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ブリヂストン、国内16工場で生物多様性ポテンシャル評価を実施

2011-11-22

国内16工場で生物多様性ポテンシャル評価を実施


 株式会社ブリヂストン(社長 荒川詔四)は、国内16工場の周辺環境を調査し、地域の生態系ネットワーク構築への貢献を定量評価する生物多様性ポテンシャル評価を実施しました。

 当社は、生物多様性の保全に関する取り組み姿勢を明確にした上で、これまでも積極的に生態系の保全や研究、教育活動を実施・支援してまいりました。今回の評価は、今後の取り組みを更に充実させるために、活動領域の拡大に向けた方向性を明確にすることを目的に実施したものです。特に今回は、当社の土地利用が周辺生態系へ及ぼしている影響の現状把握や、生物多様性保全の定量評価の活用方法の検討などを主眼に実施しております。今回の生物多様性ポテンシャル評価の概要は以下の通りです。


1.評価概要
(1)調査時期: 2011年6月
(2)調査拠点: 当社国内16工場(久留米、東京、那須、彦根、下関、鳥栖、栃木
          甘木、防府、北九州、黒磯、佐賀、横浜、熊本、関、磐田)
(3)評価手法:
 第三者機関(株式会社インターリスク総研、株式会社地域環境計画)と連携して、航空写真により工場と工場周辺(半径2km圏内)の緑地や水系環境などの配置と 質の調査を実施しました。更に、工場緑地の面積や自治体生物多様性に関する計画、希少生物の有無などを調査し、生物多様性保全や生態系ネットワーク構築へのプラス影響を定量評価しました。


2.評価結果
 当社国内16工場の敷地内と周辺環境の生物多様性ポテンシャルのレベルを定量化した結果のスコア分布のイメージは以下の通りです。

 ※スコア分布のイメージは添付の関連資料を参照

 定量評価を分析し、以下のことがわかりました。

・ 各工場における生物多様性ポテンシャルのレベルの他、工場とエコロジカル・ネットワークを形成する可能性のある緑地や河川、保全していく対象となる希少種やシンボル種等
・ 自然豊かな地域に立地し、周辺の生物多様性のポテンシャルが高い工場においては、地域全体のエコロジカル・ネットワークの形成に貢献することができるため、近隣地域と連携した生物多様性保全活動がより有効であること
・ 都市に立地して周辺地域に比べ敷地内のポテンシャルが高い工場においては、生物種が多く集まってくる可能性が高いため、敷地内の植生改善による生物多様性の保全がより有効であること


 当社は環境宣言の中で、「未来のすべての子どもたちが『安心』して暮らしていくために・・・」という当社の変わらぬ思いをうたっており、持続可能な社会の構築に向けて特に重要と考える自然共生社会循環型社会及び低炭素社会の「3つの社会の実現」に向けた様々な環境活動を推進しています。自然共生社会の実現の重要な要素である生物多様性の保全に関しては、従来から活動を進めておりますが、今回の調査結果を活用し、事業所と周辺地域との生態系ネットワークの構築などの取り組みを進めることで、一層の生物多様性の保全に貢献してまいります。


関連リンク:
 ブリヂストンの生物多様性に関する取り組み
 http://www.bridgestone.co.jp/csr/eco/action/biodiversity/index.html

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生物多様性 航空写真 久留米 自治体

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