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日本医療研究開発機構
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九大と阪大など、うつ病の重症度や「死にたい気持ち(自殺念慮)」に関連する血中代謝物を同定
うつ病の重症度、および「死にたい気持ち(自殺念慮)」に関連する血中代謝物を同定 〜うつ病の客観的診断法開発への応用に期待〜 うつ病は、抑うつ気分(気分の落ち込み)、意欲低下(喜びや意欲の喪失)に加えて、罪悪感、自殺念慮(死にたい気持ち)など様々な症状を呈し、自殺に至る危険が高い精神疾患で、重症度の評価は不可欠です。従来、本人の主観的な訴えに基づいた専門家による面接等での重症度評価が一般的でした。今回、日本医療研究開発機構(AMED)・障害者対策総合研究開発事業の支援により、九州大学大学院医学研究院の神庭重信教授(精神医学分野)、加藤隆弘特任准教授(先端融合医療レドックスナビ研究拠...
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東大、神経ストレスが胃がんの進行を加速させるメカニズムを解明
神経ストレスが胃がんの進行を加速させるメカニズムを解明、新たな治療標的に 1.発表者: 早河 翼(東京大学医学部附属病院 消化器内科 助教) 小池 和彦(東京大学医学部附属病院 消化器内科/東京大学大学院医学系研究科 内科学専攻 消化器内科学 教授) 2.発表のポイント: ◆胃がんが進行する過程で、がん細胞が異常な神経細胞を呼び寄せ、集まった神経細胞からのストレス刺激が増えることで、ストレスを受けた胃がん細胞がさらに成長するという、胃がんの発育と神経ストレスの密接な関連とそのメカニズムを明らかにしました。 ◆神経ストレスが胃がんに与える影響はこれまで詳しく分かっていません...
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SARSウイルスの巧みな戦略 −プロテアーゼの特殊な基質認識− ■要旨 理化学研究所(理研)構造生物学研究室の村松知成研究員と横山茂之上席研究員らの研究チーム(※)は、「重症急性呼吸器症候群(SARS)コロナウイルス[1]」の主要なペプチド結合加水分解酵素「3CLプロテアーゼ[2]」が基質(酵素が作用する物質)を認識する際に示す新たなアミノ酸配列特異性を発見しました。 SARSコロナウイルスはヒトの細胞に感染すると、自己複製のために必要なさまざまなタンパク質を合成します。その中には2種類の巨大なポリタンパク質があり、それぞれ1本のポリペプチド鎖(アミノ酸がペプチド結合でつながったもの)の中に...
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東大、微弱なノイズ電流により高齢者の体のバランスが持続的に改善することを解明
微弱なノイズ電流により、高齢者の体のバランスが持続的に改善する 1.発表者: 藤本 千里(東京大学医学部附属病院 耳鼻咽喉科・聴覚音声外科 助教) 岩崎 真一(◇)(東京大学大学院医学系研究科 外科学専攻 感覚・運動機能講座 耳鼻咽喉科学分野 准教授) 山岨 達也(東京大学大学院医学系研究科 外科学専攻 感覚・運動機能講座 耳鼻咽喉科学分野 教授) ◇准教授名の正式表記は添付の関連資料を参照 2.発表のポイント: ◆経皮的ノイズ前庭電気刺激により高齢者の身体のバランス機能が長期的に改善しました。 ◆経皮的ノイズ前庭電気刺激がその刺激を停止した後も長期にわたり身体のバラン...
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三井化学 敗血症に関する新たな検査システムを事業化へ 〜富山大学との共同研究、AMED産学連携医療イノベーション創出プログラムに採択〜 三井化学株式会社(所在:東京都港区、社長:淡輪(たんのわ)敏(つとむ))は、富山大学(所在:富山県富山市、学長:遠藤(えんどう)俊郎(しゅんろう))と共に、敗血症(*1)の原因菌を迅速に同定する新たな検査法(Tm mapping法)の製品化を目指しています。この度、この共同研究が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(以下、AMED)「産学連携医療イノベーション創出プログラム」イノベーションセットアップスキームにおいて、代表機関:富山大学、セットアップ企業:当社...
