立した「フレキシブルCIGS太陽電池用基板」を新開発 フレキシブルCIGS太陽電池(*1)サブモジュール(*2)で15%の光電変換効率を達成 富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、CIGS太陽電池の製造工程で要求される500℃以上の耐熱性と高い絶縁性を両立した独自のフレキシブル太陽電池用基板(以下、フレキシブル基板)を開発しました。独立行政法人産業技術総合研究所(以下、産総研)との共同研究により、新開発のフレキシブル基板を用いた小面積のCIGS太陽電池において光電変換効率18.1%(*3)、複数の太陽電池...
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国立がん研究センターと島津製作所、がんの高度先駆的医療技術開発で包括共同研究契約を締結
国立がん研究センターと島津製作所が包括共同研究契約を締結 独立行政法人国立がん研究センター(理事長:嘉山 孝正、東京都中央区、以下 国立がん研究センター)と株式会社島津製作所(社長:中本 晃、京都市中京区、以下 島津製作所)は、双方が有する研究開発能力を活かし、世界をリードするがんの高度先駆的医療技術を開発するための包括共同研究契約を締結しました。 本契約は、国立がん研究センターの有する高度ながん研究技術および臨床経験と、島津製作所の有する次世代医療分野に関する先端技術を融合することによって、がんの超早期診断の実現や創薬プロセス革新のための薬物動態解析、治療に関わる技術開...
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大和ハウス、被災地の高齢者支援でセラピー用アザラシ型ロボット「パロ」50体を無償貸与
東日本大震災被災地施設に対する セラピー用アザラシ型ロボット「パロ」の貸与について 大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:大野直竹)は、6月15日より、東日本大震災で被災したエリアで生活している高齢者への支援活動の一環として、岩手県、宮城県、福島県の高齢者向け施設(特別養護老人ホーム、仮設住宅に付設するサポート拠点など)に、セラピー用アザラシ型ロボット「パロ」を50体、2年間無償で貸与します。 当社が貸与するセラピー用アザラシ型ロボット「パロ」は、タテゴトアザラシの赤ちゃんをモデルにした人と共存するロボットです。独立行政法人産業技術総合研究所(本部:茨城県つくば市、...
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山武、液体流量計のJCSS校正事業を受託開始 −「流量・流速」の区分で校正事業者登録、 国家計量標準にトレーサブルであることを証明するJCSS標章付き校正を提供− azbil グループの株式会社 山武(本社:千代田区丸の内2−7−3 社長:小野木聖二)は、4月27日付で、株式会社 山武瑞穂内にある当社環境・標準化推進部 計測標準センター 京都校正チーム(住所:京都府船井郡京丹波町鎌谷下一ノ谷1−3)が「流量・流速(液体流量計)」のJCSS(Japan Calibration Service System、計量法校正事業者登録制度)の校正事業者として登録され、7月1日より液体...
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負の屈折現象を生み出す逆進的な光の流れ解明 −フィッシュネット型メタマテリアル内部における直接的な光の伝搬解析に初めて成功− 独立行政法人物質・材料研究機構(理事長:潮田 資勝)の先端フォトニクス材料ユニット(ユニット長:迫田 和彰)の岩長 祐伸 主任研究員は可視から近赤外の光領域で最も注目されているフィッシュネット型メタマテリアルについて理論的な光の伝搬解析を行い、負の屈折現象を可能にする逆進的な光の流れを初めて解明しました。この成果により、これまで有効誘電率・透磁率モデルによって説明されてきたメタマテリアルにおける負の屈折現象を直接的、定量的に理解することが可能になりま...
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理化学研究所、Bリンパ球の免疫応答の様子をリアルタイムで可視化することに成功
Bリンパ球の免疫応答の様子をリアルタイムで可視化 −転写因子「Bcl6」を追跡、細胞分化の場所と細胞移動経路を特定− ◇ポイント◇ ・抗体を長期産生するための免疫反応場の形成を、最新のライブイメージング技術で観察 ・濾胞ヘルパーT細胞でのBcl6の発現低下が、免疫記憶形成に関わる可能性を提唱 ・良質抗体の安定した長期産生を促すワクチン設計への応用に期待 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、免疫機能を持つBリンパ球(※1)が、抗体を長期に産生するのに必須の免疫応答(胚中心反応(※2))を行うための細胞分化が起きる場所を特定し、この細胞分化の後、胚中心へと移動するB...
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新しい「門」アルマティモナデテス −細菌の最も上位の分類階級にあたる「門」レベルで新規の細菌を分離培養− <ポイント> ・系統学的に極めてユニークな細菌を水生植物の根圏環境から発見し、分離培養に成功した ・この細菌が「門」レベルで新規であることを明らかにし、この細菌を代表とする新しい門の学名が正式に認定された ・新しい門に属する細菌の純粋分離により、新しい生物機能の発見が期待される ■概要 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)生物プロセス研究部門【研究部門長 鎌形 洋一】生物資源情報基盤研究グループ 玉木 秀幸 研究員、鎌形 洋一 ...
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東京電力、福島第一原子力発電所における社員の被ばく線量の確定作業状況を発表
福島第一原子力発電所における当社社員の被ばく線量の確定作業状況について 当社は、福島第一原子力発電所における緊急作業時に従事した当社社員の内部被ばく線量の評価作業を、順次、実施しております。 この内部被ばく線量の評価作業の中で、昨日、当社男性社員2名における甲状腺の体内放射能量(よう素131)が高いことが確認された旨、測定・評価のご協力をいただいている独立行政法人日本原子力研究開発機構殿より当社に報告がありました。 今後、独立行政法人放射線医学総合研究所殿による健康診断を受けるとともに、ご助言をいただきながら、当該社員2名の内部被ばく線量の詳細評価を行い、被ばく線量の確...
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NICT、視覚障がい者の安全補助に役立つ機能を備えたBANシステムの試作に成功
BANシステムで視覚障がい者の安全補助が可能に! 〜サングラス・腕時計・杖などに無線通信システムを装着〜 独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原 秀夫)は、超広帯域信号(UWB(*1)信号)の世界共通ハイバンド(*2)を用いたボディエリアネットワーク(BAN)(*3)システムの試作に成功しました。 BANシステムは、「サングラス」のフレームに取り付けた小型カメラからの画像、「腕時計」型ユニットで取得した体温・脈波・血中酸素飽和度(SpO2)(*4)のデータ、及び「杖」に取り付けた超音波センサーからの障害物情報を、UWBを用いて「腰ベルト」装着型のハブ...
