大和証券グループ本社、環境改善プロジェクト支援の北欧投資銀行「エコロジー・ボンド」を販売

北欧投資銀行『エコロジー・ボンド』発行のお知らせ
〜投資を通じて環境を改善するプロジェクトを支援〜



　北欧投資銀行（以下、「ＮＩＢ」という。）および大和証券グループは、環境を改善するプロジェクトを支援する、北欧投資銀行『エコロジー・ボンド』（以下、「本債券」という。）の発行および販売を行うことをお知らせいたします。

　本債券はＮＩＢによって発行され、大和証券キャピタル・マーケッツ株式会社（大和証券グループのホールセール証券会社）が売出しを行い、大和証券株式会社（同グループのリテール証券会社）が日本の個人投資家および法人投資家に販売いたします。

　ＮＩＢの財務部長兼最高財務責任者であるラーシュ・エイベホルム氏は「環境問題を取上げることを共通の課題と考える債券投資家は、世界中でますます増加しています。この要望に応えるために、ＮＩＢはエコロジー・ボンドを発表しました。」と述べています。


＜本債券の手取金の使途＞
　本債券の手取金は、ＮＩＢの加盟国の環境を改善すると考えられるプロジェクトに対する厳選された貸付の資金源に充当される予定です。

　ＮＩＢは、特定の債券の発行により調達された資金が環境貸付に充当されることを可能にする枠組みを設定しています。貸付プロジェクトがかかる枠組みのもとで適格となるためには、行内の厳格な環境持続可能性に関する基準を満たし、かつ以下の目標（ただし、それらに限定されません。）を有していなければなりません。
　―エネルギー効率、再生可能エネルギー、公共交通機関の活用およびリサイクルの推進による大気汚染の防止
　―廃水処理の改善および農業に起因する汚染物質の流出の削減による水質汚染の防止

　本債券発行による正味手取金は、適格プロジェクトに対する支出が行われるまでは特別勘定において保有される予定です。

　本債券の元利金の支払いは、ＮＩＢの信用状況のみに基づき行われるものであり、環境貸付の実績とは直接的に連動するものではありません。


＜追加情報＞
　ＮＩＢのエコロジー・ボンドおよび上記の枠組みに基づき実行された貸付に関する情報は、ＮＩＢのウェブサイトの下記のＵＲＬに掲載されています。なお、情報は継続的に更新されています。
　http://www.nib.int/capital_markets/environmental_bonds

　エコロジー・ボンドは、日本の投資家に対して環境的に持続可能なプロジェクトを支援する機会を提供します。


＜北欧投資銀行エコロジー・ボンドの概要＞
　発行体：北欧投資銀行（ＮＩＢ）
　起債通貨：南アフリカ・ランド
　年限：約４年
　仮条件（＊）：年５．１０％　±０．５０％（４．６０％〜５．６０％）
　販売単位：１０，０００　南アフリカ・ランド
　売出期間：２０１１年１１月７日〜２０１１年１１月２１日
　受渡日：２０１１年１１月２５日
　償還日：２０１５年１１月１９日
　　＊実際の利率は上記の範囲外となる可能性があります。


■北欧投資銀行（ＮＩＢ）について
　ＮＩＢは北欧諸国およびバルト三国の計８カ国の加盟国で構成される国際金融機関です。ＮＩＢはエネルギー、環境、運送、物流、通信ならびに技術革新といった分野に対して、競争力の強化および環境の改善を目指すプロジェクトのために、長期の融資を提供しています。ＮＩＢは主要な格付機関から最上級の格付けを取得しております。ＮＩＢは、例えば世界銀行や欧州投資銀行（ＥＩＢ）と比較されるような国際金融機関です。それらの機関の特徴は、国際公法の下、加盟国間で締結される国際条約に基づいて設立されるということです。他の国際金融機関と同様、ＮＩＢは構成法によって統制されています。さらに、国際金融機関は加盟国の支持により、その信用力を高めています。


■大和証券グループについて
　大和証券グループは、１９０２年創業の日本を代表する独立系総合証券グループです。グローバルなネットワークにより、世界中の顧客に対し資産形成や企業活動の支援といった金融サービスを提供し、社会及び経済の発展に貢献しています。主要な事業は、エクイティ、債券、デリバティブおよびその他金融商品の開発・提供、エクイティ・債券等の引受業務、Ｍ＆Ａをはじめとするアドバイザリー業務に加え、アセットマネジメント業務や投資業務です。また、２０１１年には銀行業に参入しています。
　大和証券グループの営業拠点は、日本をはじめ、米国、欧州、およびアジア・オセアニア地域に広がっています。世界中に約１６，０００人の従業員を抱え、顧客からの預り資産残高は約４３兆円、グループのアセットマネジメント会社２社の運用資産残高は合計で約１４兆円となります。（数字は全て２０１１年６月末現在）


以　上