Article Detail
米ビシェイ、赤外線リモコン信号処理用に設計された信号処理IC「VSOP383..」など発表
ビシェイ社、ディスクリートフォトダイオードからの
赤外線リモコン信号処理用に設計された信号処理ICを発表
電圧範囲2.7V〜5.5V、低消費電流0.35mAを
小型の2mmx2mmx0.76mmのQFNパッケージで提供する
VSOP383..およびVSOP584..
※製品画像は、添付の関連資料を参照
ビシェイ・インターテクノロジー社(米国ペンシルバニア州、NYSE:VSH、日本法人:ビシェイジャパン株式会社、東京都渋谷区、代表取締役社長:小澤政治)は本日、同社のオプトエレクトロニクス製品ラインアップを拡大し、ディスクリートフォトダイオードからの赤外線リモコン信号の処理に最適な信号処理IC「VSOP383..」および「VSOP584..」ファミリを発表しました。2mmx2mmx0.76mmの小型QFNパッケージで提供されるこれらのデバイスは、連続データ伝送処理が可能で、幅広い電圧範囲と低消費電流を特長としています。
ビシェイ社の標準的な赤外線リモコンレシーバは、フォトダイオードと信号処理ICを一つのパッケージに搭載しています。VSOP383..とVSOP584..は、信号処理回路をフォトダイオードから切り離してQFNパッケージに入れることで柔軟性が大幅に向上し、多くのアプリケーションで使用することが可能となります。この信号処理ICは、非常に広範な受信領域が必要なシステムで様々な方向に対応するために複数のフォトダイオードが使用される場合に最適です。また、独自のフォトダイオードパッケージが必要な場合や、水中アプリケーションや可視光通信で使用される青色光など、他の波長の受信が必要とされる場合にも使用することができます。
VSOP383..およびVSOP584..はCMOS技術で製造され、36kHz/38kHzのキャリア周波数に対応する狭帯域バンドパスフィルタと高度な自動利得制御(AGC)を備えており、蛍光灯やその他の光源からの干渉を阻止します。これらのデバイスは、供給電圧リップルやノイズの影響を受けません。
VSOP383..およびVSOP584..の供給電圧範囲は2.7V〜5.5Vと幅広く、消費電流はVSOP383..が0.35mA、VSOP584..が0.85mAといずれも低い値です。RoHS指令に準拠し、動作温度範囲は−25oC〜+85oCです。
VSOP383..とVSOP584..のサンプルおよび製品は既にご提供可能です。
<ビシェイ・インターテクノロジー社について>
ビシェイ・インターテクノロジー社はニューヨーク株式市場上場(VSH)のフォーチュン1000企業で、世界最大手のディスクリート半導体(ダイオード、MOSFET、赤外線オプトエレクトロニクス等)および受動電子部品(抵抗製品、インダクタ、コンデンサ等)メーカーのひとつです。同社の部品はコンピュータ、自動車、コンシューマー、通信、軍用、航空宇宙、電源、医療等多種多様な業界の製品に組み込まれています。ビシェイは革新的な製品、企業買収における優れた戦術、「ワンストップショップ」サービスで、業界のリーダーとしての地位を確固たるものにしています。詳細は、ビシェイ社のホームページをご参照ください。http://www.vishay.com