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電通総研、「イマドキ独身女子の結婚観と恋愛の実態」調査結果を発表
電通総研が独身者の意識・実態調査を実施
〜第一弾、「イマドキ独身女子の結婚観と恋愛の実態」とは?〜
電通総研は、「『婚活』時代」の著者でジャーナリストの白河桃子氏の監修のもと、全国23歳〜49歳の独身男女を対象に「電通『独身』意識調査」(1996名対象/2010年2月実施)と「電通『独身』実態調査」(1145名対象/2010年9月実施)を実施しました。未婚率が上昇の一途をたどり(※1)、晩婚化・非婚化によって将来的に独身者が増加していくと予測される(※2)なか、電通総研では、いまや「未婚」は一過性のライフステージではなく、ひとつのライフスタイルであると捉え分析を進めています。
このたび調査レポート第一弾として、 "独身女子" の「結婚・恋愛」にフォーカスをあてた調査結果をご紹介いたします。(【資料編】に白河氏の分析コメントが入っています。併せてご参照ください。)
※1 2005年総務省統計局国勢統計課「国勢調査」による
※2 2008年3月公表・国立社会保障・人口問題研究所実施「日本の世帯数の将来推計」による
■調査結果トピックス
専業主婦は高嶺の花? イマドキ独身女子の「未恋」な現状
1)イマドキ独身女子の結婚観
●結婚の条件は「安・信・楽・近(アン・シン・ラク・チカ)」。
独身女子が結婚相手に求める条件として上位にあがったのは「信頼できる」「価値観が近い」「安心できる」「一緒にいてラク」で、いずれも6割を超えた。かつて"三高"といわれた結婚3大条件「年収が高い」(28位)、「身長が高い」(33位)、「学歴が高い」(45位)はいずれも重要視されず、むしろ大事なのは「仕事や収入が安定している」(8位)ことであるという結果であった。
●結婚をきっかけに「専業主婦になるのが理想」は3割。
実際に「専業主婦になれる」と思っているのは6%。
独身女子の76.6%は、結婚または出産を機に仕事を辞めて一度は専業主婦になりたいと思っている。そのうち「結婚したら仕事を辞めて専業主婦になる」のを理想としているのは28.9%。しかし実際に専業主婦になれると思っているのは6.3%であった。いまや専業主婦は高嶺の花であり、理想と現実イメージの大きなギャップがうかがえる。
2)イマドキ独身女子の恋愛実態
●独身女子10人のうち7人が「彼氏はいない」。半数は「3年以上いない」状況。
現在「付き合っている彼氏がいる」独身女子は30.7%。つまり、7割は恋人不在の状況であることが分かった。また、彼氏がいない人の半分を占める34.7%が「3年以上いない」状況で、「これまで異性とお付き合いしたことがない」という15.2%を加えると、独身女子の半数以上が3年以上異性と付き合っていないという実態が明らかとなった。
●彼氏がいる女子の4割は「ほぼ毎日」彼氏とメールをする。
彼氏と「ほぼ毎日メールをする」人は39.6%、彼氏と「ほぼ毎日ケータイで話す」のは20.9%という結果。恋人がいる女子の約半数は彼氏と週4日以上メールをし、週2日以上はケータイで話している。相手と時間を合わせる必要がある携帯通話に比べて、時間を選ばないメールは2倍の頻度で行われていることが分かった。
3)イマドキ独身女子の意識
●自称「肉食系女子」は4割。自称「肉食系男子」とほぼ同じ出現率。
男子の草食化に伴い女子の肉食化が話題になっているが、実際はどうなのか? 「人から肉食系だと言われる」 肉食風の女子は34.2%。しかし、「自分は、ほんとうは肉食系である」と答えた肉食自覚のある女子は39.6%と見た目より自覚が上回った。ちなみに"肉食風"男子は27.6%、 "肉食自覚のある男子"は40.7%と、自覚ベースでは男女ともに約4割との出現率で、差はほとんどみられなかった。
4)イマドキ独身女子の仕事・お金・暮らし
●飲み会にかける費用は、一回につき平均2,864円。客単価"三千円の壁"実在。
月収(バイト・小遣い含む)から家賃や高熱費などを引いた、独身女子の一ヶ月に自由に使える金額は、平均50,878円。そのなかから一回の飲み会で使う金額は、会社関係の会合や合コンなどで平均2,864円、女子会などの同性の友人との会合では2,744円という結果であった。飲食店における独身女子客の単価"三千円"超えのハードルは高いようだ。
*以下、リリースの詳細は添付の関連資料を参照