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大日本印刷、全国約1200店舗の書店でプロモーションサービスを開始
全国の書店 約1200店舗を販促の場とするプロモーションサービスを開始
書店を生活者と企業の新たなコンタクトポイントとする「書店メディア」事業を強化
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、全国35の書店チェーンの1,218店舗(*1)に来店する100万人(1日平均)の生活者に向けた企業のプロモーションサービスを開始します。
【サービスの背景】
DNPが実施した生活者調査(*2)によると、書店を多く利用する生活者は、あまり利用しない生活者と比べて、買い物を楽しみ、書籍のほかに音楽や家電製品、お菓子など多様なカテゴリに対しても高い関心を持ち、熱心に情報収集する傾向にあることがわかりました。
DNPは、書店を活用することで、このような多様な価値観と積極性を併せ持つ生活者に対して、商品やサービスに関する効果的なプロモーションの展開が可能と考え、丸善書店・ジュンク堂書店・文教堂書店などグループ会社の書店を販売促進の場“書店メディア”として活用してきました。具体的には、書店の陳列棚を利用して企業の商品と関連書籍を組み合わせて配置したり、広告を掲載したブックカバーやしおりを配布するなど、書店をメディアとして活用したプロモーションを実施しています。これら書店という場を活かし、書籍と企業の商品を関連付けたプロモーションの実績は高い相乗効果が得られていることから、今回、グループ以外の全国の主要書店に連携先を拡げ、書店を活用したプロモーションサービスの規模を拡大しました。
【書店メディアのプロモーション事例】
プロモーションの方式としては、レジで書店員が顧客に直接対応する「レジオペレーション型」と、店内のスペースを活用する「店内スペース占有型」があり、店舗の環境や来店顧客の属性などに応じて、下記のようなプロモーション施策を組み合わせて提供します。
■レジオペレーション型
ブックカバーやしおりの配布 :広告掲載のほか、割引券・抽選券としての利用や、2次元コードを印刷して企業や商品のウェブサイトへの誘導も可能です。これらは、携帯性や保存性に優れるだけでなく、生活者が繰り返し目にするため広告内容を深く印象付けられます。また、ブックカバーは、読者の周囲の人への広告露出効果も期待できます。
チラシや試供品サンプルの封入 :レジ袋に、チラシ・パンフレット・試供品などを封入します。「女性のみ」「高齢者のみ」などセグメントを絞った封入もできます。購入した書籍を取り出すため開封率は100%であり、生活者への効果的なアプローチが可能です。
■店内スペース占有型
棚プロモーション:
店内の書架や特設棚に、企業の商品と関連書籍を組み合わせて陳列します。来店した生活者への訴求効果が高く、クチコミによる認知拡大なども期待できます。
ポスター掲示:
ショーウインドウ・壁面・レジ前・関連書籍付近など、書店内外に企業や商品のポスターを掲示することで、多くの生活者へ情報発信することができます。
雑誌棚広告:
雑誌の書棚スペースにPOPなどで広告を掲示します。女性誌・男性誌のほか、旅行やグルメ、ファッション、スポーツなど、雑誌はターゲットごとに明確に分かれているため、各ジャンルの書棚に、関連する商品の広告を掲示する効果は非常に高くなります。
パンフレットラック:
店舗の出入口やレジ周辺などにパンフレットラックを設置し、チラシやカタログなどを置きます。
ミニイベント:
書店舗内外に設置した専用スペースで、商品のサンプリングやデモンストレーションなどのイベントを行います。ライブイベントは特に注目度が高く、認知度向上が図れます。
デジタルサイネージ:
大型ディスプレーを1台、または複数組み合わせた多様なデジタルサイネージを使って、商品CMやイベント情報などを配信します。
【連携する書店】
以下の全国35書店、1,218店舗が連携しています。
※ 関連資料参照
【価格と売上目標】<価格(税抜き)>
・しおりを全国の書店で100万枚配布した場合、約1,000万円
・棚プロモーションを全国100カ所で2週間実施した場合、約500万円
<売上目標>
DNPは、出版社をはじめとして、メーカーや流通など、さまざまな業界の企業に「書店メディア」を活用したプロモーションを提案し、2015年度までに、2,500件、30億円の売上を目指します。
(*1)2011年10月1日現在の店舗数です。
(*2)DNP「メディアバリュー研究2008」より。