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クボタ、米国で中型トラクターの生産工場を新設

2011-12-01

米国で中型トラクタの生産工場を新設します


 当社はこのほど、グローバル戦略の一環として、米国に中型トラクタの生産工場を新設することを決定しました。来年1月に着工、2013年1月より量産を開始します。

                      記

1.北米でのトラクタ事業について
 当社は1972年、米国に海外初のトラクタ販売会社「クボタトラクターコーポレーション(KTC)」を設立して北米市場の開拓に着手しました。 1988年には小型トラクタや乗用芝刈機、ユーティリティビークル(多目的四輪車)の製造・開発拠点「クボタマニュファクチュアリングオブアメリカ(以下 KMA)」、2004年にはトラクタ装着用作業機器(インプルメント)の生産拠点「クボタインダストリアルイクイップメント(以下 KIE)」を設立して、一部製品の現地生産体制を増強し、事業を拡大しました。  中型トラクタは、米国経済の発展にともない、90年代終わりから急速に販売台数を伸ばしました。その後も積極的にトラクタの製品投入を行い、トラクタ全体として2005年には累計販売台数100万台を突破しました。現在も中型トラクタでは米国シェアトップを維持し続けています。 近年は牧草地管理や干草の運搬など、農業関連分野の市場に適合した機械の投入により、事業領域を拡大しています。


2.新工場設立の背景・狙い
 当社は、北米市場を中型トラクタの主要販売地域として位置付けており、軽土木用途や庭園管理用を中心に事業の拡大を見込んでいます。 北米市場では韓国、中国、インド等アジア諸国製のトラクタが増加しており、これらの動向に対抗することも喫緊の課題でした。 当社は「グローバル化の更なる推進」を経営の重点施策に位置付け、海外生産の推進を図っています。今回のトラクタの現地生産拠点の設立で、円高リスクを軽減するとともに、基幹部品を日本のみならず、タイの生産拠点などから調達する世界最適地調達を行うことでコスト競争力を強化いたします。


3.新工場の概要
○所在地 米国ジョージア州ジェファーソン
(既設のKIEの敷地内に新設。現在KIEで行っている、インプルメントやタイヤの装着などの作業とトラクタの生産を1カ所に集中させることで、生産効率を向上させ、受注から製品納入までのリードタイムを短縮します。) 

 ○規   模 トラクタ工場建屋面積:4.3万m2(KIE敷地面積:35.6万m2)
 ○投資総額 約7,320万USドル(約55億円 換算レート:75円/USドル)
 ○生産品目 北米向け中型トラクタ(30〜50馬力クラス)
 ○生産能力 22,000台/年
 ○量産開始 2013年1月予定
 ○従業員数 約200名(2013年時点)


 ※参考資料は添付の関連資料を参照

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