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日本ショッピングセンター協会、8月のSC販売統計調査を発表

2011-09-28

SC販売統計調査報告 2011年8月

8月既存SC前年比:−1.3%


■ 売上高の概況 ■

 2011年8月の既存SCの前年同月比は−1.3%で、3ヶ月ぶりに前年を下回った。

 昨年のような記録的な猛暑ではなかったこともあり、秋物衣料を早期に投入したファッションビル・駅ビルでは、セール商品との併売が好調であったが、家電量販店のある一部のSCでは、昨年の家電エコポイント制度や今年7月の地デジ化完全移行の駆け込み需要による反動もあり、伸び悩んだ。加えて東日本大震災の影響で花火大会などの夏のイベント自粛により来店客に減少傾向がみられたこと、また生鮮品を中心に食物販の不振、あるいはシネマが昨年にくらべヒット作に恵まれず集客に苦戦したとの報告もあり、全体では前年クリアに至らなかった。6月、7月は改善の兆しが見えていたものの一進一退の状況が続いており、先行きは不透明である。
 立地別でみると、中心地域は全体が−0.3%で、テナントは0.7%とプラス、一方キーテナントは−5.3%と落ち込みが大きかった。

 地域別では、東北地域が全体で4.7%、特に中心地域は6.7%、郊外地域は4.2%と復興需要が続いている。次いで北海道が全体で3.0%、中心地域は7.7%、郊外地域は7.8%と好調であった。札幌駅前と大通り地区を結ぶ地下道による来街者の回遊効果やリニューアル効果が主な要因である。一方北陸地方は全体で−3.2%、中心地域は−4.6%と厳しい結果になった。この要因としては、テナントの退店による空きスペースの増加があげられる。

 政令指定都市別で見ると、仙台市が全体で8.5%、テナントも8.5%と復興需要が牽引している。次いで横浜市が4.9%、テナントは6.2%と好調であった。これは、前出の通り夏のセールを前倒しした結果、秋物プロパー商品の投入が早まり、動きが活発であったことがあげられる。

*SC=ショッピングセンター

※本調査は、2009年12月末現在の全SC3,013SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し、調査したものをまとめた。
※集計SC 521SC 回収率 52.1%
※SC総売上高(推計)につきましては、東日本大震災の影響により、2011年年間売上高発表時に併せて、年間の推計値として、発表させていただく予定です。
※「立地別・地域別 総売上高」「立地別SC・キーテナント・テナント効率」につきましても、発表を控えさせていただきます。


*以下の資料は添付の関連資料「表1〜7」を参照
 表−1 立地別・構成別 売上高伸長率
 表−2 立地別・地域別 売上高伸長率
 表−3 都市規模別・地域別
 表−4 キーテナント業態別
 表−5 SC・キーテナント・テナント効率
 表−6 既存SC移動平均(年間)
 表−7 SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比

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