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免疫生物研究所、遺伝子組換えカイコを用いたヒトフィブリノゲンの生産に成功
遺伝子組換えカイコを用いたヒトフィブリノゲンの生産成功について この度、当社及び日本製粉株式会社は、遺伝子組換えカイコを用いたヒトフィブリノゲンの生産に成功いたしました。本研究は、農林水産省の委託プロジェクト研究「動物ゲノムを活用した新市場創出のための技術開発」において、独立行政法人農業生物資源研究所との共同研究として実施したものです。 【概 要】 当社及び日本製粉株式会社は、遺伝子組換えカイコを用いて、血液凝固活性を有する組換えヒトフィブリノゲンを繭に効率的に生産する技術研究開発に成功いたしました。 フィブリノゲンは、血液凝固因子の一つである糖タンパク質です。ヒトフィ...
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近畿工業と産総研、使用済みHDDからネオジム磁石を回収する技術を開発
使用済みハードディスクドライブからネオジム磁石を回収 −脱磁せずに磁石を打ち抜き、効率的に回収するリサイクル装置を試作− ポイント ネオジム磁石を含むボイスコイルモーターの位置を非破壊で瞬時に検知できる 1時間あたりハードディスクドライブ約200台の処理が可能で、破砕機内の磁着トラブルも解消 ネオジムなど希土類(レアアース)の安定的な原料確保への貢献が期待される 概要 近畿工業株式会社【代表取締役 和田 直哉】(以下「近畿工業」という)は、独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)環境管理技術研究部門【研究部門長 田尾 博明】...
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清水建設、インドネシア政府に国営パームオイル工場のプログラムCDMを提案
インドネシア政府に国営パームオイル工場のプログラムCDMを提案 〜72工場におけるメタンガス回収事業の実現可能性を調査〜 清水建設(株)<社長 宮本洋一>はこのほど、昨年6月から実施してきた「インドネシア国営パームオイル工場の廃棄物のエネルギー利用に関するプログラムCDM事業性調査」を終了、調査結果を同国政府に提出しました。この調査は、2011年度のNEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)のプログラムCDM/JI実現可能性調査事業の一環であり、当社がNEDOより委託を受けていたものです。 通常のCDMは、プロジェクトごとに国連登録が必要ですが、その手続...
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農研機構、モリブデン化合物による水稲の苗立ち改善のしくみを解明
モリブデン化合物による水稲の苗立ち改善のしくみを明らかに −実用化を目指した実証試験を今春より展開− <ポイント> ・モリブデン化合物による水稲の苗立ち改善のしくみを明らかにしました。 ・5年以内の実用化を目指し、実証試験を展開します。 <概要> 1.独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構(以下、「農研機構」という)九州沖縄農業研究センターは、植物の微量要素として知られるモリブデンの化合物を種子にまぶすことで、水稲の苗立ちが改善されるしくみを明らかにしました。 2.モリブデン化合物は、種子周辺で有害物質である硫化物イオンの生成を抑えて、苗立ちを向上させます。 3.5年...
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NICT、北陸先端科学技術大学院大学と連携推進に関する協定を締結
情報通信研究機構と北陸先端科学技術大学院大学との 連携推進に関する協定の締結について 独立行政法人情報通信研究機構(宮原秀夫理事長:略称NICT)と国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学(片山卓也学長:略称 JAIST)は、平成23年4月27日(水)、災害に強い情報通信ネットワークの共同研究や人材交流等、情報通信分野における幅広い相互協力を一層推進するための連携協定を締結しました。 両機関は、これまで、個別の分野において共同研究や相互の研究者の交流を実施してきました。今回、この連携を組織的な連携へと発展させ、本協定の下、共同研究、施設設備の相互利用、研究者交流を一層積極的...
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理化学研究所、亜鉛トランスポーター複合体による亜鉛要求性酵素の活性化機構を解明
亜鉛トランスポーター複合体による亜鉛要求性酵素の活性化機構を解明 −亜鉛トランスポーターにタンパク質を安定化させる新たな機能− ◇ポイント◇ ・亜鉛トランスポーターは、亜鉛要求性酵素の安定化と活性化の2段階で制御 ・亜鉛トランスポーターが、タンパク質の安定性を制御していることを初めて発見 ・低フォスファターゼ症などの治療方法の開発などに大きく貢献 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、生命活動に必須なミネラルの1つである亜鉛を細胞内に輸送する亜鉛トランスポーター(※1)が、タンパク質を細胞内分解から防ぎ、安定化させる機能を持つことを明らかにしました。これは理研分子...
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日立情報システムズ、日系企業向け海外進出支援サービス「GNEXT」を提供
日系企業向け海外進出支援サービス「GNEXT」を提供開始 −現地のコンサルティング企業と協業し海外進出をワンストップでサポート− 株式会社日立情報システムズ(取締役社長:原 巖、本社:東京都品川区大崎、以下 日立情報)は、海外進出を検討している中堅・中小規模の企業向けに、海外進出前の調査から会社設立、IT インフラ構築、会社運営支援までワンストップでサポートする海外進出企業向け支援サービス「GNEXT(ジーネクスト)」を、本日より提供開始します。本サービスにより、お客様は現地企業による海外進出コンサルティングサービスを受けられるだけでなく、会社設立に合わせたタイムリーなIT...
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三井ホーム、環境型住宅設備「高効率太陽熱ソーラーシステム」を発売
環境型住宅設備 「高効率太陽熱ソーラーシステム」を発売 新開発の集熱器で高効率と意匠性を両立させた給湯システム ・従来型の「太陽熱利用給湯システム」を高効率化させるとともに、屋根一体型、隠蔽配管で、スタイリッシュな意匠デザインを実現 ・ユーザーアンケートでは、太陽熱エネルギーについて、高い興味と関心 三井ホーム株式会社(本社:東京都新宿区、社長:生江隆之)は、新築やリフォームのお客様向けの環境型住宅設備「高効率太陽熱ソーラーシステム」を4月23日(土)から発売いたします。 家庭内で消費するエネルギーの3分の1が給湯エネルギーといわれています。当社も参画した「環境省地球温暖化対...
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理化学研究所、Bリンパ球から抗体産生細胞への分化を制御する仕組みを解明
Bリンパ球から抗体産生細胞への分化を制御する仕組みを解明 −リン酸化酵素Erkが、抗体産生細胞への分化に必要不可欠− ◇ポイント◇ ・誘導的遺伝子ノックアウトマウスを活用し、免疫応答時のErkの働きを解明 ・ErkによるElk1転写因子のリン酸化がBlimp−1転写因子の発現を誘導 ・抗体産生細胞を標的とした新たな免疫疾患治療への応用に期待 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)と国立大学法人大阪大学(鷲田清一総長)、独立行政法人科学技術振興機構(北澤宏一理事長:JST)は、免疫機能を発揮するBリンパ球(※1)が抗体産生細胞(※2)に分化するために必要なシグナルを、リン酸化...
