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丸紅と高島、太陽電池モジュールなどの販売でJAソーラーと提携
丸紅と太陽光発電システム販売最大手の専門商社高島が、JAソーラーと提携〜独自システム供給で新築を中心に住宅用市場の攻略を本格化
丸紅株式会社(以下「丸紅」)と、太陽光発電システム販売最大手の専門商社、高島株式会社(東証一部上場、社長:高島幸一、本社:東京都中央区、以下「高島」)は共同で、セル生産実績で世界2位のJA Solar Holdings Co.,Ltd.(以下「JAソーラー」)と提携しました。
国内の太陽光発電システム市場は、補助金・電力買取制度と再生可能エネルギー法案の成立等を受け、今後の市場拡大が予想されています。丸紅は川上から川下まで主要部材のトレードを中心にグローバルにバリューチェーン展開してきました。高島は1994年から太陽光発電の普及に取り組んでおり、既築住宅市場を中心に累計40,000件以上の販売実績を重ねてきました。
ただ新築市場では住宅会社がメーカーを選択する傾向が強く、よりコストパフォーマンスが重視される傾向にあります。大手ハウスメーカーでは政府・自治体の普及政策や住宅業界でのHEMS(注1)導入の流れ等を受け搭載率が50%を超えたと見込まれるものの、住宅着工の約8割を占める地場ホームビルダーや工務店では太陽光発電システムの導入が進んでおらず、新築市場全体での設置率は低迷しているのが現状です。
このような背景の中、丸紅は高島と共同で、セル生産実績世界2位で優れたコストパフォーマンスが期待されるJAソーラーと提携し、高島の既築住宅向け販売件数No.1の実績(注2)で培った経験を活かし、JAソーラーの太陽電池モジュールと各種構成機器を多様な日本家屋向けに「スマイルソーラーTM」として独自にシステム化し販売します。
11月より関東圏の地場ホームビルダーや工務店等、新築市場を中心として先行販売を開始し全国に順次拡大する予定です。2014年度には全国の新築戸建て住宅向け太陽光発電システム市場の10%のシェアに相当する40MW規模(約1万戸)の販売を目指します。
(注1)ホームエネルギーマネジメントシステムの略。家電機器や給湯機器など住宅内のエネルギー消費機器をネットワーク化し、自動制御するシステム。
(注2)高島推定(国内メーカーを除く)
<高島株式会社 概要>
本社所在地:東京都中央区銀座1−15−11
代表者:取締役社長 高島 幸一
資本金:3,801百万円(東証一部上場)
従業員数:389名
創業:1915年
主な事業内容:建設資材・産業資材等専門商社
売上高:75,474百万円
(2011年3月31日現在)
高島は1915年に重布テントの加工・販売業として創業。環境(エコ)、安全・安心、快適、省力をテーマに建材事業・産業資材事業を中核に事業活動を推進中。1994年から取組みを始めた太陽光発電システム事業は、累計販売件数40,000(販売容量150MW)を突破、既築住宅向け市場でNo.1の販売実績を持つ事業へと成長。(高島調べ)「事業を通じて社会に貢献する」ことを企業理念とする同社は、本事業を通じて「地球環境・経済・社会の持続可能な発展(サステナビリティ)」に貢献する。
<JA Solar Holdings Co.,Ltd. 概要>
本社所在地:No36, Jiang Chang San Road, Zhabei, Shanghai 200336
代表者:Baofang Jin/Executive Chairmen of the Board of Directors
資本金:6,680百万人民元 (NASDAQ上場)
従業員数:約11,000人(事業会社含む)
創業:2005年5月
主な事業内容:太陽電池用ウエハー・セル・モジュール統合型製造事業及び販売
事業拠点:上海・江蘇省・河北省
販売実績:1462.6MW(2010年 セル・モジュール含む)
売上高:11,761百万人民元
(2010年12月31日現在)
JA Solarは、太陽電池セル製造専業メーカー(生産世界第2位 2010年)からインゴット・ウエハー事業及び、モジュール事業に参入、垂直統合型企業となる。モジュール製造能力を、2011年末には市場の10%近い1.2GWに拡大中。世界が認める高い品質と価格競争により、モジュール事業においても、販売シェアを拡大している。
以 上