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NEC、「トリプルミラーリング機能」など搭載の省スペース型ファクトリコンピューターを発売
NEC、処理能力を従来比約2倍に高めた
省スペース型ファクトリコンピュータを発売
※製品画像は、添付の関連資料を参照
<新商品に関する情報>
http://www.nec.co.jp/fc/
NECは、処理能力を従来比約2倍に高め、HDD障害時のリスクを低減する「トリプルミラーリング機能」の搭載により信頼性を向上した省スペース型ファクトリコンピュータ「FC98−NXシリーズ FC−E25B」ならびに「同 FC−E16U」の2機種を、本日から販売します。
ファクトリコンピュータは、半導体・精密機械などの製造装置・検査装置や、ビル・公共施設の監視制御システムなどの分野で利用されており、24時間連続稼動を支える高い信頼性と、長期供給・長期保守が求められる製品です。
新製品は、2007年7月に発売した省スペース型ファクトリコンピュータの後継機であり、CPUやメモリの強化により処理性能を従来比最大2倍に向上しました。また、本年4月に発売した最上位機種「FC98−NXシリーズ FC−E21G」と同様に、3台のHDDに同時にデータを格納することで、HDD障害時にも冗長性を確保できる「トリプルミラーリング機能」(注1)などを搭載し、より信頼性を高めています。
※「新製品の標準的な構成時の価格」は、添付の関連資料を参照
NECは、新製品と販売中の「FC−E21G」を合わせて、今後5年間で30,000台の販売を見込んでいます。
新製品の主な特長は次のとおりです。
1.従来機種に比べ処理性能を最大2倍向上
「FC−E25B」では、第2世代インテル(R) Core(TM) i5−2510Eプロセッサー(2.50GHz)を搭載し、従来機種(注2)比で処理性能を約2倍向上。また、「FC−E16U」では、インテル(R) Celeron B810プロセッサー(1.60GHz)を搭載し、従来機種(注3)比で処理性能を約1.8倍向上。なお、両機種ともにチップセットにはモバイル インテル(R) HM65 Expressを採用。
2.トリプルミラーリング機能により耐障害性を向上(FC−E25B/S7704Zなど)
独自に開発したミラーリングインターフェースボードの搭載により、CPUに負荷をかけずにHDD3台に同時にデータを格納できるトリプルミラーリング機能を実現。本機能により、1台のHDDに障害が発生した場合でも、残りの2台で冗長性を確保することが可能。また、3台のHDDで相互にデータを補完することで、長期運用中のHDDの読み出し/書き込みエラーを抑えることも可能。
3.用途に応じて様々なドライブ構成が可能
3つのドライブスロットを搭載(スロット1、2および拡張スロット)。スロット1、2にはHDDまたはSSDを搭載することが可能。また拡張スロットは、DVD−ROMドライブまたはDVDスーパーマルチドライブに対応(注4)。
4.豊富な拡張インタフェース
PCI Express(×4) 1スロット、PCIスロット(32bit/33MHz) 2スロットを装備。また、USBポートを6ポート(前面:2、背面:4)搭載。LANは1000BASE−T対応インタフェースを2ポート搭載。
新製品の構成例、希望小売価格、出荷開始時期については別紙1を、主な仕様については別紙2をご参照下さい。
※「別紙1」「別紙2」は、添付の関連資料を参照
以上
(注1)
トリプルミラーリング機能やSSDなどの搭載は、購入時にセレクションメニューで選択する必要があります。
(注2)
インテル(R) Core(TM) 2 Duoプロセッサー T7400(2.16GHz)搭載の「E21A」との比較。
(注3)
インテル(R) Celeron(R) Mプロセッサー 440(1.86GHz)搭載の「E18M」との比較。
(注4)
トリプルミラーリング機能搭載モデルの場合、出荷時には拡張ドライブベイにHDDが搭載されます。DVD−ROMドライブ/DVDスーパーマルチドライブは選択できません。また、出荷時に拡張スロットを利用しなかった場合、ユーザが必要に応じてHDDまたはSSDを増設することが可能です。
*記載されている会社名および商品名は各社の登録商標または商標です。
新商品に関する情報
URL:http://www.nec.co.jp/fc/