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エーディーシー、通信用レーザー・ダイオード波長を高速・高確度で測定できる光波長計を発売

2011-11-25

通信用レーザー・ダイオードの波長を
高速、高確度、高分解能で測定できる光波長計を新発売
通信用計測器部門に参入!



 株式会社 エーディーシーは、通信用レーザー・ダイオードの光波長を高速(0.1秒)、高確度(2ppm)、高分解能(0.001nm)で測定できる「光波長計 8471」を開発し、発売を開始しました。
 当社は、今まで主にDVDやブルーレイディスクなどに使用される短波長レーザー用の測定器はありましたが、今回の「光波長計 8471」の発表で長波長のレーザーまで測定でき、これで通信用計測器の分野にはじめて参入したことになります。

 近年の次世代高速光通信システムでは、高密度波長多重(DWDM:Dense Wave−length Division Multiplexing)方式で、ここでは送信光の波長を任意に設定できる波長可変レーザーが使われ、1波長当りの伝送速度が100 Gbit/sとなる高速通信の研究が通信各社の研究所で行われています。

 このたび開発した光波長計 8471は、これらのDWDMの次世代高速光通信に使用されるレーザー・ダイオードを測定するために開発されたもので、630nmから1650nmまでの広い波長測定範囲を、2ppmの高確度と、0.001nmの高分解能を持ちながら0.1秒という高速で測定できる、このクラスでは最高の性能を持っています。
 とくに、波長測定部に当社の光スペクトラム・アナライザでも使用しているマイケルソン干渉計(*)を採用しており、従来の分光計方式に比べ、安価で高確度、高分解能の波長測定が可能になります。
 したがって、レーザー・ダイオードの測定だけでなく、分光器や光スペクトラム・アナライザの校正用波長標準や、レーザー・ダイオードの波長温度特性や波長電流特性の自動化システムなどに使用できます。

 8471は、便利な機能も豊富で、測定結果の表示では、周波数でも表示することが可能で、これによって、国際的に通信方式が決められたITU−T(**)の規格で定めた発信周波数にDWDM用レーザー・ダイオードの発振波長調整を行うのに最適です。また、偏差測定も簡単にできますので、波長や周波数の微調整や温度変化、経時変化も簡単に測定することができます。
 測定したデータは、内部に10000データ分を保存することができますので、長時間の測定を行った後に、パソコンなどでゆっくりと解析をすることができます。


<主な性能>
 測定波長範囲:630〜1650nm(182THz〜476THz)
 確度:±2ppm±1カウント
 表示分解能:1nm〜0.0001nm
 感度:−35dBm(1200nm〜1600nm)
 測定速度:0.1秒
 アベレージ:2〜100回
 偏差測定可能
 測定データ・メモリ:最大10,000


<希望小売価格>
 8471 波長計 ¥2,100,000


<発売開始時期>
 発表と同時


<初年度販売目標台数>
 250台


<製品に関するお問合せ先>
 コールセンター
 電話:0120−041−486
 E−mail:kcc@adcmt.com


※製品画像などは、添付の関連資料を参照

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