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浜松ホトニクス、性能向上で幅広い蛍光観察に対応する科学計測用CMOSカメラを発売

2011-12-02

感度・解像度・読み出し速度を大幅に改善
幅広い蛍光観察に対応するデジタルカメラ
科学計測用CMOSカメラ「ORCA‐Flash4.0」を新発売



 当社は、従来の科学計測用CMOSカメラに比べて、より高感度、高解像度、高速読み出し、低ノイズ、高ダイナミックレンジなどを実現した、デジタルカメラ「ORCA‐Flash4.0(オルカ・フラッシュ4.0)」を、生命科学分野などの用途に国内外の大学や研究機関のバイオ・物理研究者などに向けて12月1日から発売します。
 なお、本製品は、12月7日(水)からパシフィコ横浜(横浜市西区)で開催される「国際画像機器展2011」と12月13日(火)からパシフィコ横浜で開催される「第34回日本分子生物学会年会附設展示会」に出展します。


<製品の概要>
 本製品は、感度(量子効率70%以上)、解像度(400万画素)、読み出し速度(毎秒100フレーム)、ノイズ特性(平均1.3エレクトロン)、ダイナミックレンジ(23,000:1)などが、従来の科学計測用CMOS(相補型金属酸化膜半導体)カメラを超える性能を実現したものです。
 これまで、生命科学(ライフサイエンス)分野をはじめとする顕微鏡下での蛍光観察では、微弱な(暗い)蛍光観察で最も高感度なEM‐CCDカメラが用いられ、それ以外の蛍光観察全般ではデジタルCCDカメラや科学計測用CMOSカメラなどが撮影対象に合わせて用いられてきました。近年特に、比較的明るい蛍光観察では、トータル性能で優れた科学計測用CMOSカメラが多く用いられるようになってきました。
 本製品は、高感度で安定した観察を実現したことで、これまでEM‐CCDカメラでしか観察できなかった暗い蛍光観察にも使えるようになりました。また、ダイナミックレンジが広いため、暗い蛍光から明るい蛍光まで幅広い領域の蛍光観察を1台で対応します。さらに、デジタルCCDカメラ(2/3型、130万画素)に比べ、約3倍の広い観察視野を実現したことで、一度に多くの細胞や現象の観察が可能になり、高感度で高速読み出しと併せ、実験・観測のスループットを向上します。これにより、光量レベルによってカメラを切り替えることなく、1台で様々な対象を広い光量レベルで高品位な画像を安定して蛍光観察することが可能になりました。
 また、本製品は、高性能にもかかわらず、EM‐CCDカメラの約2分の1の低価格を実現したコストパフォーマンスに優れたカメラです。生命科学分野の科学計測のみならず、半導体観察・検査、X線シンチレータの読み出しなど幅広いニーズにも用途拡大が期待されます。


※「主な特長」などリリース詳細は、添付の関連資料を参照


<この件に関するお問い合わせ先>

■一般の方
 浜松ホトニクス株式会社 システム営業部
 〒431−3196 浜松市東区常光町812
 TEL053−431−0150 FAX053−433−8031
 E−mail:sales@sys.hpk.co.jp

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