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武田薬品など、「ADCETRIS」の試験データを発表

2011-11-12

第53回米国血液学会年次総会におけるADCETRIS(TM)の試験データの発表について


 Seattle Genetics, Inc.(米国ワシントン州ボセル、以下「シアトルジェネティクス社」)と武田薬品工業株式会社(大阪市、以下「武田薬品」)ならびにその100%子会社であるMillennium Pharmaceuticals, Inc.(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、以下「ミレニアム社」)は、2011年12月10日から13日まで、米国カリフォルニア州サンディエゴにおいて開催される「第53回米国血液学会年次総会」において、ADCETRIS(TM)(米欧製品名、一般名:brentuximab vedotin、開発コード:SGN−35)に関する発表を予定していますのでお知らせします。

 今回の発表は、再発・難治性のホジキンリンパ腫および再発・難治性の全身性未分化大細胞リンパ腫の患者さんを対象とした、主要な臨床試験の追加解析およびフォローアップ期間延長に関するデータであり、ホジキンリンパ腫のフロントラインとしてADCETRISを併用した臨床第1相試験のデータも含んでいます。

 ADCETRISは、2011年8月、自己幹細胞移植後に再発したホジキンリンパ腫、あるいは自己幹細胞移植が不適合で2度の多剤併用による化学療法後に再発したホジキンリンパ腫および少なくとも1度の多剤併用による化学療法後に再発した未分化大細胞リンパ腫という2つの適応症について米国医薬品食品局(FDA)から迅速承認を取得しています。

 なお、ADCETRISは米国以外ではまだ承認されておらず、武田薬品の100%出資子会社である武田グローバル研究開発センター(欧州)株式会社が、再発・難治性のホジキンリンパ腫および再発・難治性の全身性未分化大細胞リンパ腫を適応症とした販売許可申請を欧州医薬品庁(EMA)に提出し、2011年6月に受理されています。


以上

<ADCETRIS(TM)について>
 本薬は、シアトルジェネティクス社の特許技術を用いて、CD30抗原を標的とする抗体と強力且つ合成可能な薬剤(モノメチルアウリスタチンE:MMAE)をたんぱく質分解酵素により解列するリンカーで結合させた抗体薬物複合体です。この結合システムは血中では安定であり、CD30抗原を発現した腫瘍細胞に取り込まれた後、タンパク質分解酵素により結合が切断されMMAEを放出する設計のため、CD30抗原に選択的に作用します。
 シアトルジェネティクス社とミレニアム社は、共同事業化契約に基づき、本薬を共同開発しています。同契約により、タケダグループは米国・カナダを除く全世界を対象とした独占的販売権を獲得するとともに、海外における開発費用の50%を負担しています。なお、日本における開発費用はタケダグループが全額を負担します。


<オーラルプレゼンテーション> (発表日時:米国西部時間)
<ポスタープレゼンテーション> (発表日時:米国西部時間)
 ※ 関連資料参照

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ワシントン州 武田薬品工業 開発コード

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