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ネコに腎不全が多発する原因を究明 ―ネコではAIMが急性腎不全治癒に機能していない― 1.発表者: 宮崎 徹(東京大学大学院医学系研究科 附属疾患生命工学センター分子病態医科学部門 教授) 2.発表のポイント: ◆血液中のタンパク質AIM(apoptosis inhibitor of macrophage;CD5Lとも呼ばれる)は急性腎不全を治癒させる機能を持つ(注1:過去の主な文献1−6)が、ネコAIMは急性腎不全時に機能せず、そのためにネコでは正常な治癒・回復が障害されていることを見出した。 ◆ネコ型AIMに起因する急性腎不全の治癒障害は、AIMタンパク質の投与によって治療できた。 ◆本研究は、これまで謎であった、ネコで高頻度に腎不...
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理研など、国際標準規格の技術を活用したマウスの大規模解析データを全世界に発信
マウスの大規模解析データを世界へ 〜国際標準規格の技術を活用した生命科学の新たなビッグデータ〜 理化学研究所 バイオリソースセンター マウス表現型知識化ユニットの桝屋 啓志 ユニットリーダーらの研究グループ(※)は、国際連携を通じて解析された各遺伝子の機能をノックアウトしたマウスの115万件に及ぶ表現型 注1)データを、ウェブの国際標準規格に沿った「RDF(Resource Description Framework)データ」として、全世界に発信しました。これらのデータ公開は、国際マウス表現型解析コンソーシアム(IMPC) 注2)のプロジェクトの一環で行われました。2011年に発足したIMPCは、国際連携を通じてマウスの各遺...
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東大など、日本人に多いEGFR変異を持つ肺腺がんの罹りやすさを決める遺伝子領域を発見
日本人に多いEGFR変異を持つ肺腺がんの罹りやすさを決める遺伝子領域発見 免疫を司るHLA遺伝子など6遺伝子領域が関与 本研究成果のポイント ●6つの遺伝子領域の個人差が、EGFR遺伝子変異(*1)陽性の肺腺がんの罹りやすさを決めていることを明らかにした。 ●6つの遺伝子領域の中には、免疫反応の個人差の原因となるHLAクラスII遺伝子領域(*2)が含まれており、免疫反応の個人差がEGFR変異陽性肺腺がんへの罹りやすさを決めている可能性が示唆された。 ●肺腺がんの罹りやすさに遺伝要因(遺伝子の個人差)が関係することが明らかになったことから、今後、EGFR変異陽性肺腺がんに罹りやすい人を予測し、早期発見する...
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東大など、複数のさい帯血ユニットを利用した新規移植法の開発へと結びつく成果を報告
複数のさい帯血ユニットを利用する新規移植法の開発へ 1.発表者: 大津 真(東京大学医科学研究所 幹細胞プロセシング分野/ステムセルバンク 准教授) 2.発表のポイント: ◆ひとつのユニットだけでは造血細胞数が不足する「さい帯血移植」の問題点を、複数ユニットの組み合わせ移植で克服し得る事を実験的に証明し、新たな移植法開発の可能性を示した。 ◆遺伝背景の異なる造血幹/前駆細胞であっても、組み合わせの移植により協調して早期の造血回復に寄与することから、移植の補助製剤としての使用が可能となることを初めて実証した。 ◆本成果を元に新規移植法が開発され、移植後早期の合併症リスクの軽...
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理研と阪大、非古典的HLA遺伝子の関節リウマチ発症への関与を解明
非古典的HLA遺伝子の関節リウマチ発症への関与が明らかに −HLA imputation法によりHLA−DOA遺伝子の発症リスクを同定− ■要旨 理化学研究所(理研)統合生命医科学研究センター自己免疫疾患研究チームの山本一彦チームリーダー、統計解析研究チームの岡田随象客員研究員(大阪大学大学院医学系研究科教授)らの国際共同研究グループ(※)は、非古典的HLA遺伝子[1]の一つである「HLA−DOA」が、関節の炎症と破壊をもたらす自己免疫疾患[2]の関節リウマチの発症に関わることを明らかにしました。 関節リウマチの発症には個人の遺伝的背景が関与し、大規模ゲノム解析を通じてこれまでに多数の疾患感受性遺伝子[3]が報告さ...
