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太陽工業、発電機能を有する看板「結晶デザインモジュール」を販売
壁面に設置された太陽光パネルの表面に文字や絵柄を印刷し、広告としての付加価値を創造
発電機能を有する看板!「結晶デザインモジュール」を拡販へ
〜クリーンエネルギーの創出はもちろん、環境配慮面を中心としたイメージづくりを訴求〜
大型膜面構造物(テント構造物)メーカーの太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、会長兼社長:能村光太郎)は、このたび、太陽光パネルの表面に文字や絵柄を表現して看板効果をもたらす『結晶デザインモジュール』の生産体制を確立、11月1日より本格販売を開始しました。
今回、本格販売を開始した『結晶デザインモジュール』は、多結晶シリコン太陽電池(モジュールサイズ1,480mm×985mm)のガラス表面にセラミックインクを印刷したもので、文字や絵柄を表現することで、発電機能を備えた看板として新たな価値を生み出す太陽光パネルです。
その仕組みは、ガラス表面にドット柄の印刷をおこなう事により、セラミックインクによる水玉部分と非着色の部分が発生、このコンビネーションによって、視覚的な広告機能と太陽光発電機能の両立を可能にしています。印刷後の焼付け処理で、ガラス表面とセラミックインクが一体化し、直射日光が照りつける厳しい環境でも長期にわたる耐久性を確保しました。
また、本格販売に先立ち、当製品の第一号実績として「株式会社ジェイエイフーズみやざき」の"社名看板兼太陽光発電設備"が新設の農産物処理加工工場内(宮崎県西都市)に完成、8月23日より稼動を開始しました。これは、九州最大規模の野菜専門冷凍加工処理施設として、「自然との共存」をアピールする目的で採用されたものです。フレームサイズH5.5m×W23.9m(モジュール面積96m2)の規模で、最大約9kWhを発電、その電力は工場内の冷凍設備のエネルギーを部分的に賄っており、さらにPR効果の点でも、通りすがりの一般市民が不思議な看板に興味を抱いて近寄ってくるほどのインパクトを発揮(※1)しています。
11月1日からの本格販売開始以降は、環境への配慮が必要な役所関係や企業の工場などにおいて、「目に見える施策」として効果を発揮するものと期待されます。『結晶デザインモジュール』の公称最大出力は168Wで、価格は計画ごとの都度見積もりながら、参考単価として1m2当たり、税込み26万2千5百円となります。
太陽工業株式会社では『結晶デザインモジュール』以外にも、薄膜太陽電池にスリット(切れ目)を入れて光を透過しつつ発電も行う太陽電池『太陽スカイライトソーラー』を1996年より販売、ガラス屋根や壁面用として各種公共施設、大型商業施設などに納入しており、これら新製品投入を通じて2014年度にはソーラー事業として50億の売上げを目指す考えです。
※1:ジェイエイフーズみやざきに関する記載情報は、株式会社ジェイエイフーズみやざきの吉田周司 取締役工場長への当社取材により得たものです。
『結晶デザインモジュール』の製品概要は、次のとおりです。
―記―
■製品名:結晶デザインモジュール
■製品特長:
多結晶シリコン太陽電池のガラス表面にセラミックインクをドット柄にて印刷したものである。セラミックインクによる水玉部分が文字や絵柄を表現。
一方、非着色部が通常のソーラー同様の発電機能を担っており、このコンビネーションにより、広告機能と太陽光発電機能の両立を可能にしている。
また、セラミックインクは、印刷加工後に焼き付け処理を行うため、ガラス表面と一体化し、直射日光が照りつける厳しい環境でも長期にわたる耐久性が得られる。
■製品仕様:
[1]種類:多結晶シリコン太陽電池
[2]サイズ:1,480mm×985mm(厚み:46mm)
[3]重量:19kg
[4]公称最大出力:168W(ドット柄の印刷を行わない場合:200W)
[5]セラミックインク色:合計7色(白、青、黄、赤、紫、緑、橙)
[6]価格:参考単価1m2当たり、税込み26万2千5百円(計画ごとの都度見積もりになります)
※参考画像は、添付の関連資料を参照
*太陽工業株式会社 URL:http://www.taiyokogyo.co.jp