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ノークリサーチ、中堅・中小企業の運用管理・資産管理利用シェアと評価に関する調査結果を発表
2010年中堅・中小企業の運用管理・資産管理利用シェアと評価調査報告
ノークリサーチ(本社〒120−0034 東京都足立区千住1−4−1東京芸術センター1705:代表:伊嶋謙ニTEL:03−5244−6691 URL: http//www.norkresearch.co.jp )は2010年の国内中堅・中小市場における運用管理・資産管理の利用シェアと評価に関する調査を実施し、その分析結果を発表した。本リリースは「2010年版中堅・中小企業のITアプリケーション利用実態と評価レポート」の運用管理・資産管理カテゴリに関する速報である。
<新製品投入、OSS、仮想化、ASP/SaaSの啓蒙などベンダ側の戦略次第で今後のシェアを変動させる材料は豊富>
■マイクロソフト、富士通、日立がシェア上位三社を占めるも、OSSや新製品の動きにも注目
■低年商帯では手作業での対応が依然として目立つ、ASP/SaaS形態の更なる啓蒙が必要
■運用管理・資産管理で一般的な積み上げ式価格提示はユーザ企業が割高と感じやすい
■仮想化を含めた多様なシステム形態への対応と不要な機能を隠せる使い勝手がポイント
対象企業: 年商500億円未満の中堅・中小企業
対象地域: 日本全国
有効サンプル数: 1400件
調査実施時期: 2010年8月
マイクロソフト、富士通、日立がシェア上位三社を占めるも、OSSや新製品の動きにも注目
以下グラフは年商500億円未満の国内中堅・中小企業全体における導入済の運用管理・資産管理製品/サービスの導入社数シェアを示したものである。Microsoft System Center、Systemwalker、JP1の三製品がほぼ同率でシェア上位三位に位置する結果となった。年商別に見ると、年商100億円未満ではMicrosoft System Centerの比率が高く、年商100億円以上ではSystemwalkerとJP1の比率が高くなっている。また、五位にはHinemosが入っている。ユーザ企業のITコスト削減志向の高まりを受け、OSS+必要な有償アドオンまたはソリューションという形で初期導入および運用のコストを抑制しようとする動きがうかがえる。
また、調査実施時期の関係で今回の結果には含まれていないが、日立製作所が中堅・中小向けの新ラインアップ「Hitachi IT Operations」を展開するなど、今後のシェアにも少なからず影響を及ぼす要素も幾つか生じている。
※ 参考資料は、関連資料参照