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極微細蛍光内視鏡イメージングシステムを商品化 ‐低侵襲で脳深部神経活動を可視化する‐ 【概要】 東北大学大学院医学系研究科小山内 実(おさないまこと) 准教授を中心とした研究グループと株式会社ルシールが共同で研究・開発した「極微細蛍光内視鏡イメージングシステム(Ultra−thin Fluorescence Endoscope Imaging System:U−FEIS)」(特許出願中:特願2016−071769)がこのほど商品化され、株式会社ルシールより販売されます。 U−FEISは低侵襲で実験動物の脳の神経活動を簡便に可視化できるシステムであり、従来の顕微鏡では見ることができなかった脳深部のイメージングを低コストで行うことができるシステムで...
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日立など、尿中代謝物の網羅的解析により健常者・がん患者および大腸がん患者の尿検体の識別に成功
尿中代謝物の網羅的解析により、 健常者、乳がん患者および大腸がん患者の尿検体の識別に成功 誰もが簡便にがん検査を受けることができる技術の確立をめざす 株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)、住商ファーマインターナショナル株式会社(代表取締役社長:須藤 龍也)および住友商事株式会社(代表取締役社長:中村 邦晴)(2社を総称して以下、住友商事グループ)は、尿中の代謝物を網羅的に解析することにより、健常者、乳がん患者および大腸がん患者の尿検体を識別する基礎技術の開発に成功しました。本開発では、尿検体から1,300以上の糖や脂質などの代謝物を検出し、そこからがん...
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東北大と京大など、赤血球造血を支える転写因子GATA1の新たな機能調節機構を解析
赤血球造血を支える転写因子 GATA1の新たな機能調節機構 ‐DNA配列によって決まるGATA1の多様な結合のかたち‐ 【研究概要】 東北大学大学院医学系研究科の清水 律子(しみず りつこ)教授らのグループ(分子血液学分野)は、赤血球の分化を誘導する転写因子GATA1(ガタワン)が適切な遺伝子を適切なタイミングで発現させるメカニズムを、DNA配列の多様性の側面から解析し報告しました。 転写因子と病気との関係性の解明は、病気の早期発見や予防、新しい治療法の開発などへ繋がることから近年研究が急速に進んでいる分野です。本研究では、DNA配列のパターンの違いが、GATA1の結合の形・結合するGATA1の数・結合の強さ・転...
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九大、脊髄ミクログリアに発現するモルヒネ誘発性痛覚過敏の原因分子を同定
脊髄ミクログリアに発現するモルヒネ誘発性痛覚過敏の原因分子を同定 〜モルヒネの副作用軽減へ期待〜 <概要> 九州大学大学院歯学研究院の林 良憲助教、中西 博教授らの研究グループは、脊髄ミクログリア(※1)に特異発現するチャネル分子がモルヒネなどオピオイド鎮痛薬(※2)の長期間使用による痛覚過敏の原因分子であることを同定しました。 モルヒネなどオピオイド鎮痛薬を長期間投与すると痛みの増強(痛覚過敏)が生じ、臨床的に大きな問題となっています。研究グループはマウスを用いた実験で、モルヒネの連日投与がμオピオイド受容体(※3)を介し、脊髄ミクログリアに特異発現するBKチャネル(※4)α...
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九大と東大など、安静時脳活動の詳細な時空間構造を神経発火と脳血流の両面から解明
脳の神経活動の空間パターンは脳血流のパターンに写し取られる 〜安静時脳活動の詳細な時空間構造を神経発火と脳血流の両面から解明〜 九州大学大学院医学研究院・東京大学大学院医学系研究科の大木研一教授、東京大学大学院医学系研究科の松井鉄平助教、九州大学大学院医学研究院の村上知成博士課程3年生らの研究グループは、安静時における脳活動の詳細な時空間構造、更にそれが脳血流に変換される様子を観察することに成功しました。行動していない状態の動物で自発的に起きる安静時脳活動は、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)により脳血流信号でも観察できるため近年活発に研究され、脳疾患診断などへの応用が期待されてい...