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KDDI研究所、スーパーハイビジョン映像のリアルタイム伝送が可能な超高精細映像用コーデック装置を開発
スーパーハイビジョン映像のリアルタイム伝送を可能にした 超高精細映像用コーデック装置を開発 株式会社KDDI研究所(本社:埼玉県ふじみ野市、代表取締役所長:中島 康之)は、このたび、スーパーハイビジョンなどに相当する超高精細映像(※1)を非常に高圧縮でリアルタイム伝送が可能な小型コーデック装置(※2)の開発に成功しました。本装置を用いることにより、FTTH、CATV、衛星放送など、多様な放送用インフラを利用した超高精細映像の家庭向け配信を実現することが可能となります。本成果は、平成20年度から実施している独立行政法人情報通信研究機構(本部:東京都小金井市、理事長:宮原秀夫)...
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IPA、3月と第1四半期のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況を発表
コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況【2011年3月分および第1四半期】 〜無防備な無線LAN環境の悪用に注意を〜 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)セキュリティセンターは、2011年3月および第1四半期のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況をまとめました。 URL: http://www.ipa.go.jp/security/txt/2011/04outline.html ■「無線LANを他人に使われないようにしましょう!」について 近年、一般家庭の無防備な無線LAN環境が悪用されるといった事件が複数報道されています。セキュリティ設定が不十分な無線LAN環境は、悪意ある者に使われてしまう危険性がありま...
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チリにおける銅資源の探鉱権益を譲渡 〜JOGMECの調査によって確認された成果を民間企業へ〜 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC 理事長:河野博文)は、アングロアメリカンノルテ社と共同で実施しているチリ共和国第II州アイスラーダ地域における銅資源の探鉱権益の譲渡に関する入札を実施した結果、丸紅株式会社に譲渡することとなり、本日、同社と譲渡契約を締結いたしました。 エスコンディーダのような大規模な銅鉱山が数多く操業するチリ北部において、アイスラーダ地域は銅資源が豊富に埋蔵されるシエラゴルダ地区の南端に位置しており、30km程度北東にはエルテソロ銅鉱山や...
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理化学研究所、原子の世界を詳細に映し出すX線自由電子レーザー(XFEL)施設が完成
わが国初のXFEL施設が完成 −「XFEL」の愛称は「SACLA(さくら)」― 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI、白川哲久理事長)と協力し、播磨科学公園都市の大型放射光施設SPring−8(※1)に隣接して開発・整備を進めている、原子の世界を詳細に映し出すわが国初のX線自由電子レーザー(XFEL)(※2)施設を、計画どおりの80億電子ボルト(8GeV(※3))で運転、波長0.8A(Angstrom(おんぐすとろーむ))(※4)というX線を発生、観測することに成功しました。また、このXFEL施設の愛称を「SACLA(さ...
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理化学研究所と筑波大学、植物の活性酸素を調節するリン酸化酵素の仕組みを解明
植物の活性酸素を調節するリン酸化酵素の仕組みを解明 −リン酸化酵素「MAPK」がカルモジュリンと協調して傷害応答を調節− ◇ポイント◇ ・定説を覆し、MAPKにはリン酸化反応によらない独自の反応スイッチが存在 ・MAPKの1つMPK8は、細胞毒となる過剰な活性酸素蓄積を防ぐ安全弁としても機能 ・マラリア原虫などのシグナル伝達経路を特異的に制御する薬剤開発に期待 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)と国立大学法人筑波大学(山田信博学長)は、病害虫や干ばつ、塩害など、植物の劣悪環境への応答に関わる活性酸素(※1)生成のシグナル伝達経路(※2)に、タンパク質リン酸化酵素の1つ「...
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理化学研究所と産総研、植物細胞の脱分化を促進するスイッチ因子を発見
植物細胞の脱分化を促進するスイッチ因子を発見植物細胞の脱分化を促進するスイッチ因子を発見 組織培養の高効率化で、植物の増産や有用物質生産などの応用に期待 ◇ポイント◇ WIND1は、植物の脱分化細胞(カルス)形成を促進する核内スイッチタンパク質 WIND1遺伝子は、傷口で発現が増大し、植物ホルモンへの応答性を高める WIND1遺伝子のオン/オフで、カルスの誘導と根や茎葉への再分化が制御可能に 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)と独立行政法人産業技術総合研究所(野間口有理事長)は、傷ストレスを受けた植物がカルス(※1)(脱分化(※2)した植物細胞の塊)を形成...
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東北大学など、貼ったり巻いたりして使える柔軟な酵素電極シールを開発
貼ればバイオ電池 酵素を内部に閉じ込めた柔らかい電極シールを開発 東北大学大学院工学研究科の西澤松彦 教授は,独立行政法人産業技術総合研究所(産総研)ナノチューブ応用研究センターの畠賢治 上席研究員と共同で,酵素とカーボンナノチューブ(CNT)が均一に複合化したフィルムを開発しました。これは,「貼ったり」「巻いたり」して使える柔軟な酵素電極シールで,触媒活性も従来の数倍以上です。果糖を分解する酵素と,酸素を分解する酵素を含むシール2枚で作ったバイオ電池は,果糖水溶液から過去最高の出力密度で発電しました。本研究はJST 戦略的創造研究推進事業(CREST)の一環であり,成果の...
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富士通、静岡県立病院機構が地域医療連携システム「ふじのくにねっと」を本稼働
静岡県立病院機構が地域医療連携システムを4月に本稼働 県全域をカバーできる連携システムの実現を目指す 地方独立行政法人静岡県立病院機構(所在地:静岡県静岡市、理事長:神原 啓文、以下、静岡県立病院機構)は、総務省の地域ICT利活用広域連携事業の委託を受け、富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本 正已、以下、富士通)と共同で、地域医療連携システム「ふじのくにバーチャル・メガ・ホスピタル(以下、ふじのくにねっと)」を構築しました。2011年2月から3中核病院(注1)と13診療所(注2)を対象に実証実験を開始し、4月から本稼働させます。 「ふじのくにねっと」は、...
