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双日、米社と共同開発の米国メキシコ湾フェニックス油田で原油生産を開始

2010-11-10

米国メキシコ湾フェニックス油田からの生産開始について

〜ハリケーンリスク対応の浮遊式生産設備を活用し、安全で安定した生産を実行〜


 双日株式会社は、双日ジーオーエム・ディープウォーター社(本社:米国デラウェア州、Sojitz GOM Deepwater, Inc. 双日100%出資)を通じ、エナジー・リソーシズ・テクノロジー・ジーオーエム社(本社:米国テキサス州、Energy Resources Technology GOM, Inc., Helix Energy Solutions Group社100%出資)と共同開発を行っている米国メキシコ湾フェニックス油田から、原油生産を開始致しました。

 今後、既存坑井からの生産を順次再開して行き、11月中に日量約19000バレル(原油換算、双日持分5700バレル)に達する見込みです。更に、来年以降、未開発坑井の掘削により増産を進める予定で、ピーク時生産は日量約29000バレル(原油換算、双日持分8700バレル)を見込んでいます。今回の生産開始により、当社の2011年3月末の原油換算持分生産量は日量28000バレルに大幅増産される予定です。


【浮遊式石油生産設備】

 フェニックス油田は、米国・シェブロン社などによって2001年に石油・ガスの生産が開始されましたが、2005年に襲来したハリケーン・リタにより生産を一時中断していました。その後、2006年にエナジー・リソーシズ・テクノロジー・ジーオーエム社が全権益を買収し、浮遊式石油生産設備(Floating Production Unit)を使用した開発計画を策定。双日は、双日ジーオーエム・ディープウォーター社を通じ、2007年に同社から30%の権益を取得しました。

 本案件に投入される浮遊式石油生産設備は、海底坑口装置を繋ぐフローライン(油・ガスの流路)から容易に着脱できるシステムを搭載しており、ハリケーン等の非常事態においては接続部分を切り離して退去することで損害を最小限に食い止められる利点を有しております。このことより、メキシコ湾の原油流出事故に際し本設備が原油処理用に投入されていた際も、ハリケーン到来時に迅速に退去することができ、安全性の高い設備であることが実証されました。

 双日は、今後も、石油・ガス上流分野における保有資産価値の最大化を目指し、安定した石油・ガス生産体制を構築していきます。


以上


※ 参考資料は、関連資料参照

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