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電気化学工業、中国・蘇州に研究開発拠点を新設
中国 研究開発拠点(現地法人) 新設のお知らせ
電気化学工業株式会社(社長:川端世輝)は、中国における研究開発拠点(現地法人)の新設を決定いたしましたので、お知らせいたします。
当社は海外事業強化を最重要課題として、様々な施策を行っております。特に経済発展の著しい中国では事業体制整備に重点を置き、販売拠点の拡充やOEMを含む生産拠点を設置してまいりましたが、このたび海外では初めてとなる研究開発拠点を、中国江蘇省蘇州市に新設します。
中国の自動車や家電、土木建築などの市場において、当社はクロロプレンゴム、電子材料、スチレン系合成樹脂、コンクリート用特殊混和材などの製品を販売しています。需要家から寄せられる分析、検査、性能評価、品質改良、新たな機能の付与などの要望に対して、現在は日本の研究開発部門が対応していますが、市場の競争が激化し開発速度が速まるなか、市場のニーズに迅速且つ的確に応えることは、メーカーとして勝ち残る重要な要素であります。
例えば、試験条件の確認作業や、実際に現地で使用するゴム添加剤や接着する材料の入手作業において生じる制約は、商品開発に少なからず影響を及ぼします。中国国内の拠点より対応を可能とすることは、事業強化のための欠かせない施策です。
今回はまずゴムと接着剤を対象とした分析・評価試験機を導入し、テクニカルサービスを中国で迅速に行う体制を整えます。対象製品は順次拡大する予定です。
今後は技術サービスに留まらず、中国の市場が求める性能、品質、コストなどを踏まえた研究を行い、将来性のある商品開発を目指して、事業拡大に努めてまいります。
<デンカグループ アジア地域拠点所在地>
※添付の関連資料を参照
【研究開発拠点の概要】
1.法人名(仮称)
日本語名:電化新材料研発(蘇州)有限公司
中国語名:■化新材料研■(■州)有限公司
英語名:Denka Chemicals Development Suzhou Co.,Ltd(略称DCD)
*■印の文字の正式表記は添付の関連資料を参照
2.開設地(予定)
中国江蘇省蘇州市
蘇州工業園区 現代工業坊
3.業務開始(予定) 2011年6月
4.登録資本金(予定) 2億4千万円
5.業務内容
合成ゴムや接着剤などの研究開発及び分析・検査・性能評価、他
6.主な設備
ゴム、接着剤の物性・性能評価試験設備類及び分析機器類
<蘇州工業園区現代工業坊>
※画像は、添付の関連資料を参照
以上