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三菱重工、中国・上海に家庭用エアコンの販売・アフターサービス会社を設立

2011-10-29

中国・上海に家庭用エアコンの販売・アフターサービス会社を設立
現地家電量販最大手の蘇寧電器と合弁で



 三菱重工業は、中国家電量販最大手の蘇寧電器股■有限公司(南京市)と合弁で、上海市に家庭用エアコンの販売・アフターサービス会社「菱重家用空調系統(上海)有限公司(MHI Residential Air−Conditioners (Shanghai) Co., Ltd.:MHIRS)」を設立した。家庭用エアコンの成長市場をより積極的に開拓していくことが狙いで、両社は26日、南京市において調印式を行った。新会社の営業開始は2012年1月1日の予定。

 ※■印の文字は人偏に「分」の文字です

 MHIRSの資本金は3,200万元(約3.9億円)で、出資比率は当社85%、蘇寧電器15%。董事長には当社の有原正彦冷熱事業本部長、副董事長には蘇寧電器の王哲副総裁がそれぞれ就任(兼任)する。総経理には、当社の中国における冷熱事業統括会社「三菱重工空調系統(上海)有限公司(MHIAS)」の羅小民総経理が兼任する。

 当社は、MHIRSを既存の業務用エアコン、陸上用冷凍ユニット、大型冷凍機などを扱うMHIASと並立させることにより、MHIASが持つ人的資源・地域拠点のリソースとの融合をはかると同時に、中国市場における戦略履行機能の一元化を狙う。当社は1994年に設立した合弁会社の「三菱重工金羚空調器有限公司」(広東省江門市)を通じ、中国国内向けに家庭用エアコンを製造・販売してきたが、販売・アフターサービス機能の一部をMHIRSへ委託する。

 当社と蘇寧電器はきめ細かい消費者ニーズを取り込むため、商品開発における共同プロジェクト推進室をMHIRS内に設置、総合空調機の技術力を有するメーカーと家電量販店との販売提携による流通改革を目指す。量販店向け取引は今後、蘇寧電器との戦略的提携関係を強化し、短期間でシェア拡大を狙うとともに、量販店を介さない小売販売店取引網の拡大・育成も並行して進めていくことで中国市場における地位を確立していく。

 中国での家庭用エアコンの需要は年間3,000万台を超える規模で推移しているが、中国国産メーカーのシェアが高く日系メーカーは苦戦を強いられている。一方、近年は省エネ規制の強化などによりインバータエアコンの需要が急成長しており、日系メーカーは日本市場で培った製品技術での巻き返しを狙っている。
 当社は2010年にMHIASを設立し、ブランド戦略の確立と販売機能の集約を行ってきた。今回、家庭用エアコンにおける販売強化の具体策として、家電量販首位の蘇寧電器と販売提携したことによりに、他社にはない総合空調機メーカーとしての強みを活かしながら、成長市場をより積極的に開拓していく。 


※製品画像は、添付の関連資料を参照


以 上

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