ブリヂストンとデルタ電子、次世代電子ペーパーデバイス共同開発で合意

ブリヂストンとデルタ電子が次世代電子ペーパーデバイス共同開発で合意


　株式会社ブリヂストン（社長：荒川　詔四／以下、ブリヂストン）とＤｅｌｔａ　Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃｓ，　Ｉｎｃ．（社長：Ｙａｎｃｅｙ　Ｈａｉ／以下、デルタ）は、このたび、次世代電子ペーパーデバイスの開発から市場の開拓まで、幅広い分野にて相互に協力していく事で基本合意しました。

　ブリヂストンが独自に開発した電子ペーパー技術（「ＱＲ−ＬＰＤ」：Ｑｕｉｃｋ　Ｒｅｓｐｏｎｓｅ　Ｌｉｑｕｉｄ　Ｐｏｗｄｅｒ　Ｄｉｓｐｌａｙ／以下、「ＱＲ−ＬＰＤ」）とデルタの高度なＩＴ技術とのシナジー効果により、今後グローバルに急速な成長が期待される電子ペーパー市場における新製品を共同で開発し、市場開拓を進めてまいります。

　「ＱＲ−ＬＰＤ」は、粉体でありながら液体同様の流動特性のある「電子粉流体」を、空気中移動させることで、超省電力性、画像メモリ性を維持しつつ、圧倒的な超高速反応を実現した技術です。ブリヂストンは、今後「ＡｅｒｏＢｅｅ」（エアロビー）のブランド名称で電子ペーパー事業を推進し、電子ペーパーモジュール供給を事業コアに、「ＡｅｒｏＢｅｅ」をデルタと共に拡大していきます。

　同時にデルタは、ブリヂストンの電子ペーパーモジュールを活用して、次世代電子ペーパーデバイスやアプリケーションの開発を行い、ソリューションサービスを提供していきます。中国圏での電子ブックリーダーやデジタルサイネージ（電子広告）市場への参入を手始めに、グローバル市場への事業展開を図ります。


■デルタグループについて
　デルタグループは、スイッチング電源、ＤＣブラシレスファンの世界最大メーカーであり、パワーマネージメントソリューション、コンポーネント、ディスプレイ装置、ＦＡシステム、ネットワーク製品や再生可能エネルギーソリューションなどの主要メーカーです。世界各地に販売拠点を擁し、台湾、中国、タイ、メキシコ、インド、ヨーロッパに生産拠点があります。また、パワーエレクトロニクス分野のリーディングカンパニーとして、「より良い明日のために、革新的、クリーンで、省エネルギーなソリューションを提供し続ける」と言う経営理念の下、長年にわたり、グリーン、鉛フリーの生産過程と廃棄物管理プログラムを実施、グリーン環境保護に努めています。デルタグループの詳細は、http://www.deltaww.com/をご参照ください。


■ブリヂストングループについて
　ブリヂストングループは、タイヤ業界のグローバル・リーダーとして、主としてタイヤ・チューブの製造・販売、タイヤ関連用品の販売及び自動車整備・補修を行う「タイヤ部門」と、化工品、スポーツ用品、自転車の製造及び販売、その他各種事業などの「多角化部門」によって構成されています。統括会社を世界６カ国に保有し、２５カ国で生産を行っています。また、研究開発施設として、世界４カ国に技術センターを保有し、８カ国にプルービンググラウンド（タイヤのテストコース）を保有しています。
　ブリヂストングループの詳細は、http://www.bridgestone.co.jp/をご参照ください。


以　上