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三菱商事、リベリア共和国の沖合いにある石油・ガス探鉱鉱区ブロック10に10%参画
リベリアにおける本邦初の石油・ガス探鉱事業への参画
三菱商事は、リベリア共和国の沖合いにある石油・ガス探鉱鉱区ブロック10への10%参画について、アナダルコ社(Anadarko Petroleum、本社:アメリカ・テキサス州ウッドランド)と合意に至りました。本ブロックは、2009年6月にリベリア国営石油会社とアナダルコ社との間で生産分与契約が締結され、以降、アナダルコ社が探鉱作業を実施してきたものでありますが、今般、当社及びレプソル社(Repsol YPF、本社:スペイン マドリード)夫々が10%参画に合意し、今後は以下の権益比率にて探鉱事業を推進することになります。
アナダルコ社:80%(オペレーター)
レプソル社:10%
当社:10%
現在、三次元震探評価作業を通じて有望な鉱脈の抽出を行っておりますが、本評価作業後、各社の社内機関決定を経て2012年以降に本格的な試掘作業に移行します。
近年、同じ西アフリカ地域のガーナにおいて巨大油田が発見され生産が開始されて以降、西アフリカは世界で最も注目を浴びている有望な石油・ガスの埋蔵地域の一つとして急速に石油開発が進められております。また、本事業は、本邦企業としてリベリアでは初の探鉱案件となるのみならず、リベリアに本邦企業が進出する初の商業ベースの案件という点でも大きな意義があります。
当社は、2001年に三菱石油開発株式会社(以下MPDC)を子会社化(現 三菱商事石油開発株式会社)して石油開発事業を本格化させましたが、MPDCは同地域の将来性に早くから着目し、1970年代からガボン、1980年代からアンゴラにも進出しており、長年蓄積された西アフリカでの知見を活かして本事業に取り組む所存です。
当社は、石油・天然ガスの探鉱開発事業を重点戦略分野として推進しており、西アフリカ以外に、東南アジア、米国メキシコ湾、英領北海、豪州、ロシア極東等で事業を推進し、エネルギーの安定供給を図っています。