日本ＨＰ、ビジネス向けＡ４カラーレーザープリンター「Ｍ５５１ｄｎ」など３シリーズ６機種を発売

導入後も進化し続けるビジネス向けレーザープリンターを発表

管理コストの大幅な削減に加え、将来にわたる新たな機能強化を実現する
「ＨＰ　ＦｕｔｕｒｅＳｍａｒｔファームウェア」を全機種に搭載


　日本ヒューレット・パッカード株式会社（略称：日本ＨＰ、本社：東京都江東区、代表取締役　社長執行役員：小出　伸一）は、ビジネス向けＡ４カラーレーザープリンター「ＨＰ　ＬａｓｅｒＪｅｔ　Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　５００　Ｃｏｌｏｒ　Ｍ５５１ｄｎ（以下Ｍ５５１ｄｎ）」、Ａ４モノクロレーザープリンター「ＨＰ　ＬａｓｅｒＪｅｔ　Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　６００　Ｍ６０１ｄｎ／Ｍ６０２ｄｎ／Ｍ６０３ｄｎ（以下Ｍ６０１ｄｎ／Ｍ６０２ｄｎ／Ｍ６０３ｄｎ）」、Ａ４モノクロレーザー複合機「ＨＰ　ＬａｓｅｒＪｅｔ　Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　Ｍ４５５５ｈ　ＭＦＰ／Ｍ４５５５ｆ　ＭＦＰ（以下Ｍ４５５５ｈ　ＭＦＰ／Ｍ４５５５ｆ　ＭＦＰ）」の３シリーズ６機種を発表します。

　新製品は、日本ＨＰ販売代理店にて、本日より順次販売を開始します。


　製　品　名　　　　　　　　　　　　　　　　　　　希望小売価格　　　　　　　　　　　販売開始日
＜Ａ４カラーレーザープリンター＞
　ＨＰ　ＬａｓｅｒＪｅｔ　Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　５００　Ｃｏｌｏｒ　Ｍ５５１ｄｎ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１８４，８００円（税抜１７６，０００円）　　　１１月１日
＜Ａ４モノクロレーザープリンター＞
　ＨＰ　ＬａｓｅｒＪｅｔ　Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　６００　Ｍ６０１ｄｎ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１５０，１５０円（税抜１４３，０００円）　　　１１月１日
　ＨＰ　ＬａｓｅｒＪｅｔ　Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　６００　Ｍ６０２ｄｎ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２１７，３５０円（税抜２０７，０００円）　　　１１月１日
　ＨＰ　ＬａｓｅｒＪｅｔ　Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　６００　Ｍ６０３ｄｎ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２７６，１５０円（税抜２６３，０００円）　　　１１月１日
＜Ａ４モノクロレーザー複合機＞
　ＨＰ　ＬａｓｅｒＪｅｔ　Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　Ｍ４５５５ｈ　ＭＦＰ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　３６５，４００円（税抜３４８，０００円）　　　１１月４日
　ＨＰ　ＬａｓｅｒＪｅｔ　Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　Ｍ４５５５ｆ　ＭＦＰ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　５０１，９００円（税抜４７８，０００円）　　　１１月４日


　オフィスのプリント環境は今、在宅勤務者、モバイルワーカーの増加や座席のフリーアドレス化など、多様化したワークスタイルへの対応を求められています。また、セキュリティの確保や、管理コスト・ランニングコストの削減と環境への配慮は、ますます重要度を高めています。
　今回発表するＨＰのレーザープリンターは、プリンター管理工数の削減と機能追加を容易にする新プラットフォーム「ＨＰ　ＦｕｔｕｒｅＳｍａｒｔファームウェア」と、共通の開発環境「ＯＸＰ（Ｏｐｅｎ　Ｅｘｔｅｎｓｉｂｉｌｉｔｙ　Ｐｌａｔｆｏｒｍ）」を全機種に採用しています。プラットフォームの共通化は、オフィス内プリンターのファームウェア一括更新を可能とし、購入済み製品の将来にわたる機能強化を実現します。
　また、自動両面印刷機能とオートオン／オートオフ機能の搭載（＊１）により、環境性能の向上とランニングコストの削減が可能です。その他、プリンターの活用用途を拡大するモバイルプリント機能を標準搭載、データ漏洩を防止する印刷ジョブの暗号化に対応するなど、求められるオフィスのプリント環境に柔軟に対応します。


