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日本フードサービス協会、9月の外食産業市場動向調査を発表

2011-10-28

■2011年09月市場動向調査(平成23年10月25日発表)

9月度の概況


<外食市場9月の動向>
 ●相次ぐ台風の影響もあり、売上前年比99.2%


<全体概況>
 外食産業の9月度売上状況は99.2%と前年割れとなった。前月の96.7%に比べると前年実績に近づいたが、大型台風12号(上旬の週末)、同15号(下旬の連休の谷間)が日本列島を縦断し、各地に被害をもたらした影響もあり、外食の売り上げが落ちた。
 その中でファーストフードは身近な外食として比較的好調で、3月の震災後、売上は初めて前年を上回った。一方、セシウム汚染牛の風評被害については未だ収束をしておらず、消費者の買い控えが続いており、焼き肉の売上は今月も前年比88.0%と、7月の86.0%、8月の87.9%と3カ月連続で低迷している。


<業態別概況>
■ファーストフード業態
 ・客数前年比は99.0%だったが、客単価が103.0%となり売上101.9%と前年を上回った。業種別では、店舗数前年比が伸びたこともあり麺類は売上前年比111.5%と好調だった。一方、これまで比較的好調だった牛丼などの和風は、売上前年比91.3%と伸び悩んだ。持ち帰り米飯/回転寿司も、大手企業で昨年販促セールを展開した反動などもあり、96.1%と前年割れとなった。

ファミリーレストラン業態
 ・客数94.9%、客単価100.5%のため、売上95.4%と前年を下回った。前述したように焼き肉が88.0%と深刻だが、洋風及び和風もそれぞれ93.8%、97.9%と今月も前年割れとなり、前月よりさらに悪化した。

■パブ・居酒屋業態
 ・業態全体では売上98.9%と前年割れとなった。パブ・ビアホールは、スポーツイベント需要の取り込みができた企業等が引き続き好調を維持したことから今月も客数が好調で前年比103.3%だった。しかし、客単価が95.6%と前年割れだったため、売上前年比は98.7%と今月も前年割れとなった。また、居酒屋は引き続き厳しい状態が続いており、客数が98.4%と前年割れだったが、客単価が100.5%であったため、売上前年比は98.9%となった。会員社からは月末にかけては宴会需要も増え、震災前の状況に戻りつつあるとのコメントもみられた。

■ディナーレストラン業態
 ・客数前年比99.1%、客単価前年比101.4%、売上前年比100.5%とほぼ前年並みだった。一部の会員社ではターミナル店舗で比較的好調だったというコメントがみられた。

■喫茶業態
 ・売上高は97.8%、客数97.5%、客単価100.4%と、前年に比べ気温が下がるのが早かったためか冷たい飲物の売れ行きが芳しくなく、売上、客数ともに伸び悩んだ。


※以下の資料は添付の関連資料を参照
 ・9月度全店データ
 ・「外食産業市場動向調査」調査概要

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