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富士通など、冷却不要の直接変調レーザーで毎秒40ギガビットの光伝送に成功
冷却不要の直接変調レーザーで毎秒40ギガビットの光伝送に成功 従来と比べて消費電力を半分以下にし、次世代高速光通信に向けて大きく前進 富士通株式会社(注1)と株式会社富士通研究所(注2)は、冷却不要の直接変調レーザー(注3)で毎秒40ギガビット(以下、Gbps)の光伝送に成功しました。高速動作に適した構造と、駆動電流を低減して高温動作を可能とする構造を組み合わせることで、従来の40Gbpsの伝送光源において消費電力の半分以上を占めていた温度調節素子を不要にしました。 今回開発した技術により、次世代高速光通信の低消費電力化に向けて大きく前進しました。 本技術の詳細は、3月...
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住友林業、森林総合研究所などと共同で「サクラ」のDNAによる品種識別の技術を確立
国内で初めて「サクラ」のDNAによる品種識別の技術を確立! 約200種の栽培品種のDNAデータベースを完成 〜 今までは難しかった品種の識別と品種管理を可能に 〜 住友林業株式会社(社長:市川晃 本社:東京都千代田区)は、独立行政法人森林総合研究所(理事長:鈴木和夫 茨城県つくば市)、国立遺伝学研究所(所長:小原雄治 静岡県三島市)、財団法人遺伝学普及会(会長:森脇和郎)と共同で、DNAマーカーによる識別技術を活用してサクラの栽培品種を確実に識別する手法を確立し、データベース化することに成功しましたので、お知らせいたします。 多くの人々に親しまれているサクラは日本を代表する...
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ユニチカ、二酸化炭素を原料とするバイオマス由来ポリ尿素を開発
二酸化炭素を原料とするバイオマス由来ポリ尿素の開発について ※参考画像は添付の関連資料を参照 ユニチカ株式会社中央研究所(京都府宇治市)は、独立行政法人産業技術総合研究所コンパクト化学システム研究センター(宮城県仙台市)と共同で、二酸化炭素とジアミンからバイオマス由来ポリ尿素を製造する技術を開発しました。再生可能なバイオマス由来ジアミンを用い、かつ地球温暖化の原因とされる二酸化炭素を直接固定化できる効果もあり、世界初の究極の環境配慮型素材として訴求していきます。 バイオマス由来ポリ尿素は、水素結合性の高い尿素結合に起因して、脂肪族ポリマーでありながらも高い耐熱性を示すた...
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IPA、2月のコンピューターウイルス・不正アクセス届出状況を発表
コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況【2011年2月分】 〜USBメモリ等に対する“自動実行(オートラン)”機能の無効化を〜 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)セキュリティセンターは、2011年2月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況をまとめました。 URL: http://www.ipa.go.jp/security/txt/2011/03outline.html ■「USBメモリ等に対する“自動実行(オートラン)”機能を無効化しましょう!」について USBメモリ等の外部記憶媒体を介してウイルスに感染する被害が多く発生しています。IPAが2010年に実施した調査では、発見したウイルスの侵入経路として...
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清水建設、マイクログリッド制御システム「シミズ・スマートBEMS」を物質・材料研究機構総合研究棟に提供
マイクログリッド制御システムを適用し、ピーク電力を5%削減 〜独立行政法人 物質・材料研究機構総合研究棟で初採用〜 清水建設(株)<社長 宮本洋一>が開発したマイクログリッド制御システム「シミズ・スマートBEMS」が、独立行政法人 物質・材料研究機構総合研究棟(環境・WPI棟)に採用されることになり、このほどシステム設計を終了しました。実案件への適用は国内初であり、今後の普及に弾みがつくものと期待されます。 同機構は、環境・WPI棟を先進的環境技術の研究拠点と位置づけています。このため、工事発注に当たっては総合評価落札方式を採用し、地球環境負荷の低減に貢献する技術提案を条...
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JX日鉱日石エネルギー、家庭用燃料電池「エネファーム」でSOFC型などラインアップ拡充
家庭用燃料電池「エネファーム」のラインアップ拡充について 〜世界初となるSOFC型(※1)を10月に販売予定〜 当社(社長:木村 康)は、2009年に家庭用燃料電池「エネファーム」(PEFC型(※2))の販売を開始しましたが、更なる普及に向け、希望小売価格の見直しや、世界で初めてとなるSOFC型のエネファーム販売開始(2011年10月予定)など、「エネファーム」ラインアップを拡充しますのでお知らせいたします。 エネファームは、現在ご家庭で使われているLPガスや都市ガスから取り出した水素により発電するシステムで、家庭における温暖化対策の切り札のひとつとして、早期の普及が期待...
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電通、正倉院宝物などHD動画で鑑賞できるiPadアプリ「歴史カメラ」サービスを提供
正倉院宝物などの文化財を高精細動画(HD動画)で鑑賞する iPadアプリ「歴史カメラ(R)」のサービス提供を開始 株式会社電通(本社東京・代表取締役社長執行役員:高嶋達佳)関西支社は、文化財の動画 コンテンツを鑑賞できるiPadアプリ「歴史カメラ(R)」のサービス提供を2月24日より開始します。 本アプリでは朝日放送株式会社(本社大阪)が関西地域を中心に18年間にわたりHD動画で文化財を収録、テレビ番組を制作してきた中から、以下の3つの文化財のHD動画を後述するスケ ジュールのように、5−6本づつに分けて順次配信致します。これにより従来目にすることが出来なかった貴重な文化...
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シャープ、電子式卓上計算機「コンペット CS−10A」が「情報処理技術遺産」に認定
シャープの電子式卓上計算機(電卓)<コンペット CS−10A>が 『情報処理技術遺産』に認定 *製品画像は添付の関連資料を参照 シャープが世界に先駆けて(※1)商品化した電子式卓上計算機(電卓)「コンペット CS−10A」が、日本の情報処理技術の発展を示す歴史的文物として、一般社団法人情報処理学会より『情報処理技術遺産』に認定されました。当社の電卓開発の取り組みが高く評価されたものです。 『情報処理技術遺産』は、研究・教育材料としての活用、遺産保存の推進を目的に、日本の情報処理技術の基盤を形成した貴重な技術史的成果や製品、生活・文化・経済・社会に著しく貢献した情報処理...
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九州工業大学と新日鉄化学、「色素増感太陽電池」の耐久性向上に成功
「色素増感太陽電池」の耐久性向上に成功 −独自のセル構造で電解液漏洩のない製品を目指す− 1.国立大学法人 九州工業大学大学院 生命体工学研究科の早瀬修二教授と新日鐵化学株式会社は、次世代の太陽光発電として共同研究を進めている「色素増感太陽電池」について、独自の円筒型セル構造の開発により耐久性向上に成功した。円筒型受光面に対し、封止面積が少ないセル構造の開発により、約70日間(1700時間)にわたり発電効率が低下していないことを確認。引き続き耐久性を評価中である。電解液漏洩の少ない構造にすることで、高耐久性かつ低価格の色素増感太陽電池の実現が期待される。 2.今回の耐久性向上...