＊１：複合機のＭ４５５５ｈ　ＭＦＰ／Ｍ４５５５ｆ　ＭＦＰは、オートオン／オフ機能には対応しません。


　新製品の主な特長は以下の通りです。

・優れた拡張性と将来性を約束する
　新プラットフォーム「ＨＰ　ＦｕｔｕｒｅＳｍａｒｔファームウェア」と「ＯＸＰ」「ＨＰ　ＦｕｔｕｒｅＳｍａｒｔファームウェア」は、企業向けレーザープリンター共通のユニバーサルファームウェアです。従来はプリンター毎に異なるファームウェアを必要としていたのに対し、「ＨＰ　ＦｕｔｕｒｅＳｍａｒｔファームウェア」は、１つのファームウェアイメージで複数の対応プリンターの更新が可能となり、プリント環境の管理にかかるコストと時間を大幅に削減します。また、今後の新製品に搭載される新たな機能、たとえばワークフローやセキュリティの拡張機能などが、既存の「ＨＰ　ＦｕｔｕｒｅＳｍａｒｔファームウェア」搭載機にも追加可能になるなど、購入した製品の拡張性と将来性を高めます。

　「ＯＸＰ（Ｏｐｅｎ　Ｅｘｔｅｎｓｉｂｉｌｉｔｙ　Ｐｌａｔｆｏｒｍ）」は、「ＨＰ　ＦｕｔｕｒｅＳｍａｒｔファームウェア」と同時に開発された、ソリューション開発プラットフォームです。これまではプリンター毎にソリューションパッケージが必要でしたが、「ＯＸＰ」ベースで開発したソリューションは複数機種のプリンターサポートが可能なため、ソリューションの開発コスト並びに管理コストを削減します。また、今後、２００５年以降に発売開始した「ＨＰ　ＦｕｔｕｒｅＳｍａｒｔファームウェア」非搭載レーザー複合機（＊２）に対しても「ＯＸＰ」を実装する予定です。これにより、現在お使いのプリンターで新しいソリューションが利用できるようになるため、資産の有効活用が可能となります。

＊２：対象製品はＷｅｂでご確認いただけます。


・スマートフォンからの印刷を可能とする多彩なモバイルプリント機能
　Ｅメールを送信可能なすべてのデバイスからの印刷を可能とする「ＨＰ　ｅＰｒｉｎｔ」、インターネットやローカル無線ＬＡＮに接続したｉＯＳ／Ａｎｄｒｏｉｄ端末からの印刷が可能な「ＨＰ　ｅＰｒｉｎｔ　Ｈｏｍｅ　＆　Ｂｉｚ（＊３）」、ｉＯＳ＋ローカル無線ＬＡＮの環境に対応するＡｐｐｌｅ　ＡｉｒＰｒｉｎｔ（＊３）、インターネット接続のｉＯＳ／Ａｎｄｒｏｉｄ端末からＧｍａｉｌ（ＴＭ）とＧｏｏｇｌｅ　Ｄｏｃｓ（ＴＭ）の印刷が行えるＧｏｏｇｌｅ　Ｃｏｕｌｄ　Ｐｒｉｎｔ（ＴＭ）など、豊富なモバイルプリント機能に対応します。また、前面ＵＳＢポートの搭載により、ＵＳＢメモリーからのダイレクト印刷、ＵＳＢメモリーへのスキャンデータの保存（「Ｍ４５５５ｈ　ＭＦＰ／Ｍ４５５５ｆ　ＭＦＰ」）など、ＰＣレスの印刷機能も充実しています。

＊３：ローカル無線ＬＡＮ経由の印刷には、オプションのプリントサーバー「ＨＰ　Ｊｅｔｄｉｒｅｃｔ　２７００ｗ（２０１２年春販売開始予定）」が必要となります。

・堅牢なセキュリティ機能と充実の管理ツール
　「ＨＰ　ＵＰＤ（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ　Ｐｒｉｎｔ　Ｄｒｉｖｅｒ）　５．３」と「ＨＰ　ＦｕｔｕｒｅＳｍａｒｔファームウェア」の組み合わせにより、ドライバーの設定画面で印刷ジョブの暗号化が行えます。また、従来より好評な管理ツールで、複数台プリンターの一括管理が行える「ＨＰ　Ｗｅｂ　Ｊｅｔａｄｍｉｎ」、Ｗｅｂベースでデバイスの管理が行える「ＨＰ　ＥＷＳ（Ｅｍｂｅｄｄｅｄ　Ｗｅｂ　Ｓｅｒｖｅｒ）」、ユーザー別／アプリケーション別のカラー印刷制限が行える
　「ＨＰ　ＣＡＣ（Ｃｏｌｏｒ　Ａｃｃｅｓｓ　Ｃｏｎｔｒｏｌ）」（＊４）など、管理コストとランニングコストの効果的な削減を実現します。

