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伊藤忠商事、子会社の伊藤忠プラスチックスが協栄電気の全株式を取得

2011-10-15

協栄電気株式会社の買収について


 伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)の100%子会社である伊藤忠プラスチックス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:小松崎隆一、以下「CIPS」)は、11日付けで、協栄電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:笹井 修一、以下「協栄電気」)の全株式を取得する契約を締結し、子会社化することといたしましたのでお知らせいたします。

 協栄電気は1951年に設立され、電源周りの部材・部品(テープ類、接着剤等)の販売・加工を手懸け、いち早く中国・台湾をはじめとするアジアに進出して販売網を構築。きめこまやかなユーザー対応で、国内外の大手トランスメーカーや電子機器・電子部品メーカー等に販路を確立して安定した成長を遂げてきました。

 CIPSの4つの事業セグメント(樹脂原料、電子材料、食品包装材料、産業資材)の一つである電子材料分野では、これまで液晶や二次電池等にウエイトを置いた事業展開を行なってきましたが、協栄電気が得意とする電源周辺分野の事業を加えることにより様々な新たな展開が可能となります。

 また、先端電子材料分野を中心としてきたCIPSの既存ポートフォリオに、協栄電気のベーシックな商材による安定収益を付加することにより、収益構造を補完し、安定化を図ることができます。

 CIPSと協栄電気は、これまで約3年間、取引や人的交流を通じて互いの企業文化・風土、業務内容などにつき理解を深めるともに、補完関係やシナジーにつき検討・協議を重ねてきました結果、今般の買収につき最終合意に至ったものです。

 買収実行後も協栄電気の自主性・マネジメント体制を維持し、人材・販売チャンネル・拠点・ノウハウ等の経営リソースを共有し、お互いの強みを生かすことで、一層の顧客サービスの拡充を図ります。また協栄電気・CIPSの拠点に加え、伊藤忠商事の中国・台湾・アセアンの各現地法人との協業を図り更なる収益機会の増大を狙い、アジア地域を中心に据えた成長戦略を実行してまいります。

 円高や震災の影響が残る国内、また米国・欧州・アジア各経済ブロックに於ける金融財政状況等に鑑みますと、今後周辺環境は一層厳しさを増すと思われますが、今後は力を合わせ、より強固な基盤をベースとして共に成長を目指していく所存です。


<協栄電気株式会社 会社概要>
 商 号     :協栄電気株式会社
 本社所在地 :東京都港区芝大門2−1−19
 設 立     :1951年
 年 商     :107億円(2010/12期連結)
 事業内容   :電源・電子材料関連製品とワイヤーハーネスの加工商社
 海外拠点   :香港、台湾、上海、シンガポール、タイ、インドネシアを中心に、アジアに8カ国22拠点
 従業員数   :連結従業員612名

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