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産総研、千葉県で天然ガスハイドレートと相似な構造を有するシリカクラスレート鉱物を発見
天然ガスを含む新鉱物『千葉石』 −天然ガスハイドレートと相似な構造を有するシリカクラスレート鉱物− 概要 独立行政法人物質・材料研究機構の門馬綱一研究員と独立行政法人産業技術総合研究所の池田拓史主任研究員は、千葉県立中央博物館、国立大学法人東北大学、アマチュア研究家の西久保勝己氏、本間千舟氏、結晶形態研究者の高田雅介氏と共同で、千葉県内で採取された鉱物が新鉱物であることを突き止め、『千葉石』と命名した(注1)。千葉石は、ケイ素原子と酸素原子から構成された『かご』状の結晶構造を持ち、『かご』の内部にはメタンなどの分子が閉じ込められている。この結晶構造は、同じく『かご』状の構...
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NTTコムなど、「ベトナムにおける児童を媒体とした農業支援システムを活用したサービスモデルの実証実験」を実施
児童の参加でベトナム農村地域の生産性を向上 日本発のICT技術による開発支援「YMC−Viet Project」実験開始について −ベトナムの児童が携帯電話やインターネットを利用して ベトナムの農家と日本の農業専門家のコミュニケーションを実現− NTTコミュニケーションズ株式会社(以下:NTT Com、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:有馬彰)、特定非営利活動法人パンゲア(以下:NPOパンゲア、所在地:京都府京都市、理事長:森由美子)、ハイパーネットワーク社会研究所(以下:ハイパー研、所在地:大分県大分市、理事長:公文俊平)は、総務省ユビキタス・アライアンス・プロジェクト...
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三菱電機、駆動回路と保護回路を内蔵した「フルSiC−IPM」を開発
電流センス機能搭載SiC−MOSFETを使用 駆動回路と保護回路を内蔵したフルSiC−IPMを世界で初めて開発 三菱電機株式会社は、パワー半導体素子をすべてSiC(※1)(炭化ケイ素)で構成し、駆動回路と保護回路まで内蔵した「フルSiC−IPM(※2)」を世界で初めて開発しました。Si(シリコン)のIPMに比べ、インバーター損失を約70%低減し、モジュールの体積も半減しました。 ※1 Silicon Carbide:炭素とケイ素が1:1の化合物 ※2 Intelligent Power Module:駆動回路、保護回路を内蔵した高機能パワー半導体モジュール *商品画像は...
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東京大学、幼児の脳機能発達過程には複数のプロセスが存在することを発見
「幼児における複数の脳発達過程」 1.発表者: 開 一夫(東京大学大学院総合文化研究科 教授) 森口佑介(上越教育大学大学院学校教育研究科 講師, 独立行政法人科学技術振興機構 研究者) 2.発表概要: 我々は、近赤外分光法(*1)を用いて、幼児の脳機能発達過程には複数のプロセスが存在することを世界で初めて突き止めた。具体的には、ある認知課題を解く際に、発達早期からその課題を解ける子どもは右の下前頭領域(*2)を活動させるのに対し、発達後期になってからその課題を解けるようになる子どもは左の下前頭領域を活動させることを、縦断的研究(*3)から示した。 3.発表内...
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東大、天然ウナギ卵31粒を西マリアナ海嶺南端部で採集することに成功
人類が初めて目にした天然ウナギ卵 ―ウナギ産卵場2000年の謎を解く― 【発表者】 塚本 勝巳(東京大学大気海洋研究所 海洋生命科学部門 教授) 大竹 二雄(東京大学大気海洋研究所 附属国際海洋沿岸研究センター長・教授) 黒木 洋明(独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所 浅海増殖部 浅海生態系研究室主任研究員) 田中 秀樹(独立行政法人水産総合研究センター養殖研究所 生産技術部繁殖研究グループ長) 【発表要旨】 2008年より共同でウナギ産卵場調査に取り組んできた東京大学海洋研究所(現 東京大学大気海洋研究所)と水産総合研究センターは、海洋研究開発機構の学術研究...
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富士通、運用中のストレージを即座にスリム化するソフトウェア技術を開発
業界初!運用中のストレージを即座にスリム化するソフトウェア技術を開発 ストレージにかかるコストを削減 当社は、運用中のブロックストレージ(注1)を対象に、データの保存と同時に、ソフトウェアのみで重複するデータを除去する技術を業界で初めて開発しました。データの重複を瞬時に発見するアルゴリズムを開発することにより、特殊なハードウェアを使わずに運用中のストレージの容量をスリム化できます。 本技術により、運用中のストレージに格納された複数の仮想マシンのOSデータを含め、さまざまなデータの重複部分を除去することが可能となり、たとえば仮想マシンのデータが10個ある場合には容量を約10...
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田中貴金属工業、銀分析技術の世界標準化に向け 造幣局との共同開発を開始 〜現在、困難とされる銀分析技術を最適化し、ISO/IEC17025認定取得を目指す〜 田中貴金属工業株式会社(※1)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岡本英彌)は、独立行政法人造幣局と共同で、銀分析技術に関する開発を開始します。 今回の共同開発は、実験データを共有しながら技術協力を行い、分析方法及び分析値の妥当性を相互確認することで、両者固有の分析技術をより強化することが目的です。一般的に銀は品位によって分析方法が異なります。田中貴金属工業は工業製品に使われる高純度の銀の分析に対応するため、銀中の...
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セイコープレシジョン、タイムサーバー最新モデル「TS−2210」のテレホンJJYタイプを発売
タイムサーバの最新モデル「Time Server TS−2210」にテレホンJJYタイプ新発売 ※製品画像は添付の関連資料を参照 セイコープレシジョン株式会社(代表取締役社長:加藤精彦、本社:千葉県習志野市茜浜1−1−1、TEL:047−453−0111)は、ネットワークシステムに正確な時刻を提供する時刻配信装置「Time Serverシリーズ」の新機種「TS−2210」(2010年6月10日発売)の「GPSタイプ」・「FMタイプ」に続き、「テレホンJJYタイプ」を開発し、1月24日より発売いたします。 「Time Server TS−2210」は、データセンター・製造...
