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シマンテック、モバイル統合管理製品「Symantec Mobile Management 7.1」を発表
シマンテック、モバイル統合管理(MDM)製品
「Symantec Mobile Management 7.1」を提供開始
社員に貸与したモバイルデバイスをIT部門で一元管理、
私物デバイスの業務利用にも対応
株式会社シマンテック(本社:東京都港区、代表取締役社長:河村 浩明、以下シマンテック)は、本日、「Symantec Mobile Management 7.1」(シマンテック モバイル マネジメント 7.1)を発表致しました。
本製品は、企業において利用されるスマートフォン、タブレットなどのモバイルデバイスの統合管理を可能とするソリューションです。企業が貸与したモバイルデバイス、あるいは業務利用を許可された私物モバイルデバイスに対し、パスワード強度等のセキュリティポリシー管理や利用可能なアプリケーション、カメラ機能など、モバイルデバイスが有する機能を制限する為の構成ポリシー管理を行う事が出来ます。また、リモートロック機能/リモートワイプ機能により、モバイルデバイスの紛失や盗難の際に、遠隔から内部の情報へのアクセス禁止や削除が可能となるため、情報漏えい対策にも有効です。マルチプラットフォーム対応として、主要なモバイルデバイスをサポートする内、特に、アップルのiOS4以上のバージョンに対して専用のエージェントを提供することで、より詳細なiPhone/iPadのデバイス情報を収集し、管理することができます。
企業におけるスマートフォンを始めとしたモバイルデバイスの利用は増加傾向にあります。IDC Japan株式会社によると、今後、企業は、事業継続性や災害対策の観点から、スマートフォンやモバイルPCなどの導入を加速させる、とみられています。たとえば、スマートフォンだけでみても、2010年のスマートフォン法人加入者は、2010年の65万人から2011年には約2倍の134万人、2015年には554万人に達すると予測(※)されています。
このような流れの中、モバイルデバイスは、会社貸与で利用されるにとどまらず、私物利用を認める企業も少しずつ増加してきました。そこで課題となるのが、モバイルデバイス利用に関わるコンプライアンス対策とセキュリティ確保、更にはデバイスの紛失/盗難時の情報漏えい対策です。
※出典:IDC Japanプレスリリース「国内ビジネスモビリティ市場予測を発表」2011年6月
「Symantec Mobile Management 7.1」は、企業で利用されるモバイル機器利用に際して、以下の恩恵をユーザにもたらします。
1.企業におけるモバイルデバイス利用設定の効率化
iOSの専用エージェントを提供することで、モバイルデバイスを企業で利用する為のモバイルデバイスの登録処理(エンロールメント)を自動的に行うことができます。また、ユーザーが利用するコンテンツの配布はもちろんのこと、自社で開発したアプリケーションの配布や自社が推奨するアプリケーションリストの配布は、エージェントに組み込まれた「エンタープライズApp Store」を通じて可能となります。業務で利用しないアプリケーションやカメラ機能などの端末機能の制限も可能です。
更に、自社の電子メールやVPN、Wi−Fiの設定もプロファイルとして配布することで、ユーザーが自社内にアクセスするための設定を自動で行えるようになります。
2.コンプライアンス、及びセキュリティの確保
安全の為に企業が推奨するデバイス利用時のパスワードが確実に設定されるよう管理を行うと共に、企業コンプライアンスに即したデバイス認証を実施する事で、セキュリティを確保します。
また、「リモートロック機能」により、モバイルデバイスを紛失したり、盗難に遭った場合でも、遠隔操作でモバイルデバイスをロックしたり、「リモートワイプ機能」により、モバイルデバイスに格納されている全ての情報を削除する事が出来ます。私物モバイルデバイスの業務利用を許可している企業では、個人の環境と企業の環境を区別し、業務利用を止める際には企業の環境のみを削除する事も可能です。
3.IT管理者を意識した管理基盤の提供
本製品は、IT管理者の為の管理コンソールを備えています。各デバイスの情報を獲得し管理するのはもちろんのこと、その情報を基に生成される「資産情報レポート」を利用して、アプリケーションのアップデートがされていないユーザーや、業務に不必要なアプリケーションを利用しているユーザーを把握することも可能です。またJailbreak(ルート化)された端末を識別し、企業のネットワークにアクセスできないよう管理することもできます。
既存のAltiris製品と共通のプラットフォームを採用している為、PCの管理とモバイルデバイスの管理を同一の管理コンソールから行うことが出来ます。
「Symantec Mobile Management 7.1」は、企業で利用されるモバイル機器向けに、以下の機能を提供します。
− 企業によるエンドユーザーデバイスの有効化
− 電子メール、VPNやWi−Fiを含む、アプリケーション及びサービスの制御・設定
− 「エンタープライズApp Store」を通じ、社内で利用するアプリケーションを管理
− 「モバイルライブラリ」を通じ、文書やビデオなどのアクティブ・コンテンツを配布
− パスワード、特定アプリケーションのブラックリスト化、リモートワイプ(遠隔データ消去)などのポリシー管理
− セレクティブワイプ(選択消去)により、同一デバイス上の個人環境と企業環境を区別し、企業情報のみを消去
− 「資産情報レポート」とヘルプデスク機能
また、「Symantec Mobile Management 7.1」は以下の特徴を備え、差別化されたプラットフォームを提供します。
− スケーラブルなエンタープライズ・デバイス管理:スケーラブルなプラットフォーム上に構築されたシマンテック初のモバイル統合管理(MDM)製品が、モバイルデバイスを活用した電子メール及びアプリケーションの全社展開を実現
− 包括的モバイル・セキュリティ:高い信頼性のシマンテック情報インフラストラクチャ、及びアイディンディティ保護技術が、「ITのコンシューマ化」の進む企業における情報、アプリケーション及びネットワークを保護
− 統合された高コスト効率のモビリティ:企業はスマートフォン、タブレット、PC、Mac、Linuxシステム向けに、統一されたエンドポイント管理及びセキュリティ製品群を利用できる為、即座にコスト効果を実感出来、効率性を向上することが可能
これらの新機能に加え、シマンテックは企業がモバイル導入戦略を進める上で標準化可能な、幅広い製品群を提供しています。
発売時期、及び価格:
製品名称:「Symantec Mobile Management 7.1」(シマンテック モバイル マネジメント 7.1)
発売日:2011年11月21日(月)
販売方法:弊社販売パートナーを介した間接販売
販売価格:8,090円/デバイス(消費税別)
※以下、リリースの詳細は添付の関連資料を参照