Article Detail
日本IBM、企業向けパブリック・クラウド・サービスの機能拡張
世界共通パブリック・クラウド・サービスの機能を拡張
日本IBM(社長:橋本孝之、NYSE:IBM)は、グローバルで統合化された企業向けパブリック・クラウド・サービス「IBM(R) Smart Business Cloud − Enterprise」の機能を拡張します。
「IBM Smart Business Cloud − Enterprise」は、全世界6ヶ所のIBMデータセンターを連携・統合しており、世界中どこからでも同じクラウド・サービスを、低料金で利用できるパブリック・クラウド・サービスです。
IBMは、「IBM Smart Business Cloud − Enterprise」をご利用いただいているお客様からのご要望にお応えし、同サービスの機能を拡張します。主な新機能は以下の通りです。
(1)ファイアーウォール専用イメージ
ファイアーウォール専用の仮想サーバーのイメージを提供します。通信パケットのフィルタリング機能や、外部からの通信をしかるべき内部の機器へ転送するポートフォワーディング機能など、ファイアーウォールとして必要な機能を備えた仮想マシンを容易に構築することができ、お客様は仮想サーバー環境のセキュリティーを一層強化することが可能です。
(2)仮想マシン・イメージの可搬性
「IBM Smart Business Cloud − Enterprise」は、米国2ヶ所、カナダ、ドイツ、日本、シンガポールの全世界6拠点からサービスを提供しています。今回、お客様が独自にカストマイズした仮想マシン・イメージを、拠点をまたがって移動できるようになりました。グローバルにビジネス展開されるお客様には、一層、利便性が向上します。
お客様ご提供の基本ソフトも含めた仮想マシン・イメージを作成し、クラウド・データ・センターへアップロードすることも可能になります。
(3)永続ストレージの機能向上
仮想サーバーが稼働したままの状態で、ストレージを切り離し、他の仮想サーバーへ接続することが可能になりました。また、サイズの上限を、従来に比べ5倍となる、10TBにすると共に、設定可能なストレージ・サイズも柔軟になります。
また、「IBM Smart Business Cloud − Enterprise」の料金体系も拡充します。
従来、「基本ソフトを含んで1時間10円(注1)」からの低料金で提供していましたが、今回、「基本ソフトを含まず1時間7円(注2)」からの新たな料金体系を提供します。これにより基本ソフトのライセンスを既にお持ちのお客様は、一層低料金でクラウドを利用することができるようになります。
新機能の提供および基本ソフトを含まない料金体系は、12月5日から開始する予定です。
以上
(注1)基本ソフトを含み1時間10円の場合の構成:
仮想CPU(1.25GHz)1個、仮想メモリー 2GB、仮想ディスク 60GB、Windows Server 2003/2008
(注2)基本ソフトを含まず1時間7円の場合の構成:
仮想CPU(1.25GHz)1個、仮想メモリー 2GB、仮想ディスク 60GB、Linux系OSのみ対応
IBM、IBMロゴ、ibm.comは、世界の多くの国で登録されたInternational Business
Machines Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点でのIBMの商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtmlをご覧ください。
Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における登録商標です。
Windowsは、Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標です。