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三井住友海上と日本貿易保険、MSIGシンガポール社の貿易保険引受で業務提携
日系損保で初 独立行政法人 日本貿易保険と業務提携 三井住友海上火災保険株式会社(社長 柄澤康喜)は、独立行政法人 日本貿易保険(理事長 鈴木隆史氏 以下「NEXI」)と、当社シンガポール現地法人(MSIGシンガポール社)における貿易保険の引受に関する業務提携契約を日系損保としては初めて2010年12月に締結しました。 本提携により、NEXIが現在引き受けることができない海外契約を、当社の現地法人が引き受けることで、シンガポールの日系企業の貿易保険ニーズに応えることが可能となります。 今後は、アジアなどにおける日系企業の貿易の活性化に貢献できるよう本保険の活用を積極的に...
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カナダでの亜鉛/鉛共同探鉱事業への参画 伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」」および三井金属鉱業株式会社(以下、三井金属)は、カナダでの亜鉛/鉛共同探鉱事業への参画につき、Imperial Metals Corporationの100%出資子会社であるSelkirk Metals Corp.(以下、Selkirk)と正式合意し、2010年12月30日にJoint Venture契約書を締結しました。 三井金属と伊藤忠商事は、2013年3月末までの探鉱費として最大20百万カナダトドル(約16億円)の全額を負担し、Ruddock ...
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東レ、カットファイバーを用いた炭素繊維複合材料で理想強度の90%を発現する技術を開発
カットファイバーを用いた炭素繊維複合材料で理想強度の90%を発現する革新技術を開発 −スタンピング成形で新領域を開拓− 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:)は、このたび、炭素繊維のカットファイバーと熱可塑性樹脂を使用した炭素繊維強化プラスチック(CFRP1))で、従来の射出成形やスタンパブルシートなどの既存材料では得られなかった、優れた力学特性と等方性を世界で初めて実現しました。 今回、長さ数mmの炭素繊維を1本1本ランダムに配置して、特殊な熱可塑性樹脂で固めた繊維のネットワークを補強構造として、等方的特性を有する新しい概念の複合材料(「カットファイバーコンポジット...
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ナノキャリア、pH応答性エピルビシン結合高分子ミセルに関する共同研究を開始
国立がん研究センターとの共同研究開始のお知らせ この度、当社は独立行政法人国立がん研究センター(東京都築地)とpH応答性エピルビシン結合高分子ミセル(以下NC−6300)に関する共同研究を開始しましたので、お知らせ致します。 研究目的: NC−6300の臨床での有用性を検証するため、ヒトに発生する腫瘍に近い同所移植モデルなどを用い、NC−6300の薬理効果および毒性に関する詳細なデータを取得する。 研究内容: NC−6300は、抗がん剤エピルビシンをpH応答性結合させたミセル化ナノ粒子製剤(*1)である。その粒子径は約50nmで、血液内では薬物がミセル内に留まりEPR効...
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理化学研究所、ナノギャップ構造の「金二重ナノピラー配列」をウェハーサイズで作製
ナノギャップ構造の「金二重ナノピラー配列」をウェハーサイズで初作製 −高感度フレキシブルプラズモンセンサーへの展開に期待− ◇ポイント◇ ・精密なナノギャップ構造体をウェハーサイズの基板上で大量・均一に作製 ・プラズモンセンサー能力指数が23と一桁も向上、世界トップレベルに ・高感度・簡易フレキシブルセンサーチップへの展開が期待 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、金の二重膜を円筒状に自立させ、膜のすき間(ギャップ)をナノメートルサイズで精密に制御した「金二重ナノピラー」(ストロー状の中空円筒構造体)を、数センチメートル四方にわたって大量かつ均一に基板上に配列させる技...
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産総研、0.5nmの非常に薄い高誘電率ゲート絶縁膜を製造する新しい技術を開発
0.5nmの非常に薄い高誘電率ゲート絶縁膜を開発 −より低消費電力の集積回路が製造可能に− 【ポイント】 ●半導体デバイス製造プロセスを改良した世界トップクラスの薄さのゲート絶縁膜作製技術 ●高誘電率材料の結晶成長過程をコントロールして実現 ●トランジスタの漏れ電流の大幅な抑制効果を確認 【概 要】 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ナノ電子デバイス研究センター【研究センター長 金山 敏彦】極限構造トランジスタ研究チーム 太田 裕之 研究チーム長、右田 真司 主任研究員は、0.5nmの非常に薄い高誘電率ゲート絶縁膜を製造する新しい技術を...
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JST、低い当選確率を高めに見積もるワクワク感に脳内ドーパミンが関与
低い当選確率を高めに見積もるワクワク感に 脳内ドーパミンが関与 −脳内分子の画像化技術と経済理論から依存症に迫る− 独立行政法人 放射線医学総合研究所(理事長:米倉 義晴) 分子イメージング研究センター分子神経イメージング研究グループ 高橋英彦 客員研究員 【本研究成果のポイント】 ●確率に関わる意思決定時のワクワク感を脳内分子の画像化技術で計測 ●脳内の線条体と呼ばれる部位のドーパミンD1受容体の密度が低い人ほど低確率を高く見積もってしまい、ワクワクしやすい ●依存症の客観的診断や新たな治療戦略に貢献 独立行政法人 放射線医学総合研究所(理事長:米倉義晴、以下、放医研)分...
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パナソニック、Si基板に耐圧ブースト構造を有するGaNパワートランジスタを開発
GaNパワートランジスタの応用分野をさらに拡大 Si基板に耐圧ブースト構造を有するGaNパワートランジスタを開発 耐圧3,000V以上の実現に目処 ※参考画像は、添付の関連資料を参照 【要旨】 パナソニック株式会社 セミコンダクター社は、シリコン(Si)基板上に形成した窒化ガリウム(GaN)[1]パワートランジスタ[2]の耐圧[3]を、飛躍的に向上させる技術を開発しました。GaN膜厚で決まる耐圧に加え、Si基板の耐圧を利用する構造を新たに導入し、Si基板上において耐圧3,000V以上の実現に目処をつけました。 【効果】 本開発により、Si基板を用いた場合に、GaN膜厚で決まる...
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三洋電機、CO2排出量削減など提案するコンビニ向けスマートエナジーシステムを積極展開
創エネ・蓄エネ・省エネ技術でエネルギーの効率的な活用を提案 コンビニエンスストア向けスマートエナジーシステムを積極展開 〜環境配慮型店舗“ローソン京田辺山手西店”に納入〜 三洋電機株式会社は、創エネ(太陽電池)・蓄エネ(二次電池)・省エネ(業務用機器)技術を融合したシステム(スマートエネジーシステム 以下、SES)と、ノンフロン冷凍機システムを、コンビニエンスストア向けに積極的に展開し、店舗におけるCO2排出量削減やランニングコストの削減に貢献していきます。 コンビニエンスストアは全国に約43,000店舗(※1)あると言われ、24時間営業のコンビニエンスストアにとって、地...
