Article Detail
矢野経済研究所、クラウドコンピューティングの利用に関する調査結果を発表
クラウドコンピューティングの利用に関する調査結果 2011
〜大企業では既に10%以上の利用率 中堅以下への広がりに期待〜
<調査要綱>
矢野経済研究所では、次の調査要綱にてクラウドコンピューティング市場の調査を実施した。
1.調査期間:2011年7月〜10月
2.調査対象:日本国内の民間企業および自治体等452団体
3.調査方法:郵送によるアンケート調査
<調査結果サマリー>
◆プライベートクラウドの利用率は、3.8%と未だ低水準
プライベートクラウド(自社クラウド基盤)の関心及び利用率について、「利用中」は3.8%にとどまった。「検討中」が7.4%、「関心あり(情報収集段階)」が28.4%となった。これらを合計すると39.6%が関心があることになる。
◆IaaS、PaaSの利用率も2.5%に留まる
IaaS、PaaS(ITベンダーのクラウド基盤)の関心及び利用率については、「利用中」は2.5%と低位にとどまった。だが、「検討中」が4.5%、「関心あり(情報収集段階)」が33.4%となった。これらを合計すると40.4%が関心があることになる。
◆大企業では10%以上の利用率 中堅以下への広がりは時間の問題か
上記を売上高規模別で集計すると、やや印象が変わってくる。売上高規模1000億円以上の大企業(n=27)においては、プライベートクラウド(自社クラウド基盤)の利用率は14.8%、IaaS、PaaS(ITベンダーのクラウド基盤)の利用率は11.1%になっている。
<資料発刊>
資料名:「2011 業界/業際クラウドの現状と今後の展望」
http://www.yano.co.jp/market_reports/C53112600
※YRIマーケットNow! に掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。
*以下、リリースの詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照