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協和電線、はんだ付けが可能な軽量タイプのすず系合金めっきアルミ電線を開発
協和電線 はんだ付け可能な軽量電線
・・・すず系合金めっきアルミ電線(ALC)を開発
古河電工グループの協和電線株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:石橋久和、以下当社)は、はんだ付けが可能な軽量電線であるすず系合金めっきアルミ電線(ALC)を開発しました(特許出願済み)。
すず系合金めっきアルミ電線は、アルミ線に連続的にすず系合金めっきを施し、撚り合せて電線としたもので、その軽さに加え、どの位置で切断してもはんだ付けが可能なことから、種々の用途が期待できます。
当社は、近年新めっき皮膜の「NU」や「anga」をはじめとする機能性新めっきの開発に注力し、めっき事業の拡大を図っております。本件は、めっき技術を電線に生かしたアイテムですが、今後、用途の開発を行いながら、年内の販売開始を目指します。
【 構 造 】
アルミ線にすず系合金めっきを施し、撚り合わせしたものを芯線とした電線
※参考画像は添付の関連資料を参照
【 特 長 】
●銅線を使用した電線に比べ、大幅な軽量化が図れます。
●全長にわたってすず系合金めっきが施されているため、耐腐食性が向上するとともに、切断位置にかかわらず、はんだ付けが可能となります。
●切断端末の腐食は、銅クラッドアルミ線と比較すると大幅に改善されています。
●端子接続後の切断端末のより完全な腐食対策が必要な場合は、インライン化が可能な比較的簡便なはんだ付け方法で、簡単に切断端末にはんだ被覆・封止を行うこともできます。
【 用 途 】
電線軽量化が必要な分野。
【 協和電線株式会社 概要 】
創 業:1920年1月(大正9年1月)
資本金:7億2千75万5千円
代表者:代表取締役社長 石橋 久和
従業員:90名
本社所在地:大阪市北区堂島浜2−1−9
主要製品:電線・ケーブル、めっき加工品、金属管・コルゲート
古河電工持株率:99.9%(平成22年3月現在)