凸版印刷、企業のコンテンツ配信を支援するクラウドサービスを開始

凸版印刷、コンテンツ配信クラウドサービスを開始

〜Ａｎｄｒｏｉｄタブレット端末にも展開、通信費も低価格で提供

企業のインストアプロモーションや会員向け情報配信を支援〜


　凸版印刷株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：金子眞吾、以下凸版印刷）は、企業の販促映像および会員向け情報などのコンテンツをタブレット端末を含めた様々な通信型デジタルサイネージへ配信できるクラウドサービスを２０１１年１０月中旬より提供開始します。企業がコンテンツ配信サービスを導入する際の初期コストを抑制し、端末費と通信費を低価格で提供することで、インストアプロモーションや会員向け情報配信サービスを支援します。

　本サービスでは、複数種のデジタル端末向けのコンテンツ配信がクラウド上で一元管理でき、配信先端末ごとにコンテンツ内容や時間の設定も可能で、利用シーンや端末特性を活かした配信を実現します。クラウド上で動作環境や管理システム、アプリケーションを提供するので、初期導入コストが抑えられます。

　また、凸版印刷は、企業のインストアプロモーションや会員向けの情報配信に最適な７インチタッチパネルを実装した低価格のＡｎｄｒｏｉｄ端末をラインアップに加えました。従来提供してきた端末価格の半額以下で提供します。

　さらに、凸版印刷が通信キャリアとの再販契約を行うことにより、コンテンツ配信の通信費を一般通信価格の１／３〜１／２程度で提供が可能となりました。

　これらにより、コンテンツ配信サービスを導入する際の障壁を大きく低減して企業での活用を促進します。

　凸版印刷では、本サービス提供とあわせて、導入先の要望に応じた効果的なコンテンツ配信の提案からコンテンツ企画・制作、システム・端末導入・配送・設置、運用・事務局業務まで、ワンストップサービスで支援していきます。

　
【背景】

　・昨今普及が著しいタブレット端末のデジタルサイネージ利用は、タブレット端末が持つ表現力と通信機能によりコンテンツ更新・配信スケジュールの変更など、売り場に応じた情報の即時反映が可能なため、店頭での販促活動を行う企業から高い注目を集めています。

　・しかし従来のコンテンツ配信は、複数種類の端末への配信ができず、また通信機能の実装などによる端末の高価格化や、コンテンツの差し替えに発生する通信コストの増加などの要因により、サービス導入に踏み切れないケースがありました。

　・凸版印刷は、２０１０年から「ＥＰＯＰ　ＮＥＯ」（※）専用にコンテンツ配信ＡＳＰサービスを開始していましたが、今回この機能を拡充させ、端末販売を含めたクラウドサービスとして提供を開始します。


【特長】　

　・本サービスは、画面サイズや機種の異なる端末の設定とコンテンツ配信を一元管理することが可能です。端末特性を活かしたインストアプロモーションや会員向け情報配信ができます。

　・また、インストアプロモーションや会員向けの情報配信に最適な７インチタッチパネルを実装した、カスタマイズ可能なＡｎｄｒｏｉｄ端末をラインアップし、従来展開してきた「ＥＰＯＰ　ＮＥＯ」と比較して半額以下で提供予定。利用用途に応じたタブレット端末や通信型デジタルサイネージなどを選択でき、効果的なインストアプロモーションと情報配信を展開することができるようになります。

　・さらに通信キャリアとの再販契約により、コンテンツ配信の通信費を従来より１／３〜１／２程度で提供します。

　・端末上で、配信したコンテンツとＴｗｉｔｔｅｒなどのソーシャルメディアを融合することも可能です。企業からの一方的な告知とは異なる顧客との双方向コミュニケーションを可能にすることで、販促効果を高めることが期待できます。


【提供機能】

　・各種端末や特定エリアなどのグループを作成する、配信コンテンツのエリアセグメント管理

　・番組表を作成し、時間帯ごとにコンテンツを出し分け放映する、配信コンテンツのタイムセグメント管理

　・各端末の稼動状況の把握

　・リアルタイム情報コンテンツ配信（ニュースや天気予報など）

　・ソーシャルメディア連携（ｔｗｉｔｔｅｒなどのソーシャルメディアとコンテンツの同時表示なども可能）


【価格】

　コンテンツ配信クラウドサービス：
　　・初期費用：３０，０００円／１式
　　・月額費用：１７，０００円／１式、１，５５０円／１台　
　　・端末販売予定価格：３０，０００円／１台
　　（通信費は別途）

【売上目標】
　凸版印刷は、本コンテンツ配信クラウドサービスと端末の販売および通信費で２０１１年度　１．５億円の売上げを目指します。


【今後の展開】
　本コンテンツ配信クラウドサービスでは、今後、凸版印刷が持つ既存の印刷データ制作システムと連携することにより、チラシやカタログなどのコンテンツと連動した内容を端末特性を活かした方法で配信する機能も提供していきます。


以上

　※　「ＥＰＯＰ　ＮＥＯ」は、通信機能を備えた小型のデジタルサイネージです。遠隔地からコンテンツの更新や配信スケジュールの変更が可能で、手作業による更新の負荷やコストが軽減できます。また、時間帯によって変わる特売情報や、急なタイムセール情報など、売り場に応じた情報の即時反映も実現できます。


※　参考資料は、関連資料参照