Article Detail
日本データ復旧協会、2010年統計のデータ復旧市場規模を発表
〜東日本大震災後、データ復旧サービスへの関心が高まり、問い合わせ相次ぐ〜
データ復旧協会、
2010年(1−12月)のデータ復旧市場規模について、昨年に引続き発表
HDDの復旧復依頼件数は68,000台、復旧件数は54,400台
データ復旧の業界団体である日本データ復旧協会(住所:東京都港区 理事長:濱田兼幸、以下、日本データ復旧協会)は、昨年(2009年(1月−12月)統計)に引続き、2010年(1月−12月)統計のデータ復旧協会の市場規模を発表しました。
本年は、USB接続の外付けHDDとNASの数字を加え、更に過去のPC稼動台数にも深い考察を加え、数字の精度をより高めました。発表しました統計数字は、2010年度のものですが、今年(2011年)は東日本大震災により、電子データの重要性が今までに無く認知され、社会的にも注目を集めるようになりました。当協会参加各社もお客様から多くの質問、復旧依頼を受ける状況となりました。このような社会的認知度が上がってきている中、業界数字の発表を行うことは、社会的にデータ復旧業界が認知されるために重要な活動と位置づけ、今後もこれらの数字の精査を進め、業界全体の「見える化」を更に推進してまいります。
結果は、2010年(1月−12月)における業界全体のHDDの復旧依頼件数は68,000台(2009年は60,000台)、復旧件数は54,400台(2009年は48,000台)と推定いたしました。
■本年(2011年)のマーケットの展望と課題について:
●全体として、10%程度のマーケット拡大を見込む
本年は3月の東日本大震災の影響で、一時的に依頼数が増加しました。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。被災地からの復旧のご依頼は増えたものの、その後の景気の低迷と不透明感から通年としては10%程度のマーケットの拡大になると見込んでいます。今年(2011年)の統計数字に関しましては来年改めてご報告する所存でございます。
今回の震災を契機として、BCP(事業継続化計画)策定に対する認識も高まり、議論も多くなってきています。当協会といたしましては、このBCPの中にデータ復旧の重要性を認知して頂きたく活動を行ってまいりますので、ご支援のほど宜しくお願いいたします。
●タブレット型PC搭載のSSDデータ復旧の件
一方、最近急速に普及してきているタブレット型PCのデータ記録にはSSDが使われていますが、HDDとは全く異なったデータ記録方式を採用しているために、現在の復旧技術では確立していない部分もあり、協会各社はSSDへの対応の体制を整えるべく、努力してまいります。
●増大するスマートフォンのデータ復旧について:
更にスマートフォンのデータ復旧のニーズにも応える必要があると認識していますが、各社研究段階であり、サービス提供が出来る段階になりましたら、各社から発表させて頂きます。
*「2010年(1−12月)のデータ復旧サービス業界の統計について」などリリース詳細は、添付の関連資料を参照
【日本データ復旧協会への一般の方々のお問い合わせ先】
※以下のFAXまたは、HPの「お問い合わせ」からとなり、お電話での問い合わせには対応していません。ご了承ください。
日本データ復旧協会事務局:
FAX:03−5575−6909
URL:http://www.draj.jp