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JNC、中国に「ガラス長繊維強化熱可塑性樹脂」の製造・販売を行なう新会社を設立
中国に新会社を設立
「ガラス長繊維強化熱可塑性樹脂」製造・販売
JNC株式会社(本社:東京都千代田区、社長:森田美智男)は、子会社JNCポリファイン株式会社を通じ、中国江蘇省常熟市にガラス長繊維強化熱可塑性樹脂(製品名:ファンクスター(FUNCSTER))の製造・販売を行なう新会社を設立しました。
ファンクスターは、数千本のガラス繊維の束を含浸工程に投入し、ガラス繊維の間に溶融したポリプロピレンを均一にしみ込ませた後、通常10mmの長さに切断してペレット化したものです。
高剛性、高耐衝撃性などの特長を有するファンクスターは、主として自動車の軽量化のための金属代替材として採用されており、中国・アジアへは日本からの輸出により対応して参りましたが、中国市場の急速な拡大に対応する現地供給体制の拡充が強く求められていました。
当社は、拡大を続ける中国・アジアの自動車工業部品分野を戦略的に重要な市場ととらえており、今後も市場拡大に応じた設備増強や最新技術の導入など積極的な事業展開を図って参ります。
<新社の概要>
社名:捷恩智工程塑料(常熟)有限公司(英文名称:JNC Polyfine Asia (Changshu) Co.,Ltd.)
総経理:杉本隆弘
所在地:江蘇省常熟市常熟経済開発区沿江工業区
出資者:JNCポリファイン株式会社 100%
事業内容:ガラス長繊維強化熱可塑性樹脂の製造、販売
生産能力:7,000トン/年
商業運転:2012年9月(予定)
登録資本金:5百万USドル
設立:2011年11月
<当社のファンクスター拠点>
JNCポリファイン(株) 千葉県市原市 生産能力 15,000トン/年
Comusa LLC ジョージア州コビントン(米国) 生産能力 10,000トン/年
以上
【参考資料】(※添付の関連資料を参照)
・ファンクスター製造プロセス
・ファンクスター
・使用例:自動車用モジュール基材