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日本TI、小型の1線式I/OエクスパンダーIC「TCA5405」を発表
日本TI、業界で最も小型の1線式I/OエクスパンダICを発表
出力ポートを5チャネルまで拡張できるI/Oエクスパンダ
日本テキサス・インスツルメンツは、STSW(セルフ・タイムド・シングル・ワイヤ:1本のデータ入力信号のタイミングに自動的に同期する)動作の、業界で最も小型の1線式I/OエクスパンダIC(集積回路)として、『TCA5405』を発表しました。
この新製品は、プロセッサの1本のGPIO(汎用I/O)信号を入力として、制御可能な出力信号を5本まで拡張できます。『TCA5405』はプロセッサとの接続に必要な信号数を低減できることから、I2Cインターフェイスや、SPI(シリアル・ペリフェラル・インターフェイス)と比較して信号数を大幅に低減できます。
『TCA5405』は、携帯電話、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)、ポータブル・メディア・プレーヤーなどのほか、血糖値計およびインシュリン・ポンプをはじめとしたポータブルの計装機器など、小型化が必要な様々な機器への実装に最適です。
製品に関する情報はこちらからも参照できます。
・『TCA5405』の詳細およびサンプルのご注文: http://www.tij.co.jp/tca5405-pr
<『TCA5405』の主な特長と利点>
・ポート数を簡単に拡張でき、CS(チップセレクト)やEN(イネーブル)信号などの簡単な信号および、±20mA以下のLEDの駆動などの複雑な機能の実装に最適
・8ピン、実装面積2.25m2のマイクロQFNパッケージで1線式制御プロトコルを提供することから、業界で最も小型の5チャネル・エクスパンダを提供
・STSWインターフェイスにより、I2Cインターフェイスと比較して信号本数を50%、またSPIバスと比較して75%削減
・市場の同種の製品と比較して20%低い、2μA(最大値)のスタンバイ電流の特長から、低消費電力の高性能アプリケーションをサポート、また±20mA(最大値)と高い電流駆動能力を提供
<開発ツール群およびサポートについて>
TIでは、設計シミュレーションのための『TCA5405』のIBISモデルをはじめ、製品開発の迅速化に役立つ、様々な無償ツール群およびサポートを供給中です。
<供給、パッケージおよび価格について>
『TCA5405』は量産出荷中で、TIおよび販売特約店から供給されます。パッケージは8ピン、実装面積2.25mm2のRUGマイクロQFNです。1,000個受注時の単価(参考価格)は0.65ドルです。
※すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。
<『TCA5405』の特性表>
*添付の関連資料を参照
◇テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて
テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、会長、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は、世界を「もっと便利に、安全に、環境にやさしく、健やかに、そしてもっと楽しく」する可能性を広げるため、半導体の技術革新を通じて8万社にのぼるお客様を支援しています。当社は「より良い未来を築く」という責務を果たすことを念頭に、半導体製品の製造から当社従業員への対応、地域貢献にいたるまでの全ての活動にあたっています。
当社の情報はホームページ( http://www.tij.co.jp )をご参照ください。
日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:和田健治、略称:日本TI)は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における外資系半導体サプライヤです。当社に関する詳細はホームページ( http://www.tij.co.jp )をご参照ください。
*製品画像は添付の関連資料を参照
■読者向けお問い合わせ先
日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
プロダクト・インフォメーション・センター(PIC)
URL: http://www.tij.co.jp/pic
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