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日立など4社、1平方インチ当たり3.9兆個のドットが規則的に配列された超微細パターンを形成
1平方インチ当たり3.9兆個のドットが規則的に配列された 超微細パターンを形成 −高分子材料の自己組織化現象を活用した超高密度ナノパターニング技術を開発− NEDOおよび国立大学法人東京工業大学(学長:伊賀 健一/以下、東工大)、国立大学法人京都大学(総長:松本 紘/以下、京大)、株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、HDDの記録密度を大幅に向上する「ビットパターンメディア」(*)へ適用する要素技術として、一平方インチ当たり3.9兆個のドットが規則的に配列された超微細パターンを形成することに成功しました。 今回開発した超高密度ナノパターニング技術を「ビ...
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双日、豪鉱山会社とレアアースの供給・拡張プロジェクトで戦略的提携
豪鉱山会社ライナス社とのレアアースの供給・拡張プロジェクトに関する 戦略的提携の基本合意について 双日株式会社とライナス・コーポレーション・リミテッド社(本社:ニューサウスウェールズ州シドニー、Lynas Corporation Limited/ライナス社)は、レアアースの日本向け供給、およびライナス社レアアース拡張プロジェクトに関して、戦略的提携を締結することに基本合意しました。 ライナス社が手掛けるレアアース開発プロジェクト(豪州西オーストラリア州マウント・ウェルドでの鉱山開発、およびマレーシアでの分離精錬)は、2011年第3四半期より操業を開始する予定で、現在、世界...
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北海道大学など、有機超薄膜型の光電変換分子素子で光の利用効率を飛躍的に高める方法を開発
ナノギャップ光アンテナにより高効率化した有機超薄膜による光電変換 概要 1.独立行政法人物質・材料研究機構(理事長:潮田 資勝)国際ナノアーキテクトニクス拠点(拠点長:青野 正和)の魚崎 浩平コーディネーターと北海道大学 (総長:佐伯 浩)大学院理学研究院の池田 勝佳准教授は共同で、分子エレクトロニクスでの利用が期待される有機超薄膜型の光電変換分子素子において、光の利用効率を飛躍的に高める方法を開発した。 本研究では、光吸収・電子伝達といった必要な機能をもつ部品を連結した分子から成る単分子超薄膜を、原子レベルで表面制御した平滑な金電極面と金ナノ粒子で挟み込むことによって、ナノ...
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富士ソフト、広域データセンター環境を利用した透過的VPN切り替えの実証実験に成功
広域データセンター環境を利用した透過的VPN切り替えの 実証実験に成功 富士ソフト株式会社(東証一部:9749/本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長/白石 晴久)、筑波大学は、広域データセンター環境を利用した透過的VPN切り替えの実証実験に成功しました。 本実証実験では、クライアント仮想化技術と仮想化層におけるネットワーク制御技術により、VPN障害時にTCP通信を継続できることが実証されました。これにより、ネットワークセキュリティを確保することができるVPNをより安定したものとして利用することができます。 本実証実験は、総務省の戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)...
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日立GEニュークリア・エナジー、沸騰水型原子炉を利用した放射性医薬品原料の製造技術を開発
沸騰水型原子炉(BWR)を利用した放射性医薬品原料の 製造技術開発について モリブデン−99(*1)/テクネチウム−99m(*2)の安定供給のための官民検討会に参画 日立GEニュークリア・エナジー株式会社(取締役社長:羽生正治/以下、日立GE)は、GE日立ニュークリア・エナジー社(以下、GE日立)と協力し、商業発電用の沸騰水型原子炉(BWR)を利用したモリブデン−99の製造技術開発について実用調査研究を行うことを決定しました。また、日立GEは、日本の官民の関係機関により設立された「モリブデン−99/テクネチウム−99mの安定供給のための官民検討会」(*3)(事務局:内閣府/...
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NTT、光パスとIPの統合制御によりダイナミックに仮想ネットワークを構成する技術を開発技術を開発
光パスとIPの統合制御によりダイナミックに 仮想ネットワークを構成する技術を開発 〜多種多様な通信サービスの迅速な提供を可能に〜 日本電信電話株式会社(以下NTT、東京都千代田区、代表取締役社長:三浦 惺)は、光パス(*1)とIPの制御を統合的に行うことで、一つの物理ネットワーク上に複数の仮想ネットワークをダイナミックに構築する技術を開発し、広域実験ネットワーク上で実際に、仮想ネットワークを同時に運用することに成功しました。 本成果は、性質の異なる様々な通信サービスを共通の物理ネットワーク上で実現することで、利用者のニーズに合わせた新しいサービスを迅速に提供することを可能に...
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IPA、10月のコンピューターウイルス・不正アクセス届出状況を発表
コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況【2010年10月分】 〜PDFファイルに潜む新たなウイルスに注意〜 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)セキュリティセンターは、2010年10月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況をまとめました。 URL: http://www.ipa.go.jp/security/txt/2010/11outline.html ■「PDFファイルに潜む新たなウイルスに注意!」について 2010年9月、Adobe Readerの脆弱性が公表され、10月にその脆弱性を解消するための修正プログラムが提供されました。9月上旬、この脆弱性を悪用する攻撃が発生しているという情報がIT系のウ...
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鹿島と千葉大など、薬用植物「甘草」の水耕栽培システム開発に成功
伝資源の国内確保・供給に向けて 日本で初めて薬用植物「甘草」の水耕栽培システム開発に成功! 植物工場生産に対応できる栽培システムを開発 薬用植物をはじめ遺伝資源を国内で安定的に確保・供給することが求められる中、鹿島(社長:中村満義)、独立行政法人医薬基盤研究所(理事長:山西弘一)、国立大学法人千葉大学(学長:齋藤康)は共同で、薬用植物「甘草(カンゾウ)」の水耕栽培に日本で初めて成功し、植物工場で残留農薬の危険のない均質な甘草を短期間、かつ安定的に生産できる栽培システムを開発しました。 甘草は現在国内使用量の100%を海外からの輸入に依存していますが、この水耕栽培システム...
