Article Detail
日本産業機械工業会、10月の産業機械受注状況を発表
平成23年10月 産業機械受注状況
1.概要
本月の受注高は2,901億2,800万円、前年同月比104.0%となった。
内需は、2,149億9,900万円、前年同月比113.8%となった。
内需のうち、製造業向けは前年同月比99.5%、非製造業向けは同131.8%、官公需向けは同117.6%、代理店向けは同107.5%であった。
増加した機種は、ボイラ・原動機 (111.2%)、化学機械(112.8%)、タンク(607.3%)、ポンプ(103.1%)、運搬機械(109.8%)、変速機(108.6%)、金属加工機械(128.1%)、その他機械(142.5%)の8機種であり、減少した機種は、鉱山機械(63.1%)、プラスチック加工機械(66.6%)、圧縮機(98.5%)、送風機(19.9%)の4機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
外需は、751億2,900万円、前年同月比83.4%となった。
本月、プラント案件はなかった。
増加した機種は、ポンプ(204.1%)、送風機(106.6%)の2機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(82.7%)、鉱山機械(62.6%)、化学機械(89.8%)、タンク(16.9%)、プラスチック加工機械(99.6%)、圧縮機(89.4%)、運搬機械(45.6%)、変速機(97.6%)、金属加工機械(90.2%)、その他機械(61.8%)の10機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
2.機種別の動向
[1]ボイラ・原動機
紙・パルプ、化学、電力、その他非製造業の増加により前年同月比102.1%となった。
[2]鉱山機械
窯業土石、鉄鋼、建設、外需の減少により同62.9%となった。
[3]化学機械(冷凍機械を含む)
化学、旧一般機械(*)、電力、官公需、代理店の増加により同106.7%となった。
[4]タンク
石油・石炭、その他非製造業の増加により同558.5%となった。
[5]プラスチック加工機械
化学の減少により同81.9%となった。
[6]ポンプ
外需の増加により同118.4%となった。
[7]圧縮機
通信、外需の減少により同93.7%となった。
[8]送風機
電力、運輸・郵便、官公需の減少により同22.2%となった。
[9]運搬機械
電気機械、鉱業、外需の減少により同82.8%となった。
[10]変速機
旧一般機械(*)、情報通信機械、その他製造業の増加により同106.4%となった。
[11]金属加工機械
金属製品、その他製造業、代理店の増加により同107.2%となった。
*「旧一般機械」は、平成23年3月までの旧分類での「一般機械」+「精密機械」であり、新分類の「はん用・生産用機械」+「業務用機械」に対応する。
※以下の資料は添付の関連資料「平成23年10月 産業機械受注状況」を参照
(表1)産業機械 需要部門別受注状況
(表2)産業機械 機種別受注状況
(表3)平成23年10月 需要部門別機種別受注額