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三菱レイヨン、韓国大山MMA社でメタクリル酸エステルのプラントを建設
大山MMA社(韓国)におけるメタクリル酸エステルのプラントの建設について
三菱レイヨン株式会社(本社:東京都港区、社長:鎌原 正直、以下当社)は、湖南石油化学株式会社(本社:韓国ソウル市、社長:鄭 範植、以下湖南石化)との合弁会社である大山MMA株式会社(本社:韓国忠清南道、社長:李 安基)において、塗料や接着剤の原料となるメタクリル酸2ヒドロキシエチル(2HEMA)の生産を行うことを決定しました。
1.設備の概要
生産品名:メタクリル酸2ヒドロキシエチル(2HEMA)
生産能力:1.1万トン/年
生産開始時期:2013年4月(予定)
所在地:韓国忠清南道瑞山市大山邑 湖南石油化学工場内
2.新設の背景
当社は、現在、2HEMAを日本国内のみで生産しています。2HEMAの主用途である塗料市場は、自動車分野を中心にアジアで旺盛な需要の伸びが予想されるとともに、欧米においても依然根強い需要が見込まれます。それらグローバルな需要に対応するため、当社は大山MMA株式会社での生産を決定しました。主原料であるメタクリル酸(MAA)モノマーと酸化エチレン(EO)が同一工場内にあるため、競争力のある2HEMAの生産が可能となります。
3.大山MMA株式会社について
大山MMA株式会社は2006年に当社50%、湖南石化50%の出資比率で設立され、MMAモノマー、MAAモノマー、アクリル樹脂成形材料のMMAチェーンの生産を行っています。2012年11月〜2013年1月にMMAモノマー、アクリル樹脂成形材料の増設を予定していますが、MMAチェーンを強化する観点からこれらに加えて2HEMAの生産を行います。