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東京エレクトロンデバイス、ヘルスケア向けホームゲートウェイ端末のコンセプトモデルを開発
<インレビアム関連>
インテル(R)Atom(TM)プロセッサー搭載
ヘルスケア向けホームゲートウェイ端末のコンセプトモデルを開発
〜 メディカル分野のICT化促進を支援 〜
東京エレクトロン デバイス株式会社(本社:横浜市神奈川区、代表取締役社長:栗木 康幸、以下TED)は、高齢者住宅や診療所のIT化を支援するヘルスケア向けホームゲートウェイ端末のコンセプトモデルを開発しました。
高齢化社会の進行や生活習慣病の広がりが招く医療費の増加や医師不足など、昨今の日本の医療環境はさまざまな問題を抱えています。こうした環境を改善する施策の一つとして、高齢者住宅や家庭での健康管理をITでサポートする有効な手段としての通信遠隔医療が注目されています。
今回TEDでは、ヘルスケア機器をクラウドに橋渡しするためのホームゲートウェイ端末のコンセプトモデルを開発しました。本コンセプトモデルは、インテル(R)Atom(TM)プロセッサー搭載のタッチパネル式タブレットPCで、コンティニュア・ヘルス・アライアンス(*注1)対応の各種ヘルスケア機器と無線で接続して、個人の血圧、心拍数、体重といった測定データを自動で管理します。さらに、センサーやカメラを搭載しているため遠隔監視サービスとの連携も可能です。これにより、高齢者住宅での24時間見守り機能を十分にし、診療所での訪問診療や遠隔診療の支援を可能にします。
TEDでは、本コンセプトモデルを元にした開発を行うことにより、メディカル分野のICT(Information and Communication Technology)化の促進をはかっていきます。端末のカスタマイズ・ODM対応も可能です。
■コンセプトモデル主な特長
●さまざまなヘルスケア機器とのマルチ無線接続により、個人の測定データを自動で管理
●簡単操作のタッチパネルで直観的にアプリ操作が可能
●センサーやカメラの搭載により遠隔サービスとの連携が可能
●卓上/ベッドサイド/壁掛けスタイルなど、ヘルスケア機器の利用シーンを考慮した設計
http://www.teldevice.co.jp/product/intel/product.html#2
#参考画像(1)は添付の関連資料を参照
■コンセプトモデル主な仕様
●インテル(R)Atom(TM)プロセッサー搭載の、TED製 超小型CPUモジュール「CoreE600」を採用
CoreE600詳細: http://www.teldevice.co.jp/product/intel/product.html
●マルチ接続(WLAN/Bluetooth/Zigbee/IrDA/GbE LAN)
●マルチインタフェース(USB x 3, PCI Express x 1, SD, RS−232C)
●センサー、カメラ搭載(温湿度計、人感、USBカメラ)
●サイズ:265mm x 240mm x 40mm
#参考画像(2)は添付の関連資料を参照
■適用例
●高齢者住宅での24時間見守り機能
●診療所での訪問診療や遠隔診療の支援
インテル株式会社デジタルヘルス事業 部長 田上 伸介氏は次のように述べています。「インテルは、東京エレクトロンデバイスのヘルスケア向けホームゲー トウェイ・コンセプトモデル開発を歓迎します。コンティニュア・ヘルス・アライアンス規格への対応により、様々なヘルスケア機器やクラウドサービスと結びつき、より容易な健康情報管理が可能となります。本コンセプトモデルにより高齢化社会に向けた人にやさしいサービスの創出など、ヘルスケア市場の活性化を期待しています。」
TEDでは、高齢者住宅、在宅介護、診療所にサービスを提供している企業やセキュリティ会社、ハウスメーカー、医療機器メーカー、電子カルテメーカーをターゲットとして、コンセプトモデルを元にした開発やカスタマイズ・ODM対応を行っていきます。また、さらに小型で高性能な改良版ゲートウェイ端末の開発も予定しています。
*注1:コンティニュア・ヘルス・アライアンス
パーソナル・ヘルスケアの質的向上のために、健康機器や医療機器のデジタル化促進と通信規格の統一を目標に設立された非営利団体。
※Intel、インテル、Intelロゴ、インテルAtomは、米国およびその他の国におけるインテル コーポレーションの商標です。
※その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。