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ヤンセンファーマ、抗精神病剤「インヴェガ錠」の製造販売承認を取得
抗精神病剤「インヴェガ(R)錠」承認取得のお知らせ −1日1回服用の徐放性製剤− 米国ジョンソン・エンド・ジョンソンの医療用医薬品日本法人、ヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:トゥーン・オーヴェルステンズ、以下「ヤンセンファーマ」)は、本日、統合失調症を適応症とする抗精神病剤「インヴェガ(R)錠」(INVEGA(R) Tablets,一般名:パリペリドン)の製造販売承認を取得しましたのでお知らせします。 「インヴェガ(R)錠」の有効成分であるパリペリドンは、ヤンセンファーマスーティカN.V.社(本社:ベルギー)によって創成されました。本剤は強力な抗ドパミ...
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リチウムイオン二次電池用の新しい負極材料を開発 −新規チタン酸化物で高容量化を実現− ポイント 低温合成プロセスによる新規チタン酸化物負極材料(H2Ti12O25) 現行の酸化物系負極材料と同程度の作動電圧を有し、容量30 %アップを実現 構成元素としてリチウムを含まないためリチウムイオン二次電池の低コスト化に期待 概要 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)先進製造プロセス研究部門【研究部門長 村山 宣光】結晶制御プロセス研究グループ 秋本 順二 研究グループ長、計測フロンティア研究部門【研究部門長 秋宗 淑雄】ナノ移...
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アンジェスMGと森下仁丹、抗菌性ペプチド「キュアペプチン」を用いた新規消毒剤を共同開発
森下仁丹との共同開発について ―抗菌性ペプチド「キュアペプチン」を用いた新規消毒剤の開発― 当社は、森下仁丹株式会社(以下、森下仁丹)との間で、抗菌作用を有する機能性ペプチド「キュアペプチン」を応用した新製品開発を目指してまいりましたが、この度、従来の抗菌剤より優れた抗菌活性を有するペプチドを成分とする消毒剤の新規開発に至りましたのでお知らせいたします。 当社は、従来の抗菌剤より優れた抗菌活性を有するペプチドを成分とする消毒剤を開発し、手術室などにおける効果が持続する新規消毒剤の開発を進めてまいりました。当該抗菌剤は、グラム陰性菌、グラム陽性菌や真菌などに対して広い抗菌ス...
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タカラバイオ、白血病に対する遺伝子治療の臨床研究にて第1例目に遺伝子導入細胞を投与
白血病に対する遺伝子治療の臨床研究において 第1例目に遺伝子導入細胞を投与 タカラバイオ株式会社(社長:仲尾功一)と独立行政法人国立がん研究センター中央病院とが共同で実施している白血病に対する遺伝子治療の臨床研究において、10月13日に第1例目の被験者に遺伝子導入細胞が投与されました。 本遺伝子治療は、高リスク造血器悪性腫瘍患者にハプロタイプ一致造血幹細胞移植を行ったあと、感染症をはじめとした造血幹細胞移植の合併症を軽減しつつ重篤な移植片対宿主病(GVHD)が発症した時の沈静化の手段として、HSV−TK遺伝子導入ドナーリンパ球を追加輸注(Add−back)するというもので...
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JR東日本など4社、東京都市計画事業として渋谷駅街区土地区画整理事業に着手
東京都市計画事業 渋谷駅街区土地区画整理事業の実施について 渋谷駅を中心とした渋谷駅街区においては、「渋谷駅街区基盤整備方針(平成20年6月)」や都市計画決定(平成21年6月)を受け、鉄道施設の機能更新及び駅ビルの再開発と一体的に駅前広場など公共施設の再編・拡充を実施するため、地権者(東京急行電鉄株式会社、東日本旅客鉄道株式会社及び東京地下鉄株式会社)及び独立行政法人都市再生機構で土地区画整理事業の検討を進めてまいりました。 明日(10月14日)、土地区画整理法第4条第1項の規定に基づき、東京都市計画事業渋谷駅街区土地区画整理事業の施行が認可される予定となり、事業に着手す...
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理化学研究所、外国語に母音を挿入して聞く「日本語耳」は生後14カ月から獲得することを発見
外国語に母音を挿入して聞く「日本語耳」は生後14カ月から獲得 −日本人乳幼児とフランス人乳幼児の子音連続の知覚は発達で変わる− ◇ポイント◇ ●生後14カ月でフランス人乳幼児は外国語の子音連続を弁別、日本人乳幼児は不可能に ●「日本語耳」は、語彙や文字を学ぶよりずっと早くから発達 ●今後開始される小学校の英語教育への知見にも 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、日本人は生後14カ月までに「abna」のような子音の連続が含まれる単語と「abuna」のような子音連続が含まれない単語の音を区別して聞き取れなくなっていることを発見しました。これは、理研脳科学総合研究センター(...
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日立ソリューションズ、安否確認サービスを追加の通報・避難支援ソリューション「震ナビゲーション」を販売
「震ナビゲーション」に被災状況を迅速に把握する安否確認サービスを追加 〜事業継続計画(BCP)に欠かせない初動対策を支援〜 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:林 雅博/以下、日立ソリューションズ)は、緊急地震速報 通報・避難支援ソリューション「震ナビゲーション」に従業員やその家族の安否確認を行うサービスを加えた新バージョンを2010年10月6日から販売開始します。 企業にとって大きなリスクとなるような大地震や大規模な停電、大事故など、大規模災害発生時に事業を継続・早期再開するには、被災状況をいち早く把握し、対応することが求められます。このたび提...
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IPA、9月のコンピューターウイルス・不正アクセス届出状況を発表
コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況【2010年9月分および第3四半期】 〜様々な経路で拡散する新たなウイルスが出現〜 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)セキュリティセンターは、2010年9月および第3四半期(7月〜9月)のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況をまとめました。 URL: http://www.ipa.go.jp/security/txt/2010/10outline.html ■「迷惑メールをはじめとした様々な経路で拡散する新たなウイルスが出現!」について 2010年9月上旬、複数のセキュリティ関連組織から「迷惑メールで拡散する新たなウイルスが流行している」と注意喚起が発せられました。...
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理化学研究所、核分裂反応の微視的シミュレーションを計算可能にする理論を開発
核エネルギー生成機構の数値シミュレーションに画期的な理論 −時間依存平均場理論に基づいた新理論を開発− ◇ポイント◇ ●核エネルギーの鍵である核分裂反応の理論的解明が革新的に進歩 ●計算時間を100万時間から10時間程度へ約4桁短縮できることをテスト計算で実証 ●原理的に無限個の準粒子数の軌道数を数百個程度へと劇的に減らすことに成功 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、最新のスーパーコンピュータを1,000年以上使い続けても達成できないほどの膨大な計算量を必要とするため、これまで理論的な解析ができなかった核分裂反応(核エネルギーを原子炉内で生成する反応)の微視的...