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矢野経済研究所、国内のペットビジネス市場に関する調査結果を発表
ペットビジネスに関する調査結果 2011
【調査要綱】
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内のペットビジネス市場の調査を実施した。
1.調査期間:2011年7月〜8月
2.調査対象:ペットフードや用品のメーカー、卸企業、小売企業などの関連企業
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・FAXによるヒアリング、ならびに文献調査併用
<ペットビジネス市場とは>
本調査におけるペット関連総市場とは、ペットフード市場、ペット用品市場、生体市場、その他ペット周辺産業市場にて構成され、小売金額ベースにて算出した。ペットフード市場についてカテゴリーの見直しを行ったため、市場規模は過去に遡って算出し直した。
【調査結果サマリー】
◆2010年度のペット関連総市場規模は小売金額ベースで前年度比100.1%の1兆3,794億円と横ばい推移
2010年度のペット関連総市場規模は、小売金額ベースで前年度比100.1%の1兆3,794億円と横ばいであった。順調に市場規模を拡大させてきた同市場だが、長引く消費低迷の影響でフードや用品類の販売単価が下落、成長率が鈍化している。
すでにペットを飼育している消費者にとっては“家族”であるペットへの支出は不景気でも他の分野に比べて活発であるといわれるが、景気低迷が長引けば、新たにペットを飼育しようという動きが減少することが予測される。そのため、総市場規模は当面プラス成長が続くと予測するが、これまでのような勢いはみられず、今後も微増にとどまるとみる。
◆ペットフード市場は前年度比マイナスに、高単価のプレミアムフードの売れ行きが鈍化
ペット関連総市場規模において中心的存在であるペットフード市場は、2010年度の市場規模を小売金額ベースで前年度比98.3%の4,089億円と推計した。市場の拡大を支えていた要因のひとつである高単価のプレミアムフードの売れ行きが鈍化したことや、ペットの小型化に伴う給餌量の減少、生体の販売が不振であり飼育頭数が減少傾向にあることなどがこの背景にある。
【資料発刊】
資料名:「2011年版 ペットビジネスマーケティング総覧」
http://www.yano.co.jp/market_reports/C53110000
※YRIマーケットNow!に掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。
*以下、リリースの詳細は添付の関連資料を参照