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神経変性疾患発症に重要なメカニズムを解明 〜小胞輸送制御因子 ESCRTの異常が神経細胞死を引き起こす〜 【研究概要】 東北大学大学院医学系研究科神経内科学分野長谷川隆文(はせがわ たかふみ)講師、青木正志(あおきまさし)教授らのグループは、宮城県立がんセンター研究所田中伸幸(たなか のぶゆき)教授との共同研究により、神経変性疾患の脳内にみられる異常凝集タンパク蓄積と神経細胞死のプロセスに、小胞輸送制御因子ESCRT(エスコート)が重要な役割を果たすことを明らかにしました。本研究は、神経変性疾患発症メカニズムの一端を解明するものであると共に、同疾患の新たな治療開発へ貢献することが期待され...
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中外製薬とツーセル、膝軟骨再生細胞治療製品「gMSC1」に関するライセンス契約を締結
中外製薬とツーセルによる膝軟骨再生細胞治療製品「gMSC(R)1」に 関するライセンス契約の締結について 中外製薬株式会社[本社:東京都中央区/代表取締役会長 最高経営責任者:永山 治](以下、中外製薬)と株式会社ツーセル[本社:広島県広島市/代表取締役社長:辻 紘一郎](以下、ツーセル)は、ツーセルが創製した膝軟骨再生細胞治療製品gMSC(R)1に関するライセンス契約を、本日、締結しましたのでお知らせいたします。これにより、中外製薬は日本におけるgMSC(R)1の共同開発権、独占的販売権を取得し、また、海外においては優先交渉権を保有します。ツーセルは、本契約の対価として契約一時金、マイルストーンペイ...
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理研・横浜市大・東京医科歯科大、骨硬化性骨幹端異形成症の原因遺伝子を発見
骨硬化性骨幹端異形成症の原因遺伝子を発見 −異常な骨密度上昇のメカニズムを解明− ■要旨 理化学研究所(理研)統合生命医科学研究センター骨関節疾患研究チームの池川志郎チームリーダー、飯田有俊上級研究員、横浜市立大学学術院医学群の松本直通教授、東京医科歯科大学大学院の中島友紀教授らの共同研究グループ(※)は、骨密度が異常に上昇する骨硬化性骨幹端異形成症の原因遺伝子の1つ「LRRK1」[1]を発見しました。さらに、LRRK1の機能喪失変異により、骨吸収作用を担っている破骨細胞[2]が機能不全を起こし、異常に骨密度が上昇するメカニズムを明らかにしました。 骨硬化性骨幹端異形成症は、大理石骨...
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JST・JICA・京大、インドネシアでガス田から発生する温暖化ガス(CO2)の地中貯留(CCS)事業が決定
ガス田から発生する温暖化ガス(CO2)の地中貯留(CCS)事業が決定 〜アジア開発銀行(ADB)の参画により社会実装が加速〜 ■ポイント ○これまでインドネシアでは、ガス田から生産される天然ガスに随伴する大量の温暖化ガス(CO2)は、そのまま大気中に放散されていた。 ○CO2を分離・回収し、地下に安全に貯留する技術開発にアジア開発銀行(ADB)が参画することになり、政府、民間企業一体となって事業を進めることが決まった。 ○今後、設備の構築、CO2の圧入およびモニタリングを行い、将来の事業の推進に必要な技術指針をまとめる予定。 科学技術振興機構(JST)と国際協力機構(JICA)が共同で実施している地球規模課題...
