イノテック、アルテラ社Ｃｙｃｌｏｎｅ　ＩＶ　ＦＰＧＡ搭載のキャリアボード「ＬＯＧＩＡ−Ｃ４」を発表

インテル（Ｒ）　Ａｔｏｍ（ＴＭ）　Ｅ６００番台用のＦＰＧＡソリューション

「ＬＯＧＩＡ−Ｃ４」キャリアボードを発表


　イノテック株式会社（本社：神奈川県横浜市港北区、社長　澄田誠、証券コード９８８０　東証一部）は、インテル（Ｒ）Ａｔｏｍ（ＴＭ）プロセッサーＥ６００番台を搭載した超小型サイズの組み込みＣＰＵモジュール「ＴＸ−７０」のキャリアボードとしてアルテラ社Ｃｙｃｌｏｎｅ（Ｒ）ＩＶ　ＦＰＧＡを搭載した「ＬＯＧＩＡ−Ｃ４」を開発し、１１月１７日に発表しました。

　「ＬＯＧＩＡ−Ｃ４」はインテル（Ｒ）Ａｔｏｍ（ＴＭ）プロセッサーＥ６００番台を搭載した超小型ＣＰＵモジュール「ＴＸ−７０」をスタックして使用する専用キャリアボードです。アルテラ社製Ｃｙｃｌｏｎｅ（Ｒ）ＩＶ　ＦＰＧＡを搭載したことにより、近年ニーズが高まっている「インテル（Ｒ）Ａｔｏｍ（ＴＭ）＋ＦＰＧＡ」のソリューションとして最適な構成となっています。産業機器、ＩＰ電話、医療機器、通信機器、車載機器、監視システム等の様々な組込み分野向けにインテル（Ｒ）Ａｔｏｍ（ＴＭ）とＦＰＧＡが持つ各々の特徴を活かして大幅な開発期間の短縮とコスト削減を実現します。


【「ＴＸ−７０」＋「ＬＯＧＩＡ−Ｃ４」が持つ特徴とメリット】
　・特徴
　・Ａｔｏｍ（ＴＭ）搭載モジュールとして４つの周波数を選択可能（１．６ＧＨｚ／１．３ＧＨｚ／１ＧＨｚ／６００ＭＨｚ）
　・小型、薄型サイズ１４５（Ｗ）×１４０（Ｄ）ｍｍ：「ＬＯＧＩＡ−Ｃ４」
　・ハイパフォーマンス
　・低消費電力
　・インテル（Ｒ）Ａｔｏｍ（ＴＭ）とＣｙｃｌｏｎｅ（Ｒ）ＩＶをＰＣＩ　Ｅｘｐｒｅｓｓで接続
　・通信・画像処理・暗号化・各種Ｉ／Ｏ部についてＦＰＧＡを利用可能
　・ＦＰＧＡ以外のＩ／Ｏ部について専用ボードを容易に作成・検証可能
　・評価用ボードとしてだけでなく量産ボードとしても使用可能なコストパフォーマンス
　・アルテラ社製及びサードパーティ製ＩＰコアの活用
　・メリット
　・大幅な開発期間の短縮
　・トータルコストの削減
　・長期供給性
　・ソフト互換性の活用
　・拡張性
　・国内設計・製造の信頼性

　「ＴＸ−７０用のキャリアボードとして、アルテラ社製Ｃｙｃｌｏｎｅ（Ｒ）ＩＶ　ＦＰＧＡを搭載した“ＬＯＧＩＡ−Ｃ４”を新たにラインナップに追加しました。お客様がＦＰＧＡとＩ／Ｏボードのカスタマイズを行うことにより、製品開発期間を大幅に短縮することができます。インテル（Ｒ）Ａｔｏｍ（ＴＭ）プロセッサー　Ｅ６００番台を搭載したお客様仕様の組み込み機器を、短時間に、しかも低コストで実現できる製品です。」とイノテック株式会社デバイステクノロジー本部　鏑木　祥介本部長は述べています。

【日本アルテラ株式会社からのコメント】
　「組込み機器において、プロセッサーとＦＰＧＡの組み合わせに対するニーズはますます高まりをみせています。イノテック社の“ＬＯＧＩＡ−Ｃ４”は、インテル（Ｒ）Ａｔｏｍ（ＴＭ）と当社Ｃｙｃｌｏｎｅ（Ｒ）ＩＶ　ＦＰＧＡを組み合わせて提供するもので、量産ボードとしても使用できることから、組込み機器において広く採用されることを期待しております。低消費電力ながらも高い性能、柔軟性という利点を誇るＣｙｃｌｏｎｅ　ＩＶ　ＦＰＧＡ　をイノテック社ソリューションに提供することで、開発期間の短縮という市場ニーズに寄与いたします」


　※　製品画像などは、関連資料参照