Article Detail
メディネット、デューク大学メディカルセンターと樹状細胞ワクチン技術開発に係る委託研究契約を締結
米国での樹状細胞ワクチン技術開発に着手
〜海外市場の事業展開を加速〜
株式会社メディネットは、デューク大学メディカルセンター(Duke University Medical Center、米国ノースカロライナ州)と、樹状細胞(DC)ワクチン技術開発に係る委託研究契約を締結いたしました。
デューク大学H. Kim Lyerly教授らのチームは、アメリカ食品医薬品局(FDA:Food and Drug Administration)の承認の下、これまで多くのDCワクチンに関する臨床試験を実施し、豊富な経験と卓越した知見を有しております。
当社は、ゾレドロン酸による感作(国際公開番号:WO2006/006638、WO2007/029689)と、米国MaxCyte社のエレクトロポレーションi技術を組み合わせることで、従来法と比べ、DCのがん抗原取り込み効率および細胞傷害性T細胞(CTL)の誘導を大幅に向上させる「樹状細胞ワクチン」技術を開発し、実用化しています。また、平成22年4月9日及び12日付にて開示のとおり、海外展開を踏まえ、米国MaxCyte社のエレクトロポレーション技術に係るライセンス契約をアジア・パシフィック地域(中国、オーストラリア、シンガポール、タイ、台湾)に拡大し、独占権を取得していますii。
本開発では、当社の独自の「樹状細胞ワクチン」技術とH. Kim Lyerly教授らのチームの知見・ノウハウを活用し、規制当局の承認に必要なDCワクチン開発に係る「前臨床試験データ」を取得するとともに、そこで得られたデータを基に、樹状細胞ワクチン技術のグローバル開発を目指します。
メディネットは、今後、本開発で得られる成果を基に、各国の規制、市場環境などを慎重に検討した上で、アジア・パシフィック地域を中心としたグローバル展開のスピードを加速してまいります。
尚、本件が短期的な業績に与える影響は軽微であります。
以上
※「樹状細胞(DC)ワクチンについて」など参考資料は、添付の関連資料を参照