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川崎重工、58型ばら積運搬船「KOUJU LILY」を進水

2011-10-22

ばら積運搬船「KOUJU LILY」が進水


 川崎重工は、10月19日(水)午前11時15分、神戸工場においてパナマのFAIR WIND PANAMA S.A.(フェアー ウインド パナマ エス・エイ)向け58型ばら積運搬船「KOUJU LILY(コウジュ リリー)」(当社第1647番船)の命名・進水式を行います。

 本船は、当社が新たに開発した58型ばら積運搬船の10番船で、進水後岸壁にて艤装工事を行い、12月に竣工し、船主に引き渡す予定です。

 なお、本船の工程、主要目ならびに特長は次のとおりです。


1.工程

 進水 2011年10月19日
 竣工 2011年12月

2.主要目

 全長:約197.00m
 長さ(垂線間長):194.00m
 幅(型):32.26m
 深さ(型):18.10m
 夏期満載喫水(型):12.65m
 総トン数:約33,500t
 載貨重量トン数:約58,000t
 主機関:川崎−MAN B&W 6S50MC−C7×1基
 連続最大出力:8,630kW×116回転/分
 定員:25名
 船級:日本海事協会
 船籍:パナマ
 航行区域:遠洋(国際)


3.船の特長

 1)船首楼付き平甲板型で、穀類、石炭、鉱石、鋼材などの貨物が積載可能な5船倉を有しています。又、各ハッチカバー間の船体中心線上に4基の30トンデッキクレーンを装備しており、荷役設備の無い港湾でも荷役作業が可能です。

 2)船体強度の信頼性向上のための新規則(共通構造規則:CSR)を適用し、高い安全性を確保しています。

 3)バラストタンクの腐食防止対策として定められた新塗装基準(PSPC)を適用し、高品質の塗装としています。

 4)燃料油タンクを二重船殻構造化することで、万一の際の海洋汚染防止対策を施した環境に配慮した船としています。

 5)省燃費型ディーゼル主機関及び高効率タイプのプロペラ、さらに当社が開発したカワサキフィン付ラダーバルブ及び抵抗の少ない滑らかな船首形状を採用し、推進性能を向上させることにより燃料消費量を低減させています。


以上

 
 ※参考画像は添付資料を参照


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