＊４：カラーレーザープリンターＭ５５１ｄｎに対応。

・オートオン／オートオフ機能と自動両面印刷機能で環境保全とコスト削減に貢献
　レーザープリンター「Ｍ５５１ｄｎ／Ｍ６０１ｄｎ／Ｍ６０２ｄｎ／Ｍ６０３ｄｎ」は、オートオン／オートオフ機能の搭載により、スリープモード時と比較して最大６６％（＊５）の大幅な消費電力削減を可能としています。また、自動両面印刷機能は全機種に搭載しました。これにより、電力と紙資源を効率的に節約することにより、ＣＯ２削減による環境保全と、電力／用紙コストの削減を実現します。

＊５：「Ｍ５５１ｄｎ」でのテスト結果。スリープモード・スリープタイマー　４５分（ＴＥＣ値　３９９７ｋＷｈ）と、オートオン／オートオフ有効・スリープタイマー　１分（ＴＥＣ値　１３３３ｋＷｈ）との比較。日本ＨＰ調べ。なお、ＴＥＣ値とは、「国際エネルギースタープログラム」に適合するための基準となる値。


　各製品の主な特長は以下の通りです。

・ＨＰ　ＬａｓｅｒＪｅｔ　Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　５００　Ｃｏｌｏｒ　Ｍ５５１ｄｎ
　「Ｍ５５１ｄｎ」は、小規模グループ向けのＡ４カラーレーザープリンターです。従来モデル「ＣＰ３５２５ｄｎ」と比較して解像度が最大１，２００ｘ６００ｄｐｉから１，２００ｘ１，２００ｄｐｉに向上し、カードリーダーなどが収納できる「ハードウェアインテグレーションポケット」や全面ＵＳＢポートを新たに搭載しました。

・ＨＰ　ＬａｓｅｒＪｅｔ　Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　６００　Ｍ６０１ｄｎ／Ｍ６０２ｄｎ／Ｍ６０３ｄｎ
　「Ｍ６００シリーズ（Ｍ６０１ｄｎ／Ｍ６０２ｄｎ／Ｍ６０３ｄｎ）」は、大量印刷が必要なお客様に最適なＡ４モノクロレーザープリンターです。「Ｍ６０１ｄｎ」　４３枚／分、「Ｍ６０２ｄｎ」　５０枚／分、「Ｍ６０３ｄｎ」　６０枚／分の高速プリントが可能で、豊富な給紙／排紙オプションを用意することにより、高い生産性を実現します。また、従来モデルと比較して２ｄｂの静音化を実現しました。

・ＨＰ　ＬａｓｅｒＪｅｔ　Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　Ｍ４５５５ｈ　ＭＦＰ／Ｍ４５５５ｆ　ＭＦＰ
　「Ｍ４５５５　ＭＦＰシリーズ（Ｍ４５５５ｈ　ＭＦＰ／Ｍ４５５５ｆ　ＭＦＰ）」は、あらゆるユーザー環境に対応する可動式カラータッチスクリーンを搭載したＡ４モノクロレーザー複合機です。スキャン画像のプレビュー・編集が可能で、複雑なワークフローを自動化できるクイックセットの作成が行えます。また、出力ファイル形式として、高圧縮率なコンパクトＰＤＦ、セキュアな暗号化ＰＤＦなどに対応しました。
　「Ｍ４５５５ｈ　ＭＦＰ」はコンパクトなデスクトップ型、「Ｍ４５５５ｆ　ＭＦＰ」は大容量給紙トレイとＦＡＸ機能を標準搭載するフロアトップ型の製品です。


■新製品の詳細は以下のＵＲＬを参照してください。
　ＨＰ　ＬａｓｅｒＪｅｔ　Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　５００　Ｃｏｌｏｒ　Ｍ５５１ｄｎ：
　　　　http://www.hp.com/jp/laserjet-M551dn
　ＨＰ　ＬａｓｅｒＪｅｔ　Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　６００　シリーズ：
　　　　http://www.hp.com/jp/laserjet-M600
　ＨＰ　ＬａｓｅｒＪｅｔ　Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　Ｍ４５５５　ＭＦＰシリーズ：
　　　　http://www.hp.com/jp/laserjet-M4555MFP


■「ＨＰ　ＬａｓｅｒＪｅｔ　Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅシリーズ」に関する製品情報は以下のＵＲＬを参照してください。
　　http://www.hp.com/jp/laserjet


　※製品写真は添付の関連資料を参照


　文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。


■お客様からのお問い合わせ先
　カスタマー・インフォメーションセンター　ＴＥＬ：　０３−６４１６−６６６０
　ホームページ：http://www.hp.com/jp/