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日本オラクル、企業システムのサーバー仮想化製品「Oracle VM 3.0」を提供
日本オラクル、
サーバー仮想化製品「Oracle VM 3.0」を提供開始
〜性能をさらに強化し、運用を簡単に、
データセンターでの活用を効率化〜
・日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は本日より、企業システムのサーバー仮想化製品「Oracle VM 3.0」を提供開始します。
・「Oracle VM 3.0」は、Intel x86アーキテクチャ上で稼働するハイパーバイザ型のサーバー仮想化ソリューションです。
「Oracle VM 3.0」の特長:
・「Oracle VM 3.0」は新しいポリシーベースの管理機能と「Oracle VM Storage Connect Plug−in API」経由での高度なストレージ管理機能を有します。ネットワーク構成の集中管理、より使いやすい管理機能を持ち、Open Virtualization Format(OVF)をサポートします。
・ストレージ管理と論理ネットワーク構成を集中化することにより、「Oracle VM 3.0」はシステム管理者が費やす仮想マシン作成と配置の時間とコストを大幅に削減します。
・「Oracle VM 3.0」は、オラクル製のデータベース・ミドルウェア・アプリケーションをテンプレート化した「Oracle VM Templates」を90種類以上取りそろえ、顧客がエンタープライズ・ソフトウェアを迅速に、繰り返し、手戻りなく展開することを実現します。
・「Oracle VM 3.0」は1仮想マシンあたり最大128仮想CPUをサポートします。「Oracle VM 3.0」には、オラクルの「Sun Fire X4800 M2サーバー」を使用して、最大160の物理CPUと2TBのメモリをサポートした実績があります。
・「Oracle VM 3.0」は無償でダウンロード可能で、ライセンス費用も無償です。エンタープライズ用途に向けたサポートサービスを、物理サーバー単位のシンプルなサブスクリプション方式で提供いたします。
・ゲストOSとして「Oracle Linux」、「Oracle Solaris」、Microsoft Windowsを含む主要オペレーティングシステムをサポートします。
「Oracle VM 3.0」主な新機能:
Storage Connectプラグイン・フレームワーク:管理者は「Oracle VM Manager」から透過的に、ストレージアレイが持つ重複排除や高速クローンなどの機能を管理することができます。プラグインはSun ZFSストレージアプライアンス等、オラクル自身が開発、また富士通や日立、ネットアップ等の業界をリードするストレージプロバイダから提供されます。
ネットワーク構成と管理の集中化:全てのサーバーと仮想マシンのネットワークを「Oracle VM Manager」のGUIから構成することができます。ブリッジ、ボンディング、VLAN、マルチパス等の高度な構成も含みます。
使いやすさの改善:サーバーとストレージの検出といった新機能を含めて、リアルタイムなHTMLユーザー・インターフェースが提供する包括的なトラッキングと管理機能により、インフラ設定作業の効率を向上します。
高度なポリシーベースの管理機能:リソース制御と電源管理を自動化して、アプリケーションのQoS(Quality of Service)を改善し、コストと消費電力削減など"グリーンIT"の取り組みを支援します。
Open Virtualization Format(OVF)形式の業界標準サポート:アプリケーション配置を迅速化するため、OVFに準拠したソフトウェアアセンブリを「Oracle VM Manager」からインポートして使用することができます。
・パートナー企業各社による「Oracle VM 3.0」への取り組み
富士通株式会社は日本オラクル株式会社の「Oracle VM 3.0」発表を歓迎いたします。弊社はPRIMERGYを統一仕様で世界展開しており、このたび、グローバルでの仮想化ソリューションとして「Oracle VM 3.0」の動作認証を完了しました。
このたび発表されたOracle VM 3.0により、弊社サーバーとOracleソフトウェアの組み合わせにおいて、高信頼かつ柔軟性の高い仮想化ソリューションが利用できると確信しています。また、弊社ストレージETERNUSではOracle VM Storage Connectに対応しており、仮想化運用における複雑性を排除し、柔軟な管理が可能となります。
富士通株式会社 システムプロダクトビジネスグループ
執行役員常務 豊木 則行
株式会社日立製作所は、日本オラクル株式会社の「Oracle VM 3.0」出荷発表を歓迎いたします。日本オラクルと日立は、従来よりデータベース統合における協業を行っております。本年6月には、日立サーバー仮想化機構Virtageを「Oracle Real Application Clusters」の稼働環境として正式認定いただくとともに、共同で「日立−オラクルVirtageソリューションセンター」を設立しました。
また、「Oracle VM」においても、日立の統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」と組み合わせ、既に複数のお客様にご利用いただいており、「Oracle VM 3.0」を併せて活用することで、さまざまなニーズに対応したデータベース統合ソリューションが提供できると確信しております。
株式会社日立製作所 情報・通信システム社
エンタープライズサーバ事業部 事業主管 河村 俊明
◆「Oracle VM 3.0」概要
提供開始日:2011年10月12日(水)
ライセンス価格:無償
お客様お問い合わせ先:Oracle Direct 0120−155−096
製品専用サイト:http://www.oracle.com/jp/technologies/virtualization/index.html
●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。
オラクル(NASDAQ:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.comをご覧ください。
*OracleとJavaは、Oracle Corporation及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。