兼松エレクトロニクス、ＢＡソリューションとして「Ｃｏｇｎｏｓ　ＴＭ１」をベースとしたコンサルティング・サービスを提供

兼松エレクトロニクス（ＫＥＬ）、ＢＡ（ビジネス・アナリティクス）分野に進出
−お客様企業の更なる戦略的ＩＴ活用を可能する、総合的なＢＡソリューションを提供−



　兼松エレクトロニクス株式会社（社長：榎本　秀貴、本社：東京都中央区　以下ＫＥＬ）はこのたび、ＢＡ（ビジネス・アナリティクス）ソリューションとして、日本アイ・ビー・エム株式会社が提供するＩＢＭ「Ｃｏｇｎｏｓ　ＴＭ１」をベースとしたコンサルティング・サービスを、本年１０月より提供開始することを決定いたしました。


１．【提供開始の背景】
　厳しい経済環境が続く中、未来予測に基づく意思決定支援やビジネスの最適化を可能にする、ＢＡ（Ｂｕｓｉｎｅｓｓ　Ａｎａｌｙｔｉｃｓ）の重要性が増しております。
　このような環境下、ＫＥＬは従来より、戦略的ＩＴへの取り組みとして、企業活動の「見える化」による業務・経営の効率化を支援してまいりましたが、ＢＡによる「戦略的ＩＴ活用」を、ＩＴの新たな幕開けである「情報革命」と認識し、これまでのＩＴインフラソリューションの提供に加え、高付加価値なビジネス・アナリティクス領域にまで事業範囲を拡大し、お客様のビジネスの成功を広範囲に渡って支援することといたしました。
　また、ＢＡソリューションの提供にあたって、社内のＢＡに関わる知の集合体として、プロジェクトチーム・Ｐｒｏｊｅｃｔ　Ａｖａｌｏｎ（ＢＡ−ＣＣ：Ｂｕｓｉｎｅｓｓ　Ａｎａｌｙｔｉｃｓ　Ｃｏｍｐｅｔｅｎｃｙ　Ｃｅｎｔｅｒ）を立ち上げることとなりました。

　ＫＥＬがＢＡの提供を開始した背景は、以下の３点に要約されます。

［１］近年、厳しくかつドラスティックに変化する経済環境に各企業が適応して行くためには、企業活動において、より迅速な経営判断、業務の最適化、更には的確な将来予測を行うことが必要十分条件となりつつあること。

［２］テクノロジー面でも、ＩＴ機器の進化による、大量データの蓄積、処理速度の向上、データの精製技術、分析・予測アルゴリズムの改善によるアウトプット情報の精度向上と、ＲＦＩＤなどの各種センサー、モバイル機器の普及に伴い、分析対象データの増加により、ＢＡの活用機会・範囲が急速に広がり続けていること。

［３］ＩＢＭ「Ｃｏｇｎｏｓ　Ｅｘｐｒｅｓｓ」に代表される、データウェアハウスの構築を必要としない、低コストの製品がラインナップされ、大企業だけでなく中堅中小企業でのＢＡ導入が見込まれること。


２．【サービスの概要】
　統合業績管理・予算編成システムをはじめとする企業の各種ＢＡテーマにおいて、プロジェクト全般に総合サービスを提供します。
　・ストラテジー・コンサルティング（ＢＡ導入戦略）
　・アプリケーション（設計・構築）
　・デザイン（要件定義〜設計）
　・インプリメンテーション（構築〜テスト）
　・オペレーション・サポート（教育・運用保守）


３．【ソリューションの概要】
　・グローバル経営ソリューション
　・グローバル原価ソリューション
　・ＥＤＩ、ＢＡの連携ソリューション
　・ＢＡクラウドサービスソリューション


４．【日本アイ・ビー・エム株式会社からのエンドースメント】
　今回の発表について、日本アイ・ビー・エム株式会社よりエンドースメントをいただいております。

　「日本アイ・ビー・エムは、兼松エレクトロニクス（ＫＥＬ）様のビジネス・アナリティクス分野進出を歓迎します。
　これにより、大企業のみならず、中堅企業への業績向上・事業最適化のご支援が可能になることを期待します。弊社は、ＫＥＬ様のビジネス・アナリティクス事業をご支援し、Ｃｏｇｎｏｓを中心としたビジネス・アナリティクスソフトウェアを提供してまいります。」

日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業ビジネス・アナリティクス事業部
事業部長　国本明善


５．【販売目標】
　２０１１年１０月〜２０１３年３月に向けて、２０〜３０の見込案件を発掘し、２０１５年には売上１０億円達成を目指します。


６．【今後の展開】
　ＫＥＬでは、従来からのＢＩ（Ｂｕｓｉｎｅｓｓ　Ｉｎｔｅｌｌｉｇｅｎｃｅ）による、お客様ビジネスの「見える化」への取り組みで培ったスキルに加え、このたび、ＩＢＭ「Ｃｏｇｎｏｓ　ＴＭ１」を自社内にも導入し、そこで得られた技術的なノウハウやリソースを活用することで、お客様にとって最適なＢＡソリューションを提供してまいります。また、ビジネス・パートナーである日本アイ・ビー・エム株式会社の強力な支援を活用し、お客様の様々なビジネス課題を解決してまいります。


※「展示会／ハンズ・オン・セミナーのご案内」などは、添付の関連資料を参照