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富士通、大容量ディスクアレイ「ETERNUS DX8100 S2」など販売開始

2011-11-05

ディスクアレイ上位機種「ETERNUS DX8000 series」のラインナップを一新
世界最大クラスの記憶容量、従来比最大3倍のスループット性能を実現



 当社は、ストレージシステム「ETERNUS(エターナス)」において、エンタープライズクラスのディスクアレイ「ETERNUS DX8000 series」のラインナップを一新し、本日より世界各国で販売開始します。

 新モデルとなる「ETERNUS DX8100 S2」および「ETERNUS DX8700 S2」は、大規模なストレージ統合やビッグデータ活用を可能にする大容量ディスクアレイです。メインフレームとオープンシステムの両方に対応しており、世界最大クラスの記憶容量である4.6ペタバイトの拡張性を備えています。また、従来比最大3倍の大幅なスループット(注1)性能の向上を実現し、サーバとの接続インターフェース数を最大128本備えるとともに、サーバとのデータ転送速度として新たに高速な10ギガビット(Gbit)/s FCoE(注2)、10Gbit/s iSCSI(注3)をサポートしています。

 さらに、2.5インチディスクドライブや高効率な電源供給モジュールの採用などにより、従来比53%減(注4)の大幅な省電力化を実現しました。

 本製品は、当社のストレージ・ソリューションのコンセプト「The Flexible Data Safe」に基づき開発されており、今後もお客様の柔軟なデータ管理と、データ保存におけるいっそうの安全性確保を実現していきます。

 [関連リンク]ストレージシステム「ETERNUS」紹介サイト
  http://storage-system.fujitsu.com/jp/


<「ETERNUS DX series」について>
 企業活動が活発化するにつれますます増大するビジネスデータの管理は、重要な経営課題の一つとなっています。また、昨今注目されるビッグデータ活用など、大量のデータ処理に対応するシステムを構築するために、大容量のストレージシステムは不可欠な要素となっています。

 当社はこれまで、お客様の重要なデータを記憶する高信頼・高性能のストレージシステム「ETERNUS」と、各種管理ソフトウェアとの連携による最適なストレージ・ソリューションを提供してきました。

 中でも「ETERNUS DX series」は、業界最高水準の性能と拡張性、高い信頼性、投資コストを削減する豊富な機能を備えたシリーズであり全世界で提供しています。

 同シリーズにおいて、2011年5月のミッドレンジとエントリークラスに続き、今般、その上位となるエンタープライズクラスを一新したことで、全モデルラインナップにわたり性能強化を実現しました。

 *製品画像は添付の関連資料を参照


<「ETERNUS DX8000 S2 series」の特長>
 1.最新テクノロジーの採用による世界最大クラスの記憶容量と大幅なスループット性能向上を実現
  世界最大クラスの記憶容量である4.6ペタバイトの拡張性を備え、高性能CPUの採用などにより従来比最大3倍の大幅なスループット性能の向上を実現しています。また、サーバとの接続インターフェース数を最大128本備えるとともに、新たに高速な10Gbit/s FCoE、10Gbit/s iSCSIをサポートします。さらに、複数サーバが接続される環境下において、サーバ毎に必要な性能を確保するQoS機能(注5)を新たにサポートすることで、大規模なストレージ統合やビッグデータにも対応します。

 2.大幅な省電力化の実現と自動階層制御による運用性の向上
  高効率な2.5インチSASドライブ、電源供給モジュールの採用による従来比53%減の省電力化を実現しました。また、従来より定評のあるMAID(注6)技術を応用したエコモードで、未使用ディスクの回転を停止することで、さらなる省電力運用を可能とし、ストレージ管理ソフトウェア「ETERNUS SF」をあわせて利用することで、エコモードの管理や消費電力・温度の監視を実現します。

  さらに、「ETERNUS SF V15」と連携し、ストレージシステム内においてデータの利用頻度や特性に応じた最適なデータ配置を実現するストレージ自動階層制御機能を提供することで、管理コストの最適化を可能とします。

 3.遠隔地に設置したディスクアレイへのデータ転送を可能にし、災害対策に有効
  「ETERNUS DX S2 series」は、設置場所が離れたモデル間でリモートでのデータ転送が可能なため、災害対策のためのデータのバックアップなどに有効です。エントリー、ミッドレンジ、エンタープライズ、それぞれのクラスにかかわらず転送できるため、バックアップ用には下位機種を利用するなど、投資を最適化できます。また、高効率なデータ転送を実現するFCインターフェースに加え、ゲートウェイ装置を必要としないiSCSIインターフェースや、低帯域回線のデータ転送を最適化する機能をサポートすることで、コストを抑えた災害対策システムを構築することができます。


<ストレージ・ソリューションのコンセプト「The Flexible Data Safe」について>
 「The Flexible Data Safe」とは、当社がグローバルに提供するストレージ・ソリューションのコンセプトです。お客様のさまざまなニーズに応える柔軟な製品やソリューションの提供と、半世紀に渡り培った高信頼技術を継承したデータの保全性およびセキュリティのさらなる強化を目指します。


<新モデルの販売価格、および出荷時期>
 新モデルの販売価格、および出荷時期一覧:
  製品名:ETERNUS DX8100 S2
  販売価格(税別):2,119万2,000円から
  出荷時期:2012年1月31日

  製品名:ETERNUS DX8700 S2
  販売価格(税別):3,287万円から
  出荷時期:2012年1月31日


<商標について>
 記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


以上


<注釈>
 注1 スループット
  1秒間に転送可能なデータ量。
 注2 FCoE:
  Fibre Channel over Ethernetの略。SANなどで利用されるファイバーチャネルのプロトコルをイーサネット上でやり取りできるようにする、ANSIで標準化が進められている新しいプロトコル。
 注3 iSCSI:
  SCSIコマンド/データを、TCP/IPパケットの伝送フレームの中に包み込み、IPネットワーク経由で送受信するためのプロトコル。
 注4 従来比53%減:
  ETERNUS DX8700 S2の2.5インチHDD(10krpm)96搭載時とETERNUS DX8400の3.5インチHDD(15krpm)96搭載時における当社従来比。
 注5 QoS機能:
  優先的に処理を行いたいサーバのアプリケーションの負荷上限を設定することにより、安定したパフォーマンスを保つ機能。
 注6 MAID:
  Massive Array of Idle Disksの略。使用頻度の低いディスクドライブのスピンドル回転を停止させることで、消費電力を削減するとともに、ディスクドライブの寿命を延長させる技術。


<関連リンク>
 ・ストレージシステム「ETERNUS」紹介サイト
  http://storage-system.fujitsu.com/jp/


<本件に関するお問い合わせ>
 富士通コンタクトライン
 0120−933−200
 受付時間:9時〜17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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