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味の素、辛くないトウガラシの天然成分「カプシエイト」継続摂取で代謝活性を高めることを確認

2011-09-17

辛くないトウガラシの天然成分「カプシエイト」
継続摂取で代謝活性を高めることを確認
第32回日本肥満学会〔開催:2011年9月23日(金)〜24日(土)〕にて発表



 味の素株式会社(社長:伊藤雅俊 本社:東京都中央区)と、天使大学(北海道札幌市)の斉藤昌之教授を中心としたグループは、辛くないトウガラシ成分であるカプシエイト類の機能研究を推進してきました。この度、斉藤教授らは、褐色脂肪組織※1の活性が低いためエネルギー消費量が低下した成人にカプシエイト類を継続摂取※2させたところ、低温環境下(19℃)においてエネルギー消費量が増加することを明らかにしました。
 この研究成果は、2011年9月23日(金)〜24日(土)に開催される第32回日本肥満学会(兵庫県淡路島)と、24日(土)のランチョンセミナーで発表される予定です。

※1 ヒトや数種類の動物では、主に首の周りと胸郭の大きな血管に位置し、この組織(細胞)中のミトコンドリアにおいて脂肪を分解して体内で熱産生する。
※2 試験食品の摂取が1人に対し連続して複数回行われること。

 これまでの研究によって、褐色脂肪組織はエネルギー消費量の調節を司り、体脂肪量の増減に関与することが明らかになっています。近年、斉藤教授らのグループは、PET画像診断※3を利用することで成人の褐色脂肪組織を検出可能にし、“褐色脂肪組織の活性が低いと肥満に繋がる可能性が高いことを発見して、世界的な注目を集めています。
 また、ヒトは外気温の低下により体温を維持しようとエネルギー消費量を上げて体熱を産生しますが、この体熱産生に褐色脂肪組織が関与していることが既にわかっています。

※3 ポジトロン・エミッション・トモグラフィー(Positron Emission Tomography)の略で、がんの診断に利用されている。ブドウ糖に近い成分(FDG)を体内に注射し、しばらくしてから全身をPETで撮影するとFDGが多く集まるところが画像上で黒く染まる。最近、褐色脂肪組織にFDGが多く集まることが明らかになり、褐色脂肪組織を検出する方法として利用できるようになっている。


*「今回の研究内容」など詳細は、添付の関連資料を参照

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