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理研と横浜市立大と東北大、軸性脊椎骨幹端異形成症の原因遺伝子を発見
軸性脊椎骨幹端異形成症の原因遺伝子を発見 −網膜色素変性症、骨系統疾患の発症機構解明や新治療法の開発に道− <要旨> 理化学研究所(理研)統合生命医科学研究センター骨関節疾患研究チームの池川志郎チームリーダー、王■(ワン・ゼン)研究員、飯田有俊上級研究員、横浜市立大学学術院医学群の松本直通教授、東北大学大学院医学系研究科の 西口康二准教授らの共同研究グループ(※)は、遺伝性の難病である軸性脊椎骨幹端異形成症の原因遺伝子「C21orf2」を発見しました。C21orf2遺伝子の機能喪失により、網膜視細胞や成長軟骨細胞の繊毛の機能不全が起こり、同疾患を発症するメカニズムを解明しました。 ※...
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東京医科歯科大など、変形性膝関節症の新規治療の開発に動物モデルを用いて成功
変形性膝関節症の進行を抑えるのに滑膜幹細胞の定期的関節内注射が有効 〜軟骨を保護する多数の栄養因子の産生が明らかに〜 ■ポイント ○国内に約850万人いる変形性膝関節症の新規治療の開発に動物モデルを用いて成功しました。 ○滑膜幹細胞を定期的に関節内注射することで変形性膝関節症の進行が抑えられました。 ○滑膜幹細胞が軟骨保護作用のある多数の栄養因子を産生することを明らかにしました。 ○変形性膝関節症の治療応用への展開が期待されます。 東京医科歯科大学 再生医療研究センターの関矢 一郎 教授と大関 信武 助教らの研究グループはラットを用いた研究で、膝関節の滑膜より培養した体性...
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東大、非小細胞肺がんに対するがんワクチン療法の多施設共同医師主導治験を開始
非小細胞肺がんに対するがんワクチン療法の多施設共同医師主導治験を開始 〜手術後の肺がんの再発予防に向けた臨床開発を推進〜 1.発表のポイント ◆大学発の新規がん治療用ワクチンの第2相医師主導治験を多施設共同で開始しました。 ◆肺がんに対する新たな治療法の開発を進めます。 2.概要 東京大学医科学研究所附属病院(抗体・ワクチンセンター)、神奈川県立がんセンター(呼吸器外科)、国立がん研究センター東病院(呼吸器外科)の研究グループは、手術においてがんの完全切除がなされ、その後、術後補助化学療法が実施された非小細胞肺がん患者を対象に、大学発のがん治療用ワクチン(注1)の第2相医師...
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東北大、オールインワンで診査が可能となる「歯科用X線CT装置」の開発をスタート
『歯科用X線CT装置』の開発スタート 東北大学大学院歯学研究科は、歯科診断において一台の装置(オールインワン)で診査目的に応じた診査が可能となる、『歯科用X線CT装置』の製品化を目的として、平成27年4月1日に設立された「国立研究開発法人日本医療研究開発機構」によって実施される医療分野の研究開発事業である「医工連携事業化推進事業」に採択され、他施設と共同研究開発をスタートしました。2018年3月に製品販売を行う予定です。 事業名:平成27年度医工連携事業化推進事業 課題名:歯科X線投影法を統合し患者被ばくを低減するオールインワンCT(断層撮影)の開発・事業化 委託元:国立研究開発...
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NICTなど、細胞内タンパク質の動きを調べる新たな計測手法を開発
細胞内タンパク質の動きを調べる新たな計測手法を開発 〜アルツハイマー病などの原因となる凝集性タンパク質形成の初期診断に期待〜 【ポイント】 ■顕微鏡カメラとして超伝導単一光子検出器を利用することで分子の回転拡散運動の計測に成功 ■細胞内あるいは溶液中のタンパク質の凝集状態が測定可能に ■アルツハイマー病などの原因となる凝集性タンパク質の初期診断に道を拓く 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長:坂内 正夫)、国立大学法人北海道大学(総長:山口 佳三)、国立大学法人大阪大学(総長:西尾 章治郎)は、溶液中の蛍光分子の回転拡散運動を計測する方法の開発に成功しました。 ...